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481 ネクロマンサー
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昨日の草原でバイクを降りてから、くっころさんが全裸クッキングをした場所を通り過ぎ、魔物を倒しながらどんどん北上して行く。
「流石は魔境・佐渡ヶ島だな。北海道並みに魔物がウヨウヨ湧いて出やがる」
「そのホッカイドー以外の土地は魔物が少ないのか?」
「この世界って魔物の分布図が結構テキトーなんだよ。佐渡ヶ島と北海道は異常なほど強力な魔物が湧いて出てくるクセに、それ以外の土地では身長1メートル程度のゴブリンとか狼なんかとたまに出会う程度なんだぞ」
「そうだったのか!そこに暮らす人々の食料はどうしてるのだ?」
「・・・ん?普通に、米とか麦とか野菜なんかを育てて食ってるぞ。鹿や魚なんかも食うけど、肉ばかり食うような生活ではないな」
「アリアの人々と同じような感じか。平穏な暮らしも良いが飽きないのか?」
そういやセレスティーナって、見た目は姫騎士だけど魔王だったな・・・。
「えーとな、力の無い者は戦いに喜びを見出したりせず、日々を平穏無事に暮らせるよう願ってるんだ。戦い以外のことで楽しいことを見つける感じだな」
「も、もしや、度胸試しで街中を裸で歩いたりするのか!?」
「なんでだよ!?そんなハイリスクな遊びをする奴なんてほとんどいねーよ!もっと普通な楽しみ方だ。働いて、美味しい物を食って、恋愛して、旅行とかして、たまに賭け事なんかもしたりな」
やっぱり魔王って人間とは考え方が根本的に違うのかもしれんな。
ゼーレネイマスなんかは間違いなく、戦いに喜びを見出すタイプだし。
「そういえば昨日エプロンを作っていた時は楽しかったぞ!どうすればご主人様を驚かすことが出来るのか、皆で話し合ったのだ!」
「あーーーっ、そうだ!裸エプロン好きを皆に暴露しやがって!」
「わはははははははははははははははははは!」
まあでも、何気ない日常の楽しさを知ったってのは良いことか。
アリアでは生まれた時から悪の象徴で、人々に命を狙われるような日々だったって話だから、セレスティーナにも普通の幸せってヤツを教えてやりたいな。
「なあ、佐渡ヶ島でしばらく仲間達の修行をしたら、俺達は尾張の国へ出発するんだが、セレスティーナも一緒に行くか?」
それを聞いたセレスティーナが『何言ってんだコイツ?』って顔をした。
「当然ではないか。騎士がご主人様に付き従わないでどうする?」
「あー、最初からついて来る気マンマンだったのね・・・」
誘うまでもなかったーーーーーーーーーー!
そもそも、何でセレスティーナは俺の騎士ってことになったんだよ!?ご主人様呼びになったのも意味わかんねーし。
ホントくっころさんの考えてることは理解不能だ・・・。
―――その時、視界に黒い影が映った。
「何かいるぞ!」
セレスティーナもその気配を感じ取り、剣を構えた。
名前 :ネクロマンサー
真っ黒のローブを着た人型の魔物で、深くかぶったフードのせいで顔は見えない。
しかしこの名前・・・。
ゲームなんかで出てくるボス級の敵キャラとかだよな?
待てよ?ネクロマンサーって悪い魔法使いみたいなイメージがあるな・・・。あっ!確か死霊使いとかじゃなかったか!?
ということは、死体なんかを召喚してくるのかもしれねえ!
「アレと戦ったことはあるか?」
「ない。ここに来たのは初めてだ」
「もしかすると死体なんかを召喚して来る可能性があるから」
ネクロマンサーが杖を掲げた。
「魔法だ!気を付けろ!!」
「二手に分かれてヤツを挟み込もう!」
セレスティーナが左前方に駆けていくと同時に、ヤツが掲げた杖の先から巨大な火の玉が出現した。
「アイツも炎か!」
ネクロマンサーを挟み込む形になるよう、右前方に向かって走る。
火の玉がどちらを狙って来るか神経を尖らせていると、火の玉諸共ネクロマンサーがフッと消えた。
!?
そして次の瞬間、目の前に火の玉が出現する。
「ヘルファイア!」
ドシュン!
二つの炎は相殺され、消滅する。
まだ遠くにいたハズのネクロマンサーは、すぐ近くに出現していた。
「今のは転移魔法か!?」
「ハアアアーーーーーーーーーーーーーーッ!」
グシャッ!
セレスティーナの斬撃がネクロマンサーに直撃したと思いきや、障壁のようなモノに阻まれた。
「なにッ!結界だと!?」
結界の消滅と共にネクロマンサーが消え、またもや最初の位置に戻っていた。
『@lsンgぇmゃpくデfdpンズいflkyz』
辺り一面に大量のゾンビが沸いた。
「やられた!召喚魔法だ!!弱いけどゾンビは首を落としても攻撃して来るから気を付けろ!!」
「わかっている!ご主人様も絶対に噛まれないよう注意するんだぞ!!」
そういや噛まれたらゾンビ化するんだっけ!?
もう忘れたけど、キモいのは変わらん。オーバーキルしていくしかねえな!
くそーーーっ、こんな時こそ聖水があれば・・・。
シュッ ギンッ ガギン!
セレスティーナと二人で、ゾンビ共をザクザクと斬り捨てていく。
ゾンビは弱いのだが、とにかく数が多い!!
ボフッ
「ヘルファイア!」
ドシュン!
そして定期的に飛んで来るネクロマンサーの火の玉が厄介だ。
デカいのが飛んで来るから俺もデカい炎で対抗するしかなくて、MPの残量も少し不安だ。ネクロの野郎はMP盛沢山なんでしょうね!
ただこっちは二人いたのもあって、視界いっぱいだったゾンビも残り後僅かって所まで来た。
しかしセレスティーナはこっちに構ってられない状況になったので、ネクロは俺一人で倒さねばならん。
名前 :デスナイト
いつの間にか湧いていたヤバそうなヤツと彼女は戦闘中なのだ。
―――全身フルアーマー姿で大剣持ちの魔物。
間違いなく強敵だと思うんだけど、セレスティーナも魔王だけあって強い。
手伝わなくても大丈夫と判断し、アレは彼女に任せることにする。
ザシュッッ
グシャッ!
ネクロマンサーの結界が壊れ、その都度転移を繰り返す。
それをすぐさま発見し、追いかけてまた斬りかかる。
それを何度も繰り返すうちに、とうとうその時が訪れた。
ボフッ
「ヘルファイア!」
ドシュン!!
『レ&ア>@ギ$アァァァァァ!』
・・・あれ?なんか今、アイツの火の玉小っちゃかったよな?
見ると、俺のヘルファイアが少し掠ったらしく、ネクロマンサ―のフードからちょっと煙が出ていた。
さてはアイツ、転移魔法の使い過ぎでMPが切れたな!?
タタタタタタッ
ガシュッ ガシュッ ガシュッ
顔面、首、腹に三連突きをくらわすと、ネクロマンサーはそのまま後ろに倒れて動かなくなった。
思った通りMP切れだったようで、結界を張ることすら出来なかったようだ。
ネクロの死を確認してから後方を振り返ると、丁度デスナイトが断末魔と共に背中から倒れる場面で、戦いに勝利した気高き女騎士の眩しい笑顔が見えた。
「流石は魔境・佐渡ヶ島だな。北海道並みに魔物がウヨウヨ湧いて出やがる」
「そのホッカイドー以外の土地は魔物が少ないのか?」
「この世界って魔物の分布図が結構テキトーなんだよ。佐渡ヶ島と北海道は異常なほど強力な魔物が湧いて出てくるクセに、それ以外の土地では身長1メートル程度のゴブリンとか狼なんかとたまに出会う程度なんだぞ」
「そうだったのか!そこに暮らす人々の食料はどうしてるのだ?」
「・・・ん?普通に、米とか麦とか野菜なんかを育てて食ってるぞ。鹿や魚なんかも食うけど、肉ばかり食うような生活ではないな」
「アリアの人々と同じような感じか。平穏な暮らしも良いが飽きないのか?」
そういやセレスティーナって、見た目は姫騎士だけど魔王だったな・・・。
「えーとな、力の無い者は戦いに喜びを見出したりせず、日々を平穏無事に暮らせるよう願ってるんだ。戦い以外のことで楽しいことを見つける感じだな」
「も、もしや、度胸試しで街中を裸で歩いたりするのか!?」
「なんでだよ!?そんなハイリスクな遊びをする奴なんてほとんどいねーよ!もっと普通な楽しみ方だ。働いて、美味しい物を食って、恋愛して、旅行とかして、たまに賭け事なんかもしたりな」
やっぱり魔王って人間とは考え方が根本的に違うのかもしれんな。
ゼーレネイマスなんかは間違いなく、戦いに喜びを見出すタイプだし。
「そういえば昨日エプロンを作っていた時は楽しかったぞ!どうすればご主人様を驚かすことが出来るのか、皆で話し合ったのだ!」
「あーーーっ、そうだ!裸エプロン好きを皆に暴露しやがって!」
「わはははははははははははははははははは!」
まあでも、何気ない日常の楽しさを知ったってのは良いことか。
アリアでは生まれた時から悪の象徴で、人々に命を狙われるような日々だったって話だから、セレスティーナにも普通の幸せってヤツを教えてやりたいな。
「なあ、佐渡ヶ島でしばらく仲間達の修行をしたら、俺達は尾張の国へ出発するんだが、セレスティーナも一緒に行くか?」
それを聞いたセレスティーナが『何言ってんだコイツ?』って顔をした。
「当然ではないか。騎士がご主人様に付き従わないでどうする?」
「あー、最初からついて来る気マンマンだったのね・・・」
誘うまでもなかったーーーーーーーーーー!
そもそも、何でセレスティーナは俺の騎士ってことになったんだよ!?ご主人様呼びになったのも意味わかんねーし。
ホントくっころさんの考えてることは理解不能だ・・・。
―――その時、視界に黒い影が映った。
「何かいるぞ!」
セレスティーナもその気配を感じ取り、剣を構えた。
名前 :ネクロマンサー
真っ黒のローブを着た人型の魔物で、深くかぶったフードのせいで顔は見えない。
しかしこの名前・・・。
ゲームなんかで出てくるボス級の敵キャラとかだよな?
待てよ?ネクロマンサーって悪い魔法使いみたいなイメージがあるな・・・。あっ!確か死霊使いとかじゃなかったか!?
ということは、死体なんかを召喚してくるのかもしれねえ!
「アレと戦ったことはあるか?」
「ない。ここに来たのは初めてだ」
「もしかすると死体なんかを召喚して来る可能性があるから」
ネクロマンサーが杖を掲げた。
「魔法だ!気を付けろ!!」
「二手に分かれてヤツを挟み込もう!」
セレスティーナが左前方に駆けていくと同時に、ヤツが掲げた杖の先から巨大な火の玉が出現した。
「アイツも炎か!」
ネクロマンサーを挟み込む形になるよう、右前方に向かって走る。
火の玉がどちらを狙って来るか神経を尖らせていると、火の玉諸共ネクロマンサーがフッと消えた。
!?
そして次の瞬間、目の前に火の玉が出現する。
「ヘルファイア!」
ドシュン!
二つの炎は相殺され、消滅する。
まだ遠くにいたハズのネクロマンサーは、すぐ近くに出現していた。
「今のは転移魔法か!?」
「ハアアアーーーーーーーーーーーーーーッ!」
グシャッ!
セレスティーナの斬撃がネクロマンサーに直撃したと思いきや、障壁のようなモノに阻まれた。
「なにッ!結界だと!?」
結界の消滅と共にネクロマンサーが消え、またもや最初の位置に戻っていた。
『@lsンgぇmゃpくデfdpンズいflkyz』
辺り一面に大量のゾンビが沸いた。
「やられた!召喚魔法だ!!弱いけどゾンビは首を落としても攻撃して来るから気を付けろ!!」
「わかっている!ご主人様も絶対に噛まれないよう注意するんだぞ!!」
そういや噛まれたらゾンビ化するんだっけ!?
もう忘れたけど、キモいのは変わらん。オーバーキルしていくしかねえな!
くそーーーっ、こんな時こそ聖水があれば・・・。
シュッ ギンッ ガギン!
セレスティーナと二人で、ゾンビ共をザクザクと斬り捨てていく。
ゾンビは弱いのだが、とにかく数が多い!!
ボフッ
「ヘルファイア!」
ドシュン!
そして定期的に飛んで来るネクロマンサーの火の玉が厄介だ。
デカいのが飛んで来るから俺もデカい炎で対抗するしかなくて、MPの残量も少し不安だ。ネクロの野郎はMP盛沢山なんでしょうね!
ただこっちは二人いたのもあって、視界いっぱいだったゾンビも残り後僅かって所まで来た。
しかしセレスティーナはこっちに構ってられない状況になったので、ネクロは俺一人で倒さねばならん。
名前 :デスナイト
いつの間にか湧いていたヤバそうなヤツと彼女は戦闘中なのだ。
―――全身フルアーマー姿で大剣持ちの魔物。
間違いなく強敵だと思うんだけど、セレスティーナも魔王だけあって強い。
手伝わなくても大丈夫と判断し、アレは彼女に任せることにする。
ザシュッッ
グシャッ!
ネクロマンサーの結界が壊れ、その都度転移を繰り返す。
それをすぐさま発見し、追いかけてまた斬りかかる。
それを何度も繰り返すうちに、とうとうその時が訪れた。
ボフッ
「ヘルファイア!」
ドシュン!!
『レ&ア>@ギ$アァァァァァ!』
・・・あれ?なんか今、アイツの火の玉小っちゃかったよな?
見ると、俺のヘルファイアが少し掠ったらしく、ネクロマンサ―のフードからちょっと煙が出ていた。
さてはアイツ、転移魔法の使い過ぎでMPが切れたな!?
タタタタタタッ
ガシュッ ガシュッ ガシュッ
顔面、首、腹に三連突きをくらわすと、ネクロマンサーはそのまま後ろに倒れて動かなくなった。
思った通りMP切れだったようで、結界を張ることすら出来なかったようだ。
ネクロの死を確認してから後方を振り返ると、丁度デスナイトが断末魔と共に背中から倒れる場面で、戦いに勝利した気高き女騎士の眩しい笑顔が見えた。
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