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608 ダンジョン31階層目指して出発!
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明日の夜伽の相手がソフィアだと知り、本当に予想外だったので驚いた。
「マジっすか?」
「本当はもっと早く順番が回ってくるハズだったんですけど、ダンジョンの攻略を頼まれてしまいましたし?」
「そいつはスマンかった!前に嫁候補が玉座の間に集められた時、確かソフィアはいなかったよな?だから嫁候補じゃないと思ってたんだ」
「あ~~~、あの時は仕事でアイヴィーと一緒に街外れまで行ってたの」
「そうだったのか・・・。ん?もしやアイヴィーも嫁候補なのか?」
「アイヴィーは違うんじゃない?あまり結婚とかに興味が無いみたいね」
「なるほど・・・。いやちょっと待て!ソフィアが嫁候補というのなら、おっぱいを触った手を払われたのが納得いかんですぞ!!」
「何で人前で触らせなきゃいけないのさ!?それにあの時はお風呂に入ってなかったから、本当はあまり近寄りたくなかったくらいなんだよ!」
「おっと、俺が空気を読めてなかったか。そいつはスマンかった!」
なんせ少し寝ぼけてたからな~。
嫁じゃないと思ってたから31階層の攻略を頼んだんだけど失敗だったな・・・。
「うーむ・・・、ダンジョンで何日も順番を遅らせてしまったのに、更に延期させるわけにはいかんよな~」
「いや、むしろ私は延期直後の方がお得だと思うぞ?」
「え!?何で??」
「小烏丸は連日の夜伽で色々と消耗しているからな・・・。だが二日延期することによって疲労が回復し、そして濃いのが出るようになる!!」
「「ぶッッ!!」」
ミスフィートさん、あなた公共の場で何てこと言っちゃってるんですか!!
でも確かに一理ある。俺の疲労がヤバいことになってるのは事実だ。
ソフィアも顎に手を当てて考えている。
「なるほど・・・。ダンジョンで疲労を回復するってのが少し引っ掛かるけど、変態の小烏丸なら回復しそうよね」
「変態言うなし」
「いいでしょう!子宝に恵まれる可能性が高まるのなら乗らない手は無いわ!でも絶対にダンジョンの中で無駄撃ちすんじゃないわよ?」
「しねえよ!!」
料理班の全員を含む大人数で31階層を目指すことになるだろうからな。
いや、例えソロでの攻略でもダンジョンで盛るほど変態ではない!
「ん?ちょっと待って!小烏丸とイズミがダンジョンに入っちゃったら、果物の王様を手に入れても食べられないじゃない!!」
「あ~~~、スイカの毒見は必要か・・・。とはいえ今まで大自然ゾーンで毒物なんか一つも発見してないんだよな。しかし安心した所で事故が起きてもマズい。ソフィアに聖水を預けておくよ。もう一杯分くらいしか残ってないけど」
「え、いいの!?」
「31階層までにヤバい魔物が出ないのならば大丈夫だ」
「ん~、たぶん大丈夫だと思う。少なくとも私達は誰も怪我しなかったよ」
「んじゃスイカの絵を描いてやるから、ちょっと待ってろ」
紙にスイカの絵を描いてから、一応隣にパイナップルの絵も描いた。
聖水の入った水筒と一緒にそれをソフィアに渡す。
「緑色って書いてるけど、メロンみたいな色?」
「いや、もっと深い緑で縦に黒縞が走っていて、ちょっと毒々しい感じだな」
「ちょっ!大丈夫なのそれ!?」
「割ったら中が真っ赤で、外見なんか全然気にならなくなるぞ!」
「まあ聖水があるからそんなに怖がらなくてもいいか~」
俺が毒見をしてたのも聖水を持っていたからだしな。
「あ、そうそう。俺達がダンジョンに潜ってる間はボヤッキーに運転手を頼むんで、帰りはボヤッキーを探してくれな。親父はたぶん俺と一緒に行動するから」
「了解~!」
「楽しみだな!」
というわけで、早速明日からダンジョン31階層を目指すことになりました!
嫁バトルで調子に乗って徹夜しないようにしないとな・・・。
************************************************************
翌日の朝。
31階層攻略チームを募集したんだけど、メロンの美味しさに感動した人が大勢挙手してしまった。
でも難易度を考えると出来るだけ一緒に連れて行きたかったので、大型バスの上に台を乗せてその台の上にも人を乗せる超定員オーバー状態で出発することに決定。
ダンジョンに何泊かするとなると子供達を後から連れて行くのが大変だから、大勢いる初日がベストと判断し、子供達とマリアナも連れて行くことにした。護衛に軍師直属部隊の精鋭達を付けるんで、危なくなることもないだろう。
そんなこんなでとんでもない人数を乗せた大型バスは、いつも以上に安全運転しながらダンジョンへと到着した。
「ボヤッキー、俺がいない間のダンジョン送迎は任せたぞ!」
「任せて下さい!朝と夕方の二回ですよね」
「うむ。そっちも21階層目指してがんばれ!でも本当なら休暇中なんだから、送迎以外は適当に遊んで心と身体を癒すんだぞ?」
「わかってますって!ドロシーちゃんと一緒に大自然を満喫して来ます!」
そういや女連れだったか。
言われなくても湖畔デートで楽しく遊んでそうだな。
「じゃあお先に11階層に飛びますね!小烏丸さんも頑張って下さい!」
「おう!」
ボヤッキーらは21階層を目指す為、猫水晶で11階層へと転移して行った。
さてさて、こっちは50名を超える規模でのダンジョン攻略だ。
怪我人を出さないよう、『いのちだいじに』作戦で慎重に進むとしますか~。
「マジっすか?」
「本当はもっと早く順番が回ってくるハズだったんですけど、ダンジョンの攻略を頼まれてしまいましたし?」
「そいつはスマンかった!前に嫁候補が玉座の間に集められた時、確かソフィアはいなかったよな?だから嫁候補じゃないと思ってたんだ」
「あ~~~、あの時は仕事でアイヴィーと一緒に街外れまで行ってたの」
「そうだったのか・・・。ん?もしやアイヴィーも嫁候補なのか?」
「アイヴィーは違うんじゃない?あまり結婚とかに興味が無いみたいね」
「なるほど・・・。いやちょっと待て!ソフィアが嫁候補というのなら、おっぱいを触った手を払われたのが納得いかんですぞ!!」
「何で人前で触らせなきゃいけないのさ!?それにあの時はお風呂に入ってなかったから、本当はあまり近寄りたくなかったくらいなんだよ!」
「おっと、俺が空気を読めてなかったか。そいつはスマンかった!」
なんせ少し寝ぼけてたからな~。
嫁じゃないと思ってたから31階層の攻略を頼んだんだけど失敗だったな・・・。
「うーむ・・・、ダンジョンで何日も順番を遅らせてしまったのに、更に延期させるわけにはいかんよな~」
「いや、むしろ私は延期直後の方がお得だと思うぞ?」
「え!?何で??」
「小烏丸は連日の夜伽で色々と消耗しているからな・・・。だが二日延期することによって疲労が回復し、そして濃いのが出るようになる!!」
「「ぶッッ!!」」
ミスフィートさん、あなた公共の場で何てこと言っちゃってるんですか!!
でも確かに一理ある。俺の疲労がヤバいことになってるのは事実だ。
ソフィアも顎に手を当てて考えている。
「なるほど・・・。ダンジョンで疲労を回復するってのが少し引っ掛かるけど、変態の小烏丸なら回復しそうよね」
「変態言うなし」
「いいでしょう!子宝に恵まれる可能性が高まるのなら乗らない手は無いわ!でも絶対にダンジョンの中で無駄撃ちすんじゃないわよ?」
「しねえよ!!」
料理班の全員を含む大人数で31階層を目指すことになるだろうからな。
いや、例えソロでの攻略でもダンジョンで盛るほど変態ではない!
「ん?ちょっと待って!小烏丸とイズミがダンジョンに入っちゃったら、果物の王様を手に入れても食べられないじゃない!!」
「あ~~~、スイカの毒見は必要か・・・。とはいえ今まで大自然ゾーンで毒物なんか一つも発見してないんだよな。しかし安心した所で事故が起きてもマズい。ソフィアに聖水を預けておくよ。もう一杯分くらいしか残ってないけど」
「え、いいの!?」
「31階層までにヤバい魔物が出ないのならば大丈夫だ」
「ん~、たぶん大丈夫だと思う。少なくとも私達は誰も怪我しなかったよ」
「んじゃスイカの絵を描いてやるから、ちょっと待ってろ」
紙にスイカの絵を描いてから、一応隣にパイナップルの絵も描いた。
聖水の入った水筒と一緒にそれをソフィアに渡す。
「緑色って書いてるけど、メロンみたいな色?」
「いや、もっと深い緑で縦に黒縞が走っていて、ちょっと毒々しい感じだな」
「ちょっ!大丈夫なのそれ!?」
「割ったら中が真っ赤で、外見なんか全然気にならなくなるぞ!」
「まあ聖水があるからそんなに怖がらなくてもいいか~」
俺が毒見をしてたのも聖水を持っていたからだしな。
「あ、そうそう。俺達がダンジョンに潜ってる間はボヤッキーに運転手を頼むんで、帰りはボヤッキーを探してくれな。親父はたぶん俺と一緒に行動するから」
「了解~!」
「楽しみだな!」
というわけで、早速明日からダンジョン31階層を目指すことになりました!
嫁バトルで調子に乗って徹夜しないようにしないとな・・・。
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翌日の朝。
31階層攻略チームを募集したんだけど、メロンの美味しさに感動した人が大勢挙手してしまった。
でも難易度を考えると出来るだけ一緒に連れて行きたかったので、大型バスの上に台を乗せてその台の上にも人を乗せる超定員オーバー状態で出発することに決定。
ダンジョンに何泊かするとなると子供達を後から連れて行くのが大変だから、大勢いる初日がベストと判断し、子供達とマリアナも連れて行くことにした。護衛に軍師直属部隊の精鋭達を付けるんで、危なくなることもないだろう。
そんなこんなでとんでもない人数を乗せた大型バスは、いつも以上に安全運転しながらダンジョンへと到着した。
「ボヤッキー、俺がいない間のダンジョン送迎は任せたぞ!」
「任せて下さい!朝と夕方の二回ですよね」
「うむ。そっちも21階層目指してがんばれ!でも本当なら休暇中なんだから、送迎以外は適当に遊んで心と身体を癒すんだぞ?」
「わかってますって!ドロシーちゃんと一緒に大自然を満喫して来ます!」
そういや女連れだったか。
言われなくても湖畔デートで楽しく遊んでそうだな。
「じゃあお先に11階層に飛びますね!小烏丸さんも頑張って下さい!」
「おう!」
ボヤッキーらは21階層を目指す為、猫水晶で11階層へと転移して行った。
さてさて、こっちは50名を超える規模でのダンジョン攻略だ。
怪我人を出さないよう、『いのちだいじに』作戦で慎重に進むとしますか~。
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