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誠と楓の章
誠と楓
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この世界には『夜魅』という名の化け物たちがいる。夜の闇に巣食い、人を喰らったり苗床にする怪異の類いだ。そしてそれを退治することを生業とする者達もいる。『退魔師』と呼ばれる者達だ。
僕、「誠」と相方の「楓」は新米の退魔師だった。
楓は僕の幼馴染で、一緒に退魔師になることを誓い合った仲だった。小柄な体躯に綺麗な黒髪が魅力的な美少女で、僕は昔から彼女のことが好きだった。
それは無事二人で退魔師になってから数件目の事件でのことだった。
「ふはははは」
澄んだ低音ボイスの高笑いが辺りに木霊する。
発しているのは黒いテラテラと光るゴムのような皮膚を持つ人型の夜魅だった。
僕は地面に突っ伏してなんとか起き上がろうともがくが身体に力が入らなかった。
「いやっ、やめて!」
楓の声が聞こえてきた。
見ると人型の夜魅から生えた黒い触手が楓を捉え、その身体を撫で回していた。
男性型の夜魅は女性を犯し苗床にする。このままでは楓が苗床にされてしまう。僕に力が無いせいで。僕が弱いせいで。
夜魅から生えた触手が楓の纏う巫女装束を引き裂いた。白い素肌と柔らかそうな二つの膨らみが露わになる。
今まで僕が見たことのない部分に目を奪われそうになる。
くそっ、動け!動けよっ!
今動かなければ楓が、あんなやつに犯されてしまう!
僕の想いは虚しく、身体は動かなかった。
触手は楓の下半身へと伸び緋色の袴を引き裂いた。下着をつけていない楓の女の子の部分が外気に晒される。
初めて見るその場所はとても綺麗だった。
「ほう、ちゃんと処理をしているんだな。いい心がけだ」
夜魅が言うように楓のソコは白い素肌が続き、薄紅色の花弁が顔をのぞかせていた。
「では頂くとするかな」
夜魅がそういうと股間から黒光りする太く大きい触手が伸び、楓の花弁へと挿入された。
「なんだ、初めてではないのか。最近の巫女は純潔を守るということを知らん。嘆かわしいことだ」
楓が、初めてじゃない?
その言葉は僕の胸に深く突き刺さった。
確かに、楓のソコは夜魅の太く大きいものを難なく咥え込んでいた。
「ふむ、その反応から見ると、相手はそこの小僧ではないようだな」
「やめてっ!……それ以上、言わないで……」
楓の悲痛な叫びが響いた。
僕たちの関係は友達以上、恋人未満だった。
でも僕は楓を愛していたし、楓も僕に気があると信じていた。
その楓が、初めてじゃあなかった。処女じゃあなかった。他の誰かと経験済みだった。
うあああああああああ
それがショックで僕にはもう楓の悲鳴が聞こえてこなかった。
「それでは、そろそろ膣内に出すぞ」
「いやあああああ!!!」
楓の叫び声とともに楓の脚がガクガクと痙攣し、夜魅が身体を震わせる。
その瞬間、紅蓮の炎が舞った。
見れば楓を捉えていた夜魅の頭が木っ端微塵に吹き飛んでいた。夜魅の体が音もなく崩れ去り、やがて黒い霧となって消える。
「どうやら間に合わなかったようだな」
声のした方を見ると一人の革ジャンを着込んだ男が立っていた。彼の手には夜魅を倒したであろう炎が纏わりついていた。見たことがある。たしか数少ないS級退魔師の一人だ。名前は確か真神田晃。
彼が手を一振すると手に纏わりついていた炎が一瞬で消滅した。
「こりゃあ中に出されちまったな。早く浄化しないと苗床になっちまう」
浄化、それは夜魅に苗床にされた女性を救う方法だ。具体的には自身の精に魔力を込めて直接体内に流し込む。つまりは性行為をする必要があった。
「お前、できるか?」
真神田さんがこちらへ聞いてくるが、未だ身体は動かなかった。でもすぐに浄化しなければ楓は……
「……無理そうだな。じゃあ俺がやるしかないか」
真神田さんはその場でファスナーを下ろし股間の一物を取り出した。それは僕の3倍はあろうかという巨大な代物だった。
あんなのが楓の中に入るのか?
「じゃあ行くぞ」
真神田さんのソレがゆっくりと粘ついた水音をさせながら楓の身体に埋没していく。僕は黙ってそれを見ているしかなかった。
「すごいな、この嬢ちゃん。俺のモノがすんなりと入っていく。随分と熟れてるんだな」
その言葉に僕は言いようのない感情に襲われる。
楓があんな大きいのをそんな簡単に受け入れられるなんて……
辺りに肉のぶつかる音と、粘性の水音、二人の息遣いと嬌声が響き渡る。
やがて楓と真神田さんの体が震え、浄化が終わったようだった。
「これで大丈夫だ。もし妊娠したとしてもそれは俺の子供だな」
僕はもう悔しさと情けなさで泣き出しそうだった。
そして僕の意識はそのまま暗い闇の中へと落ちていった。
気付いた時には病院のベッドの上だった。
身体はまだ軋む。
身体の痛みが教えてくれる、あれは夢じゃなかったんだと。
あの時、楓は僕の目の前で二度も抱かれた。最初は夜魅に、次は真神田さんに。僕が強ければこんなことにはならなかったはずだ。
でも、もし僕が強かったとしても、楓は経験済みだった。僕ではなく他の誰かと。
楓の綺麗に処理されたツルツルのソコを思い出す。
アレもその誰かのために処理したのか……?
僕の心は未だ闇の中だった。
「誠、起きてる?」
おずおずと部屋に入ってきたのは楓だった。
今は、楓の顔は見たくなかった。
「ごめんね誠」
楓は謝ってきた。謝罪をするのは僕の方だ。なのに何を謝っているんだろう?
「……僕の方こそごめん。楓のこと守れなくて……」
「ううん、誠は頑張ってくれたよ。必死に私の事助けようとしてくれたの見てたよ」
「でも、結果的に守れなかった……」
「誠……」
楓が僕の頭を抱きしめてくる。
頭を撫でる手は優しく、僕を慰めようとしてるのを感じる。
楓の柔らかい膨らみが僕の顔に当たる。
もう他の誰かのものになったその膨らみが。
「ねぇ誠、私と、しよ?」
僕はその言葉に楓を押し返す。
「……やっぱり、私とじゃ嫌?あの夜魅に汚されたから?真神田さんに浄化、されたから?」
「違う!それは僕が弱かったせいだ!」
僕は思わず叫んでいた。
「……じゃあ、なんで……」
「なんで、なんで処女じゃあないんだよ!僕の気持ち知ってたくせに。今まで散々思わせぶりな態度とって。童貞の僕を内心では馬鹿にしてたんだろ。他の男に体預けてさ!しかもあんな大きいのをくわえこんで!」
激情に任せ、僕は堰を切ったようにまくし立てた。彼女を責める言葉を。
「……ごめんなさい」
違う、こんな事言っちゃあ駄目だ。こんなの楓を傷つけるだけだ。僕は楓を傷つけたいわけじゃあない。
僕は自分でも気づかないうちに泣いていた。
「……ごめんなさい、私、誠の気持ち知りながら他の人とセックスしてた。沢山してた。中出しもいっぱいされた。女としての悦びを沢山教えてもらったし、男の人の感じる場所もたくさん覚えた!……でも今は誠のことが大切なの。信じてもらえないかもしれない、でも、誠が好きなの」
見ると楓も泣いていた。
「僕は、楓のこと信じられそうにない……でも!それでも楓のことが好きなんだ。愛してる」
僕はそう言って楓の身体を抱きしめた。
もう、他の誰かのものになってしまった身体。でも愛する楓の身体。僕はグチャグチャになりそうな思いで楓の身体を抱きしめた。
僕らは泣きながらお互いの身体を求めあった。楓のいうように彼女はすごく手慣れていて、楓が達するまで僕は何度もイかされた。
「……僕、もっと強くなるよ。体も、心も。楓のこと守れるように。楓のことを信じられるように」
「……私ももっと強くなる。誠のこと支えられるように」
二人の道はまだ始まったばかりであった。
僕、「誠」と相方の「楓」は新米の退魔師だった。
楓は僕の幼馴染で、一緒に退魔師になることを誓い合った仲だった。小柄な体躯に綺麗な黒髪が魅力的な美少女で、僕は昔から彼女のことが好きだった。
それは無事二人で退魔師になってから数件目の事件でのことだった。
「ふはははは」
澄んだ低音ボイスの高笑いが辺りに木霊する。
発しているのは黒いテラテラと光るゴムのような皮膚を持つ人型の夜魅だった。
僕は地面に突っ伏してなんとか起き上がろうともがくが身体に力が入らなかった。
「いやっ、やめて!」
楓の声が聞こえてきた。
見ると人型の夜魅から生えた黒い触手が楓を捉え、その身体を撫で回していた。
男性型の夜魅は女性を犯し苗床にする。このままでは楓が苗床にされてしまう。僕に力が無いせいで。僕が弱いせいで。
夜魅から生えた触手が楓の纏う巫女装束を引き裂いた。白い素肌と柔らかそうな二つの膨らみが露わになる。
今まで僕が見たことのない部分に目を奪われそうになる。
くそっ、動け!動けよっ!
今動かなければ楓が、あんなやつに犯されてしまう!
僕の想いは虚しく、身体は動かなかった。
触手は楓の下半身へと伸び緋色の袴を引き裂いた。下着をつけていない楓の女の子の部分が外気に晒される。
初めて見るその場所はとても綺麗だった。
「ほう、ちゃんと処理をしているんだな。いい心がけだ」
夜魅が言うように楓のソコは白い素肌が続き、薄紅色の花弁が顔をのぞかせていた。
「では頂くとするかな」
夜魅がそういうと股間から黒光りする太く大きい触手が伸び、楓の花弁へと挿入された。
「なんだ、初めてではないのか。最近の巫女は純潔を守るということを知らん。嘆かわしいことだ」
楓が、初めてじゃない?
その言葉は僕の胸に深く突き刺さった。
確かに、楓のソコは夜魅の太く大きいものを難なく咥え込んでいた。
「ふむ、その反応から見ると、相手はそこの小僧ではないようだな」
「やめてっ!……それ以上、言わないで……」
楓の悲痛な叫びが響いた。
僕たちの関係は友達以上、恋人未満だった。
でも僕は楓を愛していたし、楓も僕に気があると信じていた。
その楓が、初めてじゃあなかった。処女じゃあなかった。他の誰かと経験済みだった。
うあああああああああ
それがショックで僕にはもう楓の悲鳴が聞こえてこなかった。
「それでは、そろそろ膣内に出すぞ」
「いやあああああ!!!」
楓の叫び声とともに楓の脚がガクガクと痙攣し、夜魅が身体を震わせる。
その瞬間、紅蓮の炎が舞った。
見れば楓を捉えていた夜魅の頭が木っ端微塵に吹き飛んでいた。夜魅の体が音もなく崩れ去り、やがて黒い霧となって消える。
「どうやら間に合わなかったようだな」
声のした方を見ると一人の革ジャンを着込んだ男が立っていた。彼の手には夜魅を倒したであろう炎が纏わりついていた。見たことがある。たしか数少ないS級退魔師の一人だ。名前は確か真神田晃。
彼が手を一振すると手に纏わりついていた炎が一瞬で消滅した。
「こりゃあ中に出されちまったな。早く浄化しないと苗床になっちまう」
浄化、それは夜魅に苗床にされた女性を救う方法だ。具体的には自身の精に魔力を込めて直接体内に流し込む。つまりは性行為をする必要があった。
「お前、できるか?」
真神田さんがこちらへ聞いてくるが、未だ身体は動かなかった。でもすぐに浄化しなければ楓は……
「……無理そうだな。じゃあ俺がやるしかないか」
真神田さんはその場でファスナーを下ろし股間の一物を取り出した。それは僕の3倍はあろうかという巨大な代物だった。
あんなのが楓の中に入るのか?
「じゃあ行くぞ」
真神田さんのソレがゆっくりと粘ついた水音をさせながら楓の身体に埋没していく。僕は黙ってそれを見ているしかなかった。
「すごいな、この嬢ちゃん。俺のモノがすんなりと入っていく。随分と熟れてるんだな」
その言葉に僕は言いようのない感情に襲われる。
楓があんな大きいのをそんな簡単に受け入れられるなんて……
辺りに肉のぶつかる音と、粘性の水音、二人の息遣いと嬌声が響き渡る。
やがて楓と真神田さんの体が震え、浄化が終わったようだった。
「これで大丈夫だ。もし妊娠したとしてもそれは俺の子供だな」
僕はもう悔しさと情けなさで泣き出しそうだった。
そして僕の意識はそのまま暗い闇の中へと落ちていった。
気付いた時には病院のベッドの上だった。
身体はまだ軋む。
身体の痛みが教えてくれる、あれは夢じゃなかったんだと。
あの時、楓は僕の目の前で二度も抱かれた。最初は夜魅に、次は真神田さんに。僕が強ければこんなことにはならなかったはずだ。
でも、もし僕が強かったとしても、楓は経験済みだった。僕ではなく他の誰かと。
楓の綺麗に処理されたツルツルのソコを思い出す。
アレもその誰かのために処理したのか……?
僕の心は未だ闇の中だった。
「誠、起きてる?」
おずおずと部屋に入ってきたのは楓だった。
今は、楓の顔は見たくなかった。
「ごめんね誠」
楓は謝ってきた。謝罪をするのは僕の方だ。なのに何を謝っているんだろう?
「……僕の方こそごめん。楓のこと守れなくて……」
「ううん、誠は頑張ってくれたよ。必死に私の事助けようとしてくれたの見てたよ」
「でも、結果的に守れなかった……」
「誠……」
楓が僕の頭を抱きしめてくる。
頭を撫でる手は優しく、僕を慰めようとしてるのを感じる。
楓の柔らかい膨らみが僕の顔に当たる。
もう他の誰かのものになったその膨らみが。
「ねぇ誠、私と、しよ?」
僕はその言葉に楓を押し返す。
「……やっぱり、私とじゃ嫌?あの夜魅に汚されたから?真神田さんに浄化、されたから?」
「違う!それは僕が弱かったせいだ!」
僕は思わず叫んでいた。
「……じゃあ、なんで……」
「なんで、なんで処女じゃあないんだよ!僕の気持ち知ってたくせに。今まで散々思わせぶりな態度とって。童貞の僕を内心では馬鹿にしてたんだろ。他の男に体預けてさ!しかもあんな大きいのをくわえこんで!」
激情に任せ、僕は堰を切ったようにまくし立てた。彼女を責める言葉を。
「……ごめんなさい」
違う、こんな事言っちゃあ駄目だ。こんなの楓を傷つけるだけだ。僕は楓を傷つけたいわけじゃあない。
僕は自分でも気づかないうちに泣いていた。
「……ごめんなさい、私、誠の気持ち知りながら他の人とセックスしてた。沢山してた。中出しもいっぱいされた。女としての悦びを沢山教えてもらったし、男の人の感じる場所もたくさん覚えた!……でも今は誠のことが大切なの。信じてもらえないかもしれない、でも、誠が好きなの」
見ると楓も泣いていた。
「僕は、楓のこと信じられそうにない……でも!それでも楓のことが好きなんだ。愛してる」
僕はそう言って楓の身体を抱きしめた。
もう、他の誰かのものになってしまった身体。でも愛する楓の身体。僕はグチャグチャになりそうな思いで楓の身体を抱きしめた。
僕らは泣きながらお互いの身体を求めあった。楓のいうように彼女はすごく手慣れていて、楓が達するまで僕は何度もイかされた。
「……僕、もっと強くなるよ。体も、心も。楓のこと守れるように。楓のことを信じられるように」
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