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第1章 サイリスタ帝国の謎。

第11話 サイリスタ帝国の闇を知るジャーナリスト。

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俺達は、アーラを含めて4人がいる事を確認し、これからサイリスタ帝国に向かう事を決意をした。
そして、これから村を旅立ち、これから連中の本拠地であるサイリスタ帝国へ向かう準備をした。

「クリアーナ。1人前の魔法使いになったばかりなのに、お前はもう旅を出るのかよ。」

「勿論だよ。信雄さん。私は結構、外の世界を知りたくて旅をしたいんだよ。」

「そうか。それでお前は旅が好きなのか?」

「うん。勿論、好きだよ。信雄さんが、システマを教えたお陰で私が強くなってサイリスタ帝国の軍人などが怖くなったの。」

ふ~ん。
クリアーナが旅に出るのが怖くなくなったのはサイリスタ帝国の軍人としっかりと対峙した事が何よりも理由だったか。
けど、それは非常にありがたい事だと俺は思う。
彼女が自信を持てばそれだけ助かる側面もあるからな。

「そうか。分かった。それで、アーラは、何故、俺と旅に出たいんだ?」

俺は魔法使いとして未熟なアーラがどうして旅に出たいのか理由が分からなかった。

「私も、信雄お兄ちゃんのお陰でサイリスタ帝国の軍人の魔の手から助かったんだ。だから信雄お兄ちゃんの恩返しの為に、サイリスタ帝国に生きたい。それで、小児性愛を行う連中を懲らしめて、痛い目を遭わせたいと思うの。だから、信雄お兄ちゃん。私も手伝うから宜しくね。」

「はは、アーラ。お前は正義感が強いのは良い事だが、綺麗事には気をつけないと逆に殺される恐れが出るかもしれんぞ。」

「うん。私も気をつけるから。」

「そうだな。気をつけろよ。」

俺はアーラとクリアーナが凄く元気のある顔をしていて少しほっとした。
そして、スベトラーナの様子も確認しようとした。

「で、スベトラーナは俺と旅してどうだ。」

「うん、なんか新しい冒険があって凄くワクワクするの。それで大丈夫かな。」

「あぁ、その元気な声が聞こえるだけで十分だ。」

「うん。ありがとう。」

俺はこの4人で元気に俺と旅に出るのが凄く嬉しかった。
だが、これから本当にサイリスタ帝国と闘う状況に追い込まれた時、彼女達は、本当にこれで大丈夫なのか非常に不安が募っていた。

何よりも奴らは銃撃戦や暴力的な戦闘、そして不意打ちなどを厭わない連中だから彼女達はそれに耐えられるのか非常に不安がある。

俺は連中をどうやって討伐するか考えながら、サイリスタ帝国に到着した時、俺は彼らとどうやって退治すれば良いのか考えていた。

すると…、

「おい、貴様達はサイリスタ帝国の人間か?」

「どうした。腐れマスコミ共が俺に何か用か?」

「ふっ。俺はフリージャーナリストのオズワルド・ジョンソン。サイリスタ帝国の闇を暴く為にフリージャーナリストで行動している。」

「そうか。でも、俺達はそんな情報は知らんから関わらないでもらいたい。」

「知らん。だったら、貴様達は俺と闘って、情報を差し出せ。」

ちっ!!

正義感が強いが、それ故に行動が歪んだ、クズ野郎と相手しなければならないんだよ。
この手のジャーナリストに多いのが変に正義感が強いが、逆に悪に加担している例が多い。
勿論、フリージャーナリストも例外ではない。

確実に正しい情報なんてこの世界には殆どないのに、真実があるなんてものを信じるとは事情を分からん奴だ。
しかし、彼が闘う目にある事を語って警告すれば何とかなる奴だと奴の波動を見て感じ取れた。

「俺はお前の波動を取れた。お前は、サイリスタ帝国の聖職者の御用聞きか?」

「御用聞きとは何ぞや。俺はサイリスタ帝国の聖職者の謎を暴く為に動いて居る反権力ジャーナリスト。オズワルド・ジョンソンだ。貴様達の方が例のサイリスタ帝国の聖職者に関わっているのになんてことを言うんだ…。」

「はぁ、お前。俺はサイリスタ帝国の聖職者をこれから倒して、スベトラーナの弟達を救出する為に、ここへ来たんだぞ。そっちこそ何をいっているんだ?」

「えっ!?」

「なる程。そういう事か。なら、俺がサイリスタ帝国の腐敗現場に行こうではないか。」

「おう。なら、今回だけはお言葉に甘えて頂こうではないか。」

俺はサイリスタ帝国の闇がどれくらい深い事を調べ事には参考にした。
彼の人間性や信頼性は別としても、腐敗現場が本当ならローマ市国と同じく腐敗した聖職者が悪魔崇拝や小児性愛を行って人類を不幸にするのは当然だと感じた。

だからこそ、俺達は彼に同行してこれからサイリスタ帝国にある闇を少しずつを暴いて行く必要があると感じた。
俺が出来る事は非常に限られている。
だからこそ、俺が調べられる範囲で調べて行き、同時にそれがサイリスタ帝国の闇を暴く事が出来れば一石二鳥だ。

それ故に、俺はサイリスタ帝国の闇を暴いてゆく為に、これから彼と共に協力し、サイリスタ帝国における小児性愛や悪魔崇拝の闇を暴こうと感じた。

彼らは何の為にこういう事を行っているのか俺は非常に考えていた。
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