440 / 798
440 ボンタン狩り
しおりを挟む
ゴマちゃんが俺の側まで寄って来て、疑問に思ってたことを口にする。
「んで、ボンタンガリって何?」
うぐっ!現場を見られていたのならば当然の疑問か。
もう隠し通せる状況じゃねえ。素直に白状するしかなさそうだ・・・。
「えーとだな、最初に絡んで来た奴らみたいなガラの悪い奴らのことを『ツッパリ』と呼ぶんだが、そのツッパリ共の履いてるズボンが『ボンタン』ってヤツなんだ。それを狩るからボンタン狩り」
ここのツッパリは学生服なんて着てないし普通のズボンを履いているから、正確には全然違うんだけどね。
『ボンタン』ってのは、とび職が履いている足首がシュッと締まった感じの『ニッカ』みたいな、ダボダボの学生ズボンのことだ。
「へーーー!要するにズボンだろ?んなもんいっぱい集めてどうすんだ?」
「別にズボンなんかいらん」
「じゃあなんでコイツらのズボン脱がしてるわけ??」
ぐぬぬぬ・・・、ちゃんと説明しないと変質者みたいに思われそうだな。
「コイツらは10人で囲んで脅しをかけ、俺から金品を巻き上げようとしたわけだ。まあ残念ながらそれは失敗に終わったようだが、襲われた俺の立場からすると、落とし前をつけないと納得いかんだろ?」
「まあ、返り討ちにしても腹が立つのはわかるぜ!」
「だからボンタン狩りをしてたわけですよ!」
「でもそんなにズボン集めたって邪魔なだけだろ」
もちろんコイツらのズボンなんか俺だっていらねえよ!
「邪魔だな。ぶっちゃけズボンなんていらん!でもそういう問題じゃねえんだよ。ズボンを取られたコイツらはこの後どうすると思う?」
「そりゃあ・・・、パンツを隠しながら家に帰るんじゃね?」
「屈辱だろ?」
「あーーーーーーーー!そういうことか!!」
「そういうことだ。パンツ姿で街を歩いてる奴がいたら、それは『ボンタン狩りされました』っていう恥ずかしい証拠になるわけだ」
「あはははははははははははははははは!!」
ふ~~~、ようやく理解してくれたみたいだな。
ってことでボンタン狩りの再開だ!
「ボンタン脱がんかい!!」
チンピラからボンタンを剥いでいたのだが、ゴマちゃんにジーっと見られているので少し恥ずかしくなってきた。
「やる?」
「やる!!」
ゴマちゃんが縦縞ジャケットの男のボンタンを脱がしてる姿を見て、なんか違うと感じた。
「ゴマちゃん、それじゃあダメだ!」
「ええええーーーーーーーッ!?」
「ボンタン狩りってのはな、『ボンタン寄越さんかいコラ!』といったセリフを吐きながら、荒々しく豪快にやるモノだ!じゃないとちょっと変質者っぽいだろ?」
「あーーーーーーーーーーー!こがっちの言う通りだぜ!!」
ってことで俺もボタン狩りの続きだ。
「ボンタン狩りじゃあああ!!」
「ボンタン寄越さんかいハゲ!!」
そしてボンタンを剥ぎ取った後は高笑いだ。
「ガッハッハッハッハーーーーーーーー!!」
「あーーーっはっはっはっはっはっはっは!!」
―――ようやく全員のボンタンを剥ぎ終わった。
「これに懲りたら、もう二度と絡んで来んじゃねえぞ!!」
「あたいは部外者だけどな!!」
最後にちゃんと捨て台詞を吐いてから裏路地を後にした。
・・・・・
「なんかさあ、あたいらの方が悪者っぽくねえか?」
「最後だけ人に見られてたら完全に悪者に間違われそうだけど、俺は思いっきり被害者側だからな?」
歩いていると、ボンタンを1枚落とした。
「あーもう!ボンタン邪魔!!」
「ってかどうすんだよ?このボンタン」
マジでどうすっか・・・。こんなもんラビラビ亭に持ち帰りたくはない。
「しゃーねえ!東門の兵士に渡そう。『落とし物デーーース』って」
「いやいやいやいや!10人もズボンを落とすとかおかしいだろ!!」
「アイツらみんなベルトを着けて来るの忘れたんだろな~。だからズボンなんか落とすんだよ」
「あはははははははははは!それじゃ頭悪すぎだろ!!」
東門へ向かって歩いていると、店の前にいるニャルルを見つけた。
まだ買い物中だったらしい。
「おーいニャルル!何か良い物でも見つかったのか?」
真剣な顔をしていたニャルルがこちらを振り向いた。
「あ!こがにゃんにゃ!ゴマにゃんも一緒にゃか!」
側まで行くと、そこは魚屋だった。
「何を真剣な顔で見てるのかと思ったら魚かい!」
「魚ならまだこがっちがいっぱい持ってるだろ。買う必要無くねえか?」
「うにゃっ!鮮度はイマイチにゃけど、見たことにゃいヤツがいたんにゃ!」
マジか!
ニャルルの指差した場所を見てみると、ザルの中に赤い魚が入っていた。
「おおおおーーー!こりゃあ確かに気になるわ。名前はなんだっけかな~」
それを聞いた店主が俺を見た。
「お前さん他国の人かい?そいつぁ『のどぐろ』だ。越後の魚と言えば『のどぐろ』よ!!」
ああ、そうだ『のどぐろ』だ!新潟名物の高級魚じゃないか!!っていうか越後では魚にちゃんと名前があるんだな?ミスフィート領では全部俺が名付けたのに。
・・・あれ?名前も俺が知ってるのと一致してるな。不思議なもんだ。
「すげー美味いって聞いたことあるぞ!でもこの後、大福大会があるんだよな~」
「美味いにゃか!?買うにゃ!!」
「今から大福を食いまくるんだぞ?絶対満腹になるし、その間に鮮度も落ちてしまうから、買うのは後にしないか?」
「あ~~、にゃるほど・・・。それにゃら後にするにゃ」
「店主すまん。そういうわけなんで俺らは大福を食いまくって来るわ」
「わははははははは!大福には勝てねえな!!」
まあそんなわけで、ニャルルが加わり三人パーティーとなった。
そのまま東門へと向かう。
「ノドグロ?めっちゃ気ににゃるにゃ・・・」
「ああそれな~、俺から見ても鮮度がイマイチだったからさ、だったら自分らで漁をした方が良いと思ったんだよ。一応アレ高級魚だから鮮度が悪くてもたぶん高いぞ?」
「今から漁に出るにゃか!?」
「これからダイフク大会だって、こがっちが言ったばっかだろ!」
「残念ながら漁に出るのはこの街を出発してからだ。まだ陸奥から越後に入ったばかりの位置だから海までは結構距離がある。だから魚の鮮度が悪かったんだよ」
「そうだったにゃか!じゃあもう少し我慢するにゃ!」
ニャルルの期待に応えるためにも海側を目指して進んでみるか~。
尾張を目指すには遠回りになるけども、少しくらい旅を楽しみたいからな!
「んで、ボンタンガリって何?」
うぐっ!現場を見られていたのならば当然の疑問か。
もう隠し通せる状況じゃねえ。素直に白状するしかなさそうだ・・・。
「えーとだな、最初に絡んで来た奴らみたいなガラの悪い奴らのことを『ツッパリ』と呼ぶんだが、そのツッパリ共の履いてるズボンが『ボンタン』ってヤツなんだ。それを狩るからボンタン狩り」
ここのツッパリは学生服なんて着てないし普通のズボンを履いているから、正確には全然違うんだけどね。
『ボンタン』ってのは、とび職が履いている足首がシュッと締まった感じの『ニッカ』みたいな、ダボダボの学生ズボンのことだ。
「へーーー!要するにズボンだろ?んなもんいっぱい集めてどうすんだ?」
「別にズボンなんかいらん」
「じゃあなんでコイツらのズボン脱がしてるわけ??」
ぐぬぬぬ・・・、ちゃんと説明しないと変質者みたいに思われそうだな。
「コイツらは10人で囲んで脅しをかけ、俺から金品を巻き上げようとしたわけだ。まあ残念ながらそれは失敗に終わったようだが、襲われた俺の立場からすると、落とし前をつけないと納得いかんだろ?」
「まあ、返り討ちにしても腹が立つのはわかるぜ!」
「だからボンタン狩りをしてたわけですよ!」
「でもそんなにズボン集めたって邪魔なだけだろ」
もちろんコイツらのズボンなんか俺だっていらねえよ!
「邪魔だな。ぶっちゃけズボンなんていらん!でもそういう問題じゃねえんだよ。ズボンを取られたコイツらはこの後どうすると思う?」
「そりゃあ・・・、パンツを隠しながら家に帰るんじゃね?」
「屈辱だろ?」
「あーーーーーーーー!そういうことか!!」
「そういうことだ。パンツ姿で街を歩いてる奴がいたら、それは『ボンタン狩りされました』っていう恥ずかしい証拠になるわけだ」
「あはははははははははははははははは!!」
ふ~~~、ようやく理解してくれたみたいだな。
ってことでボンタン狩りの再開だ!
「ボンタン脱がんかい!!」
チンピラからボンタンを剥いでいたのだが、ゴマちゃんにジーっと見られているので少し恥ずかしくなってきた。
「やる?」
「やる!!」
ゴマちゃんが縦縞ジャケットの男のボンタンを脱がしてる姿を見て、なんか違うと感じた。
「ゴマちゃん、それじゃあダメだ!」
「ええええーーーーーーーッ!?」
「ボンタン狩りってのはな、『ボンタン寄越さんかいコラ!』といったセリフを吐きながら、荒々しく豪快にやるモノだ!じゃないとちょっと変質者っぽいだろ?」
「あーーーーーーーーーーー!こがっちの言う通りだぜ!!」
ってことで俺もボタン狩りの続きだ。
「ボンタン狩りじゃあああ!!」
「ボンタン寄越さんかいハゲ!!」
そしてボンタンを剥ぎ取った後は高笑いだ。
「ガッハッハッハッハーーーーーーーー!!」
「あーーーっはっはっはっはっはっはっは!!」
―――ようやく全員のボンタンを剥ぎ終わった。
「これに懲りたら、もう二度と絡んで来んじゃねえぞ!!」
「あたいは部外者だけどな!!」
最後にちゃんと捨て台詞を吐いてから裏路地を後にした。
・・・・・
「なんかさあ、あたいらの方が悪者っぽくねえか?」
「最後だけ人に見られてたら完全に悪者に間違われそうだけど、俺は思いっきり被害者側だからな?」
歩いていると、ボンタンを1枚落とした。
「あーもう!ボンタン邪魔!!」
「ってかどうすんだよ?このボンタン」
マジでどうすっか・・・。こんなもんラビラビ亭に持ち帰りたくはない。
「しゃーねえ!東門の兵士に渡そう。『落とし物デーーース』って」
「いやいやいやいや!10人もズボンを落とすとかおかしいだろ!!」
「アイツらみんなベルトを着けて来るの忘れたんだろな~。だからズボンなんか落とすんだよ」
「あはははははははははは!それじゃ頭悪すぎだろ!!」
東門へ向かって歩いていると、店の前にいるニャルルを見つけた。
まだ買い物中だったらしい。
「おーいニャルル!何か良い物でも見つかったのか?」
真剣な顔をしていたニャルルがこちらを振り向いた。
「あ!こがにゃんにゃ!ゴマにゃんも一緒にゃか!」
側まで行くと、そこは魚屋だった。
「何を真剣な顔で見てるのかと思ったら魚かい!」
「魚ならまだこがっちがいっぱい持ってるだろ。買う必要無くねえか?」
「うにゃっ!鮮度はイマイチにゃけど、見たことにゃいヤツがいたんにゃ!」
マジか!
ニャルルの指差した場所を見てみると、ザルの中に赤い魚が入っていた。
「おおおおーーー!こりゃあ確かに気になるわ。名前はなんだっけかな~」
それを聞いた店主が俺を見た。
「お前さん他国の人かい?そいつぁ『のどぐろ』だ。越後の魚と言えば『のどぐろ』よ!!」
ああ、そうだ『のどぐろ』だ!新潟名物の高級魚じゃないか!!っていうか越後では魚にちゃんと名前があるんだな?ミスフィート領では全部俺が名付けたのに。
・・・あれ?名前も俺が知ってるのと一致してるな。不思議なもんだ。
「すげー美味いって聞いたことあるぞ!でもこの後、大福大会があるんだよな~」
「美味いにゃか!?買うにゃ!!」
「今から大福を食いまくるんだぞ?絶対満腹になるし、その間に鮮度も落ちてしまうから、買うのは後にしないか?」
「あ~~、にゃるほど・・・。それにゃら後にするにゃ」
「店主すまん。そういうわけなんで俺らは大福を食いまくって来るわ」
「わははははははは!大福には勝てねえな!!」
まあそんなわけで、ニャルルが加わり三人パーティーとなった。
そのまま東門へと向かう。
「ノドグロ?めっちゃ気ににゃるにゃ・・・」
「ああそれな~、俺から見ても鮮度がイマイチだったからさ、だったら自分らで漁をした方が良いと思ったんだよ。一応アレ高級魚だから鮮度が悪くてもたぶん高いぞ?」
「今から漁に出るにゃか!?」
「これからダイフク大会だって、こがっちが言ったばっかだろ!」
「残念ながら漁に出るのはこの街を出発してからだ。まだ陸奥から越後に入ったばかりの位置だから海までは結構距離がある。だから魚の鮮度が悪かったんだよ」
「そうだったにゃか!じゃあもう少し我慢するにゃ!」
ニャルルの期待に応えるためにも海側を目指して進んでみるか~。
尾張を目指すには遠回りになるけども、少しくらい旅を楽しみたいからな!
3
お気に入りに追加
1,225
あなたにおすすめの小説
ド底辺から始める下克上! 〜神に嫌われ無能力となった男。街を追放された末、理を外れた【超越】魔法に覚醒し、一大領主へ成り上がる。
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
この世界では、18の歳になると、創造神・ミーネより皆に魔力が授けられる。
捨て子だったハイネは教会に拾われたこともあり、どれだけ辛いことがあっても、ミーネを信奉し日々拝んできたが………
魔力付与式当日。
なぜかハイネにだけ、魔力が与えられることはなかった。日々の努力や信仰は全く報われなかったのだ。
ハイネは、大人たちの都合により、身体に『悪魔』を封印された忌み子でもあった。
そのため、
「能力を与えられなかったのは、呪われているからだ」
と決めつけられ、領主であるマルテ伯爵に街を追放されてしまう。
その夜、山で魔物に襲われ死にかけるハイネ。
そのとき、『悪魔』を封印していた首輪が切れ、身体に眠る力が目覚めた。
実は、封印されていたのは悪魔ではなく、別世界を司る女神だったのだ。
今は、ハイネと完全に同化していると言う。
ハイネはその女神の力を使い、この世には本来存在しない魔法・『超越』魔法で窮地を切り抜ける。
さらに、この『超越』魔法の規格外っぷりは恐ろしく……
戦闘で並外れた魔法を発動できるのはもちろん、生産面でも、この世の常識を飛び越えたアイテムを量産できるのだ。
この力を使い、まずは小さな村を悪徳代官たちから救うハイネ。
本人は気づくよしもない。
それが、元底辺聖職者の一大両者は成り上がる第一歩だとは。
◇
一方、そんなハイネを追放した街では……。
領主であるマルテ伯爵が、窮地に追い込まれていた。
彼は、ハイネを『呪われた底辺聖職者』と厄介者扱いしていたが、実はそのハイネの作る護符により街は魔物の侵略を免れていたのだ。
また、マルテ伯爵の娘は、ハイネに密かな思いを寄せており……
父に愛想を尽かし、家を出奔し、ハイネを探す旅に出てしまう。
そうして、民や娘からの信頼を失い続けた伯爵は、人生崩壊の一途を辿るのであった。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる