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はじまり
むかし話 と登場人物設定
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昔々、タオニ家という貧乏な貴族がありました。
ある日、タオニ家の末の息子は森の主である大狼の前で彼は跪き、こう言いました。
「森の主様森の主様、我が一族はもう明日のパンを買う小銭さえありません。
故に差し出せるのはこの身のみ。私の肉体を生け贄に我が一族にどうか富を与えてくださいませ」
すると、大狼は答えました。
「我は人間の臭い肉などは食さぬが、その勇気に敬意を表する。秘宝のひとつをお主に授けよう。その代わり、」
大狼が身を翻すと、黒いベールを被った老婆になりました。
森の主は人狼であったのであります。
「我が末裔に娘が生まれたとき、お主の一族に迎え入れるのだ」
タオニ家の末の息子はそれを承諾し、魔法契約を結びました。
「悪しき魔物を狩ると良い」
そう言って渡されたものが、タオニ家に代々伝わる「魔物封じの剣」なのであります。 その剣をもってタオニ家は戦士の一族として名を馳せ、富と権力を得ました。
一方、人狼の子孫たちは何代経っても男児ばかりで契約を果たすには至りませんでした。
しかし100年後、ついに女の子が誕生したのです。
~登場人物~
・マリア・ローズマリー・オルドルフ
人狼の末裔。
血が薄めなので狼にはなれず耳と尻尾が出てくるだけ。調子が良いと牙も出る。彼女の銀髪に金色の瞳は典型的な人狼の特徴。
158センチ色白ふわふわ。
・シュヤン タオニ
タオニ家の次男。
ひょろっと背の高い黒髪にツリ目、にこにこしてる変態。タオニ家では異質の、争いを嫌い勉学を好む学者タイプ。
タオニ家は全体的にチャイニーズなイメージ。
ある日、タオニ家の末の息子は森の主である大狼の前で彼は跪き、こう言いました。
「森の主様森の主様、我が一族はもう明日のパンを買う小銭さえありません。
故に差し出せるのはこの身のみ。私の肉体を生け贄に我が一族にどうか富を与えてくださいませ」
すると、大狼は答えました。
「我は人間の臭い肉などは食さぬが、その勇気に敬意を表する。秘宝のひとつをお主に授けよう。その代わり、」
大狼が身を翻すと、黒いベールを被った老婆になりました。
森の主は人狼であったのであります。
「我が末裔に娘が生まれたとき、お主の一族に迎え入れるのだ」
タオニ家の末の息子はそれを承諾し、魔法契約を結びました。
「悪しき魔物を狩ると良い」
そう言って渡されたものが、タオニ家に代々伝わる「魔物封じの剣」なのであります。 その剣をもってタオニ家は戦士の一族として名を馳せ、富と権力を得ました。
一方、人狼の子孫たちは何代経っても男児ばかりで契約を果たすには至りませんでした。
しかし100年後、ついに女の子が誕生したのです。
~登場人物~
・マリア・ローズマリー・オルドルフ
人狼の末裔。
血が薄めなので狼にはなれず耳と尻尾が出てくるだけ。調子が良いと牙も出る。彼女の銀髪に金色の瞳は典型的な人狼の特徴。
158センチ色白ふわふわ。
・シュヤン タオニ
タオニ家の次男。
ひょろっと背の高い黒髪にツリ目、にこにこしてる変態。タオニ家では異質の、争いを嫌い勉学を好む学者タイプ。
タオニ家は全体的にチャイニーズなイメージ。
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