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第388話 王妃様は何でもお見通し
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王家の馬車を作っている特別室の床に並べられた大量の武器を見て、おっさん達と眼鏡美人がおったまげた。
何種類もの剣と槍だけじゃなく、スタッフ、ロッド、弓、戦斧、メイス、鎌、槌、モーニングスターと、あらゆる武器を並べたのだ。ついでに盾も。
これだけあれば、あなたの欲しい物がきっと見つかる作戦です!
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
武器の側まで駆け寄ったおっさん達+美女1が呆然としています。
「まさか武器で埋め尽くされるとはな。何種類あるんだこりゃ?」
「いきなり武器屋になってしまったじゃないですか!」
「もう今まで何度も驚かされてきたがコレは・・・」
「こんな物どこで手に入れたんだ?」
まあ武器の出所が気になるのは当然ですよね。
「もちろんこの街じゃねえぞ。場所は言えないが古代遺跡だ」
「古代遺跡だと!?」
「数百年、もしかしたらそれ以上昔に作られた古の武器だ。その辺の武器屋で買えるようなモノとは格が違うぜ!」
「鞘から抜いてみてもいいか?」
「売ろうと思って並べたんだから、もちろんいいぞ!」
「俺らも手に取ってみたいのだが構わんか?」
「どうぞーーーーーーーーーー!」
マグロのおっちゃんとメルお姉ちゃんは剣を抜き、マッチョ二人は打撃系の武器を持ち上げた。
「これは・・・・・・」
「うわ、本当に凄まじい武器ですね!お友達価格で1000万と聞いて最初は驚きましたけど、もしかして激安なんじゃないですか!?」
「この色・・・、鉄ではないもっと希少な鉱石で作られているな」
「見ただけで普通じゃないのがわかる。古の武器というのはおそらく真実だろう」
ボク達は1000万以上としか言ってなかったけど、凄すぎて価値がわからないからそう言ってただけで、オークションに出したら青天井で値段が跳ね上がっていくポテンシャルを秘めている武器達なのだ!
しかもルーン文字が彫られていないってだけで、武器の完成度はレオナねえとかが持っている剣に匹敵するレベルなのですよ。
武器の数が多いのもあり、全員色んな武器を手に取り、古の時代からしばらく帰って来なかった。
「レオナ、武器って何本まで買えるんだ?」
ん?
「何本でも売ってやるぞ。でも5000万しか持ってきてないだろ?馬車と肉を買ったらそんな残らんよな?」
「いや、現金は確かに5000万しかないが、カードに5000万入ってる。『クーヤちゃんの側に居れば必ず何か凄い物が出てくるわ。絶対必要になるから持って行きなさい。好きに使って構いません』と、王妃様に持たされたのだ」
「マジかよ!王妃様に完璧に読まれてるじゃん!!」
ブホッ!なんて恐ろしい人なんだ・・・。
一見我儘な悪役令嬢マダムなのに、あの人すんごい切れ者なんだよな~。
だからお姉ちゃんズが全員トラウマになるほど恐れてるのか。
黄色いのが、そんな怖い人から思いっきりボッタくってたんですけど!!
「メル、いくら持ってる?」
「えーと・・・、1500万ちょいですが」
「こっちは2500万ってとこか。ギリギリ10本いけるな」
10本だって!?えーと・・・、1億ううううう!?
「全財産無くなるのはかなり痛いのですが!」
「一時的に失うだけだ。お友達価格の2000万で売れば倍になるぞ!」
「なるほど!貴族らに売るのですね!?」
「王妃様に隠すわけにもいかないから正直に報告するつもりだが、取り上げられることはない筈だ。買い手が王妃様になる可能性が結構高いがな」
「王妃様との交渉は、あなたに任せますからね!」
「う、うむ」
うっわ~!マグロのおっちゃん、王妃様と駆け引きするつもりなのか。
ボクもやったけど、アレはかなり精神力ゴリゴリ削られますぞ!
「マジで10本も買ってくれんの!?」
「古の時代の武器だぞ?そりゃ買うだろ。2000万、いや、3000万で売れてもおかしくない一品だ。・・・あ、ハイドリムドで転売のようなことをしても構わんよな?どう使うかは王妃様次第だが」
「買った武器をどう使おうがそっちの自由だ。好きにしていいぞ!」
「よし!じゃあ武器を吟味させてもらうぞ」
「ところでショートソードって、この1本しか無いのですか?」
「武器ハムちゃん2号が床に並べてある武器をもう1セット持ってるから、全部2本ずつある」
「「ぶっ!!」」
同じ武器を2本欲しがるかもしれないので、ちゃんと用意してありますとも!
お土産爆弾を繰り返しているので、こっちにも先読み能力が備わっているのだ。
大金が動く非常に大きな買い物なので、武器を選び終わるまで2時間くらい掛かったけど、マグロのおっちゃん達は良い買い物が出来たようでホクホク顔だ。
ただハイドリムドの王様や重臣達が装備する予定の武器なので、選んだのは王道的な剣と槍と杖ばかりだった。盾も一つゲットしてたけど、最後まで全部武器にするか悩んでたみたい。
レオナねえが『今日は持ってきてないが一応鎧もあるぞ?』って言ったんだけど、今は武器優先とのこと。やはり喜ばれるのは武器なんだね~。盾は王様が所持するか将軍に与えるかで悩むだろうけど、二つはいらないだろうという判断です。
そしてベイダーさんとライガーさんですが、そっちにも二本売れました!
ベイダーさんは自分が使うためじゃなく、パンダ工房の秘密兵器として剣を選び、ライガーさんは召喚獣を手に入れるための武器としてメイスをゲットしました。
パンダ工房には、強いくせにジャーキー職人をやってる猫とかいたりするので、強い剣があれば緊急時に役に立ってくれることでしょう。
ライガーさんは剣技に優れた戦士じゃなく普通のマッチョなので、ただ振り回すだけでいいメイスがベストだろうってコレに決めたみたいですね。すごく良い選択だったと思います。
これからマグロのおっちゃん達が、レオナねえのギルドカードに代金を振り込みに行くところなのですが、とりあえずマッチョ二人から2000万ゲット!
「オイどうするよ!?ヤバいほど売れてしまったんだけど!!」
「ナナに報告したらメチャメチャ驚くだろうね~♪」
「これでアパートのお金は大丈夫そうですね!」
「大丈夫どころか、もう無敵状態なのです!」
「金銭感覚が麻痺してきた・・・」
ちなみにナナお姉ちゃんは、レミお姉ちゃんと一緒に自分の家のトイレ工事をしているので、ここにはいません。
なんか最近はギルドにも行かずにただ毎日遊んでいるだけというか、外国に行って戦争したり大掃除しまくったりとずっと変な行動ばかりなのに、どんどんお金持ちになっていくという・・・。
何種類もの剣と槍だけじゃなく、スタッフ、ロッド、弓、戦斧、メイス、鎌、槌、モーニングスターと、あらゆる武器を並べたのだ。ついでに盾も。
これだけあれば、あなたの欲しい物がきっと見つかる作戦です!
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
武器の側まで駆け寄ったおっさん達+美女1が呆然としています。
「まさか武器で埋め尽くされるとはな。何種類あるんだこりゃ?」
「いきなり武器屋になってしまったじゃないですか!」
「もう今まで何度も驚かされてきたがコレは・・・」
「こんな物どこで手に入れたんだ?」
まあ武器の出所が気になるのは当然ですよね。
「もちろんこの街じゃねえぞ。場所は言えないが古代遺跡だ」
「古代遺跡だと!?」
「数百年、もしかしたらそれ以上昔に作られた古の武器だ。その辺の武器屋で買えるようなモノとは格が違うぜ!」
「鞘から抜いてみてもいいか?」
「売ろうと思って並べたんだから、もちろんいいぞ!」
「俺らも手に取ってみたいのだが構わんか?」
「どうぞーーーーーーーーーー!」
マグロのおっちゃんとメルお姉ちゃんは剣を抜き、マッチョ二人は打撃系の武器を持ち上げた。
「これは・・・・・・」
「うわ、本当に凄まじい武器ですね!お友達価格で1000万と聞いて最初は驚きましたけど、もしかして激安なんじゃないですか!?」
「この色・・・、鉄ではないもっと希少な鉱石で作られているな」
「見ただけで普通じゃないのがわかる。古の武器というのはおそらく真実だろう」
ボク達は1000万以上としか言ってなかったけど、凄すぎて価値がわからないからそう言ってただけで、オークションに出したら青天井で値段が跳ね上がっていくポテンシャルを秘めている武器達なのだ!
しかもルーン文字が彫られていないってだけで、武器の完成度はレオナねえとかが持っている剣に匹敵するレベルなのですよ。
武器の数が多いのもあり、全員色んな武器を手に取り、古の時代からしばらく帰って来なかった。
「レオナ、武器って何本まで買えるんだ?」
ん?
「何本でも売ってやるぞ。でも5000万しか持ってきてないだろ?馬車と肉を買ったらそんな残らんよな?」
「いや、現金は確かに5000万しかないが、カードに5000万入ってる。『クーヤちゃんの側に居れば必ず何か凄い物が出てくるわ。絶対必要になるから持って行きなさい。好きに使って構いません』と、王妃様に持たされたのだ」
「マジかよ!王妃様に完璧に読まれてるじゃん!!」
ブホッ!なんて恐ろしい人なんだ・・・。
一見我儘な悪役令嬢マダムなのに、あの人すんごい切れ者なんだよな~。
だからお姉ちゃんズが全員トラウマになるほど恐れてるのか。
黄色いのが、そんな怖い人から思いっきりボッタくってたんですけど!!
「メル、いくら持ってる?」
「えーと・・・、1500万ちょいですが」
「こっちは2500万ってとこか。ギリギリ10本いけるな」
10本だって!?えーと・・・、1億ううううう!?
「全財産無くなるのはかなり痛いのですが!」
「一時的に失うだけだ。お友達価格の2000万で売れば倍になるぞ!」
「なるほど!貴族らに売るのですね!?」
「王妃様に隠すわけにもいかないから正直に報告するつもりだが、取り上げられることはない筈だ。買い手が王妃様になる可能性が結構高いがな」
「王妃様との交渉は、あなたに任せますからね!」
「う、うむ」
うっわ~!マグロのおっちゃん、王妃様と駆け引きするつもりなのか。
ボクもやったけど、アレはかなり精神力ゴリゴリ削られますぞ!
「マジで10本も買ってくれんの!?」
「古の時代の武器だぞ?そりゃ買うだろ。2000万、いや、3000万で売れてもおかしくない一品だ。・・・あ、ハイドリムドで転売のようなことをしても構わんよな?どう使うかは王妃様次第だが」
「買った武器をどう使おうがそっちの自由だ。好きにしていいぞ!」
「よし!じゃあ武器を吟味させてもらうぞ」
「ところでショートソードって、この1本しか無いのですか?」
「武器ハムちゃん2号が床に並べてある武器をもう1セット持ってるから、全部2本ずつある」
「「ぶっ!!」」
同じ武器を2本欲しがるかもしれないので、ちゃんと用意してありますとも!
お土産爆弾を繰り返しているので、こっちにも先読み能力が備わっているのだ。
大金が動く非常に大きな買い物なので、武器を選び終わるまで2時間くらい掛かったけど、マグロのおっちゃん達は良い買い物が出来たようでホクホク顔だ。
ただハイドリムドの王様や重臣達が装備する予定の武器なので、選んだのは王道的な剣と槍と杖ばかりだった。盾も一つゲットしてたけど、最後まで全部武器にするか悩んでたみたい。
レオナねえが『今日は持ってきてないが一応鎧もあるぞ?』って言ったんだけど、今は武器優先とのこと。やはり喜ばれるのは武器なんだね~。盾は王様が所持するか将軍に与えるかで悩むだろうけど、二つはいらないだろうという判断です。
そしてベイダーさんとライガーさんですが、そっちにも二本売れました!
ベイダーさんは自分が使うためじゃなく、パンダ工房の秘密兵器として剣を選び、ライガーさんは召喚獣を手に入れるための武器としてメイスをゲットしました。
パンダ工房には、強いくせにジャーキー職人をやってる猫とかいたりするので、強い剣があれば緊急時に役に立ってくれることでしょう。
ライガーさんは剣技に優れた戦士じゃなく普通のマッチョなので、ただ振り回すだけでいいメイスがベストだろうってコレに決めたみたいですね。すごく良い選択だったと思います。
これからマグロのおっちゃん達が、レオナねえのギルドカードに代金を振り込みに行くところなのですが、とりあえずマッチョ二人から2000万ゲット!
「オイどうするよ!?ヤバいほど売れてしまったんだけど!!」
「ナナに報告したらメチャメチャ驚くだろうね~♪」
「これでアパートのお金は大丈夫そうですね!」
「大丈夫どころか、もう無敵状態なのです!」
「金銭感覚が麻痺してきた・・・」
ちなみにナナお姉ちゃんは、レミお姉ちゃんと一緒に自分の家のトイレ工事をしているので、ここにはいません。
なんか最近はギルドにも行かずにただ毎日遊んでいるだけというか、外国に行って戦争したり大掃除しまくったりとずっと変な行動ばかりなのに、どんどんお金持ちになっていくという・・・。
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