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零章 祝福された呪いの双子

九話、知り合い出来た!!友達欲しい…

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「この子達がロゼルさんの?」


「そう!お弟子さんだって!!可愛いよね!」


「ふん、まだ子供じゃないか。対して強そうでも無い。瞳は美しいが…彼女の方は兎も角、男の方からは美しさも品も感じられん」


おう売られた喧嘩は買うぞ!!??初対面の印象最悪だわ!!満面の笑みでおじちゃん♡って言ったろか!?


「えぇ?私は将来有望だと思うなぁ?私、狙っちゃおうかなぁ…ねぇねぇボク、年上のお姉さんって好きぃ?」


「やめとけアザレナ。済まないな、ライハ。此奴はアザレナ。男が好きで、男の事になると周りが見えん奴なんだ。こらフウカに威嚇をするな」


「貴女ってぇ、この子とどう言う関係なのかしらぁ?」


い、威圧がすげぇ…風華も心なしか怯えてるみたいだし、此処は俺が守らねば!!


「風華は俺の妹だ!風華を怖がらせる奴は嫌いだ!!どっか行け!!」


「兄さん…」


「うっ…ご、ごめんねぇ?私…そんなつもりじゃ…フウカちゃん?ごめんなさいねぇ…私…自分でも直さないとと思っているのだけど…」


俺が風華の前に両手を広げてアザレナ?さんを拒絶したら形のいい眉と口をシュンと下げた。ざ、罪悪感…だ、だが風華を怯えさせた事には変わりない!!


「少し驚いた…だけですから。雷葉の双子の妹の風華です。よろしくお願いします…えっと…アザレナさん…って呼んでも良いですか…?」


「…!勿論よぉ!私こんなんだから…このギルドメンバー以外に女の子のお友達がいないの…ありがとう。フウカちゃん。改めて、私はアザレナ・ノックよぉ。にしても…フウカとライハって変わった名前ねぇ」


「えっと…私達の産まれた集落は…奥まった森の中で…特殊な風習とかあったりしたので…その名残かと…」


名前が漢字の理由は俺達も正直よく分かってない。母上がこれが俺達の名前だって書いてくれて、そこで初めて俺達の名前が漢字である事を知った。不思議な事に言語は通じるが、此処に住んでいる人達の名前は殆どが英語?片仮名?だから…そこもよく分からん!!


「これで話してても埒があかないからな。アタシが軽く説明してしまおう。まず改めて、こっちのピンクのツインテールがアタシの妹のアビィ・アラクト。獣使ビーストテイマーだ。アタシはサーシャ・アラクト。斧使ウォーリアーだ。」


おお!!夢が膨らむやつだ!!獣使ビーストテイマーは初めて聞いた…!!


「色んな動物や虫達の言葉を聞けるよ!今度、草原に連れて行ってあげるね!」


よっしゃ!!!デケェの乗ってみてえ!!


「で、隣がアザレナ・ノック。此奴は悪魔と人間の混血で能力は魅了チャーム…なんだが…」


「血が薄過ぎて、低級の魔獣とか魔物にしか効かないのよねぇ…まあしょうがないけどぉ…だって悪魔なの何世代前だと思ってるんだか…」


朱色の髪に桃のようなピンクの瞳の瞳を忌まわしげに細めた。

とりあえず…既存の人だけ紹介された!!レポートは…未定!!知り合い増えたら書く!!俺か風華が!!よろしくな!
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