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693 コテツ商店
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好きなアイテムがどれでも魔石10個で購入できる『コテツ商店』。
その品揃えは半端なく、グミやチェリンだけじゃなく親父までもが争うように品物を物色し始めた。
そして仲間達が購入した品物の代金を支払うのはこの俺だ!
もちろん後日に働いて返してもらうけどね。
まあ4階層で無双すればかなり狩りの効率が良くなるので、1日潜れば魔石100個とか稼げるんじゃないかなあ?確か和泉がそれくらい稼いでた気がするし。
仲間達も4階層というボーナスステージを知っているので、2~3日頑張れば借金を返すのは可能と、それぞれが家具や雑貨、服なんかを20点くらい購入した。
三人の買い物が終わってから俺も動き出し、売り物になりそうなアイテムを150点ほど買っといた。
全部で魔石2000個以上吹き飛んだわけだけど、尾張に帰国中のミスフィートさん達が帰って来たら絶対にアリアダンジョンを楽しむハズなので、彼女達に商品を売ることでいくらでも回収できるのだ。
女性服しか出ないおかげで女性が好む物などが結構分かってきたから、コテツ商店で買ったアイテムの大半を売り捌ける自信があるぞ!
「よっしゃーーーーー、売れた売れた!これで明日も大勝負ができるぞ!」
「それでもやっぱり城の魔石に手を出すんですか?」
「当たり前だろ!1日で5000個の魔石を食われたんだぞ?明日もそれくらい魔石を用意しないと勝負にならねえ!」
「ということは、明日も『コテツ商店』やるの?」
「あ、そうか!明日もガチャ部屋がアイテムで埋め尽くされるのよね?」
「なにッ!?お前らまだ買うつもりなのか!!」
「オレも家具ばっか持ってたってしゃーないから、買ってくれるならまた店を開いてもいいぞ!でもすぐに宇宙刑事の衣装が出るかもしれねえし、今日みたいに品揃えが良いとは限らんからな?」
そうか、明日も『コテツ商店』が開くのか・・・。
滅多に開かない店だし、また明日も大量に仕入れるべきかもしれんな。
家具をいっぱい購入した三人は、すぐにでも自分の部屋に設置したくなったようで、今日は俺と一緒に流星城に帰還することになった。
どうせ明日からは俺の転移魔法で4階層に直通して魔石を乱獲する予定なので、狩りの開始時間が少々遅れても今まで以上に魔石を稼ぐことが出来るのだ。
城に帰って真っ直ぐ食堂に向かって夕食を済ませ、風呂に入ってサッパリした後、コテツ商店で購入したアイテムをそれぞれの部屋に大放出。
普通なら一人で家具を運ぶのって結構大変なんだけど、連日の狩りでパワーアップした仲間達にはその程度お茶の子さいさいなので、あとはそれぞれ好きなように配置してくれってことで、俺は夜伽に備えて自室で休むことにした。
************************************************************
翌日。
嫁バトルに苦戦して少し寝不足状態の中、アリアダンジョンに向かう為にいつものメンバーと合流した。
「部屋がすごく可愛くなったよ!!」
「私の部屋も完全に生まれ変わったわ!でも足りない物がいくつかあったのよね」
「あ、私もだよ!小さなタンスとか欲しいなーって思った」
「城に戻って正解だったな。こういうのって実際に設置してみないことには足りない物に気付きにくいからな」
「今日もコテツ商店がオープンするらしいし、足りない物があったら追加購入するといいさ。魔石の支払いはゆっくりで構わん」
「やったーーーーーーーーーー!」
「また掘り出し物を見つけないとね!」
「虎徹くんのガチャ次第だけどな。また500連とかするのならば今回も品揃えに期待できるだろう」
「お?全員揃ってるな!」
虎徹さんが迎えに来た。
「やっぱり城の魔石を全部持って来ちゃったんですか?」
「ゴーレムに積んであった予備の魔石なんかも、根こそぎかき集めてきたぞ!」
「・・・帰ったら袋叩きにされますよ?」
「問題無い。勝てばいいんだよ勝てば!」
「いや、使った魔石はもう戻らないと思うんですが!」
「また『コテツ商店』で買い物してくれるんだろ?」
「品揃えにもよりますが、買うなら昨日と同じくらいですかね~」
「なら魔石2000個は戻って来るじゃん!よゆーよゆー」
ホントお気楽な人だよな~。
でもゴーレムの予備魔石まで持って来たのは、ちょっとやり過ぎでしょ!
1:こっそり2000個の魔石を返却して、全てが無かったことになる。
2:魔石が無くなっていることに気付かれるが、許される。
3:軍の皆に袋叩きにされた後、清光さんにキツいヤキをぶち込まれる。
4:島流しの刑。
こんなの絶対3か4だろ。
でも言っても聞かないから、袋叩きにされるのはもう確定か。
全員手を繋いで、アリアダンジョンに転移した。
「時は来た」
パシーーーン!
虎徹さんが両手で自分の顔を叩き、気合を入れ直した。
「絶対勝ーーーーーーーーーーーーーーーつ!!」
おお、なんという気合だ!
宇宙刑事の衣装以外全部ハズレだから、確率的に相当厳しいとは思うけど、あの気合なら引き当てることが出来るかもしれんな。
「じゃあ俺は親父達を4階層に送って来ます。邪魔しちゃ悪いのでガチャ部屋を覗きには行きませんが、良い報告を待ってます。頑張って下さい!」
「「がんばってねーーーーーーーーーーーーーーー!」」
「任せとけ!よし、出陣だーーーーーーーーーーーーーーー!!」
そうして虎徹さんはガチャ部屋へ向かって歩いて行った。
その後ろ姿を見つめながら、もし宇宙刑事の衣装が出たとしても袋叩きにされるんだろな~と思いました。
その品揃えは半端なく、グミやチェリンだけじゃなく親父までもが争うように品物を物色し始めた。
そして仲間達が購入した品物の代金を支払うのはこの俺だ!
もちろん後日に働いて返してもらうけどね。
まあ4階層で無双すればかなり狩りの効率が良くなるので、1日潜れば魔石100個とか稼げるんじゃないかなあ?確か和泉がそれくらい稼いでた気がするし。
仲間達も4階層というボーナスステージを知っているので、2~3日頑張れば借金を返すのは可能と、それぞれが家具や雑貨、服なんかを20点くらい購入した。
三人の買い物が終わってから俺も動き出し、売り物になりそうなアイテムを150点ほど買っといた。
全部で魔石2000個以上吹き飛んだわけだけど、尾張に帰国中のミスフィートさん達が帰って来たら絶対にアリアダンジョンを楽しむハズなので、彼女達に商品を売ることでいくらでも回収できるのだ。
女性服しか出ないおかげで女性が好む物などが結構分かってきたから、コテツ商店で買ったアイテムの大半を売り捌ける自信があるぞ!
「よっしゃーーーーー、売れた売れた!これで明日も大勝負ができるぞ!」
「それでもやっぱり城の魔石に手を出すんですか?」
「当たり前だろ!1日で5000個の魔石を食われたんだぞ?明日もそれくらい魔石を用意しないと勝負にならねえ!」
「ということは、明日も『コテツ商店』やるの?」
「あ、そうか!明日もガチャ部屋がアイテムで埋め尽くされるのよね?」
「なにッ!?お前らまだ買うつもりなのか!!」
「オレも家具ばっか持ってたってしゃーないから、買ってくれるならまた店を開いてもいいぞ!でもすぐに宇宙刑事の衣装が出るかもしれねえし、今日みたいに品揃えが良いとは限らんからな?」
そうか、明日も『コテツ商店』が開くのか・・・。
滅多に開かない店だし、また明日も大量に仕入れるべきかもしれんな。
家具をいっぱい購入した三人は、すぐにでも自分の部屋に設置したくなったようで、今日は俺と一緒に流星城に帰還することになった。
どうせ明日からは俺の転移魔法で4階層に直通して魔石を乱獲する予定なので、狩りの開始時間が少々遅れても今まで以上に魔石を稼ぐことが出来るのだ。
城に帰って真っ直ぐ食堂に向かって夕食を済ませ、風呂に入ってサッパリした後、コテツ商店で購入したアイテムをそれぞれの部屋に大放出。
普通なら一人で家具を運ぶのって結構大変なんだけど、連日の狩りでパワーアップした仲間達にはその程度お茶の子さいさいなので、あとはそれぞれ好きなように配置してくれってことで、俺は夜伽に備えて自室で休むことにした。
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翌日。
嫁バトルに苦戦して少し寝不足状態の中、アリアダンジョンに向かう為にいつものメンバーと合流した。
「部屋がすごく可愛くなったよ!!」
「私の部屋も完全に生まれ変わったわ!でも足りない物がいくつかあったのよね」
「あ、私もだよ!小さなタンスとか欲しいなーって思った」
「城に戻って正解だったな。こういうのって実際に設置してみないことには足りない物に気付きにくいからな」
「今日もコテツ商店がオープンするらしいし、足りない物があったら追加購入するといいさ。魔石の支払いはゆっくりで構わん」
「やったーーーーーーーーーー!」
「また掘り出し物を見つけないとね!」
「虎徹くんのガチャ次第だけどな。また500連とかするのならば今回も品揃えに期待できるだろう」
「お?全員揃ってるな!」
虎徹さんが迎えに来た。
「やっぱり城の魔石を全部持って来ちゃったんですか?」
「ゴーレムに積んであった予備の魔石なんかも、根こそぎかき集めてきたぞ!」
「・・・帰ったら袋叩きにされますよ?」
「問題無い。勝てばいいんだよ勝てば!」
「いや、使った魔石はもう戻らないと思うんですが!」
「また『コテツ商店』で買い物してくれるんだろ?」
「品揃えにもよりますが、買うなら昨日と同じくらいですかね~」
「なら魔石2000個は戻って来るじゃん!よゆーよゆー」
ホントお気楽な人だよな~。
でもゴーレムの予備魔石まで持って来たのは、ちょっとやり過ぎでしょ!
1:こっそり2000個の魔石を返却して、全てが無かったことになる。
2:魔石が無くなっていることに気付かれるが、許される。
3:軍の皆に袋叩きにされた後、清光さんにキツいヤキをぶち込まれる。
4:島流しの刑。
こんなの絶対3か4だろ。
でも言っても聞かないから、袋叩きにされるのはもう確定か。
全員手を繋いで、アリアダンジョンに転移した。
「時は来た」
パシーーーン!
虎徹さんが両手で自分の顔を叩き、気合を入れ直した。
「絶対勝ーーーーーーーーーーーーーーーつ!!」
おお、なんという気合だ!
宇宙刑事の衣装以外全部ハズレだから、確率的に相当厳しいとは思うけど、あの気合なら引き当てることが出来るかもしれんな。
「じゃあ俺は親父達を4階層に送って来ます。邪魔しちゃ悪いのでガチャ部屋を覗きには行きませんが、良い報告を待ってます。頑張って下さい!」
「「がんばってねーーーーーーーーーーーーーーー!」」
「任せとけ!よし、出陣だーーーーーーーーーーーーーーー!!」
そうして虎徹さんはガチャ部屋へ向かって歩いて行った。
その後ろ姿を見つめながら、もし宇宙刑事の衣装が出たとしても袋叩きにされるんだろな~と思いました。
応援ありがとうございます!
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