711 / 726
711 四夜連続だと!?
しおりを挟む
今も嫁軍団がガチャを回して大盛り上がりしているが、俺はというと、ナターシャ&フローラという美女コンビとの同時バトルのことで悶々とし、まったくもってガチャに集中など出来なかった。
でもこんなんしょうがないだろ!?男なら誰もが夢見る最高のシチュエーションなんだから、ワクワクしてしまっても無理からぬこと。完全に不可抗力です!
まあ、ガチャの方は見てるだけなんで、俺が集中する必要も無いんだけどさ。
皆が楽しく遊べればそれでいいのだ。
というわけで女性陣は手持ちの魔石が無くなるまでガチャをぶん回し、人数も回数も多いので詳細は省くけど、服やおもしろアイテムを沢山手に入れた。
交換も捗ったようで、お嬢がドレスを二着GETして喜んでいたぞ!
欲のせいか自分で出すことは出来なかったみたいだけど、交換で簡単にドレスを手に入れられることがわかったから、明日からは他の人と同じくらいの集中力でガチャを回せるようになるんじゃないかな?
そうこうしている間に帰る時間となったので部屋に向かうと、エネルギー切れでぐったりしている虎徹さんを発見した。
「・・・というわけで、転移でルーサイアやレイリア城、あとレメシス城なんかにも連れて行ってほしいのです!俺のせいで狩りが出来なくなるわけですから、魔石30個支払います」
「魔石をくれるのなら全然構わんぞ。転移するだけで魔石を稼げるならオレもお得だしな!行きたいとこ全部連れてってやる」
「やったーーーーー!じゃあ明日、ミスフィートさん達をダンジョンに放流してから出発するってことでお願いします!」
「おっけー」
流石虎徹さんだ!
いつもの軽い感じで簡単に交渉が成立しましたぞ~。
明日の予定も決まり、虎徹さんの回復を待つ間にうがい手洗いなどを済まし、カーラが狩って来たシルバーウルフを女神の泉に投下してから、流星城に帰還してすぐ食堂へと直行した。
・・・・・
気になる夕食は、ミスフィートさん達がルーサイアで仕入れて来た新鮮な魚を使った海づくしだった!
最高級のマグロの刺身に舌鼓を打っていると、向こうのテーブルでガチャの話で盛り上がっていたハズのミスフィートさんとカーラとナターシャがやって来た。
「なあ小烏丸、レイリア城や尾張の城主に選ばれたせいで夜伽の順番が遅れてしまった者達のことなんだが」
あ、フローラ達のことで話し合いに来たのか。
「出世したせいで損をしたってのはさすがに可哀相なので、夜伽を二日制にしてやってくれ。彼女達の為に待っていたナターシャも同様だ」
「なるほど!確かにその方がいいかもしれませんね。城主の助けにと配属されたミリーなんかも可哀相組に該当しますよね?」
「そうだな。侍大将以上の身分ならばとっくに夜伽の順番が回ってきているわけだから、二夜連続の権利があるだろう」
「え!?私もいいの?」
「親友の為に今まで我慢していたのに、ナターシャだけが一夜というのも不満であろう?しっかり子を宿してくるといい」
「やった!・・・あ、それならフローラと一緒じゃなくてもいいのかな?」
何だと!?いや、ちょっと待って。それは困りますぞ!
俺がどれだけ美女コンビとの対戦を楽しみにしていたと思ってるんだ!!
「待て待てーーーい」
「ナターシャは欲が無さ過ぎ」
突然リタ&リナが出現した。
「二夜連続になったということは、フローラと一緒なら四夜連続!」
「破格過ぎる!この好機を生かさないとか有り得ない。四夜なら確実に孕める」
いや、ちょっと待て!二人の嫁と四夜連続は俺が死ぬ。
これは俺にとっても諸刃の剣だぞ!しかし美女二人が夢の共演か、ぐぬぬぬ。
「四夜連続ですって!?それはちょっとズルすぎない!?」
「分散しただけで規則は破ってない。最初の取り決めが甘かった」
「次の嫁に迷惑はかけてない。カーラも次回誰かと組めばいい」
「くっ!まあしょうがないわね、アタシも次はカトレアあたりと組んで二夜連続にしてやる!でも四夜連続は変な方向に成長しちゃいそうね・・・」
「変態に改造される可能性はあるけど、危険の中にこそ勝機がある」
「相手は性獣。でも四夜なら倒せる」
オイオイ、食堂でメシ食ってる時にそういう話はやめなさい。
さすがにちょっと聞いてて恥ずかしくなってきたぞ・・・。
「ちょ、変態って!初心者にそういう話しないでよ!!でも確実に妊娠したいし、考えておく必要があるわね・・・」
「その辺は二人で相談して決めるといい。とにかく侍大将以上の者は今回だけ特別で二日制に変更したとフローラ達に伝えてやってくれ」
「任せて!」
これは困ったぞ・・・。フローラ次第ではあるのだが、美女二人との決戦は覚悟をもって挑まなければ逆にこっちが喰われてしまいかねない。問題なのは睡眠時間の確保か。間違いなく夜伽で眠ることは不可能だろうからマジックバッグを作る時間を削るしかあるまい。教科書のコピーもしなきゃならんし、今は寝ている暇なんて無いんだけどな。どちらにしてもフローラの決断にかかっているのだから、今からアレコレ考えていてもしょうがないか。
「おい小烏丸!聞いておるのか?」
ん?
「あ、すいません。ちょっと考え事をしてました!」
「今回だけ特別で二日制に変更したと尾張の城主達に伝えてやってくれ。と言ったのだ!」
「ああ、それは任せて下さい!あと各城に通信機も置いて来ようと思っています」
「そういえば新しく手に入れた通信機があるのだったか!流星城に親機を置いて、各城と通信機でやり取りする仕事を用意するとか言ってたな」
「音がデカすぎて頭がおかしくなるかもしれないので、3時間ごとに交代する感じでいこうと思っています。当番の人には耳栓も必須ですね」
「むぅ、城の中が騒音で酷いことにならんか?」
「通信機の部屋を防音に特化しようと思ってるのですが、完成するまでちょっと煩いかもしれません」
「向こうにいる者は情報に飢えているだろうからな・・・。まあ数日は我慢するしかあるまい。緊急時以外は夜の通信を控えるよう言っておいてくれ」
「了解です!」
というわけで、明日は虎徹さんと転移デートだ!
各城と通信機で連携がとれるようになるのは大きいぞ~。
しかし美女コンビとの夜伽か。いや落ち着け!まだ決まったわけでは・・・。
でもこんなんしょうがないだろ!?男なら誰もが夢見る最高のシチュエーションなんだから、ワクワクしてしまっても無理からぬこと。完全に不可抗力です!
まあ、ガチャの方は見てるだけなんで、俺が集中する必要も無いんだけどさ。
皆が楽しく遊べればそれでいいのだ。
というわけで女性陣は手持ちの魔石が無くなるまでガチャをぶん回し、人数も回数も多いので詳細は省くけど、服やおもしろアイテムを沢山手に入れた。
交換も捗ったようで、お嬢がドレスを二着GETして喜んでいたぞ!
欲のせいか自分で出すことは出来なかったみたいだけど、交換で簡単にドレスを手に入れられることがわかったから、明日からは他の人と同じくらいの集中力でガチャを回せるようになるんじゃないかな?
そうこうしている間に帰る時間となったので部屋に向かうと、エネルギー切れでぐったりしている虎徹さんを発見した。
「・・・というわけで、転移でルーサイアやレイリア城、あとレメシス城なんかにも連れて行ってほしいのです!俺のせいで狩りが出来なくなるわけですから、魔石30個支払います」
「魔石をくれるのなら全然構わんぞ。転移するだけで魔石を稼げるならオレもお得だしな!行きたいとこ全部連れてってやる」
「やったーーーーー!じゃあ明日、ミスフィートさん達をダンジョンに放流してから出発するってことでお願いします!」
「おっけー」
流石虎徹さんだ!
いつもの軽い感じで簡単に交渉が成立しましたぞ~。
明日の予定も決まり、虎徹さんの回復を待つ間にうがい手洗いなどを済まし、カーラが狩って来たシルバーウルフを女神の泉に投下してから、流星城に帰還してすぐ食堂へと直行した。
・・・・・
気になる夕食は、ミスフィートさん達がルーサイアで仕入れて来た新鮮な魚を使った海づくしだった!
最高級のマグロの刺身に舌鼓を打っていると、向こうのテーブルでガチャの話で盛り上がっていたハズのミスフィートさんとカーラとナターシャがやって来た。
「なあ小烏丸、レイリア城や尾張の城主に選ばれたせいで夜伽の順番が遅れてしまった者達のことなんだが」
あ、フローラ達のことで話し合いに来たのか。
「出世したせいで損をしたってのはさすがに可哀相なので、夜伽を二日制にしてやってくれ。彼女達の為に待っていたナターシャも同様だ」
「なるほど!確かにその方がいいかもしれませんね。城主の助けにと配属されたミリーなんかも可哀相組に該当しますよね?」
「そうだな。侍大将以上の身分ならばとっくに夜伽の順番が回ってきているわけだから、二夜連続の権利があるだろう」
「え!?私もいいの?」
「親友の為に今まで我慢していたのに、ナターシャだけが一夜というのも不満であろう?しっかり子を宿してくるといい」
「やった!・・・あ、それならフローラと一緒じゃなくてもいいのかな?」
何だと!?いや、ちょっと待って。それは困りますぞ!
俺がどれだけ美女コンビとの対戦を楽しみにしていたと思ってるんだ!!
「待て待てーーーい」
「ナターシャは欲が無さ過ぎ」
突然リタ&リナが出現した。
「二夜連続になったということは、フローラと一緒なら四夜連続!」
「破格過ぎる!この好機を生かさないとか有り得ない。四夜なら確実に孕める」
いや、ちょっと待て!二人の嫁と四夜連続は俺が死ぬ。
これは俺にとっても諸刃の剣だぞ!しかし美女二人が夢の共演か、ぐぬぬぬ。
「四夜連続ですって!?それはちょっとズルすぎない!?」
「分散しただけで規則は破ってない。最初の取り決めが甘かった」
「次の嫁に迷惑はかけてない。カーラも次回誰かと組めばいい」
「くっ!まあしょうがないわね、アタシも次はカトレアあたりと組んで二夜連続にしてやる!でも四夜連続は変な方向に成長しちゃいそうね・・・」
「変態に改造される可能性はあるけど、危険の中にこそ勝機がある」
「相手は性獣。でも四夜なら倒せる」
オイオイ、食堂でメシ食ってる時にそういう話はやめなさい。
さすがにちょっと聞いてて恥ずかしくなってきたぞ・・・。
「ちょ、変態って!初心者にそういう話しないでよ!!でも確実に妊娠したいし、考えておく必要があるわね・・・」
「その辺は二人で相談して決めるといい。とにかく侍大将以上の者は今回だけ特別で二日制に変更したとフローラ達に伝えてやってくれ」
「任せて!」
これは困ったぞ・・・。フローラ次第ではあるのだが、美女二人との決戦は覚悟をもって挑まなければ逆にこっちが喰われてしまいかねない。問題なのは睡眠時間の確保か。間違いなく夜伽で眠ることは不可能だろうからマジックバッグを作る時間を削るしかあるまい。教科書のコピーもしなきゃならんし、今は寝ている暇なんて無いんだけどな。どちらにしてもフローラの決断にかかっているのだから、今からアレコレ考えていてもしょうがないか。
「おい小烏丸!聞いておるのか?」
ん?
「あ、すいません。ちょっと考え事をしてました!」
「今回だけ特別で二日制に変更したと尾張の城主達に伝えてやってくれ。と言ったのだ!」
「ああ、それは任せて下さい!あと各城に通信機も置いて来ようと思っています」
「そういえば新しく手に入れた通信機があるのだったか!流星城に親機を置いて、各城と通信機でやり取りする仕事を用意するとか言ってたな」
「音がデカすぎて頭がおかしくなるかもしれないので、3時間ごとに交代する感じでいこうと思っています。当番の人には耳栓も必須ですね」
「むぅ、城の中が騒音で酷いことにならんか?」
「通信機の部屋を防音に特化しようと思ってるのですが、完成するまでちょっと煩いかもしれません」
「向こうにいる者は情報に飢えているだろうからな・・・。まあ数日は我慢するしかあるまい。緊急時以外は夜の通信を控えるよう言っておいてくれ」
「了解です!」
というわけで、明日は虎徹さんと転移デートだ!
各城と通信機で連携がとれるようになるのは大きいぞ~。
しかし美女コンビとの夜伽か。いや落ち着け!まだ決まったわけでは・・・。
応援ありがとうございます!
23
お気に入りに追加
1,200
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる