上 下
171 / 420

第171話 エッチなお姉さんに字を教わる

しおりを挟む
 暇そうにしている先生と交渉を重ねた結果、とうとう字を教えてもらえることになりました!おかげで辛いだけだった園児生活も、結構楽しくなってきましたよ!

 カリカリカリカリ

 召喚獣ボールペンを使って、召喚獣ノートに『魔法』と書いて先生に見せた。


「上手に書けているわよん!じゃあ、ご褒美のおっぱいパフパフ~」


 後ろから先生に抱きしめられている状態で、大きなおっぱいに頭を挟まれた。


「にょあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」


 そう。
 この先生、めちゃくちゃおっぱいが大きくてエロい変態教師なのである。

 しかもなぜか先生と呼んだら拗ねてしまって字を教えてくれなくなるので、『レミお姉ちゃん』と呼ばなければなりません。

 正直、面倒臭い性格です・・・。

 ちなみに『レミセリス』という名前なので、レミお姉ちゃんです。
 年齢は教えてくれなかったけど、見た感じ23歳くらいかな?

 一応先生なので最初はビシッとした服を着てたんだけど、字を教えてもらい始めるとどんどんビシッと成分が減っていき、今ではジャケットを脱いでから抱きしめられるようになり、やわらかおっぱいを強調するようになってきました・・・。

 クリスお姉ちゃんみたいな大人の女性って感じの人なんだけど、コッチの方が圧倒的にエロいです。何で学園の先生をやってるのか、まったく意味がわかりません!

 夜のお店で働けば間違いなくナンバーワンになれる逸材だとおもうんだけど、煌びやかな世界で男共を手玉に取りながら生きるのが性に合わないのかもね。

 でもって、レミお姉ちゃんの職業は『クラフター』なんだってさ。
 日本語だと工芸家になるのかな?

 実はコレがとんでもなく有能でして、『物を作ること全般』に補正が掛かる職業らしいですよ!?錬金術とかも使えるんだってさ!!

 でも広く浅くって感じなので、本家の錬金術師のように神髄を極めるレベルにまでは到達出来ないらしい。

 しかしボクの考えでは、木材加工でも装飾でも錬金術でも鍛冶でも何でも出来るって方が、使い勝手が良くて生活しやすいように思えますね!

 その道を究めるのも魅力的なんだけどさ、それだけの人生ってどうなんだろう?って思ったりもするので。


「でも『祝福の儀』が間近に迫って来ている子供が、毎日字の勉強ばかりしていていいのかしらん?」
「ボクくらいの紳士になると、『祝福の儀』くらい楽勝なのです」
「クーヤちゃんって、やたらと紳士に拘る変な子ちゃんよねえ。ご褒美のおっぱいパフパフ~」
「にょあ~~~~~~~~!レミお姉ちゃんは、やたらとご褒美が多すぎです!」
「赤ちゃんはおっぱいを揉むことで、みんなすくすくと育っていくのよん?」
「ボクはもう赤ちゃんじゃないですし!それに赤ちゃんはおっぱいを揉むんじゃなくて飲むんです!変態みたいに言わんでください!」
「あらあらあら~?クーヤちゃんはおっぱいが飲みたかったのね!頑張ってミルクを出すから、ちょっと今から挑戦するわよん!」
「挑戦しなくていいです!ってか、さっきから園長先生がこっち見てますけど?」


 レミお姉ちゃんが『キッ!』と睨むと、園長先生が目を逸らして逃亡した。


「これだからおっさんは嫌いなのよねえ~。やっぱり男はクーヤちゃんみたいな可愛い子に限るわ~」
「やっぱり、レミお姉ちゃんもショタコン属性持ちでしたか!!」
「しょたこん??」
「えーと・・・、小さな男の子が好きな女の人のことですね」
「おお~~~~~~!可愛い男の子は大好きよん!その中でもクーヤちゃんは飛び抜けて可愛いから、優勝間違いないわね!」


 いや、何の優勝だよ!?ショタワールドカップでも開催されるのか!?


「クーヤーーーーーーーーーーーーーーーー!」


 ボクを呼ぶ声が聞こえたのでそっちを見ると、リリカちゃんが手を振っていた。
 でも何かに気付いたようで、ほっぺを膨らませる。

「むっくーーーーーーーーーーーーーー!!」

 とたたたたたたたたた

 ん?リリカちゃんがこっちに走って来たぞ。


「ふーーーーーー!ここでなにしてたの!?」
「レミお姉ちゃんに字を教えてもらってたの!」
「じ?」

 リリカちゃんにノートを見せたけど、結局そんな物に興味は無かったようで、ボクの目の前に座り込んだ。

 ぺろぺろぺろぺろ

「にょあっ!何で突然ぺろぺろ!?」

 まったく意味が分からないです!
 学園では退屈しないから、今までぺろぺろ攻撃なんて無かったのに・・・。

「あらあらあらあら~、お姉ちゃんのライバルが登場ね!!これは負けていられないわよ?パフパフパフパフ~」
「にょあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

 前からのぺろぺろ攻撃と後ろからのパフパフ攻撃のWアタックですと!?

 くすぐったいやら気持ちいいやらで、とてもじゃないけど勉強どころじゃありません!どうしてこうなった!?


「ちょ、くすぐった、あひゃひゃひゃ!にょほ~~~~~~~~!!」


 結局それ以降は字の勉強が続行不可能となり、幼女とおっぱいに攻め立てられ、悶絶したまま本日の授業は終了した。



 ◇



 学園からの帰り道。


「ん?クーヤちゃん疲れた顔してない?今日はお勉強が大変だったのかしら~?」


 お母さんが心配そうな顔でショタを見た。


「今日も学園は楽しかったですよ?ただWアタックに耐えられなかったのです」
「んんん~??何のことかしらね~?」


 おっぱい攻撃とぺろぺろ攻撃だって正直に話しても、ショタが変な目で見られるだけなので、こんなの誰にも言えるわけがない!

 しかし字を教わるのってのは、これほどまでに大変なことだったのか・・・。


 んなわけあるかーーーーーい!!


 リリカちゃんはともかく、あの変態教師が全部悪いのです。
 すごく面白い人なんだけど、あの人ショタが大好物過ぎ!

 せめてあと5年待って下さい!それくらいの年齢だったら大歓迎ですから!
 
しおりを挟む
感想 165

あなたにおすすめの小説

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!

ほむらさん
ファンタジー
ヘルメット、マスク、そして赤い軍服。 幸か不幸か、偶然この服を手に入れたことにより、波乱な人生が幕を開けた。 これは、異世界で赤い流星の衣装を一生涯着続けることになった男の物語。 ※服は話の流れで比較的序盤に手に入れますが、しばらくは作業着生活です。 ※主人公は凄腕付与魔法使いです。 ※多種多様なヒロインが数多く登場します。 ※戦って内政してガチャしてラッキースケベしてと、バラエティー豊かな作品です。 ☆祝・100万文字達成!皆様に心よりの感謝を! 小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。  

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

処理中です...