29 / 186
壱章 始まりの街・ステンリア
十二話、俺達に任せとけよ!!
しおりを挟む
「あ!おはよう二人共!よく眠れた?」
「お陰様でな。至れり尽くせりで少し申し訳無かったけど」
「でも、ご飯とか美味しかった」
待遇が良すぎて少し引いた。因みに俺は、ローブの時以外は眼帯付けて、風華は認識阻害魔法って言うのを自分に掛けてるらしい。前に俺にも掛けようとしてくれたけど、眼帯カッコいいから遠慮した!!
認識阻害魔法は、名前の通りだな!例えば、林檎に認識阻害魔法を掛けると、それが見えなくなったり別の物に見えたりする。風華は自分の目に認識阻害魔法を掛けてるから、目の色は同じに見えてるらしい。確認したらマジで同じ色でビビった。ローブを着てる理由はししょーが着とけって言ってたからだ!!
「良かった。此処の人達は優しいからね!気に入ってくれたなら嬉しいよ!」
「おう、此処なら快適に過ごせそうだ」
「疲れが取れている様子で何よりです」
ジャックとマキアに連れられて、俺達はもう一回スタディアへと向かってる。頼み事としか聞かされてないんだけど…
「頼み事って何?」
「あ、そう言えば言ってなかったね。えっと、実はボクとマキア、後何人かのギルドメンバーで、新しい研究に必要なサンプルを採りに行くんだけど、其処には強い魔獣が出るって有名でね…他のギルドに頼んでもいいんだけど、ボク達、力では圧倒的ミジンコだから、詐欺レベルの依頼料にされて…」
「だから俺らに護衛頼みたいってことか?」
にしても、そう言うのあるんだなぁ…何処も面倒いな、協力すれば利益得られんのにそれを普通に手放すとか馬鹿だと思う?
「う、うん。重ね重ね本当に申し訳ないんだけど、頼みの綱が二人しか居なくて…」
「私は別に…お世話になったし」
「風華がいいなら、俺は何も言わねえよ」
あーあー、ジャックの奴目を輝かせてるよ。そんな大層な事でもねぇんだけど…
「本当にありがとう!!二人はすごく優しいんだね!勿論依頼料も払うよ!あと、かなり期間がいるんだ。種類も多くて、採集量もかなりある。だから、その間の宿代はボク達が負担するよ。勿論、行かない日もあるから、その時は好きに街を見て回って!」
「そんなにして貰わなくても…」
「ボクがしたいんだ!あの平原は、とても良い場所なんだけど、ボク達は戦闘能力が殆ど0だから、貴重な魔法植物があるって知ってても手が伸びなかったんだ…だから、今回こうやって足を踏み出せたのも二人のお陰なんだ!これくらいやらせて!」
本当お人好しだな此奴…普通に有難いけどさ。まぁ、魔獣討伐くらいならお茶の子さいさいだからな!楽勝な依頼だぜ!
「厚意は受け取っておけ、だったろ風華」
「…うん」
風華の頭をクシャって撫でて俺達はギルドへと足を踏み入れた。却説!!依頼だ依頼だ!!
「お陰様でな。至れり尽くせりで少し申し訳無かったけど」
「でも、ご飯とか美味しかった」
待遇が良すぎて少し引いた。因みに俺は、ローブの時以外は眼帯付けて、風華は認識阻害魔法って言うのを自分に掛けてるらしい。前に俺にも掛けようとしてくれたけど、眼帯カッコいいから遠慮した!!
認識阻害魔法は、名前の通りだな!例えば、林檎に認識阻害魔法を掛けると、それが見えなくなったり別の物に見えたりする。風華は自分の目に認識阻害魔法を掛けてるから、目の色は同じに見えてるらしい。確認したらマジで同じ色でビビった。ローブを着てる理由はししょーが着とけって言ってたからだ!!
「良かった。此処の人達は優しいからね!気に入ってくれたなら嬉しいよ!」
「おう、此処なら快適に過ごせそうだ」
「疲れが取れている様子で何よりです」
ジャックとマキアに連れられて、俺達はもう一回スタディアへと向かってる。頼み事としか聞かされてないんだけど…
「頼み事って何?」
「あ、そう言えば言ってなかったね。えっと、実はボクとマキア、後何人かのギルドメンバーで、新しい研究に必要なサンプルを採りに行くんだけど、其処には強い魔獣が出るって有名でね…他のギルドに頼んでもいいんだけど、ボク達、力では圧倒的ミジンコだから、詐欺レベルの依頼料にされて…」
「だから俺らに護衛頼みたいってことか?」
にしても、そう言うのあるんだなぁ…何処も面倒いな、協力すれば利益得られんのにそれを普通に手放すとか馬鹿だと思う?
「う、うん。重ね重ね本当に申し訳ないんだけど、頼みの綱が二人しか居なくて…」
「私は別に…お世話になったし」
「風華がいいなら、俺は何も言わねえよ」
あーあー、ジャックの奴目を輝かせてるよ。そんな大層な事でもねぇんだけど…
「本当にありがとう!!二人はすごく優しいんだね!勿論依頼料も払うよ!あと、かなり期間がいるんだ。種類も多くて、採集量もかなりある。だから、その間の宿代はボク達が負担するよ。勿論、行かない日もあるから、その時は好きに街を見て回って!」
「そんなにして貰わなくても…」
「ボクがしたいんだ!あの平原は、とても良い場所なんだけど、ボク達は戦闘能力が殆ど0だから、貴重な魔法植物があるって知ってても手が伸びなかったんだ…だから、今回こうやって足を踏み出せたのも二人のお陰なんだ!これくらいやらせて!」
本当お人好しだな此奴…普通に有難いけどさ。まぁ、魔獣討伐くらいならお茶の子さいさいだからな!楽勝な依頼だぜ!
「厚意は受け取っておけ、だったろ風華」
「…うん」
風華の頭をクシャって撫でて俺達はギルドへと足を踏み入れた。却説!!依頼だ依頼だ!!
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
大罪を極めし者〜天使の契約者〜
月読真琴
ファンタジー
クラスの何人かと一緒に召喚された
神楽坂暁
みんなは勇者や聖女、賢者など強そうな職業なのに僕は無職?
みんなを助けようとしても裏切られ、暗い地の底に落ちていった。
そして暁は人間が心の底から信頼できなくなってしまった。
人との関わりも避けるつもりでいた、
けど地の底で暁は最愛と運命の出会いを果たした。
この話は暁が本当に欲しい物を探しだすまでの物語。
悪い所や良い所など感想や評価をお願いします。直していきより良い作品にしたいと思います。
小説家になろう様でも公開しています。
https://ncode.syosetu.com/n2523fb/
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
女神に冷遇された不遇スキル、実は無限成長の鍵だった
昼から山猫
ファンタジー
女神の加護でスキルを与えられる世界。主人公ラゼルが得たのは“不遇スキル”と揶揄される地味な能力だった。女神自身も「ハズレね」と吐き捨てるほど。しかし、そのスキルを地道に磨くと、なぜかあらゆる魔法や武技を吸収し、無限成長する力に変化。期待されていなかったラゼルは、その才能を見抜いてくれた美女剣士や巫女に助けられ、どん底から成り上がりを果たす。
死んでないのに異世界に転生させられた
三日月コウヤ
ファンタジー
今村大河(いまむらたいが)は中学3年生になった日に神から丁寧な説明とチート能力を貰う…事はなく勝手な神の個人的な事情に巻き込まれて異世界へと行く羽目になった。しかし転生されて早々に死にかけて、与えられたスキルによっても苦労させられるのであった。
なんでも出来るスキル(確定で出来るとは言ってない)
*冒険者になるまでと本格的に冒険者活動を始めるまで、メインヒロインの登場などが結構後の方になります。それら含めて全体的にストーリーの進行速度がかなり遅いですがご了承ください。
*カクヨム、アルファポリスでも投降しております
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
変人奇人喜んで!!貴族転生〜面倒な貴族にはなりたくない!〜
赤井水
ファンタジー
クロス伯爵家に生まれたケビン・クロス。
神に会った記憶も無く、前世で何故死んだのかもよく分からないが転生した事はわかっていた。
洗礼式で初めて神と話よく分からないが転生させて貰ったのは理解することに。
彼は喜んだ。
この世界で魔法を扱える事に。
同い歳の腹違いの兄を持ち、必死に嫡男から逃れ貴族にならない為なら努力を惜しまない。
理由は簡単だ、魔法が研究出来ないから。
その為には彼は変人と言われようが奇人と言われようが構わない。
ケビンは優秀というレッテルや女性という地雷を踏まぬ様に必死に生活して行くのであった。
ダンス?腹芸?んなもん勉強する位なら魔法を勉強するわ!!と。
「絶対に貴族にはならない!うぉぉぉぉ」
今日も魔法を使います。
※作者嬉し泣きの情報
3/21 11:00
ファンタジー・SFでランキング5位(24hptランキング)
有名作品のすぐ下に自分の作品の名前があるのは不思議な感覚です。
3/21
HOT男性向けランキングで2位に入れました。
TOP10入り!!
4/7
お気に入り登録者様の人数が3000人行きました。
応援ありがとうございます。
皆様のおかげです。
これからも上がる様に頑張ります。
※お気に入り登録者数減り続けてる……がむばるOrz
〜第15回ファンタジー大賞〜
67位でした!!
皆様のおかげですこう言った結果になりました。
5万Ptも貰えたことに感謝します!
改稿中……( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )☁︎︎⋆。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる