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第2章 終焉の夜
第18話 闇を斬り裂いて
しおりを挟む 校門へ静かに潜ると、俺たちに向けて黒魔術師が放ってきた槍が急降下してきた。俺は素早く盾で身を防ぎ、大剣を構えて周囲を見回した。すると1人の黒魔術師が大声で叫んだ。
「お前ら、校門に集まれ! まだ魔道士の生き残りがいたぞ! ぶっ殺して我らの奴隷にしようぜ!」
すると校舎内にいた大勢の黒魔術師は窓ガラスを突き破り、獣のような雄叫びを上げながら校門に集合した。目の前には500人くらいの黒魔術師が広大な校舎を占拠していた。彼らのリーダーは興奮しながら笑い始めた。
「お前ら、この国は我らの力によって滅びる! 我らの栄光の未来のために奴らを叩き潰せ! 絶対に息の根を止めろ!」
黒魔術師は叫びながら一斉に俺たちに攻撃を仕掛けてきた。彼らは大量の黒色の球体を生成し、俺たちの頭上に向けてゲリラ豪雨のように激しく降らせた。俺たちは無数の黒色の球体に覆われた空しか見えなかった。さらには黒色の球体を合体し直径3メートルの巨大な球体が生成され、徐々に俺たちに向かってゆっくりと落下し始めた。
この攻撃は光のバリアや結界では防御できないだろう。また俺たちが何もせずにここから逃げて回避すれば、爆風によって校舎にいる生徒に多大な被害を及ぼすだろう。
この危機を脱出するために、俺は頭上に手を広げた。すると俺の仲間も小さく頷きながら一緒に手を上げた。アメリアは俺を心配そうな表情で見つめていた。
「東条くん、この魔法が失敗したらどうしよう?」
「アメリア、大丈夫だ。心配しなくていい。俺が必ず成功させてやる」
俺たちは全身に残されている全ての魔力を手に集め、7人の魔力で直径3メートルの光の球体を俺の手の上に生成した。
「行け! 闇を斬り裂け!」
巨大な光の球体は空を覆っている無数の黒い球体に衝突させて、鼓膜が破れるほど地響きが激しい爆音と共に空が真っ白に輝いた。黒い球体は光に包まれた空によって吸収された。
しかし俺たちは圧倒的に不利な状況を作り出してしまった。俺たちは先程の光の球体の攻撃で残されている魔力をほとんど使い切ってしまった。俺たちは会話ができないほど体力を失い、武器を持つことすら不可能な状態だった。
さらに不運は続き、黒魔術師は俺たちよりも元気な姿で槍を構えていた。彼らは奴隷である魔法学校の生徒から魔力を吸収しており、何回でも強力な魔法を放つことができる体制を整えていた。
黒魔術師は俺たちの目の前で数十人の魔法学校の生徒の腹を槍で突き刺し、生徒の体から魔力を吸収していた。エレナは涙を流しながら怒っていたが、声が出せず動けないほど魔力が枯渇してしまった。エレナ以外の仲間も魔法学校の生徒を救うために体を動かそうとするが、魔力が足りず1歩も踏み出すことすらできなかった。
そんな光景を見ていた黒魔術師のリーダーは大爆笑しながら俺の鳩尾に向けて槍を突いてきた。
「残念だな、東条郁人。君の異世界の生活はこれでおしまいだ。我らの理想を邪魔した罰だ。2度とこの世界に来るな」
俺は彼によって殺される直前に最後の力を振り絞って心の中にいるソフィーに話しかけた。
「俺に全ての力を寄越せ! あいつを倒さないと先へ進めないんだ! 頼む、魔力をくれ!」
するとソフィーは静かな声で俺に話しかけた。
「いいでしょう。ただし私の指示に従いなさい。最初は手を強く握って心の中で『光』をイメージして」
俺には十分な魔力はないが、震える手で光をイメージしながら強く握った。
「あとは『光を放つ』ことに意識を向けて手を開いてみて」
俺は目の前にいる黒魔術師を倒すために光を放つことに集中しながら手を開いた。
「これは世界を救うために立ち上がった君へ私からのプレゼントです。君には黒魔術師の恐怖に怯えている世界から人々を救う義務があります。君に私が持っている全ての魔力を託します。この力で闇を切り開く魔道士になってください」
俺の手から眼球が潰れるほど眩しい光が放たれ、俺に向けて槍を突きつけた黒魔術師が光の中へ消えた。さらに神々しく輝く光は俺たちを優しく包み込み、全身に魔力が染み渡った。ソフィーのお陰で魔力を回復した俺たちは全身から疲れや震えが消え去った。俺は黒魔術師を真剣に見つめながら大剣を構えた。
「俺はまだこの世界で暮らしたい! 俺はまだ黒魔術師の恐怖から国民を救っていない! 俺にはまだやるべきことが沢山ある! ここでくたばる訳にはいかない! 覚悟しろ、黒魔術師!」
俺は元気な状態に戻った仲間の姿を確認してから、大勢の黒魔術師の集団に向けて大剣を振った。真っ暗な闇を明るく照らしている光り輝く大剣は黒魔術師が構えている槍を粉々に粉砕し、無防備になった黒魔術師を巨大な光と共に全身を斬り裂いた。黒魔術師は一瞬で黒色の灰となって消えた。
俺が魔法学校に幽閉されている生徒を救うために黒魔術師を斬り刻みながら活路を作っていると、俺の背後にエレナとミアが駆け寄ってきた。エレナとミアは声を取り戻した。
「東条さん、先程は私たちを助けてくださって、ありがとうございます。私も戦わせてください」
「エレナは休んでくれ。エレナには負担が大きすぎる。ここは俺1人で黒魔術師を倒す」
「心配して頂きまして、ありがとうございます。ですが私は東条さんのお陰で十分に魔力を回復しました。オビリア様たちも後方で黒魔術師と戦えるほど回復しています。私たちは大丈夫です」
「分かった、だが絶対に死ぬなよ」
「はい、必ず魔法学校を取り戻して帰りましょう」
「そうだな、生徒をすぐに救い出して帰ろう。ミアも回復してよかった。ミアも戦えるか?」
「私も東条のお陰で戦える。君のために全力を尽くして黒魔術師を倒す」
「ミアもありがとう。だけど魔力の管理を徹底して戦えよ。ミアが倒れる姿は見たくない」
「ええ、魔力を抑えながら戦う」
俺たち3人は黒魔術師の集団に向けて剣を振りかざして道を開拓し、魔法学校の玄関へ進んだ。
俺たちは校内に入り幾つかの教室の扉を開けながら探索し始めた。校内には黒魔術師は誰もおらず、彼らは全員で俺たちと戦闘していたのだろう。黒魔術師の暴行によって血に染まっている校内を駆け抜けていると、体育館に全身が血まみれの状態である全生徒が太い縄で拘束されて倒れていた。俺たちに気づいた生徒たちは喜びながら笑い声を叫んだ。
「俺たちは帰れるぞ!」
「君たちを信じてよかった!」
俺はすぐにエレナとミアに指示した。
「エレナとミアは生徒の拘束を解いて逃げろ。俺が1人で逃げ道を開拓する」
「東条さん、1人では危険です。私も一緒に戦います」
「大丈夫だ、俺1人で十分だ。それよりも生徒が黒魔術師に狙われるほうが危険だ。奴らは奴隷を取り戻すために襲ってくるに違いない。一斉に素早く逃げる準備を早急にしてくれ」
「分かりました、逃走経路の確保を頼みます」
「東条、絶対に死ぬな」
「ミア、俺は死なないぜ。ミアも生徒を頼むぜ」
俺は廊下を全速力で走って玄関に戻った。玄関には黒魔術師の群衆が槍を構えて投げる準備をしていた。
俺はソフィーから貰った力に最大まで大剣に集中させて右足を大きく踏み込んだ。
「これで終わりにしようぜ、黒魔術師!」
俺は全身が千切れそうなほど大剣を素早く大きく振り、衝撃波と共に無数の光の粒子が黒魔術師に向けて放たれた。光の粒子は徐々に巨大化し、辺り一面が光の海と化した。
光の魔法で真っ暗な闇から太陽が明るく照らすような快晴な空に切り替わると、光の海に飲み込まれた大勢の黒魔術師は黒い灰となって消え去った。
午前4時59分、光の海が消え、全ての黒魔術師が校舎からいなくなると玄関から開放されて笑顔になった生徒が飛び出してきた。
「やっと平和な世界になった!」
「俺たちは自由だ!」
その後、生徒たちはオビリア様が中心となって治療を開始した。ソフィーから貰った力を全て使い果たした俺はエレナとミアに介抱されながら校門の前で座った。エレナは明るい声で俺に抱きつきてきた。
「魔法学校を救ってくれて、本当にありがとうございます! 東条さんがいなければ私の友達を救うことができませんでした。このご恩は一生忘れません。感謝します」
「エレナも困難に立ち向かって一生懸命戦ってくれた。ありがとう」
「いいえ、私は何もしていません。東条さんのお陰で全て解決しました。ありがとうございます」
「そうだな、生徒が全員生き残ってくれてよかったな。エレナはこれからどうする?」
「私は東条さんや皆様に付いてきます。魔導学校の再建よりも黒魔術師の恐怖をなくすことが重要です。私も一緒に戦わせてください」
「ありがとう、これからもよろしくな」
「ええ、お願いします」
俺の左手を握っているミアは俺に魔力を与え続けていた。
「ミアもよく頑張った。ありがとう」
「東条こそ私たちのために命を張ってくれてありがとう。本当に助かった。これからも東条を頼りにしている」
「ああ、何でも頼ってくれ。俺は黒魔術師を倒すまで何度でも立ち上がってやる」
ミアのお陰で魔力を回復した俺は3人で先にアーガスの家に戻った。
「お前ら、校門に集まれ! まだ魔道士の生き残りがいたぞ! ぶっ殺して我らの奴隷にしようぜ!」
すると校舎内にいた大勢の黒魔術師は窓ガラスを突き破り、獣のような雄叫びを上げながら校門に集合した。目の前には500人くらいの黒魔術師が広大な校舎を占拠していた。彼らのリーダーは興奮しながら笑い始めた。
「お前ら、この国は我らの力によって滅びる! 我らの栄光の未来のために奴らを叩き潰せ! 絶対に息の根を止めろ!」
黒魔術師は叫びながら一斉に俺たちに攻撃を仕掛けてきた。彼らは大量の黒色の球体を生成し、俺たちの頭上に向けてゲリラ豪雨のように激しく降らせた。俺たちは無数の黒色の球体に覆われた空しか見えなかった。さらには黒色の球体を合体し直径3メートルの巨大な球体が生成され、徐々に俺たちに向かってゆっくりと落下し始めた。
この攻撃は光のバリアや結界では防御できないだろう。また俺たちが何もせずにここから逃げて回避すれば、爆風によって校舎にいる生徒に多大な被害を及ぼすだろう。
この危機を脱出するために、俺は頭上に手を広げた。すると俺の仲間も小さく頷きながら一緒に手を上げた。アメリアは俺を心配そうな表情で見つめていた。
「東条くん、この魔法が失敗したらどうしよう?」
「アメリア、大丈夫だ。心配しなくていい。俺が必ず成功させてやる」
俺たちは全身に残されている全ての魔力を手に集め、7人の魔力で直径3メートルの光の球体を俺の手の上に生成した。
「行け! 闇を斬り裂け!」
巨大な光の球体は空を覆っている無数の黒い球体に衝突させて、鼓膜が破れるほど地響きが激しい爆音と共に空が真っ白に輝いた。黒い球体は光に包まれた空によって吸収された。
しかし俺たちは圧倒的に不利な状況を作り出してしまった。俺たちは先程の光の球体の攻撃で残されている魔力をほとんど使い切ってしまった。俺たちは会話ができないほど体力を失い、武器を持つことすら不可能な状態だった。
さらに不運は続き、黒魔術師は俺たちよりも元気な姿で槍を構えていた。彼らは奴隷である魔法学校の生徒から魔力を吸収しており、何回でも強力な魔法を放つことができる体制を整えていた。
黒魔術師は俺たちの目の前で数十人の魔法学校の生徒の腹を槍で突き刺し、生徒の体から魔力を吸収していた。エレナは涙を流しながら怒っていたが、声が出せず動けないほど魔力が枯渇してしまった。エレナ以外の仲間も魔法学校の生徒を救うために体を動かそうとするが、魔力が足りず1歩も踏み出すことすらできなかった。
そんな光景を見ていた黒魔術師のリーダーは大爆笑しながら俺の鳩尾に向けて槍を突いてきた。
「残念だな、東条郁人。君の異世界の生活はこれでおしまいだ。我らの理想を邪魔した罰だ。2度とこの世界に来るな」
俺は彼によって殺される直前に最後の力を振り絞って心の中にいるソフィーに話しかけた。
「俺に全ての力を寄越せ! あいつを倒さないと先へ進めないんだ! 頼む、魔力をくれ!」
するとソフィーは静かな声で俺に話しかけた。
「いいでしょう。ただし私の指示に従いなさい。最初は手を強く握って心の中で『光』をイメージして」
俺には十分な魔力はないが、震える手で光をイメージしながら強く握った。
「あとは『光を放つ』ことに意識を向けて手を開いてみて」
俺は目の前にいる黒魔術師を倒すために光を放つことに集中しながら手を開いた。
「これは世界を救うために立ち上がった君へ私からのプレゼントです。君には黒魔術師の恐怖に怯えている世界から人々を救う義務があります。君に私が持っている全ての魔力を託します。この力で闇を切り開く魔道士になってください」
俺の手から眼球が潰れるほど眩しい光が放たれ、俺に向けて槍を突きつけた黒魔術師が光の中へ消えた。さらに神々しく輝く光は俺たちを優しく包み込み、全身に魔力が染み渡った。ソフィーのお陰で魔力を回復した俺たちは全身から疲れや震えが消え去った。俺は黒魔術師を真剣に見つめながら大剣を構えた。
「俺はまだこの世界で暮らしたい! 俺はまだ黒魔術師の恐怖から国民を救っていない! 俺にはまだやるべきことが沢山ある! ここでくたばる訳にはいかない! 覚悟しろ、黒魔術師!」
俺は元気な状態に戻った仲間の姿を確認してから、大勢の黒魔術師の集団に向けて大剣を振った。真っ暗な闇を明るく照らしている光り輝く大剣は黒魔術師が構えている槍を粉々に粉砕し、無防備になった黒魔術師を巨大な光と共に全身を斬り裂いた。黒魔術師は一瞬で黒色の灰となって消えた。
俺が魔法学校に幽閉されている生徒を救うために黒魔術師を斬り刻みながら活路を作っていると、俺の背後にエレナとミアが駆け寄ってきた。エレナとミアは声を取り戻した。
「東条さん、先程は私たちを助けてくださって、ありがとうございます。私も戦わせてください」
「エレナは休んでくれ。エレナには負担が大きすぎる。ここは俺1人で黒魔術師を倒す」
「心配して頂きまして、ありがとうございます。ですが私は東条さんのお陰で十分に魔力を回復しました。オビリア様たちも後方で黒魔術師と戦えるほど回復しています。私たちは大丈夫です」
「分かった、だが絶対に死ぬなよ」
「はい、必ず魔法学校を取り戻して帰りましょう」
「そうだな、生徒をすぐに救い出して帰ろう。ミアも回復してよかった。ミアも戦えるか?」
「私も東条のお陰で戦える。君のために全力を尽くして黒魔術師を倒す」
「ミアもありがとう。だけど魔力の管理を徹底して戦えよ。ミアが倒れる姿は見たくない」
「ええ、魔力を抑えながら戦う」
俺たち3人は黒魔術師の集団に向けて剣を振りかざして道を開拓し、魔法学校の玄関へ進んだ。
俺たちは校内に入り幾つかの教室の扉を開けながら探索し始めた。校内には黒魔術師は誰もおらず、彼らは全員で俺たちと戦闘していたのだろう。黒魔術師の暴行によって血に染まっている校内を駆け抜けていると、体育館に全身が血まみれの状態である全生徒が太い縄で拘束されて倒れていた。俺たちに気づいた生徒たちは喜びながら笑い声を叫んだ。
「俺たちは帰れるぞ!」
「君たちを信じてよかった!」
俺はすぐにエレナとミアに指示した。
「エレナとミアは生徒の拘束を解いて逃げろ。俺が1人で逃げ道を開拓する」
「東条さん、1人では危険です。私も一緒に戦います」
「大丈夫だ、俺1人で十分だ。それよりも生徒が黒魔術師に狙われるほうが危険だ。奴らは奴隷を取り戻すために襲ってくるに違いない。一斉に素早く逃げる準備を早急にしてくれ」
「分かりました、逃走経路の確保を頼みます」
「東条、絶対に死ぬな」
「ミア、俺は死なないぜ。ミアも生徒を頼むぜ」
俺は廊下を全速力で走って玄関に戻った。玄関には黒魔術師の群衆が槍を構えて投げる準備をしていた。
俺はソフィーから貰った力に最大まで大剣に集中させて右足を大きく踏み込んだ。
「これで終わりにしようぜ、黒魔術師!」
俺は全身が千切れそうなほど大剣を素早く大きく振り、衝撃波と共に無数の光の粒子が黒魔術師に向けて放たれた。光の粒子は徐々に巨大化し、辺り一面が光の海と化した。
光の魔法で真っ暗な闇から太陽が明るく照らすような快晴な空に切り替わると、光の海に飲み込まれた大勢の黒魔術師は黒い灰となって消え去った。
午前4時59分、光の海が消え、全ての黒魔術師が校舎からいなくなると玄関から開放されて笑顔になった生徒が飛び出してきた。
「やっと平和な世界になった!」
「俺たちは自由だ!」
その後、生徒たちはオビリア様が中心となって治療を開始した。ソフィーから貰った力を全て使い果たした俺はエレナとミアに介抱されながら校門の前で座った。エレナは明るい声で俺に抱きつきてきた。
「魔法学校を救ってくれて、本当にありがとうございます! 東条さんがいなければ私の友達を救うことができませんでした。このご恩は一生忘れません。感謝します」
「エレナも困難に立ち向かって一生懸命戦ってくれた。ありがとう」
「いいえ、私は何もしていません。東条さんのお陰で全て解決しました。ありがとうございます」
「そうだな、生徒が全員生き残ってくれてよかったな。エレナはこれからどうする?」
「私は東条さんや皆様に付いてきます。魔導学校の再建よりも黒魔術師の恐怖をなくすことが重要です。私も一緒に戦わせてください」
「ありがとう、これからもよろしくな」
「ええ、お願いします」
俺の左手を握っているミアは俺に魔力を与え続けていた。
「ミアもよく頑張った。ありがとう」
「東条こそ私たちのために命を張ってくれてありがとう。本当に助かった。これからも東条を頼りにしている」
「ああ、何でも頼ってくれ。俺は黒魔術師を倒すまで何度でも立ち上がってやる」
ミアのお陰で魔力を回復した俺は3人で先にアーガスの家に戻った。
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