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501 思わぬ報酬。そして旅立ち
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とうとう越後での仕事を全部終わらせることが出来た。
しかし本当に色々やったので、10日ほど城に滞在してしまったよ・・・。
まずは三国同盟の条約を決めてから、ガルザリアスの装備を強化・線路のサンプル作り・トロッコ作り・暮らしに役立つ魔道具作り・麻雀セット作り・トランプ作り・中型船のエンジン作り・イカサマ講座など、仕事はどんどん増えて行った。
そして最後に頼まれたのがマチルダさんの装備の強化だ。
付与に関しては俺の存在無くして不可能だというのはガルザリアスも承知の上での頼みごとなので、金銭以外で俺が喜びそうな物を提示して来た。
なんと驚きの『マジックバッグ』である!
まさかこの世界に未登録状態のマジックバッグがあるのには正直驚いた。
思えば魔王達はアリアの世界出身なので、魔王ともなれば持っていても不思議じゃないんだよね。
久々に心から喜べるモノを提示されたので、当然交渉は成立。
マチルダさんの装備もガルザリアスと同様の国宝クラスへとパワーアップだ。
金銭報酬も半端ない大金を渡されたので、みんなに給料を払う前よりも大富豪になってしまいました!
あ、そういやまだトランプで大富豪をやってなかったな。
人によっては大貧民って呼ぶみたいだけど、俺は大富豪と呼んでいた。
今度皆に教えて盛り上がるしかないっしょ!
信濃次第だけど、もし尾張と線路が開通されれば、ガラス貿易で更に稼ぐことも出来そうだ。
まあこっちも越後から買いたい物が色々あるので、信濃の大名とも交渉することになるだろう。
ただ三河と戦争してるらしいから同盟は無理かもしれん。
しかし前に虎徹さんが、信濃の大名のことをめっちゃ強いって言ってた様な気がするぞ・・・。そんな相手と交渉なんて出来るんかなあ?
まあ、ダメだったら越中方面の開拓も視野に入れるか・・・。
「これは通信機だ!ガルザリアスにも渡しておく。猫ちゃんにも渡したんだけど、佐渡ヶ島からこの城まで結構遠いからな」
「おおっ!ミスフィート殿やナルティア殿と会話をしていた魔道具だな?」
「それと同じ物だ。貴重だから絶対無くさないでくれよ?二度と手に入らんかもしれんヤツだから」
「・・・なるほど、強化してあるのだな。ならば陸奥に持って行っても大丈夫か」
気になったのだろう。すぐに鑑定して確かめたようだ。
「あーでもその通信機でナルティアと直接通信は出来ないからな?俺が持っている通信機が親機となっているから、ナルティアと連絡が取りたい場合、俺を間に挟んでやり取りする必要がある」
「なにっ!?それは少し面倒臭いな。まあ他国の大名と頻繁にやり取りすることも無いだろうから、その時は宜しく頼む」
ガルザリアスに通信機の仕組みや使い方を説明し、実際に使ってみせた。
「しかし便利だな・・・。これは小烏丸でも作ることは出来ないのか?」
「複雑すぎてダメだった。付与魔法使い目線だと尚更作るのが不可能に思える難解さなんだわ」
「そうか。神の手によって作られたモノなのかもしれぬな」
正解です。
女神シャルロット様が日本の服や道具をガンガン模造してる感じですな。
俺に電波についての知識があれば、作ることが出来たかもしれんのになあ~。
魔道具として作るのは一生かけても無理かもしれん。
「そうだ!話は変わるけど、陸奥最強のギャンブラーのことを教えといてやろう」
「お?そういや絶対勝てない奴がいるとか言っていたな?」
「名前は『リュウ』。俺が陸奥にいた頃はギャンブル創成期だったから完全に平(イカサマ無し)で打ってたんだけど、ボッコボコにやられたよ」
「たまたまじゃないのか?」
「違うな。アイツは持って生まれた『運』が桁違いなんだ。恐らく100回やったら100回負ける自信がある。カンしたらほとんど全部がドラになるんだぞ?」
「はあ!?」
「俺が敗北した時にどんな和了られ方をしたか教えてやろう。カン→カン→嶺上開花とツモられ、嶺上開花タンヤオ三槓子ドラ8で12飜。親の三倍満だ」
「親の三倍満だと!?36000点じゃねえか!」
今も無敗なのかどうかは知らんけど、また勝負してえな!
「おそらく『2の2』を連発しまくるような超絶汚い方法じゃないと勝てないんじゃないかなあ?」
「しねえよ!そんな最低な技!!」
「ハハハハッ!まあ実力をつけたら挑んでみるといいさ。もしリュウに会ったら宜しく言っといてくれ」
「伝えよう。・・・そうか、ならば最後の相手として取っておくか」
「他にもツエー奴はいっぱいいるからな。さて、俺達はそろそろ出発するぞ!」
長いこと越後の城に居過ぎた。またミスフィートさんに叱られてしまう!
「色々と世話になったな。お前達との出会いは俺の環境を一変してくれた。本当に感謝するぞ!」
「俺にとっても素晴らしき出会いだった。此方こそ感謝している!猫ちゃんのこと宜しく頼むぞ!」
「当然だ。俺の命なんかよりも遥かに大事な女神だからな」
ガルザリアスと固い握手を交わした。
「よーーーし!皆準備はいいな?じゃあ信濃の国を目指して出発だ!!」
「「アイアイサーーーーー!!」」
越後大名との邂逅は、とても重要な意味を持つモノとなった。
何よりもナルティアの後ろ盾が出来たのが一番の収穫と言えよう!
ちなみに城を出る前にマチルダさんに向かって敬礼をしたら、ガルザリアスの最後のツッコミが入りました!!
しかし本当に色々やったので、10日ほど城に滞在してしまったよ・・・。
まずは三国同盟の条約を決めてから、ガルザリアスの装備を強化・線路のサンプル作り・トロッコ作り・暮らしに役立つ魔道具作り・麻雀セット作り・トランプ作り・中型船のエンジン作り・イカサマ講座など、仕事はどんどん増えて行った。
そして最後に頼まれたのがマチルダさんの装備の強化だ。
付与に関しては俺の存在無くして不可能だというのはガルザリアスも承知の上での頼みごとなので、金銭以外で俺が喜びそうな物を提示して来た。
なんと驚きの『マジックバッグ』である!
まさかこの世界に未登録状態のマジックバッグがあるのには正直驚いた。
思えば魔王達はアリアの世界出身なので、魔王ともなれば持っていても不思議じゃないんだよね。
久々に心から喜べるモノを提示されたので、当然交渉は成立。
マチルダさんの装備もガルザリアスと同様の国宝クラスへとパワーアップだ。
金銭報酬も半端ない大金を渡されたので、みんなに給料を払う前よりも大富豪になってしまいました!
あ、そういやまだトランプで大富豪をやってなかったな。
人によっては大貧民って呼ぶみたいだけど、俺は大富豪と呼んでいた。
今度皆に教えて盛り上がるしかないっしょ!
信濃次第だけど、もし尾張と線路が開通されれば、ガラス貿易で更に稼ぐことも出来そうだ。
まあこっちも越後から買いたい物が色々あるので、信濃の大名とも交渉することになるだろう。
ただ三河と戦争してるらしいから同盟は無理かもしれん。
しかし前に虎徹さんが、信濃の大名のことをめっちゃ強いって言ってた様な気がするぞ・・・。そんな相手と交渉なんて出来るんかなあ?
まあ、ダメだったら越中方面の開拓も視野に入れるか・・・。
「これは通信機だ!ガルザリアスにも渡しておく。猫ちゃんにも渡したんだけど、佐渡ヶ島からこの城まで結構遠いからな」
「おおっ!ミスフィート殿やナルティア殿と会話をしていた魔道具だな?」
「それと同じ物だ。貴重だから絶対無くさないでくれよ?二度と手に入らんかもしれんヤツだから」
「・・・なるほど、強化してあるのだな。ならば陸奥に持って行っても大丈夫か」
気になったのだろう。すぐに鑑定して確かめたようだ。
「あーでもその通信機でナルティアと直接通信は出来ないからな?俺が持っている通信機が親機となっているから、ナルティアと連絡が取りたい場合、俺を間に挟んでやり取りする必要がある」
「なにっ!?それは少し面倒臭いな。まあ他国の大名と頻繁にやり取りすることも無いだろうから、その時は宜しく頼む」
ガルザリアスに通信機の仕組みや使い方を説明し、実際に使ってみせた。
「しかし便利だな・・・。これは小烏丸でも作ることは出来ないのか?」
「複雑すぎてダメだった。付与魔法使い目線だと尚更作るのが不可能に思える難解さなんだわ」
「そうか。神の手によって作られたモノなのかもしれぬな」
正解です。
女神シャルロット様が日本の服や道具をガンガン模造してる感じですな。
俺に電波についての知識があれば、作ることが出来たかもしれんのになあ~。
魔道具として作るのは一生かけても無理かもしれん。
「そうだ!話は変わるけど、陸奥最強のギャンブラーのことを教えといてやろう」
「お?そういや絶対勝てない奴がいるとか言っていたな?」
「名前は『リュウ』。俺が陸奥にいた頃はギャンブル創成期だったから完全に平(イカサマ無し)で打ってたんだけど、ボッコボコにやられたよ」
「たまたまじゃないのか?」
「違うな。アイツは持って生まれた『運』が桁違いなんだ。恐らく100回やったら100回負ける自信がある。カンしたらほとんど全部がドラになるんだぞ?」
「はあ!?」
「俺が敗北した時にどんな和了られ方をしたか教えてやろう。カン→カン→嶺上開花とツモられ、嶺上開花タンヤオ三槓子ドラ8で12飜。親の三倍満だ」
「親の三倍満だと!?36000点じゃねえか!」
今も無敗なのかどうかは知らんけど、また勝負してえな!
「おそらく『2の2』を連発しまくるような超絶汚い方法じゃないと勝てないんじゃないかなあ?」
「しねえよ!そんな最低な技!!」
「ハハハハッ!まあ実力をつけたら挑んでみるといいさ。もしリュウに会ったら宜しく言っといてくれ」
「伝えよう。・・・そうか、ならば最後の相手として取っておくか」
「他にもツエー奴はいっぱいいるからな。さて、俺達はそろそろ出発するぞ!」
長いこと越後の城に居過ぎた。またミスフィートさんに叱られてしまう!
「色々と世話になったな。お前達との出会いは俺の環境を一変してくれた。本当に感謝するぞ!」
「俺にとっても素晴らしき出会いだった。此方こそ感謝している!猫ちゃんのこと宜しく頼むぞ!」
「当然だ。俺の命なんかよりも遥かに大事な女神だからな」
ガルザリアスと固い握手を交わした。
「よーーーし!皆準備はいいな?じゃあ信濃の国を目指して出発だ!!」
「「アイアイサーーーーー!!」」
越後大名との邂逅は、とても重要な意味を持つモノとなった。
何よりもナルティアの後ろ盾が出来たのが一番の収穫と言えよう!
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