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251 疲労度MAX
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次は和泉の番なのだが結果は残念ながら青だった。
出て来たのは女性用のスニーカー。まあこういうのはいくつあっても当たりだ。
うさ耳カチューシャを着けたミスフィートさんが、ガチャの前に立った。
傍らには巨大なゴブリンのぬいぐるみ。
「やっぱりアレ、すごく気に入ってるのね・・・」
「ずっとゴブリンと戦ってたからな。友情が芽生えたのだろう」
「ゴブ夫、次が最後の1回だ。本気で行くからそこで応援していてくれ!」
デラックスガチャに魔石を投入し、彼女は静かに目を閉じた。
どうやらぬいぐるみに『ゴブ夫』って名前を付けたもよう。
ガチャコン!キュピピピン!
「よーーーーしっ!やったぞ、ゴブ夫!私の祈りが天に届いたぞ!!」
「すげーーーー!!やっぱ気合を込めると違うなあ」
「最後に金のカプセルって、なんで二人とも土壇場に強いのよ!?」
[ヴィクトリア朝ゴシックドレス(黒+銀)]
:謎の化学繊維で作られた服。様々な付与魔法が込められている。評価S
:付属品 銀のティアラ
:斬撃耐性+ 衝撃耐性+ 魔法耐性+ 炎耐性+ 熱耐性+ 冷気耐性+
汚れ耐性+
:自動修復(大)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
「おおおっ!なんと豪華なドレスだ!」
「うわあ~~~!これまた凄まじいのを引きましたね!」
「ミスフィートさんって、引き当てる服がどれもぶっ飛んでない!?」
これもルネッサンスって感じなのだが、前のより更に荘厳なドレスだ。
ベースは黒だが、シルバーの刺繍で非常に豪華な仕上がりとなっている。
袖のヒラヒラした部分を見てると、何となくマリー・アントワネットの姿を思い浮かべてしまうな。
「なぜ私は普通の服が引けないのだろうか?」
「はて?大名だからかな?」
「あまりにも豪華すぎて、普段着としては着られないよね~」
「前回引き当てたドレスも豪華絢爛だったしなあ・・・、ああ、でも最初に出した巫女装束なら気軽に着られますよ」
「そうか、アレがあったな!」
「このドレスを着てうさ耳を着けたら、謎の王女様が爆誕ね!」
「ぷっ!それはそれで面白いな!」
シュールすぎるだろ!まあとにかくこのドレスは、大当たりも大当たりだ。
ただここまで突き抜けたドレスだと、着る機会も限られてしまうだろう。普段から着ちゃ駄目ってこともないけどさ。
マリー・アントワネットなんて、豪華なドレスが普段着みたいなもんじゃねえの?
俺とミスフィートさんは魔石が無くなったので、残るは和泉の分だけだ。
全てにおいて一喜一憂の盛り上がりだったけど、結果は巻きでお送りしよう。
ガチャコン 赤 毛皮のコート(白)
ガチャコン 緑 テント
ガチャコン 青 大きな水槽
ガチャコン 緑 寝袋
ガチャコン 青 クッション
ガチャコン 赤 浴衣
ガチャコン 赤 水色のワンピース
そして和泉が魂を込めた最後の1回。
赤・赤と来てたので期待していたのだが、残念ながら緑だった。
「にゅああああッ!?」
「ブホッ!!」
「な、なんだ!?この気持ち悪い人形は!!」
最後に出て来たモノは、まさかの人体模型だった。
あまりのキモさに、和泉が手を引っ込めたくらいだ。
「なんで私だけ最後の最後に人体模型なのよ!?」
「まさかこんなのが出て来るとはな・・・。まあでも赤・赤と来てたから」
「人体模型?こんな物、何に使うというのだ??」
「これで人間の体の勉強をするのですよ。普通の人は内臓なんてあまり見る機会が無いでしょう?」
「なるほど!体の内側だからこんなに気持ちが悪いのか」
「私こんなのいらないから小烏丸にあげる。勉強に使えるなら少しは意味があるでしょ?」
「まあ、医学を発達させるのには良い教材にはなるか・・・」
すごくいらんけどマジックバッグに収納した。
ああ、それとママチャリのお礼で寝袋とテントも貰った。
俺は結構あちこち移動することが多いから、こういうのは非常に助かる!
「最後は酷かったけど大満足だわっ!ワンピースもコートも可愛いし!」
「ミスフィートさんは、ガチャの景品でどれが1番嬉しかったです?」
「1番となると難しいぞ・・・・・・!んーーーーー、ゴブ夫だなっ!」
「えーーーーっ!!それなのっ!?私は断然軍服ね!」
軍服はすごくわかる!だがミスフィートさん、結構良い物出してたのに1番はゴブ夫かい!!
なんか、とても気に入ってるなーとは思ったけどさ。
「さあて・・・、ガチャも全部終了したし、部屋に戻って死神の準備だ!」
「だな!」
「私は行けないからなあ~、部屋で大人しく鑑定でもしてよう」
部屋に戻って、ミスフィートさんと一緒に聖水をがぶ飲みした。
丸2日寝てないんで正直かなりキツイ。だが今日を乗り切れば終了だからな。
さて、もうひと踏ん張りだ!帰ったら爆睡してやるぜ!
そして10階へ出発し、死神との睨めっこが始まった。
************************************************************
「ふ~~~、朝です。さすがにもう十分でしょう!」
「ようやく終わりか。ふむ・・・、即死耐性・恐怖耐性・混乱耐性・呪い耐性が全てレベル6になったぞ!」
「こっちは全てレベル7ですね。予定通りの結果ですので大成功です!」
「しかし本当に疲れたな。城に帰ったら丸一日寝てしまいそうだぞ」
「俺なんて3日寝てないですからね・・・。んじゃ部屋に戻りますか」
死神での耐性上げがようやく終わった。だが非常に有意義な3日間だったな!
出て来たのは女性用のスニーカー。まあこういうのはいくつあっても当たりだ。
うさ耳カチューシャを着けたミスフィートさんが、ガチャの前に立った。
傍らには巨大なゴブリンのぬいぐるみ。
「やっぱりアレ、すごく気に入ってるのね・・・」
「ずっとゴブリンと戦ってたからな。友情が芽生えたのだろう」
「ゴブ夫、次が最後の1回だ。本気で行くからそこで応援していてくれ!」
デラックスガチャに魔石を投入し、彼女は静かに目を閉じた。
どうやらぬいぐるみに『ゴブ夫』って名前を付けたもよう。
ガチャコン!キュピピピン!
「よーーーーしっ!やったぞ、ゴブ夫!私の祈りが天に届いたぞ!!」
「すげーーーー!!やっぱ気合を込めると違うなあ」
「最後に金のカプセルって、なんで二人とも土壇場に強いのよ!?」
[ヴィクトリア朝ゴシックドレス(黒+銀)]
:謎の化学繊維で作られた服。様々な付与魔法が込められている。評価S
:付属品 銀のティアラ
:斬撃耐性+ 衝撃耐性+ 魔法耐性+ 炎耐性+ 熱耐性+ 冷気耐性+
汚れ耐性+
:自動修復(大)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
「おおおっ!なんと豪華なドレスだ!」
「うわあ~~~!これまた凄まじいのを引きましたね!」
「ミスフィートさんって、引き当てる服がどれもぶっ飛んでない!?」
これもルネッサンスって感じなのだが、前のより更に荘厳なドレスだ。
ベースは黒だが、シルバーの刺繍で非常に豪華な仕上がりとなっている。
袖のヒラヒラした部分を見てると、何となくマリー・アントワネットの姿を思い浮かべてしまうな。
「なぜ私は普通の服が引けないのだろうか?」
「はて?大名だからかな?」
「あまりにも豪華すぎて、普段着としては着られないよね~」
「前回引き当てたドレスも豪華絢爛だったしなあ・・・、ああ、でも最初に出した巫女装束なら気軽に着られますよ」
「そうか、アレがあったな!」
「このドレスを着てうさ耳を着けたら、謎の王女様が爆誕ね!」
「ぷっ!それはそれで面白いな!」
シュールすぎるだろ!まあとにかくこのドレスは、大当たりも大当たりだ。
ただここまで突き抜けたドレスだと、着る機会も限られてしまうだろう。普段から着ちゃ駄目ってこともないけどさ。
マリー・アントワネットなんて、豪華なドレスが普段着みたいなもんじゃねえの?
俺とミスフィートさんは魔石が無くなったので、残るは和泉の分だけだ。
全てにおいて一喜一憂の盛り上がりだったけど、結果は巻きでお送りしよう。
ガチャコン 赤 毛皮のコート(白)
ガチャコン 緑 テント
ガチャコン 青 大きな水槽
ガチャコン 緑 寝袋
ガチャコン 青 クッション
ガチャコン 赤 浴衣
ガチャコン 赤 水色のワンピース
そして和泉が魂を込めた最後の1回。
赤・赤と来てたので期待していたのだが、残念ながら緑だった。
「にゅああああッ!?」
「ブホッ!!」
「な、なんだ!?この気持ち悪い人形は!!」
最後に出て来たモノは、まさかの人体模型だった。
あまりのキモさに、和泉が手を引っ込めたくらいだ。
「なんで私だけ最後の最後に人体模型なのよ!?」
「まさかこんなのが出て来るとはな・・・。まあでも赤・赤と来てたから」
「人体模型?こんな物、何に使うというのだ??」
「これで人間の体の勉強をするのですよ。普通の人は内臓なんてあまり見る機会が無いでしょう?」
「なるほど!体の内側だからこんなに気持ちが悪いのか」
「私こんなのいらないから小烏丸にあげる。勉強に使えるなら少しは意味があるでしょ?」
「まあ、医学を発達させるのには良い教材にはなるか・・・」
すごくいらんけどマジックバッグに収納した。
ああ、それとママチャリのお礼で寝袋とテントも貰った。
俺は結構あちこち移動することが多いから、こういうのは非常に助かる!
「最後は酷かったけど大満足だわっ!ワンピースもコートも可愛いし!」
「ミスフィートさんは、ガチャの景品でどれが1番嬉しかったです?」
「1番となると難しいぞ・・・・・・!んーーーーー、ゴブ夫だなっ!」
「えーーーーっ!!それなのっ!?私は断然軍服ね!」
軍服はすごくわかる!だがミスフィートさん、結構良い物出してたのに1番はゴブ夫かい!!
なんか、とても気に入ってるなーとは思ったけどさ。
「さあて・・・、ガチャも全部終了したし、部屋に戻って死神の準備だ!」
「だな!」
「私は行けないからなあ~、部屋で大人しく鑑定でもしてよう」
部屋に戻って、ミスフィートさんと一緒に聖水をがぶ飲みした。
丸2日寝てないんで正直かなりキツイ。だが今日を乗り切れば終了だからな。
さて、もうひと踏ん張りだ!帰ったら爆睡してやるぜ!
そして10階へ出発し、死神との睨めっこが始まった。
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「ふ~~~、朝です。さすがにもう十分でしょう!」
「ようやく終わりか。ふむ・・・、即死耐性・恐怖耐性・混乱耐性・呪い耐性が全てレベル6になったぞ!」
「こっちは全てレベル7ですね。予定通りの結果ですので大成功です!」
「しかし本当に疲れたな。城に帰ったら丸一日寝てしまいそうだぞ」
「俺なんて3日寝てないですからね・・・。んじゃ部屋に戻りますか」
死神での耐性上げがようやく終わった。だが非常に有意義な3日間だったな!
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