モィ バリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

第17章 残りの地下基地を探す。

第198話 つぶれ行く聖職者。

俺はシステマを利用して奴の心臓にパーで押し出しして攻撃した。
当然、奴らは心臓を直撃したので非常に大きなダメージで相手を苦しめた。
当然、奴らはそれで息が苦しくなって…、

「くそ、私たちをこうやって追いつめようとするお前たちはよくも私たちをひどい目に合わせたな。だが、時間がないと思えよ。」

「どういう事だ。」

「もう、わかっている通り。残り1つの地下基地であるサンフランシスコの地下基地でもうすぐイエローストーン噴火を狙って人工地震を起こす準備が起きている。」

なんだと。
奴らは既に人工地震を起こす準備をしているのか。
それは非常にやばいな。
けど、サンフランシスコはここから遠いから間に合うか不安だ。

「おい。それは本当だろうな。」

「あぁ、そうだ。イエローストーンを噴火させてこの世界を滅ぼす気で私は行くからな。だが、私達は向こうの世界で無事に過ごすか地下基地で安心して過ごせる環境を整えてあるから大丈夫だぞ。」

「くっ。」

どうやら奴らは言わないようだな。
だから、俺は奴らがすでにイエローストーン付近で爆発を起こそうとする動きがある事に非常に危険なにおいがしてきた。

つまり、連中は人工地震を起こしてこの世を昇華させようとする気満々だとはっきりした。
だから俺は連中がそこまで計画していたとははっきり言って外道なのだと実感した。

「つまり、サンフランシスコの地下基地で人工地震を起こす機能がついているんだな。」

「その通りだ。つまり、人工地震を利用してこの世を変えればそれでよいではないか。」

その話を聞いた俺は、奴らが非常にやばい計画を行っていると実感しながらこれから俺は連中がそこまで腐った奴らだと思うと本当に危ない雰囲気すら感じた。
ましてや人工地震や人工噴火を平気で起こすような奴らだから当然、聖職者それを狙って悪さをする。
だから俺は連中がそこまでして人工地震、特にイエローストーン噴火を狙っていたのは彼らの欲望や闇を実現化するためにあるのだと実感した。

つまりこんな奴らを野放しにすれば間違いなく連中によってこの世界がつぶされる状況がはっきりし、俺はこんな連中があまりにも酷い状況だとはっきりした。
つまり、連中が何をするのかはっきりとわかる以上、俺がやるべき事を既に分かっていた。

とにかく、サンフランシスコの人工地震を防いでイエローストーン噴火を阻止せねば間違いなく奴らの手に落ちると判断した。
その為、特殊な通話機を用いてキーナン博士に連絡した。
彼に連絡してサンフランシスコに行く準備をしようと…、

「もしもし。キーナン博士。」

「信雄殿。何かありましたか。」

「あぁ、奴らがサンフランシスコの地下基地から人工地震を起こしてイエローストーン噴火を狙っている。それを防ぐためにも絶対に阻止せねば間違いなく世界が終わるぞ。」

「了解。今すぐ、ボストンの空港へ向かって急いてサンフランシスコの地下基地へ向かいたまえ。おそらく、時間に猶予がないと思うから早めに行って止めるんだぞ。」

「了解。俺が連中を止めるために動くのだから確実に奴らの闇を阻止する。だから俺はその為に動くから大丈夫だ。」

「了解。では、早くボストンの空港まで来たまえ。」

俺は連中が既に人工地震を起こす準備をしていた事がはっきりしていた以上、ここで絶対に奴らの野望を止めねば間違いなく、連中によって駆られる状況がはっきりとするので、ここで止めることが非常に重要な路線になると思った。
そしてキーナン博士はその話を聞いて即材に返答した。

「ほう。すでに私達の野望を止めるために急いでサンフランシスコに急いでいるのだな。だが、君たちが行ってもすでに遅いから安心したまえ。」

「どういう事だ。」

「ここからサンフランシスコまでは10km以上の距離がある。そしてそれを阻止するためには1日以上の事件をかけて進まねばいけなくなる。これをどう思えばよいのか考えてみたまえ。」

「成程。つまり、連中が人工地震を起こす為に俺たちをここまでおびき寄せていたわけか。それなら確かに合点が行くな。つまり俺たちがここに来る事をわかっていただろうな。」

「その通りだ。すでに私たちはこことサンフランシスコで人工地震を起こせるように体制を整えてある。」

つまり、連中はどちらに転んでも人工地震を起こせることをはっきりしていたわけか。
そしてその人工地震をうまく利用すれば間違いなく奴らの理想の世界支配が完成することになる。
なぜなら、イエローストーン噴火は世界中に大きな悪影響を及ぼすからだ。
そしてアメリカでは東海岸でもシェールガスで地震を起こしやすくなっている。

つまり平和を奪わせて確実に人工地震で相手のデマを流せば間違いなく連中の思うつぼになることは明らかだとみているのだろう。
だから連中がどちらでも転んでも大丈夫のように既に仕組まれた行為なのだと実感していた。

それ故に俺はここで奴らの野望を阻止するために既に方向性を定めなければ間違いなく人工地震で人類滅亡とサイリスタ帝国の聖職者の理想のNWOが完成してしまう。
だから俺は連中がそういう行為をしている以上、奴らの闇をどうやって払拭するのか考えながら急いでボストン空港まで向かっていた。

「急げ。オズ。奴らはおそらく短時間で人工地震を起こしに来ることは既にわかっているからな。」

「成程。つまり連中は既にこの為に罠を仕組んでいた訳か。」

俺はオズの意見に頷きながら空港まで走っていった。
今ならまだ間に合うと…。