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352 ニャルルとの邂逅
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第一村人のニャルルに、北海道へ飛ばされて来た経緯を軽く説明した。
「そんにゃ魔道具があるにゃんて初めて聞いたにゃ」
「俺も初めてだよ。伊勢から北海道まで飛ばされるって、いくら何でも射程距離長すぎだろ!」
「イセってどこにあるにゃ?」
「ああ、ちょっと地図描いて説明するわ」
その辺に落ちてた木の枝を使って、地面に日本地図を描く。
ぐぬぬ!北海道の形って、頭ではある程度思い浮かぶのに、描こうと思ったらなんか違う感じになってしまうな・・・。函館の辺りがどうも違う感満載だ。
まあいいや!どうせ地面に描いてるだけなんだからテキトーだ!
日本地図を描いた後、尾張と伊勢と北海道に文字を入れた。
「今俺達がいるココが北海道だ!周りは全部海な。んで南の海を越えた先にも陸地があって、俺がいた場所はココだ!伊勢という国で聖帝軍と戦っていたんだ」
地図を見たニャルルが、目をキラキラ輝かせている。
「すごいにゃ!!北海道以外にも陸があるにゃんて知らにゃかったにゃ!!」
「デカくて高性能な船でもなきゃ、津軽海峡を突破出来ないわな」
なんせこの世界は日本の10倍以上だ。
津軽海峡も10倍以上あるとなると、それ相応の船がなきゃまず越えられまい。
そもそも一度でも海を越えて戻って来た人がいなければ、海の向こうに陸があるってことが伝わらないからな。
「ツガリュカキョ??それはどこにゃ?」
「あぁ悪い!えーとな、北海道の下にあるこの辺の海のことだ」
「こがにゃんはこの海を渡れるにゃ?」
「どうだろな~、たぶん何とかなるとは思ってる」
「ウチも行くにゃ!!!」
「・・・えっ!?マジか!」
何言ってんだ?このニャンコは。
出会ったばかりの謎の人物と一緒に知らない土地に行くとか、無防備にもほどがあんだろ!
両親に知られたら、フルボッコにされた挙句一ヶ月の謹慎処分だぞ。
「いやいやいやいや!家族とかいるだろ?いきなり見知らぬ土地になんか行ったら、心配するどころかもう会えないかもしれないんだぞ?」
「いにゃいにゃ」
あ・・・、なんか地雷を踏み抜いてしまったかもしれん。
「すまん、なんか悪いこと聞いちまったな」
「いいにゃ。村が魔物に襲われるにゃんてよくあることにゃ」
村が魔物に・・・。
確かにこんな魔境で暮らしてれば、村が壊滅するなんてことは日常茶飯事なのかもしれないな。
天涯孤独な身の上ならば、幸せな未来を掴むチャンスとも言える。
「北海道に未練は無いのか?」
「にゃいにゃ。あ~、でも伝えたい友達はいるにゃ」
「なるほど・・・、とりあえずその友達がいる村とか街とかに案内してもらえないか?決断はその後でも遅くはない」
「ん~~~~、にゃんか一緒に行くって言いそうだにゃ!」
「なぬ!?いやいやいや、ちょっと軽すぎだろ!!」
北海道は一体どうなってんだ!?
っていうか、ニャルルの友達だから似たような感じなんかな?
さて・・・、あっ!
「そういや、何でゴーレムと戦ってたんだ?」
「あ、忘れてたにゃ!!」
ニャルルが倒れているゴーレムまで駆け寄り、胴体を剣で殴り始めた。
「えーと、それは何をしてるん?」
「ん??魔石を取り出すにゃ」
なるほど、しかしゴーレムの魔石は取り出すのが大変そうだな。
「ふ~~~、これで依頼達成にゃ!」
依頼?
「依頼ってことは、ゴーレムを倒す仕事だったんか?」
「そうにゃ。これでしばらくご飯が食べられるにゃ」
ニャルルは次にゴーレムの腕を剣で殴り始める。
「ちょっと待った!えーとそれは、腕を持ち帰りたいってことだよな?」
「持てるだけ持つにゃ」
「あー、それなら力になれるぞ。全部持ち帰るってことで良いんだよな?」
「全部は無理にゃ!」
ゴーレムに近寄り、マジックバッグに収納した。
「うにゃ!?消えたにゃ!ゴーレムどこいったにゃ!!」
「驚かせてスマン。俺の鞄の中に入れたんだ。目的地に着いたらそこに出せばいいんだよな?」
「そんにゃ鞄に入るわけにゃいにゃ!」
「いや、ホントに入ってるんだってば。んじゃこっちに出すぞ?」
反対方向にゴーレムを置いた。
「にゃっ!?ゴーレムが出て来たにゃ!!!」
「な?んじゃまた鞄に入れるからな~」
ゴーレムを収納する。
「すごいにゃ!!こがにゃんの鞄は、にゃんかおかしいにゃ!」
「内緒にしてくれよ?盗まれたら大変なことになるからな」
「わかったにゃ!」
まあ盗まれたとしても、登録者以外には取り出せないんだけどな。
ただ俺が非常に困ることになるから、本当なら人に見せるのは良くない。
ニャルルが天真爛漫なのでつい見せてしまったけど・・・、ん-まあ大丈夫だろ!
簡単に盗まれるほど俺は間抜けではない。
リュックには最強付与してあるから斬られても平気だし。
きゅるきゅるきゅる
ん?
「腹減ったからそろそろ帰るにゃ」
「空腹だったのか。んじゃメシ食ってから出発すっか!」
「食べ物は持って来てにゃいにゃ」
「安心しろ、俺が持ってる」
あ、そうだ!ちょっと驚かせてやるか。えーと、広さは十分だな。
「んじゃ出すから、ちょっと下がってくれ」
マジックバッグから解体前の風竜を取り出した。
「うにゃあああああああああああ!!ドラゴンが出たにゃああああああ!!」
よっしゃ!ドッキリ大成功です!
「そんにゃ魔道具があるにゃんて初めて聞いたにゃ」
「俺も初めてだよ。伊勢から北海道まで飛ばされるって、いくら何でも射程距離長すぎだろ!」
「イセってどこにあるにゃ?」
「ああ、ちょっと地図描いて説明するわ」
その辺に落ちてた木の枝を使って、地面に日本地図を描く。
ぐぬぬ!北海道の形って、頭ではある程度思い浮かぶのに、描こうと思ったらなんか違う感じになってしまうな・・・。函館の辺りがどうも違う感満載だ。
まあいいや!どうせ地面に描いてるだけなんだからテキトーだ!
日本地図を描いた後、尾張と伊勢と北海道に文字を入れた。
「今俺達がいるココが北海道だ!周りは全部海な。んで南の海を越えた先にも陸地があって、俺がいた場所はココだ!伊勢という国で聖帝軍と戦っていたんだ」
地図を見たニャルルが、目をキラキラ輝かせている。
「すごいにゃ!!北海道以外にも陸があるにゃんて知らにゃかったにゃ!!」
「デカくて高性能な船でもなきゃ、津軽海峡を突破出来ないわな」
なんせこの世界は日本の10倍以上だ。
津軽海峡も10倍以上あるとなると、それ相応の船がなきゃまず越えられまい。
そもそも一度でも海を越えて戻って来た人がいなければ、海の向こうに陸があるってことが伝わらないからな。
「ツガリュカキョ??それはどこにゃ?」
「あぁ悪い!えーとな、北海道の下にあるこの辺の海のことだ」
「こがにゃんはこの海を渡れるにゃ?」
「どうだろな~、たぶん何とかなるとは思ってる」
「ウチも行くにゃ!!!」
「・・・えっ!?マジか!」
何言ってんだ?このニャンコは。
出会ったばかりの謎の人物と一緒に知らない土地に行くとか、無防備にもほどがあんだろ!
両親に知られたら、フルボッコにされた挙句一ヶ月の謹慎処分だぞ。
「いやいやいやいや!家族とかいるだろ?いきなり見知らぬ土地になんか行ったら、心配するどころかもう会えないかもしれないんだぞ?」
「いにゃいにゃ」
あ・・・、なんか地雷を踏み抜いてしまったかもしれん。
「すまん、なんか悪いこと聞いちまったな」
「いいにゃ。村が魔物に襲われるにゃんてよくあることにゃ」
村が魔物に・・・。
確かにこんな魔境で暮らしてれば、村が壊滅するなんてことは日常茶飯事なのかもしれないな。
天涯孤独な身の上ならば、幸せな未来を掴むチャンスとも言える。
「北海道に未練は無いのか?」
「にゃいにゃ。あ~、でも伝えたい友達はいるにゃ」
「なるほど・・・、とりあえずその友達がいる村とか街とかに案内してもらえないか?決断はその後でも遅くはない」
「ん~~~~、にゃんか一緒に行くって言いそうだにゃ!」
「なぬ!?いやいやいや、ちょっと軽すぎだろ!!」
北海道は一体どうなってんだ!?
っていうか、ニャルルの友達だから似たような感じなんかな?
さて・・・、あっ!
「そういや、何でゴーレムと戦ってたんだ?」
「あ、忘れてたにゃ!!」
ニャルルが倒れているゴーレムまで駆け寄り、胴体を剣で殴り始めた。
「えーと、それは何をしてるん?」
「ん??魔石を取り出すにゃ」
なるほど、しかしゴーレムの魔石は取り出すのが大変そうだな。
「ふ~~~、これで依頼達成にゃ!」
依頼?
「依頼ってことは、ゴーレムを倒す仕事だったんか?」
「そうにゃ。これでしばらくご飯が食べられるにゃ」
ニャルルは次にゴーレムの腕を剣で殴り始める。
「ちょっと待った!えーとそれは、腕を持ち帰りたいってことだよな?」
「持てるだけ持つにゃ」
「あー、それなら力になれるぞ。全部持ち帰るってことで良いんだよな?」
「全部は無理にゃ!」
ゴーレムに近寄り、マジックバッグに収納した。
「うにゃ!?消えたにゃ!ゴーレムどこいったにゃ!!」
「驚かせてスマン。俺の鞄の中に入れたんだ。目的地に着いたらそこに出せばいいんだよな?」
「そんにゃ鞄に入るわけにゃいにゃ!」
「いや、ホントに入ってるんだってば。んじゃこっちに出すぞ?」
反対方向にゴーレムを置いた。
「にゃっ!?ゴーレムが出て来たにゃ!!!」
「な?んじゃまた鞄に入れるからな~」
ゴーレムを収納する。
「すごいにゃ!!こがにゃんの鞄は、にゃんかおかしいにゃ!」
「内緒にしてくれよ?盗まれたら大変なことになるからな」
「わかったにゃ!」
まあ盗まれたとしても、登録者以外には取り出せないんだけどな。
ただ俺が非常に困ることになるから、本当なら人に見せるのは良くない。
ニャルルが天真爛漫なのでつい見せてしまったけど・・・、ん-まあ大丈夫だろ!
簡単に盗まれるほど俺は間抜けではない。
リュックには最強付与してあるから斬られても平気だし。
きゅるきゅるきゅる
ん?
「腹減ったからそろそろ帰るにゃ」
「空腹だったのか。んじゃメシ食ってから出発すっか!」
「食べ物は持って来てにゃいにゃ」
「安心しろ、俺が持ってる」
あ、そうだ!ちょっと驚かせてやるか。えーと、広さは十分だな。
「んじゃ出すから、ちょっと下がってくれ」
マジックバッグから解体前の風竜を取り出した。
「うにゃあああああああああああ!!ドラゴンが出たにゃああああああ!!」
よっしゃ!ドッキリ大成功です!
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