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三章【転校生襲来】
お前らベタ褒めするな下さい
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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。何とか予定をこじ開けて現在生徒会会議に出席しています。参加できて良かったですよ。本当に…
「じゃあ始めるよ。ミスラ、いいかい?」
「はい。大丈夫ですよ」
書記のミスラさんの準備が整った事を確認した会長は頷くと早速話し始めました。
「今回の議題は言わずもがな学園祭だよ。交流会に続いた生徒会主催の大きなイベントだ。翌週から各クラスに書類を配布して、出し物を決めて貰う予定だよ。フィア、予算の方は…」
「まだ出てない…もう少し待ってて…」
「了解。じゃあ役割分担をしようか。ミスラは各クラスの出し物が被らない様に配慮を。部活の方面はアリアとイリヤで、予算全般をフィアに頼みたい。僕は全体纏めと部活の予算案を出すよ」
会長への負担大きすぎませんか?私の様に貧弱ではありませんが…流石に過労が心配です。休んでほしいものですね。
「僕の仕事はイリヤ先輩とアリアちゃんと協力すればすぐですから、終わり次第会長を手伝いますね」
「私もお手伝いします」
「無論俺もだ」
フィア先輩は声には出さないもののコクコクと首を振っていました。フィア先輩は無口な方ですがその代わり表情はとても豊かで可愛らしい先輩です。
「ありがとう。助かるよ。だが其々部活とクラスでの出し物の準備等があるだろうから、全員無理しない様にね」
「お互い様だぞ生徒会長」
「分かってるよ」
部活だけでなく、クラスの物まで入ってくると確かに忙しくなりそうですね…気合いを入れ直さねば…
「後は期限だね。クラスに配布した書類の提出期限は5日だ。各クラスの生徒会役員、もしくは委員長が詳しい説明、そして全体で出し物を決める。何か縛りを設けないと絶対に被ってしまう可能性があるから、其処を考えようか」
「毎年、それがあっても被るからな」
「被った場合は話し合いで何とかするけどね。それもそれで骨が折れる。だが具体的すぎる縛りは皆の自由を奪ってしまうからね。他に何か良い決め方があれば良いんだけどね」
ふむ…出し物決めですかあ…あれかなり白熱しますよね。もしかして庶民だけかもしれませんが、私も前世学生時代の文化祭は楽しかったですし。あ、ならその時の方法使えば良いのではないですかね。
「それなら、複数候補を出して貰ったらどうでしょうか」
「複数候補…?」
「はい。1つだけ決めるのではなく、補欠案を出して貰えば、仮に何処かのクラスが被ってしまってもその補欠案の中から決める事が出来ますし、私達の方でも決められると思います」
これが私の知ってるやり方何ですが…どうですかね?
「成程…いいね!流石だよアリア」
「早速取り入れるか。カイン、書類を訂正してくる」
「頼んだよ」
良かった。無事に決まったみたいで…役にも立てたみたいですね。
「本当にアリアちゃんが入ってくれて良かったですね」
「嗚呼、今回の案もアリアが居なければ出なかっただろうからね」
「…凄いね」
だから…そんなに褒めないで欲しいんですってば!顔が赤くなるんですから!
〈〈〈お前らベタ褒めするな下さい!!!〉〉〉
「じゃあ始めるよ。ミスラ、いいかい?」
「はい。大丈夫ですよ」
書記のミスラさんの準備が整った事を確認した会長は頷くと早速話し始めました。
「今回の議題は言わずもがな学園祭だよ。交流会に続いた生徒会主催の大きなイベントだ。翌週から各クラスに書類を配布して、出し物を決めて貰う予定だよ。フィア、予算の方は…」
「まだ出てない…もう少し待ってて…」
「了解。じゃあ役割分担をしようか。ミスラは各クラスの出し物が被らない様に配慮を。部活の方面はアリアとイリヤで、予算全般をフィアに頼みたい。僕は全体纏めと部活の予算案を出すよ」
会長への負担大きすぎませんか?私の様に貧弱ではありませんが…流石に過労が心配です。休んでほしいものですね。
「僕の仕事はイリヤ先輩とアリアちゃんと協力すればすぐですから、終わり次第会長を手伝いますね」
「私もお手伝いします」
「無論俺もだ」
フィア先輩は声には出さないもののコクコクと首を振っていました。フィア先輩は無口な方ですがその代わり表情はとても豊かで可愛らしい先輩です。
「ありがとう。助かるよ。だが其々部活とクラスでの出し物の準備等があるだろうから、全員無理しない様にね」
「お互い様だぞ生徒会長」
「分かってるよ」
部活だけでなく、クラスの物まで入ってくると確かに忙しくなりそうですね…気合いを入れ直さねば…
「後は期限だね。クラスに配布した書類の提出期限は5日だ。各クラスの生徒会役員、もしくは委員長が詳しい説明、そして全体で出し物を決める。何か縛りを設けないと絶対に被ってしまう可能性があるから、其処を考えようか」
「毎年、それがあっても被るからな」
「被った場合は話し合いで何とかするけどね。それもそれで骨が折れる。だが具体的すぎる縛りは皆の自由を奪ってしまうからね。他に何か良い決め方があれば良いんだけどね」
ふむ…出し物決めですかあ…あれかなり白熱しますよね。もしかして庶民だけかもしれませんが、私も前世学生時代の文化祭は楽しかったですし。あ、ならその時の方法使えば良いのではないですかね。
「それなら、複数候補を出して貰ったらどうでしょうか」
「複数候補…?」
「はい。1つだけ決めるのではなく、補欠案を出して貰えば、仮に何処かのクラスが被ってしまってもその補欠案の中から決める事が出来ますし、私達の方でも決められると思います」
これが私の知ってるやり方何ですが…どうですかね?
「成程…いいね!流石だよアリア」
「早速取り入れるか。カイン、書類を訂正してくる」
「頼んだよ」
良かった。無事に決まったみたいで…役にも立てたみたいですね。
「本当にアリアちゃんが入ってくれて良かったですね」
「嗚呼、今回の案もアリアが居なければ出なかっただろうからね」
「…凄いね」
だから…そんなに褒めないで欲しいんですってば!顔が赤くなるんですから!
〈〈〈お前らベタ褒めするな下さい!!!〉〉〉
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