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三章【転校生襲来】
お前ら勉強に戻れ下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。今現在生徒会室には選挙依頼の大人数が集まっています。目新しい光景ですね。
「それじゃあ、僕の方からお礼を。この度は生徒会への有志に名を連ねて下さり感謝します。学園祭に向け、共に頑張りましょう」
「では顔合わせに進むぞ。まずカインが連れてきたのは…ミア・フォーカスとルシア・ティスト。俺がユウリ・ハーツウェルとライト・ミスティラ先輩。ミスラとフィアは無し、アリアがカミュ・ノスタリアとルカ・スティナ。全員合っているか?」
何と言う事でしょうか。全員顔見知りです。そんな事あります?
「あと2人くらいは欲しい所だね。誰か後誘える人いるかい?」
「えっと、今僕のクラスメイト1人に頼み込んでて、多分いけると思います!」
でもそれだけですよね。後生徒会に興味が無くて皆さんと顔見知りはと言うと…
「シュテル先輩…はどうでしょうか」
「成程、メサイラ先輩か…その考えは無かったな…アリア、交渉頼めるかい?」
「…私ですか?」
何故私ですか?会長の方が良いと思います。ええ、その方が良いと思います。確かに言い出したの私ですけど。
「メサイラ先輩はアリアからのお願いなら断れないだろうし、ルカとアリア、フィアの肩身がこのままじゃ狭いだろうからね」
「…分かりました。今からですかね?」
「その方が有難いかな。でも、4年生の所に1人では不安か…僕と行こうか」
それなら最初から貴方が行って下さいよ会長。態々私を介さずとも…
「顔合わせは俺が進めておこう。表情を見るにカインもアリアも全員と顔見知りだろう。なら不備はない筈だ」
「助かるよイリヤ。それじゃあ行こうか」
「あ、はい」
会長に続いて生徒会室を出ると、長い廊下に移動して、そのまま4年生の教室へ向かいます。何気に私4年生の教室行くの初めてですね。でも放課後なのに先輩達残ってたりします?
「会長、放課後ですが、先輩達は残っているのでしょうか?」
「ん?嗚呼、この時間4年生は教室で自習をしている人が多いよ。進学や家督を継ぐとか、そう言った為の勉強をしてるから。後は偶に部活に顔を出したりだね。意外と4年生は教室に居座ってるよ」
居座ってる…言い方なんかアレですけど良いんでしょうかね?まあ会長ですし大丈夫でしょうけど。
「…うん、居るね。メサイラ先輩、少々お時間よろしいでしょうか」
「…嗚呼、今行く」
読んでいた本を閉じて、シュテル先輩が此方へと歩いて来ました。わー、めっちゃ視線が集まってますね。切実に帰りたいです。
〈〈〈お前ら勉強に戻れ下さい!!!〉〉〉
「それじゃあ、僕の方からお礼を。この度は生徒会への有志に名を連ねて下さり感謝します。学園祭に向け、共に頑張りましょう」
「では顔合わせに進むぞ。まずカインが連れてきたのは…ミア・フォーカスとルシア・ティスト。俺がユウリ・ハーツウェルとライト・ミスティラ先輩。ミスラとフィアは無し、アリアがカミュ・ノスタリアとルカ・スティナ。全員合っているか?」
何と言う事でしょうか。全員顔見知りです。そんな事あります?
「あと2人くらいは欲しい所だね。誰か後誘える人いるかい?」
「えっと、今僕のクラスメイト1人に頼み込んでて、多分いけると思います!」
でもそれだけですよね。後生徒会に興味が無くて皆さんと顔見知りはと言うと…
「シュテル先輩…はどうでしょうか」
「成程、メサイラ先輩か…その考えは無かったな…アリア、交渉頼めるかい?」
「…私ですか?」
何故私ですか?会長の方が良いと思います。ええ、その方が良いと思います。確かに言い出したの私ですけど。
「メサイラ先輩はアリアからのお願いなら断れないだろうし、ルカとアリア、フィアの肩身がこのままじゃ狭いだろうからね」
「…分かりました。今からですかね?」
「その方が有難いかな。でも、4年生の所に1人では不安か…僕と行こうか」
それなら最初から貴方が行って下さいよ会長。態々私を介さずとも…
「顔合わせは俺が進めておこう。表情を見るにカインもアリアも全員と顔見知りだろう。なら不備はない筈だ」
「助かるよイリヤ。それじゃあ行こうか」
「あ、はい」
会長に続いて生徒会室を出ると、長い廊下に移動して、そのまま4年生の教室へ向かいます。何気に私4年生の教室行くの初めてですね。でも放課後なのに先輩達残ってたりします?
「会長、放課後ですが、先輩達は残っているのでしょうか?」
「ん?嗚呼、この時間4年生は教室で自習をしている人が多いよ。進学や家督を継ぐとか、そう言った為の勉強をしてるから。後は偶に部活に顔を出したりだね。意外と4年生は教室に居座ってるよ」
居座ってる…言い方なんかアレですけど良いんでしょうかね?まあ会長ですし大丈夫でしょうけど。
「…うん、居るね。メサイラ先輩、少々お時間よろしいでしょうか」
「…嗚呼、今行く」
読んでいた本を閉じて、シュテル先輩が此方へと歩いて来ました。わー、めっちゃ視線が集まってますね。切実に帰りたいです。
〈〈〈お前ら勉強に戻れ下さい!!!〉〉〉
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