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401 丸洗いされるのが一人だけだと誰が言った?
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ナルティアの丸洗いは確定として・・・。
さっき部屋に一緒について来た重臣の二人も強化してやった方がいいよな?ガチャ服はもう無理だけど、三河服ならばまだ何着かある。
一般人が着ている服と同じく三つしか付与出来ないけども、そこは強化値をワンランク上げて差別化するか・・・。
総大将一人だけが強くなっても、それ以外が皆同程度の戦力だと応用が利かないからな。ナルティアの信頼を得ているあの二人を強化すれば、軍を支えてくれる強力な家臣となるだろう。
「ナルティア、さっき部屋について来た二人も呼んでくれ。彼女達が最も信頼している反乱軍の戦力なのだろう?」
「フレイアとスカーレットのことか?」
「名前は知らないけど、たぶんその二人だ」
「あーそっか!まだ紹介してなかったな。あたしの部屋に来たのはその二人だ。強い者なら他にも数名いるが、彼女達とは何度も死線を潜り抜けた戦友でもある」
「なるほど・・・、なら増々もって適任だな。じゃあ腹いっぱい食べ終わったら一緒に連れて来てくれ」
「了解した!」
まだ結構時間がかかりそうなので、メシの片手間に三河服の強化を始めた。
・・・・・
久しぶりのご馳走を堪能したナルティアが、二人を連れて歩いて来た。
「お?食い終わったみたいだな。おーいニャルル!部屋が出来たから行くぞ~」
「にゃっ!?みんにゃ、コーヒーの時間にゃ!」
「コーヒーはともかく、部屋はすごく楽しみかも」
「さっきちょっと見たけど、結構良い感じだったぞ!」
パメラが作った地下室を見て、ナルティア達三人が驚愕する。
「うぇえええええええ!?何だこれは!!!」
「ねえ・・・、ここって昨日まで土の中だった場所よね?」
「数時間でコレを??いやいやいやいや、意味わかんないから!!」
しかもパメラ一人でな。ホント鍛えといて良かったぜ。
三人共、リビングに設置した大きなテーブルに着いてもらった。
「えーと、フレイアとスカーレットといったか?」
「あっ、自己紹介がまだだった!私の名はフレイア!」
「私はスカーレットです」
「飯の前に皆の前で自己紹介したが改めて、尾張軍師の小烏丸だ。それでだな、さっきナルティアには武器を渡したわけだが、彼女が最も信頼している二人にも強力な武器を渡そうと思っている」
「え!?私達にも貰えるのか!!」
「強力な武器!?」
武器と聞いて二人の瞳がキラキラと輝いた。
「だが得意武器も知らん状態だからそれは後にする。此処に来てもらった理由はもう一つの方だ」
マジックバッグから3着の服を取り出し、三人の前にそれぞれ並べた。
「武器が強くなっても防御が弱ければ話にならんからな。目の前に置かれた服を鑑定してみてくれ」
「うわーーーーー!!なんて美しい服なのだ!!!」
「こ、これ、私が貰ってもいいの!?」
「綺麗な服・・・」
まず見た目の美しさに感動する。そして鑑定すると今度は驚愕する。
「ブホッ!!」
「えええええええええ!?」
「は?・・・・・・エーーーーーーッ!?」
「先程の武器も凄かったが、コレも凄まじいな・・・」
「うわ~~~!ね、ねえ、これ着てみてもいい??」
エサに食いついたッ!
「答えはノーだ!!」
「「・・・・・・・・・・・・」」
一瞬にして場が凍り付いた。
ちなみにニャルル達はこの後何が起きるのか知っているので、皆俺の後ろで黙ってニマニマしている。
「これを着るには一つ条件があるのだよ」
「条件とは何だ!?」
「三人の前に置かれた服は、見ての通りとても美しい。すなわち三人には、服を着る前に風呂で身を清めてもらう!それが服を渡すたった一つの条件だ」
「お風呂に入れるのなんてゼネトス軍のお偉いさんくらいじゃ?」
「風呂??そんなものどこに・・・、あっ、もしかして此処には風呂があるのか!?」
「嘘ッ!?」
「風呂ならあるぞ!では条件を飲むということで良ろしいかね?」
「その程度の条件なら全然問題無い。というかむしろ体験してみたいぞ!しかし風呂など話に聞いたことがあるくらいで、使い方などわからぬのだが・・・」
「それなら大丈夫だ。風呂場に案内するから俺について来てくれ」
まあ風呂くらい三人に勝手に入ってもらえばいいような気もするけど、ニャルル達の時からの流れもあって、完璧な丸洗いをしなければ俺の気が済まないのだ。
ちなみに風呂の用意は、もうとっくに出来ている。
「此処が脱衣所で御座います。奥の扉を開くと、当店自慢の浴場に入ることが出来ます」
「ぬ!?なぜ急に丁寧な口調になったのだ??」
「「??」」
「こがにゃんの雰囲気が変わったにゃ!もうすでに丸洗い師にゃ!」
「始まるのね・・・」
「あたい達も入ろうぜ!今日は人を斬りまくったから、ずっと気持ち悪かったんだ!」
「そうね~、大きな浴槽を作ったから全員入っても余裕よ」
「やったーーー!おふろだーーーー!!」
ナルティア達三人がニャルル達の話に気を取られた隙をプロは見逃さない。
食事の前に全員鎧を脱いでいたし、今日はイージーモードか。
シュパパパパパパッ!
「うぇっ!?」
「へ??」
「キャッ!!」
ガチャッ
三人の服を脱がすと同時に、ゴマちゃんが風呂のドアを開けてくれた。
良いサポートだ!出来る女になったな。
ドボン!バシャッ!ドボン!
「ひゃっ!!」
「熱ッ!」
「な、なんだ!?」
広い浴槽の方ではなく、丸洗い専用の浴槽に三人を投下した。
斜め45度のお辞儀をしながら、始まりの挨拶をさせて頂く。
「ご来店頂き有難う御座います。本日は私がお客様方の担当をさせて頂きます。心ゆくまで丸洗いを堪能して頂ければ幸いです」
問答無用の丸洗い態勢になるまで少し梃子摺ってしまったな。
プロになってもう結構経つけど、正直まだまだだな俺も。
・・・さて、始めるとするか~。
さっき部屋に一緒について来た重臣の二人も強化してやった方がいいよな?ガチャ服はもう無理だけど、三河服ならばまだ何着かある。
一般人が着ている服と同じく三つしか付与出来ないけども、そこは強化値をワンランク上げて差別化するか・・・。
総大将一人だけが強くなっても、それ以外が皆同程度の戦力だと応用が利かないからな。ナルティアの信頼を得ているあの二人を強化すれば、軍を支えてくれる強力な家臣となるだろう。
「ナルティア、さっき部屋について来た二人も呼んでくれ。彼女達が最も信頼している反乱軍の戦力なのだろう?」
「フレイアとスカーレットのことか?」
「名前は知らないけど、たぶんその二人だ」
「あーそっか!まだ紹介してなかったな。あたしの部屋に来たのはその二人だ。強い者なら他にも数名いるが、彼女達とは何度も死線を潜り抜けた戦友でもある」
「なるほど・・・、なら増々もって適任だな。じゃあ腹いっぱい食べ終わったら一緒に連れて来てくれ」
「了解した!」
まだ結構時間がかかりそうなので、メシの片手間に三河服の強化を始めた。
・・・・・
久しぶりのご馳走を堪能したナルティアが、二人を連れて歩いて来た。
「お?食い終わったみたいだな。おーいニャルル!部屋が出来たから行くぞ~」
「にゃっ!?みんにゃ、コーヒーの時間にゃ!」
「コーヒーはともかく、部屋はすごく楽しみかも」
「さっきちょっと見たけど、結構良い感じだったぞ!」
パメラが作った地下室を見て、ナルティア達三人が驚愕する。
「うぇえええええええ!?何だこれは!!!」
「ねえ・・・、ここって昨日まで土の中だった場所よね?」
「数時間でコレを??いやいやいやいや、意味わかんないから!!」
しかもパメラ一人でな。ホント鍛えといて良かったぜ。
三人共、リビングに設置した大きなテーブルに着いてもらった。
「えーと、フレイアとスカーレットといったか?」
「あっ、自己紹介がまだだった!私の名はフレイア!」
「私はスカーレットです」
「飯の前に皆の前で自己紹介したが改めて、尾張軍師の小烏丸だ。それでだな、さっきナルティアには武器を渡したわけだが、彼女が最も信頼している二人にも強力な武器を渡そうと思っている」
「え!?私達にも貰えるのか!!」
「強力な武器!?」
武器と聞いて二人の瞳がキラキラと輝いた。
「だが得意武器も知らん状態だからそれは後にする。此処に来てもらった理由はもう一つの方だ」
マジックバッグから3着の服を取り出し、三人の前にそれぞれ並べた。
「武器が強くなっても防御が弱ければ話にならんからな。目の前に置かれた服を鑑定してみてくれ」
「うわーーーーー!!なんて美しい服なのだ!!!」
「こ、これ、私が貰ってもいいの!?」
「綺麗な服・・・」
まず見た目の美しさに感動する。そして鑑定すると今度は驚愕する。
「ブホッ!!」
「えええええええええ!?」
「は?・・・・・・エーーーーーーッ!?」
「先程の武器も凄かったが、コレも凄まじいな・・・」
「うわ~~~!ね、ねえ、これ着てみてもいい??」
エサに食いついたッ!
「答えはノーだ!!」
「「・・・・・・・・・・・・」」
一瞬にして場が凍り付いた。
ちなみにニャルル達はこの後何が起きるのか知っているので、皆俺の後ろで黙ってニマニマしている。
「これを着るには一つ条件があるのだよ」
「条件とは何だ!?」
「三人の前に置かれた服は、見ての通りとても美しい。すなわち三人には、服を着る前に風呂で身を清めてもらう!それが服を渡すたった一つの条件だ」
「お風呂に入れるのなんてゼネトス軍のお偉いさんくらいじゃ?」
「風呂??そんなものどこに・・・、あっ、もしかして此処には風呂があるのか!?」
「嘘ッ!?」
「風呂ならあるぞ!では条件を飲むということで良ろしいかね?」
「その程度の条件なら全然問題無い。というかむしろ体験してみたいぞ!しかし風呂など話に聞いたことがあるくらいで、使い方などわからぬのだが・・・」
「それなら大丈夫だ。風呂場に案内するから俺について来てくれ」
まあ風呂くらい三人に勝手に入ってもらえばいいような気もするけど、ニャルル達の時からの流れもあって、完璧な丸洗いをしなければ俺の気が済まないのだ。
ちなみに風呂の用意は、もうとっくに出来ている。
「此処が脱衣所で御座います。奥の扉を開くと、当店自慢の浴場に入ることが出来ます」
「ぬ!?なぜ急に丁寧な口調になったのだ??」
「「??」」
「こがにゃんの雰囲気が変わったにゃ!もうすでに丸洗い師にゃ!」
「始まるのね・・・」
「あたい達も入ろうぜ!今日は人を斬りまくったから、ずっと気持ち悪かったんだ!」
「そうね~、大きな浴槽を作ったから全員入っても余裕よ」
「やったーーー!おふろだーーーー!!」
ナルティア達三人がニャルル達の話に気を取られた隙をプロは見逃さない。
食事の前に全員鎧を脱いでいたし、今日はイージーモードか。
シュパパパパパパッ!
「うぇっ!?」
「へ??」
「キャッ!!」
ガチャッ
三人の服を脱がすと同時に、ゴマちゃんが風呂のドアを開けてくれた。
良いサポートだ!出来る女になったな。
ドボン!バシャッ!ドボン!
「ひゃっ!!」
「熱ッ!」
「な、なんだ!?」
広い浴槽の方ではなく、丸洗い専用の浴槽に三人を投下した。
斜め45度のお辞儀をしながら、始まりの挨拶をさせて頂く。
「ご来店頂き有難う御座います。本日は私がお客様方の担当をさせて頂きます。心ゆくまで丸洗いを堪能して頂ければ幸いです」
問答無用の丸洗い態勢になるまで少し梃子摺ってしまったな。
プロになってもう結構経つけど、正直まだまだだな俺も。
・・・さて、始めるとするか~。
応援ありがとうございます!
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