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第52話 バトルロワイヤル勃発!生き残るのは誰だ!?

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「おおっ!!」

俺たちは気合いを入れた。

「ふん、勝手にやってろ」

だが、ツネナリは仲間にならなかった。

「……」

バルバトスも見ているだけだ。
やはり、聖国を裏切れないのか。

「仕方ありませんね。ここで始末するか」

司祭ベルモントは詠唱を始めた。

しかし、その時、

「待ちたまえ」

一人の男がやって来た。

「誰だ?」
「私が相手になろう」

その男は、白い鎧を着込んでいた。
剣も白かった。
まるで、騎士のような格好をしている。

「おい、お前、名前は?」
「あなたはホーリーナイトのセシル」

ベルモントが詠唱を止めた。

「俺も戦う」
「ありがとう」

どうやら聖国側の者らしい。

「ふぅん。じゃあ、かかってこい!」
「後悔するなよ」
「こっちのセリフだ!」

こうして、俺たちの戦いが始まった。
ルリが前に出る。

「私、強いですよ」

ルリは自信満々だ。

「そうか」
「あなたこそ、大丈夫?」
「問題ない」

セシルはルリと戦うことにした。

「覚悟しろ!」
「望むところだ!」

ルリはレイピアを取り出した。
そして、セシルに向かって投げる。

ヒュンッ! 

ルリは避ける。

「ほぉ、やるな!」
「まだまだ!」

今度は短刀で切りかかる。
セシルはそれをかわす。
シュパッ!

セシルは攻撃する。

キン! 

ルリは盾で防いだ。

「なかなか、やりおる」
「そっちこそ」

二人の攻防の横で俺は、ベルモントと睨み合っていた。

「さぁ、どうしました?掛かって来なさい」
「うるせぇ!このタコ!」
「な!」
「赤くなった!たーこ!」

俺は挑発しながら、『側にいるだけで-LV99』を発動させた。
実は、ノーマルバージョンもルリとの修業でレベルアップさせていた。
Ver2との違いは仲間を支援し強化すること。
ルリや皆は俺がベルモントと睨み合っている間に強化されて行った。
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