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47 論功行賞
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論功行賞はまだ続く。
「では次!カトレア、前へ」
「ハッ!」
カトレアが数歩前へ出る。
「キミの活躍も実に見事だった。よって戦功第二位とし、金貨を更に15枚、そして服を授ける!」
「ありがたき幸せ!」
カトレアの前まで歩いて行き、箱から一着の服を取り出す。
彼女は綺麗系で真っすぐな性格。仕事を着実にこなし、結果を出すタイプだ。
なので、切れ味鋭い服が似合うと判断し、コレに決まった。
[ビジネススーツ(女性用)]
:謎の化学繊維で作られた服。付与魔法が込められている。評価S
:斬撃耐性++ 刺突耐性++ 衝撃耐性++ 魔法耐性++ 炎耐性++
熱耐性++ 冷気耐性++ 汚れ耐性++ 精神耐性++
:自動修復(中)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
ジャケットとスカートの色はネイビーで、白いプルオーバーとセットだ。
靴をどうしようか迷ったんだけど、ヒールが高い靴じゃ戦えないので、そこは機能性重視で選んだ。
服を受け取ったカトレアが少し震えている。
「私がこの服を・・・」
「次の戦いでも期待しているぞ」
「はいっ!この服に恥じないような活躍を約束します!」
よし、服には満足してもらえたようだな。
問題は次の服だ。一体どんな反応をするのか、楽しみだが怖さもある。
「今回の論功行賞は次の1人で終了だが、選ばれなかった人も悲しまないでくれ。これから軍の人員が増えて行くのは確実だが、いずれは今いる53人全員に服を渡すつもりだ。戦功を立てれば服が早く手に入るという風に考えてもらいたい。そして更なる戦果をあげた者には、欲しい服の選択も可能にするつもりだ」
「たった今服を貰った私にも、いつかまた服が貰える機会があるという事ですか?」
「その通りだ!」
「「わああああああああああああ~~~!!」」
俺、過労死するかもな・・・。提案したのも俺なんだけどさ。
「では次!セーラ、前へ」
「え??わたしですか?」
「そうだ。キミだ」
セーラがおっかなびっくり数歩前へ出る。
「戦功というのは、何も武力だけに当て嵌まるモノではない。食料など物資の調達、伝令、情報収集、キミの働きはとても素晴らしかった。それに戦闘もしっかりこなしていた。私は細かい所もしっかり見ているぞ!よってセーラを戦功第三位とし、金貨を更に10枚、そして服を授ける!」
「あ、ありがたき幸せ!!」
セーラの前まで歩いて行き、箱から一着の服を取り出す。
彼女は可愛い系だ。見ているだけでほっこりしてしまう素直さ、そして物腰の柔らかさ。最初はゴスロリにしようと思ったが、ちょっと違うと考え直しこっちを選択した。
[ゴスロリメイド服]
:謎の化学繊維で作られた服。付与魔法が込められている。評価S
:斬撃耐性++ 刺突耐性++ 衝撃耐性++ 魔法耐性++ 炎耐性++
熱耐性++ 冷気耐性++ 汚れ耐性++ 精神耐性++
:自動修復(中)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
メイド服と言ったら、普通は白を基調とした物を思い浮かべると思うのだが、これは白と黒のバランスが半々くらいで、全体的にヒラヒラしていてとにかく可愛い!
中世の頃の本物のメイド服は、もっと質素で白と茶色とかだったと思うんだけど、ガチャ産のはどうもコスプレ色が強くて、非常に洗練されているのだ。
「・・・・・・・・・・・・」
「どうだ?」
「可愛い・・・、何コレ!?可愛すぎません!?ヤバイです!鼻血が出そうです!」
「喜んでもらえたようだな」
「こんな可愛いのをわたしが・・・」
「服を受け取った3人は、今すぐ着替えて来てもらえるか?恩賞がどれほどのモノなのかを、皆に披露しておきたい」
「「わかりました!」」
こう喜んでもらえると、選んだこっちも嬉しくなってくるな。
着替えた3人を見るのがすごく楽しみだ。
「小烏丸、3人の着替えを手伝ってやってくれ」
「・・・・・・へ?いやいやいやいや、それはマズイでしょ!?」
「私じゃ服の着方など教えられん。小烏丸ならわかるのだろう?」
「いや、まあたしかにその通りですが・・・」
「じゃあ、頼んだぞ」
なんてこった。美女3人の生着替えを手伝うのか・・・。
ラッキーすぎて死ぬんじゃないか?俺。
そういうことになったので、着替えを手伝いに3人と共に隣の部屋に移動した。
・・・・・
「ブフォッ!!な、なんでみんな下着をつけて無いんですか!!」
ヤ、ヤバイ。鼻血が出て来た。
「アーーーッハッハッハッハ!アタシ達には、そんな贅沢出来るほど余分な布が無いのよ。美女三人の裸が見れてラッキーじゃない!ほら、おっぱい触ってみる?」
「くっ!これは孔明の罠か!?」
「は、恥ずかしいので、早く服を着せて下さい!」
イカン。静まれ!息子よ、静まるのだ!
しかしこのまま服を着せるのもなあ・・・。しゃーない、下着もサービスしよう。
「ちょっと失礼しますよ」
3人の後ろに回り、頑張ってみんなにブラジャーをつけた。
「これは何?胸がすごく窮屈なんだけど」
「ブラジャーっていう下着です。胸を隠すと同時に、胸の形を綺麗に保つ効果もありますよ」
なぜかわからんが、服を着せると敬語になってしまうな。
自動的に業者さん思考になるのかもしれん。
続けて3人にパンティーを履かせる。
裸体天国にマジで頭がショートしそうだ・・・。
そして奮闘の末、なんとか3人に服を着せることに成功した。
「3人共、とても良く似合ってますよ」
「すごい!みんなむっちゃ可愛いよ!」
「カーラの服も、格好良くて可愛いですよ」
「2人とも凛々しいねー!わたしのだけすごくヒラヒラしてる」
「セーラの無茶苦茶可愛いわよ!羨ましいくらい」
鏡を置いて、自分の姿を確認出来るようにしたら、めっちゃ盛り上がった。
みんなクルクル回ったりと、すごく楽しそうで、見ているこっちも嬉しくなる。
「いけない!そろそろ戻らないと、皆が待ってます」
「だね!」
ようやく着替えも終わって、広場に戻ることにした。
こんだけ綺麗になると、みんな無茶苦茶驚くだろなあ!
「では次!カトレア、前へ」
「ハッ!」
カトレアが数歩前へ出る。
「キミの活躍も実に見事だった。よって戦功第二位とし、金貨を更に15枚、そして服を授ける!」
「ありがたき幸せ!」
カトレアの前まで歩いて行き、箱から一着の服を取り出す。
彼女は綺麗系で真っすぐな性格。仕事を着実にこなし、結果を出すタイプだ。
なので、切れ味鋭い服が似合うと判断し、コレに決まった。
[ビジネススーツ(女性用)]
:謎の化学繊維で作られた服。付与魔法が込められている。評価S
:斬撃耐性++ 刺突耐性++ 衝撃耐性++ 魔法耐性++ 炎耐性++
熱耐性++ 冷気耐性++ 汚れ耐性++ 精神耐性++
:自動修復(中)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
ジャケットとスカートの色はネイビーで、白いプルオーバーとセットだ。
靴をどうしようか迷ったんだけど、ヒールが高い靴じゃ戦えないので、そこは機能性重視で選んだ。
服を受け取ったカトレアが少し震えている。
「私がこの服を・・・」
「次の戦いでも期待しているぞ」
「はいっ!この服に恥じないような活躍を約束します!」
よし、服には満足してもらえたようだな。
問題は次の服だ。一体どんな反応をするのか、楽しみだが怖さもある。
「今回の論功行賞は次の1人で終了だが、選ばれなかった人も悲しまないでくれ。これから軍の人員が増えて行くのは確実だが、いずれは今いる53人全員に服を渡すつもりだ。戦功を立てれば服が早く手に入るという風に考えてもらいたい。そして更なる戦果をあげた者には、欲しい服の選択も可能にするつもりだ」
「たった今服を貰った私にも、いつかまた服が貰える機会があるという事ですか?」
「その通りだ!」
「「わああああああああああああ~~~!!」」
俺、過労死するかもな・・・。提案したのも俺なんだけどさ。
「では次!セーラ、前へ」
「え??わたしですか?」
「そうだ。キミだ」
セーラがおっかなびっくり数歩前へ出る。
「戦功というのは、何も武力だけに当て嵌まるモノではない。食料など物資の調達、伝令、情報収集、キミの働きはとても素晴らしかった。それに戦闘もしっかりこなしていた。私は細かい所もしっかり見ているぞ!よってセーラを戦功第三位とし、金貨を更に10枚、そして服を授ける!」
「あ、ありがたき幸せ!!」
セーラの前まで歩いて行き、箱から一着の服を取り出す。
彼女は可愛い系だ。見ているだけでほっこりしてしまう素直さ、そして物腰の柔らかさ。最初はゴスロリにしようと思ったが、ちょっと違うと考え直しこっちを選択した。
[ゴスロリメイド服]
:謎の化学繊維で作られた服。付与魔法が込められている。評価S
:斬撃耐性++ 刺突耐性++ 衝撃耐性++ 魔法耐性++ 炎耐性++
熱耐性++ 冷気耐性++ 汚れ耐性++ 精神耐性++
:自動修復(中)サイズ自動調節 防水機能 消臭脱臭機能
メイド服と言ったら、普通は白を基調とした物を思い浮かべると思うのだが、これは白と黒のバランスが半々くらいで、全体的にヒラヒラしていてとにかく可愛い!
中世の頃の本物のメイド服は、もっと質素で白と茶色とかだったと思うんだけど、ガチャ産のはどうもコスプレ色が強くて、非常に洗練されているのだ。
「・・・・・・・・・・・・」
「どうだ?」
「可愛い・・・、何コレ!?可愛すぎません!?ヤバイです!鼻血が出そうです!」
「喜んでもらえたようだな」
「こんな可愛いのをわたしが・・・」
「服を受け取った3人は、今すぐ着替えて来てもらえるか?恩賞がどれほどのモノなのかを、皆に披露しておきたい」
「「わかりました!」」
こう喜んでもらえると、選んだこっちも嬉しくなってくるな。
着替えた3人を見るのがすごく楽しみだ。
「小烏丸、3人の着替えを手伝ってやってくれ」
「・・・・・・へ?いやいやいやいや、それはマズイでしょ!?」
「私じゃ服の着方など教えられん。小烏丸ならわかるのだろう?」
「いや、まあたしかにその通りですが・・・」
「じゃあ、頼んだぞ」
なんてこった。美女3人の生着替えを手伝うのか・・・。
ラッキーすぎて死ぬんじゃないか?俺。
そういうことになったので、着替えを手伝いに3人と共に隣の部屋に移動した。
・・・・・
「ブフォッ!!な、なんでみんな下着をつけて無いんですか!!」
ヤ、ヤバイ。鼻血が出て来た。
「アーーーッハッハッハッハ!アタシ達には、そんな贅沢出来るほど余分な布が無いのよ。美女三人の裸が見れてラッキーじゃない!ほら、おっぱい触ってみる?」
「くっ!これは孔明の罠か!?」
「は、恥ずかしいので、早く服を着せて下さい!」
イカン。静まれ!息子よ、静まるのだ!
しかしこのまま服を着せるのもなあ・・・。しゃーない、下着もサービスしよう。
「ちょっと失礼しますよ」
3人の後ろに回り、頑張ってみんなにブラジャーをつけた。
「これは何?胸がすごく窮屈なんだけど」
「ブラジャーっていう下着です。胸を隠すと同時に、胸の形を綺麗に保つ効果もありますよ」
なぜかわからんが、服を着せると敬語になってしまうな。
自動的に業者さん思考になるのかもしれん。
続けて3人にパンティーを履かせる。
裸体天国にマジで頭がショートしそうだ・・・。
そして奮闘の末、なんとか3人に服を着せることに成功した。
「3人共、とても良く似合ってますよ」
「すごい!みんなむっちゃ可愛いよ!」
「カーラの服も、格好良くて可愛いですよ」
「2人とも凛々しいねー!わたしのだけすごくヒラヒラしてる」
「セーラの無茶苦茶可愛いわよ!羨ましいくらい」
鏡を置いて、自分の姿を確認出来るようにしたら、めっちゃ盛り上がった。
みんなクルクル回ったりと、すごく楽しそうで、見ているこっちも嬉しくなる。
「いけない!そろそろ戻らないと、皆が待ってます」
「だね!」
ようやく着替えも終わって、広場に戻ることにした。
こんだけ綺麗になると、みんな無茶苦茶驚くだろなあ!
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