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583 お嬢の次は和泉らしい
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目が覚めると朝だった。
こんな清々しい目覚めはいつ以来だろうか?
とりあえず今日はダンジョンでお昼寝しなくてもよくなったのだ。
この勝利はデカいぞ!
結論から言おう。お嬢はチョロ嫁だった。
嫁レベル15ってとこかな?
尾張っ子にしては珍しく清純派なので、アッチの方は完全に受け身で終始俺のターンだった。
とても初心で小動物みたいな反応を見せてくれるので、なんかメチャメチャ可愛らしいのだ。俺に大勝利を経験させてくれたお嬢には感謝しかない!
「ん・・・」
お嬢と目が合った。
「おはよう」
「え!?どうして隣に、あっ!そうですわ、ワタクシはとうとう小烏丸と・・・」
お嬢が顔を真っ赤にして布団に潜ってしまった。
正直メッチャ可愛い。
しかし俺に5時間の睡眠時間を与えてくれたということは、懐妊するかどうかで考えると、カーラと比べて少し不十分だと思うんだよね。
よし決めた!
チョロ嫁&雑魚嫁には+1回の追加サービスをすることにしよう。
早期決着でパワーを温存できたという風に考えてはいけない。
嫁は等しく愛でなければならないのだ。
「うぇっ!?そんな、朝から・・・ですの!?」
「それが俺のジャスティスだからな!」
「うきゃああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
************************************************************
今日もダンジョンに採取班を送り届けてから、俺だけ城に戻って来た。
運転手のボヤッキーがいないので、これは完全に俺の仕事なのだ。
シドがタイヤを完成させてくれれば俺も楽になるんだけど、さすがにそう簡単に作れるようなもんじゃないしな。
「そうこうしてる間に、朝から襲われましたのよ!?小烏丸はとんでもないエロエロ将軍ですわ!!」
「それでこんな時間まで寝ていたのだな!」
「朝からもう一発だってーーーーー!?アタシにはしてくれなかったぞ!!」
「カーラは徹夜で朝までしていたのだろう?それでは致し方なかろう」
「えええええええっ!!朝までずっと!?」
「だって順番待ちしてる側室候補の多さを考えたら、次回の夜伽がいつになるかわからないからね~。限界まで頑張ったよ!」
「そうか!お嬢が志半ばで気絶してしまったから、朝もう一回してくれたのは小烏丸の優しさなのではないか?」
「・・・え?そういうことでしたの!?」
「うひょ~~~~~!愛されてますなあ!!」
自室に戻るには玉座の間を通らなきゃならないんだけど、ドアが半分開いていたので、中からミスフィートさん・カーラ・お嬢の会話が漏れ聞こえてきて、その内容が内容だけに一歩も進めなくなった。エロエロ将軍言うなし!!
女三人寄れば姦しいと言うけど、『姦』という漢字ってなんかエロくない?って冗談はともかく、中でそういう話をされると非常に入って行きにくいんですけど!
これからも夜伽後の絶対安静組がこんな会話をしてるのを、何度も目撃することになりそうな気がしてならない・・・。
「そんな所で何してんの?」
ビクッ!
「何だ和泉か、驚かせやがって!」
「??」
「そういえば、もうダンジョンには行かないのか?」
「あのフロアで採れる山菜は大体わかっちゃったから、20階層の攻略待ちだね~。でも今日行かなかった理由は、夜伽に備えてだよ!」
「え?和泉が今夜のお相手だったのか!」
「ほら、私って特殊な身分でしょ?だからカトレア達が戻って来ていない現状だと、一番上の身分って扱いになったの!」
「なるほどな~。ルシオと共に工場を稼働させに行ったりと、料理だけじゃなく内政も頑張ってるのが評価されたのだろう」
「ん~、そうなのかな?私からすると、国の為に戦ってるみんなの方が凄いと思うんだけど!」
「それを比較するのは難しいが、和泉は付与も頑張ってるから、やっぱり貢献度は相当高いと思うぞ?もっと自分に自信を持っていい」
今の言葉が琴線に触れたのか、和泉がキラキラした目で俺を見ている。
それはそうと、今の会話の中に一つとんでもない事実が・・・。
「ちょっと待て!今カトレア達って言ったよな?」
「ん?」
「もしかしてカトレアも側室候補なのか!?」
「あ、言っちゃった!そうだよ~」
「マジか!いつも冷静沈着で感情を表に出さないタイプだから、その想いにまったく気付いてやれなかった・・・」
「えええええええええ!?前にカーラと一緒に、お風呂でエッチぃ『おもてなし』をしたって言ってたけど?」
「・・・おもてなし?」
その単語を聞いて、昔カーラとカトレアにすんごい『おもてなし』をしてもらったのを思い出した。
「あああっ!思い出した!・・・そうだよな。今にして思えば、まったく興味の無い男にあんなことをするわけがない」
「ホント鈍感ねえ~。いっぱい可愛がってあげなさいよ?」
「というかですね、その時俺に帯同していたルルにも『おもてなし』してもらったのですが・・・」
「ん?ルルも側室候補じゃない。あっ!そういえば朝の集会の時ルルいなかったもんね。小烏丸に仕事を頼まれてるからって、彼女はそっちを優先したんだよ」
「そうだったのか!知らなかったとはいえ、大事な日に悪いことしちゃったな」
「精々可愛がってあげなさいな!・・・さて、そろそろ私は部屋で精神統一に入るから、また夜にね!」
「あ、ああ!どういう意味があるのかはよくわからんが頑張れ!」
和泉は王室ゾーンにある自室に行くため、玉座の間へと入って行った。
あの和泉と寝所を共にすると思うと、少し緊張するな・・・。
幼馴染と付き合うことになったような感じだけど、それもまた良し!
しかしルルの健気な心に涙が出てきそうだ・・・。
たとえ雑魚嫁だったとしても、チョロ嫁に昇格させてやろう。
いや、やっぱダメだな。
そんな甘い考えで嫁レベルを改ざんしていては、今後の闘い全てに影響する。
夜のお勤めで頑張って、無事懐妊させることが俺の誠意だと思う。
しかしエルフって、そうホイホイと子供ができるもんなのか?
平均寿命が300歳くらいって聞いた気がするんだけど・・・。
いや、人族とのハーフならワンチャンあるかもしれんしな。
魂を込めて、何が何でも懐妊させてみせる!
だって、エルフとの子供とか超絶可愛いに決まってるし!!
親父・・・、俺、頑張るよ!可愛い孫を抱かせてやるんだ。
そういえば、俺の子種が正常なら一体何人の孫が生まれるんだ?
いきなり孫だらけになった親父を想像したら、ニヤニヤが止まらなくなった。
こんな清々しい目覚めはいつ以来だろうか?
とりあえず今日はダンジョンでお昼寝しなくてもよくなったのだ。
この勝利はデカいぞ!
結論から言おう。お嬢はチョロ嫁だった。
嫁レベル15ってとこかな?
尾張っ子にしては珍しく清純派なので、アッチの方は完全に受け身で終始俺のターンだった。
とても初心で小動物みたいな反応を見せてくれるので、なんかメチャメチャ可愛らしいのだ。俺に大勝利を経験させてくれたお嬢には感謝しかない!
「ん・・・」
お嬢と目が合った。
「おはよう」
「え!?どうして隣に、あっ!そうですわ、ワタクシはとうとう小烏丸と・・・」
お嬢が顔を真っ赤にして布団に潜ってしまった。
正直メッチャ可愛い。
しかし俺に5時間の睡眠時間を与えてくれたということは、懐妊するかどうかで考えると、カーラと比べて少し不十分だと思うんだよね。
よし決めた!
チョロ嫁&雑魚嫁には+1回の追加サービスをすることにしよう。
早期決着でパワーを温存できたという風に考えてはいけない。
嫁は等しく愛でなければならないのだ。
「うぇっ!?そんな、朝から・・・ですの!?」
「それが俺のジャスティスだからな!」
「うきゃああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
************************************************************
今日もダンジョンに採取班を送り届けてから、俺だけ城に戻って来た。
運転手のボヤッキーがいないので、これは完全に俺の仕事なのだ。
シドがタイヤを完成させてくれれば俺も楽になるんだけど、さすがにそう簡単に作れるようなもんじゃないしな。
「そうこうしてる間に、朝から襲われましたのよ!?小烏丸はとんでもないエロエロ将軍ですわ!!」
「それでこんな時間まで寝ていたのだな!」
「朝からもう一発だってーーーーー!?アタシにはしてくれなかったぞ!!」
「カーラは徹夜で朝までしていたのだろう?それでは致し方なかろう」
「えええええええっ!!朝までずっと!?」
「だって順番待ちしてる側室候補の多さを考えたら、次回の夜伽がいつになるかわからないからね~。限界まで頑張ったよ!」
「そうか!お嬢が志半ばで気絶してしまったから、朝もう一回してくれたのは小烏丸の優しさなのではないか?」
「・・・え?そういうことでしたの!?」
「うひょ~~~~~!愛されてますなあ!!」
自室に戻るには玉座の間を通らなきゃならないんだけど、ドアが半分開いていたので、中からミスフィートさん・カーラ・お嬢の会話が漏れ聞こえてきて、その内容が内容だけに一歩も進めなくなった。エロエロ将軍言うなし!!
女三人寄れば姦しいと言うけど、『姦』という漢字ってなんかエロくない?って冗談はともかく、中でそういう話をされると非常に入って行きにくいんですけど!
これからも夜伽後の絶対安静組がこんな会話をしてるのを、何度も目撃することになりそうな気がしてならない・・・。
「そんな所で何してんの?」
ビクッ!
「何だ和泉か、驚かせやがって!」
「??」
「そういえば、もうダンジョンには行かないのか?」
「あのフロアで採れる山菜は大体わかっちゃったから、20階層の攻略待ちだね~。でも今日行かなかった理由は、夜伽に備えてだよ!」
「え?和泉が今夜のお相手だったのか!」
「ほら、私って特殊な身分でしょ?だからカトレア達が戻って来ていない現状だと、一番上の身分って扱いになったの!」
「なるほどな~。ルシオと共に工場を稼働させに行ったりと、料理だけじゃなく内政も頑張ってるのが評価されたのだろう」
「ん~、そうなのかな?私からすると、国の為に戦ってるみんなの方が凄いと思うんだけど!」
「それを比較するのは難しいが、和泉は付与も頑張ってるから、やっぱり貢献度は相当高いと思うぞ?もっと自分に自信を持っていい」
今の言葉が琴線に触れたのか、和泉がキラキラした目で俺を見ている。
それはそうと、今の会話の中に一つとんでもない事実が・・・。
「ちょっと待て!今カトレア達って言ったよな?」
「ん?」
「もしかしてカトレアも側室候補なのか!?」
「あ、言っちゃった!そうだよ~」
「マジか!いつも冷静沈着で感情を表に出さないタイプだから、その想いにまったく気付いてやれなかった・・・」
「えええええええええ!?前にカーラと一緒に、お風呂でエッチぃ『おもてなし』をしたって言ってたけど?」
「・・・おもてなし?」
その単語を聞いて、昔カーラとカトレアにすんごい『おもてなし』をしてもらったのを思い出した。
「あああっ!思い出した!・・・そうだよな。今にして思えば、まったく興味の無い男にあんなことをするわけがない」
「ホント鈍感ねえ~。いっぱい可愛がってあげなさいよ?」
「というかですね、その時俺に帯同していたルルにも『おもてなし』してもらったのですが・・・」
「ん?ルルも側室候補じゃない。あっ!そういえば朝の集会の時ルルいなかったもんね。小烏丸に仕事を頼まれてるからって、彼女はそっちを優先したんだよ」
「そうだったのか!知らなかったとはいえ、大事な日に悪いことしちゃったな」
「精々可愛がってあげなさいな!・・・さて、そろそろ私は部屋で精神統一に入るから、また夜にね!」
「あ、ああ!どういう意味があるのかはよくわからんが頑張れ!」
和泉は王室ゾーンにある自室に行くため、玉座の間へと入って行った。
あの和泉と寝所を共にすると思うと、少し緊張するな・・・。
幼馴染と付き合うことになったような感じだけど、それもまた良し!
しかしルルの健気な心に涙が出てきそうだ・・・。
たとえ雑魚嫁だったとしても、チョロ嫁に昇格させてやろう。
いや、やっぱダメだな。
そんな甘い考えで嫁レベルを改ざんしていては、今後の闘い全てに影響する。
夜のお勤めで頑張って、無事懐妊させることが俺の誠意だと思う。
しかしエルフって、そうホイホイと子供ができるもんなのか?
平均寿命が300歳くらいって聞いた気がするんだけど・・・。
いや、人族とのハーフならワンチャンあるかもしれんしな。
魂を込めて、何が何でも懐妊させてみせる!
だって、エルフとの子供とか超絶可愛いに決まってるし!!
親父・・・、俺、頑張るよ!可愛い孫を抱かせてやるんだ。
そういえば、俺の子種が正常なら一体何人の孫が生まれるんだ?
いきなり孫だらけになった親父を想像したら、ニヤニヤが止まらなくなった。
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