9 / 16
9話※
しおりを挟む
「あ"……ッッ!う"、うあ…ッ!」
仰向けになった夏樹の脚を抱えて、ぐりぐりと腰を押し付ける。
昨日散々可愛がった前立腺を、また探し出して何度もぐりゅぐりゅと押し潰した。
限界まで脚を開かせているせいで、とろとろ先走りをこぼす夏樹の性器も全部丸見えだった。
身長相応のサイズで、僕のよりは小さいけど充分立派なサイズだ。ガチガチに勃起するそれはオスの象徴のくせして、ナカの刺激に喜んでだらだら涎を垂らしてはいるけど。
ゆっくり、ねちっこく腰を動かして、弱いところをじっくりいたぶる。
まだ若干身体は重くて思いっきり腰を振りにくい分、丁寧に膨れたしこりを探し出して、むぎゅーっと押しつぶすのを繰り返した。
「あ"…あ"ーー…ッ♡ァ……♡かえで、かえで…ッ♡」
「なに……そんなに良いんだ。かわいい…」
「あぐッ!?、~~~~~~ッッ!!♡」
前立腺を強く圧迫したまま、腰を押し付けてぐりぐりぐりッと亀頭で強くこねくり回す。
じわじわ追い詰めていくような攻め方から一転して、身体の奥の奥に快感を強制的に叩き込むように弱いところを押し潰して根本から揺さぶった。
夏樹は声も出さずに仰け反って、手足をだらんと放ったままガクガク身体を震えさせて達した。
腹に散った精液を塗り広げるように撫でて、それから臍の下を手のひらで軽く押した。
多分この辺まで、僕のが入ってるんじゃないのかなって位置だ。
「やめ……ッッ!あっ!♡それだめッッ!押すなって……ッ!ひっ、ぐぅう"ッあ"………♡」
「これ別に気持ちよく無いでしょ…すごいね、訳わかんなくなっちゃった?」
「ぐぅ……ッ!あ…♡あ"……………♡」
優しく手のひらで腹を圧迫して、解放してとゆったり繰り返す。それから手を上に上にすべらせて、散々しゃぶられて赤く腫れた乳首をきゅうっと摘んで引っ張った。
どうやらちょっと乱暴にされるくらいが夏樹は好きみたいで、特にここは強く刺激してあげると悦んだ。
指を擦り合わせるようにくりくり捏ねると、たまらなそうに身体を反らせる。
夏樹は身体が柔らかいらしく、脚もぱかんと開いたまま思いっきり腰も胸も反らせるんだからすごい。前から運動神経は良かったけど、こんな特技があるのは知らなかった。
「ひぎ……ッ!ぅう"…イ…ッイッぐ……ッッ♡んんん"~~ッッ♡」
「は……すご、またイってる…」
「はぁっ、はーっ、うう"……………ッ!んんん"……ッッ♡」
夏樹が僕の首に腕を回して、また強引にキスをしてきた。
もしかしてキスも好きなのかもしれない。夏樹に合わせて舌を絡めたり吸ったりすると、きゅんきゅん締め付けてくる。
可愛いなと思った。あー本当に可愛い。
こんな時も甘えてくるのが、健気で可愛い。
夏樹の好きにキスをさせた。何度も舌を絡めて吸われて甘噛みされて、呼吸ごと奪い尽くすくらいの激しいキスをされる。頭がふわふわして気持ちいい。夏樹が僕の後頭部に手を回して、くしゃくしゃに髪を掻き乱していく。
なんだかんだ僕もキスが好きみたいで、こうされると簡単に考えが飛んでしまう。ぐちゃぐちゃに脳みそが溶けて、目の前のあったかくて柔らかいところしか分からなくなって、ただそれが欲しくなって乱暴に腰を振った。
夏樹の脚を抱えて、上から押しつぶすように強引に奥まで捩じ込む。誰にも暴かれてないところを、夏樹のもっともっと大切なところまで、征服したかった。
「んむ、ん"ッッッ!?んぐぅううッッッ♡!!」
夏樹が潰れた苦しそうな声を出す。
さっきよりも余裕のない声。どっちかって言うと汚ない部類に入る可愛くない声がすっごくクる。こんな下品な声出すようには見えないから、かわいくってたまらない。
前立腺を狙っているときはゆっくりゆっくり、丁寧に腰を動かしてやれていたが、もうそんな余裕は無くなってまた好き勝手にガツガツ奥を穿った。
夏樹の身体がずれて逃げないよう、覆い被さって頭を抱えて、自分の中に納め切ってガンガン突いた。
「ふぐッぅうう"ッッ!!♡、あ"っあ"ッ♡しぬ、しぬ"ッ!♡」
「あは、かわいそ……そんなイイんだ、僕のが…!」
多少無理な耐性も、夏樹は身体が柔らかいから耐えられそうだった。苦しげに喘ぐ口を塞いで、くちゅくちゅ音を立ててキスをする。フーフー荒いお互いの呼吸だけが響いて聞こえた。
ふと、自分ってこんな、動物みたいなセックスが好きなタイプなんだと思った。なんだか笑ってしまう。
こんなの趣味じゃないと思ってた。
オカズにしてたAVだって割と優しいラブラブコンセプトが多かったのに。
…あー、でもそっか。優しく甘く抱いてたら、こいつは手に入らないのか。
自分の状況を思い出してしまって、苦しくなって余計に激しく腰を振った。
「はーっ、なつき、出すね…なつき、なつき…!!」
「お"…………ぅ、う"………ッッ♡♡あ"ー………………………………♡♡」
ごちゅっと音が鳴るくらい奥に突き立てて射精する。昨日の今日なのに思ったよりしっかりどぷどぷと出た。全部夏樹の中にぶちまけて、覚えさせるように、奥に埋めたまま射精が終わるまで軽く揺さぶって全部出し切った。
僕は熱があったとはいえ少し前まで眠っていたから、昨日より元気だった。
ぐったり倒れて動かない夏樹の頬を軽くぺちぺち叩くと、ハッとしたような顔をする。かわいい。
「……ね、きもちかった?」
昨日は聞けなかったことが何度か聞けた。ぜえぜえ息を切らしながらの、カッコ悪い聞き方だけど。
ぽーーっとした顔をしていた夏樹に、少しずついつもの調子が戻ってくるところが見えた。2人分のよだれでベタベタになった口元をもたもた拭いながら、溶けた声で夏樹が言う。
「きもちい…、もう他、考えられなくなるくらい……」
まだぼんやりしたままの瞳に、真っ直ぐ見据えられる。快感に流されて意思がないようにも、僕に甘えて縋っているようにも、どっちにも見えた。
さっきまでいっぱいに夏樹で満たされていたのに、急にぎゅうっと胸が痛んだ。
じゃあもうそのまま、僕のこと選んでくれればいいのに。言わないけど、そう思った。
言えないのはやっぱり僕が臆病で、ギリギリ親友の座に座ったままでいたかったからだった。
仰向けになった夏樹の脚を抱えて、ぐりぐりと腰を押し付ける。
昨日散々可愛がった前立腺を、また探し出して何度もぐりゅぐりゅと押し潰した。
限界まで脚を開かせているせいで、とろとろ先走りをこぼす夏樹の性器も全部丸見えだった。
身長相応のサイズで、僕のよりは小さいけど充分立派なサイズだ。ガチガチに勃起するそれはオスの象徴のくせして、ナカの刺激に喜んでだらだら涎を垂らしてはいるけど。
ゆっくり、ねちっこく腰を動かして、弱いところをじっくりいたぶる。
まだ若干身体は重くて思いっきり腰を振りにくい分、丁寧に膨れたしこりを探し出して、むぎゅーっと押しつぶすのを繰り返した。
「あ"…あ"ーー…ッ♡ァ……♡かえで、かえで…ッ♡」
「なに……そんなに良いんだ。かわいい…」
「あぐッ!?、~~~~~~ッッ!!♡」
前立腺を強く圧迫したまま、腰を押し付けてぐりぐりぐりッと亀頭で強くこねくり回す。
じわじわ追い詰めていくような攻め方から一転して、身体の奥の奥に快感を強制的に叩き込むように弱いところを押し潰して根本から揺さぶった。
夏樹は声も出さずに仰け反って、手足をだらんと放ったままガクガク身体を震えさせて達した。
腹に散った精液を塗り広げるように撫でて、それから臍の下を手のひらで軽く押した。
多分この辺まで、僕のが入ってるんじゃないのかなって位置だ。
「やめ……ッッ!あっ!♡それだめッッ!押すなって……ッ!ひっ、ぐぅう"ッあ"………♡」
「これ別に気持ちよく無いでしょ…すごいね、訳わかんなくなっちゃった?」
「ぐぅ……ッ!あ…♡あ"……………♡」
優しく手のひらで腹を圧迫して、解放してとゆったり繰り返す。それから手を上に上にすべらせて、散々しゃぶられて赤く腫れた乳首をきゅうっと摘んで引っ張った。
どうやらちょっと乱暴にされるくらいが夏樹は好きみたいで、特にここは強く刺激してあげると悦んだ。
指を擦り合わせるようにくりくり捏ねると、たまらなそうに身体を反らせる。
夏樹は身体が柔らかいらしく、脚もぱかんと開いたまま思いっきり腰も胸も反らせるんだからすごい。前から運動神経は良かったけど、こんな特技があるのは知らなかった。
「ひぎ……ッ!ぅう"…イ…ッイッぐ……ッッ♡んんん"~~ッッ♡」
「は……すご、またイってる…」
「はぁっ、はーっ、うう"……………ッ!んんん"……ッッ♡」
夏樹が僕の首に腕を回して、また強引にキスをしてきた。
もしかしてキスも好きなのかもしれない。夏樹に合わせて舌を絡めたり吸ったりすると、きゅんきゅん締め付けてくる。
可愛いなと思った。あー本当に可愛い。
こんな時も甘えてくるのが、健気で可愛い。
夏樹の好きにキスをさせた。何度も舌を絡めて吸われて甘噛みされて、呼吸ごと奪い尽くすくらいの激しいキスをされる。頭がふわふわして気持ちいい。夏樹が僕の後頭部に手を回して、くしゃくしゃに髪を掻き乱していく。
なんだかんだ僕もキスが好きみたいで、こうされると簡単に考えが飛んでしまう。ぐちゃぐちゃに脳みそが溶けて、目の前のあったかくて柔らかいところしか分からなくなって、ただそれが欲しくなって乱暴に腰を振った。
夏樹の脚を抱えて、上から押しつぶすように強引に奥まで捩じ込む。誰にも暴かれてないところを、夏樹のもっともっと大切なところまで、征服したかった。
「んむ、ん"ッッッ!?んぐぅううッッッ♡!!」
夏樹が潰れた苦しそうな声を出す。
さっきよりも余裕のない声。どっちかって言うと汚ない部類に入る可愛くない声がすっごくクる。こんな下品な声出すようには見えないから、かわいくってたまらない。
前立腺を狙っているときはゆっくりゆっくり、丁寧に腰を動かしてやれていたが、もうそんな余裕は無くなってまた好き勝手にガツガツ奥を穿った。
夏樹の身体がずれて逃げないよう、覆い被さって頭を抱えて、自分の中に納め切ってガンガン突いた。
「ふぐッぅうう"ッッ!!♡、あ"っあ"ッ♡しぬ、しぬ"ッ!♡」
「あは、かわいそ……そんなイイんだ、僕のが…!」
多少無理な耐性も、夏樹は身体が柔らかいから耐えられそうだった。苦しげに喘ぐ口を塞いで、くちゅくちゅ音を立ててキスをする。フーフー荒いお互いの呼吸だけが響いて聞こえた。
ふと、自分ってこんな、動物みたいなセックスが好きなタイプなんだと思った。なんだか笑ってしまう。
こんなの趣味じゃないと思ってた。
オカズにしてたAVだって割と優しいラブラブコンセプトが多かったのに。
…あー、でもそっか。優しく甘く抱いてたら、こいつは手に入らないのか。
自分の状況を思い出してしまって、苦しくなって余計に激しく腰を振った。
「はーっ、なつき、出すね…なつき、なつき…!!」
「お"…………ぅ、う"………ッッ♡♡あ"ー………………………………♡♡」
ごちゅっと音が鳴るくらい奥に突き立てて射精する。昨日の今日なのに思ったよりしっかりどぷどぷと出た。全部夏樹の中にぶちまけて、覚えさせるように、奥に埋めたまま射精が終わるまで軽く揺さぶって全部出し切った。
僕は熱があったとはいえ少し前まで眠っていたから、昨日より元気だった。
ぐったり倒れて動かない夏樹の頬を軽くぺちぺち叩くと、ハッとしたような顔をする。かわいい。
「……ね、きもちかった?」
昨日は聞けなかったことが何度か聞けた。ぜえぜえ息を切らしながらの、カッコ悪い聞き方だけど。
ぽーーっとした顔をしていた夏樹に、少しずついつもの調子が戻ってくるところが見えた。2人分のよだれでベタベタになった口元をもたもた拭いながら、溶けた声で夏樹が言う。
「きもちい…、もう他、考えられなくなるくらい……」
まだぼんやりしたままの瞳に、真っ直ぐ見据えられる。快感に流されて意思がないようにも、僕に甘えて縋っているようにも、どっちにも見えた。
さっきまでいっぱいに夏樹で満たされていたのに、急にぎゅうっと胸が痛んだ。
じゃあもうそのまま、僕のこと選んでくれればいいのに。言わないけど、そう思った。
言えないのはやっぱり僕が臆病で、ギリギリ親友の座に座ったままでいたかったからだった。
6
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!



周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語


言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる