18 / 19
魔法使いとその愛妻
ホーム
しおりを挟む
アリアスとエデンピトはあのあと反乱を成功させ、2年かけて国王の権力を剥奪した。
王宮付き魔法使いを解雇、陰の魔法使いたちを解放したそうだ。
国民に真実が知れわたり、国内は混乱に陥っているが、きっとこれから良い国になれるだろう。
アリアス様ならきっとできる。
私たちは今、ウェドゥトゥ共和国の田舎町に住んでいる。
ヨルアは過去の罪にうなされ、私は無責任なことをしたのでは…と思い悩みながらも、温かい家庭を築こうと力を合わせながら静かに暮らしていた。
キルケも相変わらずヨルアを慕って仕えてくれている。
ヨルアが私を後ろから抱き締める。
「リコ、あなたのお陰でとても幸せです…
本当にありがとう」
「私も幸せです」
「あなたを妻にして良かった」
私はその言葉でとても満たされる。
「ヨルアさん、愛してます。
あなたがいれば私は何でも出来る気がします」
「ずっと一緒にいましょう、ふたりでずっと…」
「ふふ、キルケもいますよ。それに、」
私は、小さな命が宿っていることを打ち明けた。
end
王宮付き魔法使いを解雇、陰の魔法使いたちを解放したそうだ。
国民に真実が知れわたり、国内は混乱に陥っているが、きっとこれから良い国になれるだろう。
アリアス様ならきっとできる。
私たちは今、ウェドゥトゥ共和国の田舎町に住んでいる。
ヨルアは過去の罪にうなされ、私は無責任なことをしたのでは…と思い悩みながらも、温かい家庭を築こうと力を合わせながら静かに暮らしていた。
キルケも相変わらずヨルアを慕って仕えてくれている。
ヨルアが私を後ろから抱き締める。
「リコ、あなたのお陰でとても幸せです…
本当にありがとう」
「私も幸せです」
「あなたを妻にして良かった」
私はその言葉でとても満たされる。
「ヨルアさん、愛してます。
あなたがいれば私は何でも出来る気がします」
「ずっと一緒にいましょう、ふたりでずっと…」
「ふふ、キルケもいますよ。それに、」
私は、小さな命が宿っていることを打ち明けた。
end
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる