パーティから追放されたのは神に選ばれし救世主だった。～チートスキルで元のパーティを見返し、全知全能の冒険者になってやる！～

yonechanish

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第126話　ガーレット王国への調査

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魔王完全復活は近い。

ガーレット王国に到着したバルクとルミナスは、早速、情報収集を始めた。

「この国にも勇者召喚の話は伝わっているようだな」
「はい、バルクさん」

二人は酒場に入った。
カウンター席に座り、酒とつまみを注文した。

「しかし、どうやって調査しましょう？」

ルミナスが言った。

「まあ、そうだよね」

バルクは酒をあおった。

バルクとルミナスは再び街に出た。
今度は聞き込みを行う為だ。
バルクは、通行人に声をかけた。
すると、一人の少女が現れた。
バルクは話しかけた。
バルクとルミナスの前にいる少女の名はミレイという。
彼女は、バルク達と同じ冒険者だった。
バルク達は事情を話して、ガーレット王国の現状について教えてもらうことにした。
バルクとルミナスは、ガーレット王国にやってきたことを告げて、最近の情勢を尋ねた。

魔王復活の兆しあり。
各地でモンスターの出現数が増えている。
人々は怯え、教会へ救いを求める者が後を絶たないという。
それを聞いたバルクとルミナスは顔を見合わせた。

「魔王復活まであと少しですね」

ルミナスは言った。

こんな普通の市民まで魔王の噂が届いているのだ。

「ああ、間違いないだろう」

バルクも同意した。

「ところで、あなた方はどうしてこの街に？」

ミレイがバルク達に問い掛ける。

「我々は冒険者でしてね。仲間を探しに来たんですよ」
「なるほど、それで私に声を掛けたという訳ですか」
「その通りです」
「申し訳ないのですが、私はお役に立てませんね」

彼女はそう言って頭を下げた。

「いえ、気にしないで下さい」
「ありがとうございます。では、私はこれで失礼します」

ミレイは去って行った。

「残念でしたが、仕方ないですよ。バルクさん」
「ああ、そうだな」

バルクは立ち去ろうとしたが、ルミナスはその場に残っていた。

「どうしたんだい？」
「あの、ミレイさんから嫌な気配がしました」
「嫌な気配？」
「はい、邪悪で危険な感じです」

ルミナスの言葉を聞いて、バルクは振り返る。

「本当かい？ルミナスちゃん」
「はい、恐らく、彼女は何かを隠しています」

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