11 / 22
一悶着
しおりを挟む
「おいお前!そこで止まれ!」
そう言われて俺は止まる。
「何者だ!」
「ただの旅人です」
「嘘をつけ!お前みたいな空を飛んくる旅人がいるか!」
さっきから俺に向かって吠えてくる男は犬の耳と尻尾が生えている犬の獣人だ。
鎧を身につけいるのでこの国の兵士だろう。
だけど正直困ったな。
これじゃあ王都に入れない。
「!、お前!その手を繋いでいる子供はなんだ!」
「娘です」
「お前は人族だろ!なのに獣人が娘だと!?嘘をつくにももっとマシな嘘をつけ!」
どうしよう。
早く王都に入りたい。
こいつを相手にしている時間がもったいない。
周りを見てみると他の獣人の兵士が遠巻きにこっちを見ている。
(ちょっと助けを求めてみるか)
「すみませ~~ん!この人のことどうすればいいですか~?」
俺がそう言うと兵士の1人である猫の獣人の男性が身振り手振りでジェスチャーをしてきた。
俺に向かって吠えているこいつには死角になっているのでこいつには見えていない。
(ん?あれは……ちょっと待ってかな?)
俺がジェスチャーからそう判断すると猫獣人の人は検問所の中へと急いで入っていった。
誰かを呼んでくるのか?
「おいお前!なに俺のことを無視している!」
あっちの方に気を取られていると怒ったような口ぶりで犬獣人の兵士が怒鳴ってきた。
「はぁ……。どうすれば信じてもらえるんですか?」
「お前のような怪しいやつ誰が信じるか!」
「……じゃあこの子は通れますか?」
「ふんっ、その子はいいだろう」
どうやらルミナはいいらしい。
「ルミナは通っていいらしいから先に検問所の中に入って待っててくれ。中の兵士の人に事情を話してどこかで待てせてもらうようにお願いすれば大丈夫だと思うから」
「おとーさんはどうするの?」
「俺はまだ通れないみたいだからここにいるよ」
「じゃあルミナもおとーさんと一緒にいるの」
「ルミナまで待つ必要はないよ?」
「ルミナはおとーさんと一緒がいいの」
「そっか、ありがとうな」
俺はそう言ってルミナの頭を撫でる。
「この子は俺と一緒に残るみたいなんで、この子のためにも早く通してください」
「子供を利用しようがお前みたいな怪しいやつは通さん!」
利用って。
俺はルミナが疲れてないか心配で言ってるだけなんだが。
ほら、子供だから体力が少ないし。
だけどこのままじゃ通れない。
そろそろこいつを無視して無理矢理通ろうと思った時、検問所の方から人が来た。
どうやらさっきの猫獣人の兵士が呼んできたようだ。
猫獣人の人が呼んだ人は今俺の前にいるのとは違う犬獣人の男性だった。
呼ばれた男性は犬獣人の兵士に近づいてくる。
「おいガリオ、なにをやってるんだ?」
「お、親父……」
「お前また問題を起こしているのか?」
「違う!ただ怪しい奴が来たから…」
「この人がか?」
「そうだ!」
「こんの…馬鹿もんがぁ!」
そういうと同時に親父と呼ばれた犬獣人は、ガリオと呼ばれた犬獣人の脳天に拳骨をおみまいする。
「な、なにすんだよ親父!」
「お前また人の話を聞かずに疑ったりしたんだろ!さっき部下から報告が来たぞ!」
「だ、だって……」
「だってじゃない!」
それからは赤の他人の親子の説教が始まった。
10分後。
やっと説教が終わったみたいだ。
長くなりそうだったので説教が終わるまで地面に胡座をかいて座り、俺の脚の上にルミナを座らせていた。
「終わりましたか?」
「ああ、すまんな。俺の名前はベリルだ、息子が迷惑をかけた」
「実害はなかったので大丈夫です。それで、入ってもいいですか?」
「ああ、だが先に検問を受けてもらうが構わないか?」
「大丈夫です」
「では来てくれ」
俺はルミナを先に立たせて後から立ち上がり、ルミナと手を繋いでベリルさんについていく。
ついていくと検問所の中の何かの台がある部屋へと通された。
俺はその台に見覚えがあった。
「この台ってステータスカードを作る台ですか?」
「おお、よく知ってるな。今からこの台でステータスを確認させてもらう。それで特に変なところがなければ検問所を通れる。どっちもステータスカードは持っているか?」
「俺は持ってますけどこの子はないですね」
「それならここで作ってもらう」
「無料なんですか?」
「最初はな。二度目以降は料金を払ってもらう」
「そうですか。じゃあルミナ、先に行ってきな」
「わかったの」
ルミナは台のほうに行き、台の上に手を置こうとするが少し高いようで届いていない。
しょうがないので俺はルミナのところに行き、ルミナの脇の下に手を入れ持ち上げる。
「これで届くか?」
「おとーさん、ありがとうなの」
俺に感謝の言葉を述べた後ルミナは台の上に手を置く。
すると台は光りステータスカードが作成された。
それをルミナは台の上から取る。
「できたみたいだな。それじゃあ見せてもらっても構わないか?」
「先にこっちで確認してもいいですか?」
「ああ、いいぞ」
許可が出たので俺はルミナと一緒にステータスカードを見る。
ルミナ 6歳 獣人族 狐獣人
職業/なし/レベル--
ステータス値
HP 10/10
MP 4/4
STR 5
DEF 3
SPE 7
INT 4
DEX 6
スキル
気配察知1、方向感覚
魔法適性
火、無属性
マリーヌ王女が普通の兵士が20くらいと言っていたしこの年ではこれが平均的なステータスなのだろう。
「じゃあ、お願いします」
「わかった」
ベリルさんはルミナからステータスカードを受け取り確認する。
「よし、この嬢ちゃんは問題ないな」
ベリルさんはルミナにカードを返す。
「次は君だがステータスカードはあるんだな?」
「はい、今出します」
ポケットからステータスカードを取り出しベリルさんに渡す。
だけど不思議なことにベリルさんは俺のステータスカードを見ると固まってしまった。
「どうしたんですか?」
「え……、あっ…その……この『アナザースキル』や『異界具』って……」
「……あ…」
完全に忘れてた、どうしよう。
今更誤魔化せない。
「君は……いやあなたは異世界から呼ばれた方なのですか?」
バレてしまった。
ベリルさんも話し方がさっきと違う。
「……はい、そうです」
俺は正直に言った。
「ほんっ~~とうにすみませんでしたぁ!」
「えっ!?いや、ちょっと!」
ベリルさんが急に土下座をして謝ってきたので狼狽えてしまった。
「この世界の住人の身勝手な都合で戦ってもらっているというのに数々の無礼、お許しください!」
「いやいやいや!全然そんなこと思ってませんから!」
「本当ですか!?」
「本当です!だから気にしなくて大丈夫です!」
俺がそういうとベリルさんはやっと立った。
「こちらにはどうして来られたのですか?」
「こっちには……ていうかベリルさんのその喋り方何ですか?」
「敬意を払うべきかと思いまして」
「それはいいですけど話し方は戻してくれ負けさせんか?」
「しかし…」
「お願いします」
「……わかりました。じゃあこっちにはどうしてきたんだ?」
「ちょっと獣王様にお願いがあってきたんです」
「そうか、それならステータスカードを見せれば大丈夫だと思うぞ」
「そうですか。あ、そうだ。ベリルさん」
「なんだ?」
「王都にある服屋を紹介してくれませんか?ルミナがこのままだとかわいそうなんで」
「そうか、ちょっと待っててくれ」
「あと、魔物の素材を換金できるところも教えてください」
「わかった、そっちの方もやっておく」
ベリルさんはこの部屋にある棚から地図を取り出して何かを書き記した。
「ほれ、この地図に書いておいたから持っていくといい」
「ありがとうございます」
「さっきの迷惑料だと思ってくれればいい。では、良い1日を」
俺はルミナと一緒にベリルさんに軽く会釈し、部屋から出ていった。
そう言われて俺は止まる。
「何者だ!」
「ただの旅人です」
「嘘をつけ!お前みたいな空を飛んくる旅人がいるか!」
さっきから俺に向かって吠えてくる男は犬の耳と尻尾が生えている犬の獣人だ。
鎧を身につけいるのでこの国の兵士だろう。
だけど正直困ったな。
これじゃあ王都に入れない。
「!、お前!その手を繋いでいる子供はなんだ!」
「娘です」
「お前は人族だろ!なのに獣人が娘だと!?嘘をつくにももっとマシな嘘をつけ!」
どうしよう。
早く王都に入りたい。
こいつを相手にしている時間がもったいない。
周りを見てみると他の獣人の兵士が遠巻きにこっちを見ている。
(ちょっと助けを求めてみるか)
「すみませ~~ん!この人のことどうすればいいですか~?」
俺がそう言うと兵士の1人である猫の獣人の男性が身振り手振りでジェスチャーをしてきた。
俺に向かって吠えているこいつには死角になっているのでこいつには見えていない。
(ん?あれは……ちょっと待ってかな?)
俺がジェスチャーからそう判断すると猫獣人の人は検問所の中へと急いで入っていった。
誰かを呼んでくるのか?
「おいお前!なに俺のことを無視している!」
あっちの方に気を取られていると怒ったような口ぶりで犬獣人の兵士が怒鳴ってきた。
「はぁ……。どうすれば信じてもらえるんですか?」
「お前のような怪しいやつ誰が信じるか!」
「……じゃあこの子は通れますか?」
「ふんっ、その子はいいだろう」
どうやらルミナはいいらしい。
「ルミナは通っていいらしいから先に検問所の中に入って待っててくれ。中の兵士の人に事情を話してどこかで待てせてもらうようにお願いすれば大丈夫だと思うから」
「おとーさんはどうするの?」
「俺はまだ通れないみたいだからここにいるよ」
「じゃあルミナもおとーさんと一緒にいるの」
「ルミナまで待つ必要はないよ?」
「ルミナはおとーさんと一緒がいいの」
「そっか、ありがとうな」
俺はそう言ってルミナの頭を撫でる。
「この子は俺と一緒に残るみたいなんで、この子のためにも早く通してください」
「子供を利用しようがお前みたいな怪しいやつは通さん!」
利用って。
俺はルミナが疲れてないか心配で言ってるだけなんだが。
ほら、子供だから体力が少ないし。
だけどこのままじゃ通れない。
そろそろこいつを無視して無理矢理通ろうと思った時、検問所の方から人が来た。
どうやらさっきの猫獣人の兵士が呼んできたようだ。
猫獣人の人が呼んだ人は今俺の前にいるのとは違う犬獣人の男性だった。
呼ばれた男性は犬獣人の兵士に近づいてくる。
「おいガリオ、なにをやってるんだ?」
「お、親父……」
「お前また問題を起こしているのか?」
「違う!ただ怪しい奴が来たから…」
「この人がか?」
「そうだ!」
「こんの…馬鹿もんがぁ!」
そういうと同時に親父と呼ばれた犬獣人は、ガリオと呼ばれた犬獣人の脳天に拳骨をおみまいする。
「な、なにすんだよ親父!」
「お前また人の話を聞かずに疑ったりしたんだろ!さっき部下から報告が来たぞ!」
「だ、だって……」
「だってじゃない!」
それからは赤の他人の親子の説教が始まった。
10分後。
やっと説教が終わったみたいだ。
長くなりそうだったので説教が終わるまで地面に胡座をかいて座り、俺の脚の上にルミナを座らせていた。
「終わりましたか?」
「ああ、すまんな。俺の名前はベリルだ、息子が迷惑をかけた」
「実害はなかったので大丈夫です。それで、入ってもいいですか?」
「ああ、だが先に検問を受けてもらうが構わないか?」
「大丈夫です」
「では来てくれ」
俺はルミナを先に立たせて後から立ち上がり、ルミナと手を繋いでベリルさんについていく。
ついていくと検問所の中の何かの台がある部屋へと通された。
俺はその台に見覚えがあった。
「この台ってステータスカードを作る台ですか?」
「おお、よく知ってるな。今からこの台でステータスを確認させてもらう。それで特に変なところがなければ検問所を通れる。どっちもステータスカードは持っているか?」
「俺は持ってますけどこの子はないですね」
「それならここで作ってもらう」
「無料なんですか?」
「最初はな。二度目以降は料金を払ってもらう」
「そうですか。じゃあルミナ、先に行ってきな」
「わかったの」
ルミナは台のほうに行き、台の上に手を置こうとするが少し高いようで届いていない。
しょうがないので俺はルミナのところに行き、ルミナの脇の下に手を入れ持ち上げる。
「これで届くか?」
「おとーさん、ありがとうなの」
俺に感謝の言葉を述べた後ルミナは台の上に手を置く。
すると台は光りステータスカードが作成された。
それをルミナは台の上から取る。
「できたみたいだな。それじゃあ見せてもらっても構わないか?」
「先にこっちで確認してもいいですか?」
「ああ、いいぞ」
許可が出たので俺はルミナと一緒にステータスカードを見る。
ルミナ 6歳 獣人族 狐獣人
職業/なし/レベル--
ステータス値
HP 10/10
MP 4/4
STR 5
DEF 3
SPE 7
INT 4
DEX 6
スキル
気配察知1、方向感覚
魔法適性
火、無属性
マリーヌ王女が普通の兵士が20くらいと言っていたしこの年ではこれが平均的なステータスなのだろう。
「じゃあ、お願いします」
「わかった」
ベリルさんはルミナからステータスカードを受け取り確認する。
「よし、この嬢ちゃんは問題ないな」
ベリルさんはルミナにカードを返す。
「次は君だがステータスカードはあるんだな?」
「はい、今出します」
ポケットからステータスカードを取り出しベリルさんに渡す。
だけど不思議なことにベリルさんは俺のステータスカードを見ると固まってしまった。
「どうしたんですか?」
「え……、あっ…その……この『アナザースキル』や『異界具』って……」
「……あ…」
完全に忘れてた、どうしよう。
今更誤魔化せない。
「君は……いやあなたは異世界から呼ばれた方なのですか?」
バレてしまった。
ベリルさんも話し方がさっきと違う。
「……はい、そうです」
俺は正直に言った。
「ほんっ~~とうにすみませんでしたぁ!」
「えっ!?いや、ちょっと!」
ベリルさんが急に土下座をして謝ってきたので狼狽えてしまった。
「この世界の住人の身勝手な都合で戦ってもらっているというのに数々の無礼、お許しください!」
「いやいやいや!全然そんなこと思ってませんから!」
「本当ですか!?」
「本当です!だから気にしなくて大丈夫です!」
俺がそういうとベリルさんはやっと立った。
「こちらにはどうして来られたのですか?」
「こっちには……ていうかベリルさんのその喋り方何ですか?」
「敬意を払うべきかと思いまして」
「それはいいですけど話し方は戻してくれ負けさせんか?」
「しかし…」
「お願いします」
「……わかりました。じゃあこっちにはどうしてきたんだ?」
「ちょっと獣王様にお願いがあってきたんです」
「そうか、それならステータスカードを見せれば大丈夫だと思うぞ」
「そうですか。あ、そうだ。ベリルさん」
「なんだ?」
「王都にある服屋を紹介してくれませんか?ルミナがこのままだとかわいそうなんで」
「そうか、ちょっと待っててくれ」
「あと、魔物の素材を換金できるところも教えてください」
「わかった、そっちの方もやっておく」
ベリルさんはこの部屋にある棚から地図を取り出して何かを書き記した。
「ほれ、この地図に書いておいたから持っていくといい」
「ありがとうございます」
「さっきの迷惑料だと思ってくれればいい。では、良い1日を」
俺はルミナと一緒にベリルさんに軽く会釈し、部屋から出ていった。
0
お気に入りに追加
270
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
辺境暮らしの付与術士
黄舞
ファンタジー
ファンタジー小説大賞50位でした。
応援ありがとうございました!!
若い頃に視力を失った元冒険者のカイン。自ら開発した付与魔法を駆使し、辺境の村で慎ましやかに暮らしていた。
しかしカインは気付いていなかった。付与魔法を扱える者は、この世にただ一人だということを。娘に送った初心者用装備に宝具と呼ばれるほどの性能を与えたことを。
「私がお父さんにお母さんの花を見せてあげる!」
娘のサラは父の視界に色を取り戻す薬の原料を手に入れるため、冒険者となりAランクへと駆け上がっていた。
「ご苦労様でした。目標を完遂出来て私は今非常に機嫌がいい」
しかし、ジェスターと名乗る男は、サラ達が集めようとする原料を盗んでいく。
果たして、サラは無事に父の視界に色を取り戻すことが出来るのだろうか?
これは父と娘の数奇な運命の物語である。
タイトルは父親であるカインの事ですが、娘のサラの話と行きつ戻りつの形で話は進んでいきます。
表紙絵は藍里さんに描いてもらいました(*´ω`*)
藍里さんのアカウントですhttps://twitter.com/lyon_sosaku
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる