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夫婦のはじまり
16歳と30歳 ②
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ナイトドレスを着たマリアは寝室にそろりと入る。
入った瞬間襲われるんじゃないかと恐れていたが、その予想ははずれてシュヤンは既にベッドに横になり目をつぶっていた。
疲れて寝ている…のだろうか。
だとしたらこれ程ありがたいこともない。マリアは起こさないようにゆっくりベッドに潜り込む。
「たぶんだけど僕は性欲が強い方だと思うんだ」
突然そんなことを口に出していうのでマリアは飛び跳ねた。
「お、起きてたんですね」
「うん。どうしたものかと考えていたんだ」
「はあ…」
マリアにそんな間抜けな相槌をうつ以外に出きることはない。
「調べたんだけど一般的に人間の身体の成長は18歳まで続くらしい。つまりマリアさんはまだあと2年は伸び代があるんだよ」
「はあ」
「なるべくマリアさんが万全の状態で抱きたいけど、同じベッドで寝るなんて僕にも我慢の限界があるわけだ」
「寝室をわけますか?」
「それは嫌だ」
シュヤンは食い気味に即答した。
「マリアさんも協力してくれたら解決するんだけど、いいかな」
「…内容によります」
「そこにいてくれるだけでいいよ。ちょっと背中向けて寝転んで」
恐る恐る言われた通りにするとすかさずぎゅーっとマリアを抱き締め、後頭部の匂いをスーハーかぐ。
「ああああ!なんでこんないい匂いするんだ…可愛い可愛い…ドレスのマリアさんも可愛かった…やわらかい…ふわふわ…なんでこんな可愛いんだこの!!」
情緒不安定なんだよあ…。
ここまではマリアも慣れたものである。しかし、今日はいつもと違った。
「えっ…ちょ…何?」
お尻に固いものが当たり、ぐりぐりと押し付けられる。
「んっ、や…やだ…!ちょっと!」
大きな声を出したら狼の耳と尻尾がポン!と出た。
「…。みみ…ふわふわ…ああ…マリアさん好き…可愛いいぃ…はぁはぁ」
「あっ、触っちゃだめ…!ふあぁ」
耳をむにむにと弄られて息が漏れる。マリアは抜け出そうとするが、この日のために鍛えられた腕からは逃げられない。
「この…っこのぉ…16年も待たせたくせにさらに2年お預けなんて…早く年取れよ…!生まれてくる年代間違えてんじゃねえよ!でも可愛いから許す!」
意味不明なことを言いながらシュヤンは息を荒くして身体をゆすっている。
耳も弄られ続けていることもあり、マリアもなんか変な気分になってきた。
「あん…も、もーイヤこの人…っ!!」
「好きマリアさん大好き…お願いマリアさん、嫌じゃなくてマリアさんも好きって言って?ね?お願い言ってよ」
「…ん、もう…
す、好きですよ…」
「ああああ!可愛いいい!抱く!毎晩抱く!!」
「やっぱやだ!色々やだぁ…!」
興奮していつも以上にハイになっているシュヤンのお陰で、その夜は一晩中そんなようなことをするはめになった。
入った瞬間襲われるんじゃないかと恐れていたが、その予想ははずれてシュヤンは既にベッドに横になり目をつぶっていた。
疲れて寝ている…のだろうか。
だとしたらこれ程ありがたいこともない。マリアは起こさないようにゆっくりベッドに潜り込む。
「たぶんだけど僕は性欲が強い方だと思うんだ」
突然そんなことを口に出していうのでマリアは飛び跳ねた。
「お、起きてたんですね」
「うん。どうしたものかと考えていたんだ」
「はあ…」
マリアにそんな間抜けな相槌をうつ以外に出きることはない。
「調べたんだけど一般的に人間の身体の成長は18歳まで続くらしい。つまりマリアさんはまだあと2年は伸び代があるんだよ」
「はあ」
「なるべくマリアさんが万全の状態で抱きたいけど、同じベッドで寝るなんて僕にも我慢の限界があるわけだ」
「寝室をわけますか?」
「それは嫌だ」
シュヤンは食い気味に即答した。
「マリアさんも協力してくれたら解決するんだけど、いいかな」
「…内容によります」
「そこにいてくれるだけでいいよ。ちょっと背中向けて寝転んで」
恐る恐る言われた通りにするとすかさずぎゅーっとマリアを抱き締め、後頭部の匂いをスーハーかぐ。
「ああああ!なんでこんないい匂いするんだ…可愛い可愛い…ドレスのマリアさんも可愛かった…やわらかい…ふわふわ…なんでこんな可愛いんだこの!!」
情緒不安定なんだよあ…。
ここまではマリアも慣れたものである。しかし、今日はいつもと違った。
「えっ…ちょ…何?」
お尻に固いものが当たり、ぐりぐりと押し付けられる。
「んっ、や…やだ…!ちょっと!」
大きな声を出したら狼の耳と尻尾がポン!と出た。
「…。みみ…ふわふわ…ああ…マリアさん好き…可愛いいぃ…はぁはぁ」
「あっ、触っちゃだめ…!ふあぁ」
耳をむにむにと弄られて息が漏れる。マリアは抜け出そうとするが、この日のために鍛えられた腕からは逃げられない。
「この…っこのぉ…16年も待たせたくせにさらに2年お預けなんて…早く年取れよ…!生まれてくる年代間違えてんじゃねえよ!でも可愛いから許す!」
意味不明なことを言いながらシュヤンは息を荒くして身体をゆすっている。
耳も弄られ続けていることもあり、マリアもなんか変な気分になってきた。
「あん…も、もーイヤこの人…っ!!」
「好きマリアさん大好き…お願いマリアさん、嫌じゃなくてマリアさんも好きって言って?ね?お願い言ってよ」
「…ん、もう…
す、好きですよ…」
「ああああ!可愛いいい!抱く!毎晩抱く!!」
「やっぱやだ!色々やだぁ…!」
興奮していつも以上にハイになっているシュヤンのお陰で、その夜は一晩中そんなようなことをするはめになった。
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