モィ バリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

第20章 聖職者打倒のイスラエル対決

第234話 イスラエル地獄③

俺は連中が見事に消えた事によってこれで非常に終わったのかわからなかったので、これからクリアーナに事情をい言おうとした。

「クリアーナ。これで終わったのだろうか?」

「ううん。それはわからないよ。信雄さん。私は確かに奴ら浄化したけど、瘴気が現れれば間違いなく奴らが集まって再びここで連中が攻撃する能力を持ち出す恐れがあるかもしれないから余計に気を付けないといけないよ。」

「あぁ、そうだな。」

成程。
つまり奴らが死んでもその瘴気で簡単に復活する状況を考えるとそれは十分にありうると俺は感じた。
だから俺は連中が何か裏で隠している状況を思いながらこれから連中が何か隠している状況があると読んだ。
するとザギトワが…、

「せやな。信っち。私も奴らどうやって潜んでいるのかわからへんから何を考えているのか私にはどうもよくわからんんねん。」

あぁ。
ザギトワの言う通りだ。
奴らは普通ではありえないレベルの瘴気によって非常にくるっており、俺はその瘴気を感じると確かに非常に怖いものを感じてくるから猶更、その恐怖を感じる。

仮に連中を倒したとしても瘴気の集まり場所に固まり、奴らがまた集まってくるから猶更、警戒せねばならない。
だから俺はそう思いながらザギトワやクリアーナの様子を見てこれから俺はこっそりと外に出ようとした。

すると、誰かが俺達の気配を感じたせいか…、

「おい。不法入国者が…。」

「ちっ。お前達はモサドの奴らだな。」

「その通りだ。お前達はどうやら偽造パスポートで入国した罪で少し連行させてもらう。」

「黑。私達尾連行されるのか。」

「おい。私尾あんな連中に連行されとるのか?」

あぁ。
俺はこれで本当に終わると思うと非常に絶望に追い込まれると感じた。

だから、俺は偽造パスポートの罪でこれはやばいと思いながら、本当にこれで終わりだと感じた。

すると、俺達の偽パスポートを彼らに提示して…、

「君たちが偽パスポートで入国した3人か。」

「お前。何を企んでいる。」

やっぱり、偽パスポートで非常に俺たちがやばい状況に巻き込まれているなと感じた。
だが、謎の青年が現れた事で俺は、何かされるんじゃないかと警戒しながらも本当にこれで終わりが終わりだと感じた。

「ふむふむ。どうやら、君たちが不法入国した理由は既に我らと信頼深いアレクサンドル大統領から聞いているから大丈夫だぞ。」

「どういう事だ?」

なんで、俺達の事情を知っている。
俺は彼がなんで不法入国した事をアレクサンドル大統領から知っている状況を聞いたのか非常にわからなかったので俺は彼に聞いた。
だから俺はその青年に事情を知る事で大きな変化を受ける。

「あぁ、俺はアレクサンドル大統領から我が国のベンヤミン大統領から既に事情を聞いていてあえて無視していたのだ。」

「つまり、俺達は既にアレクサンドル大統領が教えていた訳なのか?」

「その通りだ。だからお前達をあえて見逃して、ここまで来させたんだ。」

つまり、俺達は既にわかっていたし、それを彼らは知っていた訳なのか～。
あぁ、なんで俺達がわかったのか意味が分からない～。

「で、君たちが偽造パスポートや渡航スタンプを別紙が張っているのも『既にイランなどに渡航していて、イランにいけなくなるから捺印してほしい』とアレクサンドル大統領から言っていたからな。」

「…。マジ…。」

やっぱり、俺達の事情を彼らが知っていたのは当然なのか…、
だから、俺はこの話を聞いて既にアレクサンドル大統領がベンヤミン大統領に情報を流した事で実はもう、解決する問題なのだと実感した。

しかし、アレクサンドル大統領とベンヤミン大統領は既に裏で結託してサイリスタ帝国の聖職者を潰す為に動いていたとは俺も知らなかった。
つまり、イスラエルとロシアの対立を演出して最終的にはサイリスタ帝国の聖職者を倒す為に動いていたって事か?
そう思うとさすがはモサドだと思いながら本当に彼らがこんな諜報能力を持っていると思うと非常に戦線恐々した。
しかし、ここはあえて平時で彼らと話そうとした。

「で、俺達はなぜ、知っている?」

「だって、ジョーカー大統領もアレクサンドル大統領も我らモサドに電話して信雄たちが偽造パスポートで来るからサイリスタ帝国の聖職者を倒してほしいと頼まれたからだよ。」

そういう事か。
俺はそう思うとこれは間違いなくやばいと思いながら本当に奴らは俺の事を事実上知っていたのだと感じた。
だから俺は彼らに返答し…、

「あぁ、そういう事ね。だから空港の渡航の際に別紙で簡単に渡航スタンプが押されていたのは事前にお前たちが知っていた訳だったんだな。」

「そうだ。ただ、君たちは僕たちの監視の下でサイリスタ帝国の聖職者を倒してほしい。」

「つまり、終わったら即刻ロシアなどに帰れっていう意味だと受け取った。」

「ありがとう。君はその神経のすばらしさに僕は感激する。」

俺はどうやらアレクサンドル大統領に事前にばれていたことを思うとこれで本当に俺は今まで何をしていたのかはっきりとわからなかった。

しかし、こういう事態を思うと俺は何をしていたのか凄く思い悩んでいるのも無理もなかった。
だから俺は本当に自分がやってきたことがこんなに見透かされていると思うと俺の落ち度でもあると感じた。
けど、今はモサドと結託してサイリスタ帝国の聖職者を倒せねばいけないと俺は感じた。
戦争に大金を継ぐイスラエルすらも危険視されるサイリスタ帝国の聖職者は余程、危険な連中なのだろうと感じる。
だから俺は本当にこれからが非常に重要な岐路になると思いながらこれから連中を討伐しようと思った。

そうしないと逆に俺たちが殺される恐れがあると思うと非常に恐怖を感じる状況が生まれるからだと…、