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外伝 薄紅色の少女

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薄暗い農具倉庫の中に激しい息遣いと嬌声が響く。
倉庫の中では一人の少女と複数の男性が交わっていた。
背中までの髪を二つ結びにした少女は四つん這いになり、筋肉質の若者に背後から激しく突かれていた。

「どうした?最近荒れてるな」

少女を背後から突くリーダー格の男が尋ねる。

「アレだろ。アイツが最近シスターにお熱だからだろ」

別の男がそう言う。

「うるさいわね。ごちゃごちゃ言ってないで腰を動かしなさいよ」

アイツというのは少女が思いを寄せている青年のことだ。

真面目で純朴な青年は彼女の心を虜にした。その彼が最近村はずれに住み着いたシスターに懸想しているのだ。

「アイツが好きならこんな事やめて告白すれば良いのに」

リーダーは腰を打ち付けながら言う。

「良いでしょ、こっちも好きなんだから」

そう言いながら少女は挿入されたものを味わうように腰を動かした。
あたりに嬌声と水音、肉がぶつかり合う音が響く。

「つーかさ、お前がこんな胸だって知ったらアイツどう思うかね?」

少女の胸は体つきの割に豊かであったが重さを支えきれずにだらしなく垂れていた。

「うるさい!あんたらが乱暴に揉むからでしょうが」

少女は苛立ちながら、しかし行為自体はやめずに言う。

「まあまあ、こっちはまだ綺麗なピンク色なんだから良いじゃねーか」

背後のリーダーがそう言うと

「中身はハミ出てるけどな」

別の男が言う。

「それもあんたたちが!」

「もう良い。今日は全員搾り取ってやるんだから!」

少女の怒声が響いた。


部屋に戻ってから男たちに言われたことを思い返し鏡を見る。
以前は張りのあった豊かな胸は垂れていた。

「むー」

少女は唸りながら股関も確認する。 
無毛のそこは少しはみ出していたがきれいな薄紅色だった。

「コレくらいならはみ出してても許容範囲よね」

それにアイツは多分童貞だ。はみ出ていても気にしないだろう。むしろ綺麗な色に感動するかもしれない。
その姿を想像し、彼女は我慢できなくなりそのまま薄紅色の秘裂へと指を忍ばせた。
激しく指を出し入れすると、その日注がれた大量の白い液体があふれ出した。


それから数日後、少女はまた苛立っていた。

「今日は一段と荒れてるじゃねーか」

「なんでもないわよ!」

少女はリーダーの上で腰を振りながら答える。

「そう言えばアイツが花束持って教会に行くの見たな」

「うるさい!アイツなんか惨めに振られちゃえば良いんだ」

少女の腰の動きは一段と激しさを増した。
あの美しいシスターがアイツなんかを相手にするわけがない、アイツが振られて戻ってきたら私がアイツを慰めてやるんだ。
少女はそう思いながらもさらに激しく動いた。

「マジかー……そうだコレ終わったら教会まで見に行こうぜ。もう振られてるかも知れないけどよ」

リーダーが笑いながらそう言う。

「えっ」

少女の心境は複雑だった。アイツと一緒になりたい、けど思いを遂げてほしいとも思う。アイツが他の男にバカにされるのも嫌だ。少女の心は揺れていた。

「なんだ?不満そうだな。アイツにちょっかい出されたくないなら早く自分のものにしちまえばよかったじゃねーか」

「まあ無理だよな。童貞のアイツじゃあお前を満足させられないだろうしな」

下卑た笑いを浮かべながらリーダーは少女の体を激しく突きあげた。

(ごめんね……)

少女は心の中で青年に謝罪した。
しかし一瞬にして少女の心は快楽の渦に飲み込まれてしまっていた。


結局、彼女は教会へ茶化しに行く男たちを止められなかった。

「アイツ、大丈夫かな?」

青年のことを思いながらつぶやいた。

『欲望を開放せよ』

誰かの声が聞こえたような気がした。
少女はその声に従うように自身を慰め始めた、青年のことを思いながら。

その夜、彼女は恐ろしい獣のような声で目を覚ました。
外を見ると教会から真っ赤な炎が上がって夜空を染めあげていた。
アイツは?どうなったの?
彼女は彼の家へ行くが誰もいない。
まさかまだ教会に?
そう思って周りを見渡すと男たちの姿も見えなかった。
教会へと急ぐが燃え盛る炎を前に彼女は何もできなかった。
ふと、視線を感じ、そばを見ると黒い神像が転がっていた。

火事の原因は男たちのせい、ということになった。
焼け落ちた教会からは若い男の死体が複数見つかったからだ。
しかしシスターと青年らしき遺体は見つからなかった。

村長は若い男衆を失ったことで頭をかかえていた。

「これから村をどうやって存続していけば良いんだ」

「村長さん、お話があるんで今晩いいですか?」

その夜、村長宅に少女はやってきた。

「いい案があるんです」

「おお、キミが若い男を連れてきてくれるのか?」

「いえ、これから作って増やせば良いんですよ」

そう言って少女は妖しく微笑み村長に身体を寄せてきた。

「シスターさんのこと、そういう目で見てたの知ってるんですよ。まだまだ枯れていないんでしょう?」

そう耳元で囁きながら村長の股間を擦る。
村長は心の奥底から暗い欲望が湧き上がってくるのを感じた。
少女へ目をやるとその瞳は血のように紅く輝いていた。
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