上 下
21 / 252
第1章 サイリスタ帝国の謎。

第20話 肉弾接待の実態。

しおりを挟む
俺はこの部屋に入る際に、彼女達にある警告を発した。

「ザギトワ。クリアーナ。お前達はこの部屋に入る前にアイドル大会の実態を知った方が良い。」

「あぁ、分かっとるで。」

「当然、さっきの暴力事件をみると分かっているよ。」

流石、お前達は凄く良い目をしている。
だから、お前達なら大丈夫だ。
では、開けるから覚悟しろよ。

「では、開けるぞ。」

「うん。」

「えぇ~。」

俺はこの部屋の接待部屋の実態を暴く為にこれから鍵を開いて開錠した。

「うっ。なんちゅう不気味や部屋や…。凄く気分悪くなりそうで嫌や…。」

「ザギトワさん。私もこの部屋や凄く不気味さを感じてくるよ。」

俺はザギトワやクリアーナにこの大会の真実を知らせるためにこの部屋の鍵を開けて、この部屋で行われている実態を見せる事にした。
どうやら、彼女達はこの肉弾接待の実態を知って、凄く恐怖を感じている。
けど、俺だってこの部屋の実態を知ったら凄く恐ろしいんだ。
可愛い女の子があんな聖職者に襲われる実態を知って凄く怖いからだ…。

つまり、サイリスタ大国は男の子を誘拐する一方で、女の子はこういうアイドル大会などを行わせる事で生贄や小児性愛を容認させる風習があると感じた。

「信っち。これがホンマにサイリスタ帝国の闇かいな。」

「あぁ、そうだ。これがサイリスタ帝国の闇に決まっている。」

俺は彼女達にこの闇を知った後、これがアイドル大会の本当の目的だと語った。
すると、謎の野郎が現れ…、

「おやおや、クリアーナとザギトワではないか。お前達も本来なら肉弾接待して欲しかった。
けど生憎、私達の肉弾接待を避けられたようで残念だったわね。でも、安心しなさい。アンタ達は肉弾接待させず、ここで死んでもらうからね。」

「死ねとは、どんな外道や奴なんだ。お前達は…。なら、俺はお前達をここで撲殺してやるぞ。」

俺は情報戦を上手く利用しながら、奴だの弱点を把握した。
同時にどんな能力なのか分からないので、奴らを殺さないように警戒しながら、奴らをシステマで撲殺しようと確信した。

「信雄。アンタはこれで大丈夫なの?」

「信っち。アンタは奴らの挑発に乗らん方がええで。」

分っている。
奴らの挑発にのる事が戦略だと分かっているから…、
それより、ザギトワ。クリアーナ。お前達の背後は大丈夫なのか?

「あぁ、俺は大丈夫だ。それより、ザギトワ、クリアーナ。お前達は背後を見て警戒するんだ。」

「背後ですか…。」

「背後やと…。」

俺は彼女達に背後を見て、この大会の実態を暴いて欲しいと感じた。
何故なら、彼らの攻撃は不意打ちが常態化しているし、背後からいきなり襲ってくることが分かっているからな。

「嘘や…。私らの背後に既に奴らがいるやと…。」

「どうやら、私達の背後には奴らがいるようだな。」

ほら、その通りだ。
だから、後ろには気をつけろ行ったんだ。
でも後ろがいる事が分かると俺は非常にやりやすいと感じた。

「ほら、言ったろ。連中は不意打ちが得意だと。でも、これから俺達は、連中を一気に撲殺して、アイドル大会の闇を暴こうではないか。」

「あぁ、そうだね。信雄さん。」

「勿論やな。信っち。」

背後や不意打ちが来ていると分かった以上、クリアーナとザギトワの表情が変わった。
そりゃ、彼らに狙われたら当然、危ないに決まっているからな。
彼女も優しい顔では連中を討伐できない事を理解している所為か、表情を変えた瞬間、戦闘を始める顔に見えて俺は安心した。
本当の戦闘は情報線が中心で不意打ちなどが頻繁にあるからな。

「クリアーナ。アンタの表情が変わったなら、戦闘始めるか。」

「そうだよ。信雄さん。ここで気を抜いたらアンタは死ぬし、私も死ぬからな。」

「そうや。なら、私もあいつらを倒して見せるで。」

クリアーナ、ザギトワ。
アンタ達は凄く表情が変わり、戦闘に対する眼差しに変わったな。
これで良いんだ。

そうだよ。
連中は俺達を殺す為なら何をしても良い連中だから、気をつけんといかんぞ。
勿論、俺も手を抜かないけどな。

「では、行くぞ。お前達…。」

「おぉ…。」

「勿論だ。」

「ふふっ。アンタ達に私達を殺す事が出来るかな。」

俺はある方法をやれば確実にあいつらを討伐できる方法は確実にあると感じた。

俺はこの部屋の隅々まで見て何処にあるのか気付いた。

「っ!?クリアーナ。ザギトワ。あそこに怪しいアルバムがある。あれを取れば非常に有効化かもな。」

「うん。そうだね。信雄さん。」

俺はあのアルバムを見れば非常に効果あると感じた為、そのアルバムに目掛けて攻撃した。
すると、クリアーナはそれを理解してか、そのアルバムに目掛けて行き。

「おやおや。アンタ達はこのアルバムを私達に見せたくないんだよね。」

「やっ、やめて~。」

これは効果あると俺は読んだ。
何故なら、このアルバムには彼らの恥ずかしい写真があるから。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!

珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。 3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。 高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。 これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!! 転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

処理中です...