俺の青春と初恋と嫉妬

ごんた

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出会い

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続きです…







全ての事象は巡り巡った縁で出来ている







#出会い#




高校を卒業して数週間後、某体育大学に進学した俺。

一年生は文字通り「奴隷」として練習準備、片付け、整理、先輩の身の回りの御世話など様々な事を休む暇もなく働いた。

そんな一年生の時期に恋愛をする暇はなく、彼女がいないまま日だけが過ぎて行った。




2年生が始まって少しの頃 6月中旬


俺にも大好きな人はいた…でもスマホを変えていた俺は連絡を取る手段もなく、上京していた為なかなか家には行けない、もしかしたら実家にいなくて一人暮らしをしているかもしれない…

こんなことを考えていた。



そんな日々の中、いきなりイ○スタの通知が鳴った。




○○さんがあなたをフォローしました。




ん?誰だ?


一瞬わからなかった。

誰だよこいつ、って思った。


だけど数秒でわかった。




「Aだ」




内心どうすればいいかわからなかった。

中学の卒業式の日に振られて、そこから3、4年一言も話さなかったから。

すぐにフォローを返して、すぐにDMをした。


俺「久しぶり~覚えてる??」


A「久しぶり!覚えてるよ!」


俺「今俺大学行ってるんだよ~!Aは何
  してるの?」


A「高校卒業してそのまま就職だよ
  ー!」


俺「あぁそうなんだ!今度さ、久しぶり
  に連絡とったし会いたい!」


A「いいよー!私も話したかったし、い
  つにする?」



みたいな感じでSNS上ではよく話せていた。

なんやかんやで遊ぶ日程を決めて、ついに当日…



俺「おーーー!久しぶりじゃん!!」

A「あぁ!久しぶり!すごい変わった
  ね!!」

俺「どこか変わった?!笑」


久しぶりの再会で心躍る俺、あの時と変わらない、どこか安心感があるような笑顔。


あぁぁ Aは変わってないな…


これが俺がAに抱いた感情だった。


Aは車をもっていた。

俺は高校を全て部活に捧げたこともあり免許を持っていなかった。

Aの車の助手席に乗って行くのはちょっぴり男としてなんか悲しかった。

俺が車を持っててかっこよく迎えに来れればよかったな。

ここで初めて、免許取りてぇぇ!って思った。


最初は夕方頃からご飯を食べて解散したんだが、ここでも沢山の昔話をした。


AとTが付き合ってた頃の話、帰り道駄菓子屋でじゃん負けお菓子買いをしてたこと、帰り道に色々な悩み相談をお互いにしてたこと

そして、

中学が1番楽しかったってこと。


そんなことを話して、その日は解散した。






次に会ったのはその2週間後くらい。

俺は東京に戻っていたのでAに東京に来てもらった。


品川の水族館や、チーム○ボ、スカイツリーなど。

女性の行きたいところだろうな、と言ったところを全て回った。

おかげでだいぶ楽しんでくれたみたいでよかった。


Aの誕生日が近いこともあり、Di○rの化粧品2万円分くらいのものをサプライズであげた。

正直、女性にこんなに高いものをあげたことがなかったし、付き合っても無いのにこれは重いかな?とか色々考えていたけど、俺はもう後悔はしたくなかった。

中学の時と違ってある程度お金はある。
2年生になったことである程度自由も効く。


そこで俺は言った。




俺「やっぱ俺、Aが好きなんだ。俺はAじ
  ゃなきゃダメだった。これから何が
  あっても全てを受け入れてAとこれ
  からの日々を過ごして行きたい。卒
  業式で振られてるけどもう一度だけ
  言わせて欲しい。俺はAが好きで
  す。付き合ってください。」











A「考えさせてください。今日は楽しか
  ったです。ありがとう。」




俺「あ、うん。ゆっくり考えてな。返事
  はいつでもいいからさ。気をつけて
  帰ってな。」


A「うん。じゃあね!」






終わったわ



まただよ



これはやばい



成人式のネタじゃん(苦笑)



俺は死んだ魚の目をして帰路についた。







              ~続く~











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