15 / 20
本編
15
しおりを挟む
「ん、っ、っあ」
「成海くんのここ、ぷっくりしてて、可愛い」
「あぁっ……そんなん、いうな、って」
「だって本当のことだもん……ね、成海くん、どう?」
「っ、はぁっ、なんか、むずむずする」
「そっか……ここかな?」
「っ! んんっ」
胸から離れた手が、おもむろに腰の中心を撫でる。服の上からでもわかるほどに硬くなっているソレを触られ、大きく体を震わせた。
今までよりも強い刺激に、思わずシーツを掴む。
そんな俺を愛おしげに見ながら、明は更に手を進めた。服がずらされ、下着に指がかかる。
「これ、ずらしちゃうね」
明が俺の服を脱がせていく。胸をどくどくと脈打たせながら、俺はその瞬間を待った。
下着も脱がされ、外に晒されたソレに、ついに直接明の手が触れる。
「嬉しい、硬くなってるね」
「っ、いきなり、そんなんっ」
長く綺麗な指が絡みつき、さっそく速く扱かれる。自分でするのとは違った感覚に、俺はまた息を乱した。
「あっ、あぁっ」
「成海くん、ちゃんと気持ち良い顔、見せて?」
「ん、はぁっ、あきっ」
「うん、ここにいるよ」
「あぁっ、っ」
激しく扱かれ、かと思えば先端を優しく撫でられる。強弱をつけて繰り返される刺激に、気持ち良さがビリビリと駆けた。
明の強い視線を受けながら、もう限界が近いことを悟る。
「あきっ、だめだって、……も、イクからっ」
「いいよ、一回イこう? 気持ち良くなってる成海くんをいっぱい見せて」
「んんっ、あ、あっ」
「ね、成海くん、俺の手でイッてよ」
「あっ、あぁっ、でるっ、イクっ」
「そう、そのまま……ほら、ね?」
「んんーっ、あ、あぁっ」
近づいてくる限界に、ふるふると首を振る。そんな俺を間近で眺めながら、明も熱い息を吐き出した。
明に見られている。あんなに素直で俺の後ばかり着いてきた明が俺を乱して、興奮している。
そう思った瞬間、明が握るソレから、びゅっと熱が飛び出た。
「はぁっ、っ、ん、……」
「うん、上手にイけたね。俺も見てるだけでイっちゃうかと思った」
体全体を使って息をする俺に向けられる、甘ったるい視線。ぼんやりとする俺の髪に指が差し込まれ、優しく梳いた。
「成海くん、大丈夫? 体勢変えられそう?」
「ん……、どうすればいい?」
「じゃあうつ伏せになろっか」
頭を痺れさせたまま、明の手に促されうつ伏せになる。次にどんなことをされるかなんて想像もせず、ただ明の言う通りにした。
しかしすぐに俺はまた、恥ずかしさと戦うことになる。
「ここ、持ち上げるね」
「え……?」
だらりと横になっていた俺の腰に手が添えられ、持ち上げられる。咄嗟に膝で体を支えると尻を突き出す格好になり、羞恥と困惑で頭を真っ白にした。
「さすがに、これは恥ずかしすぎる……」
「ごめんね。でも成海くんの恥ずかしがってる姿を見られて、俺は嬉しいな。成海くんの恥ずかしいとこ、いっぱい知りたい。俺だけに見せて?」
「っ」
明の顔は見えないのにこんな格好の俺を愛おしそうに見ているんだろうなと思うと、背中がゾワゾワとした。
癖になりそうな感覚に戸惑っていると、尻に何かを塗り付けられる。
「ん、なに?」
「ローションだよ。体に負担が少ないやつにしてみたんだけど……どうかな? 何か変じゃない?」
「んー、よくわかんないけど、そんなに嫌じゃない……」
「よかった……じゃあ続けるね」
続けると言った明は、ローションでぬるぬるする割れ目を数回指でなぞった。自分でもそんなふうに触ったことがないのに、明の指が動いているのだと思うと、また体に熱が宿る。
動きを止めた指は、ある一点をとんとんと軽く叩き出した。
「成海くんのここ、ぷっくりしてて、可愛い」
「あぁっ……そんなん、いうな、って」
「だって本当のことだもん……ね、成海くん、どう?」
「っ、はぁっ、なんか、むずむずする」
「そっか……ここかな?」
「っ! んんっ」
胸から離れた手が、おもむろに腰の中心を撫でる。服の上からでもわかるほどに硬くなっているソレを触られ、大きく体を震わせた。
今までよりも強い刺激に、思わずシーツを掴む。
そんな俺を愛おしげに見ながら、明は更に手を進めた。服がずらされ、下着に指がかかる。
「これ、ずらしちゃうね」
明が俺の服を脱がせていく。胸をどくどくと脈打たせながら、俺はその瞬間を待った。
下着も脱がされ、外に晒されたソレに、ついに直接明の手が触れる。
「嬉しい、硬くなってるね」
「っ、いきなり、そんなんっ」
長く綺麗な指が絡みつき、さっそく速く扱かれる。自分でするのとは違った感覚に、俺はまた息を乱した。
「あっ、あぁっ」
「成海くん、ちゃんと気持ち良い顔、見せて?」
「ん、はぁっ、あきっ」
「うん、ここにいるよ」
「あぁっ、っ」
激しく扱かれ、かと思えば先端を優しく撫でられる。強弱をつけて繰り返される刺激に、気持ち良さがビリビリと駆けた。
明の強い視線を受けながら、もう限界が近いことを悟る。
「あきっ、だめだって、……も、イクからっ」
「いいよ、一回イこう? 気持ち良くなってる成海くんをいっぱい見せて」
「んんっ、あ、あっ」
「ね、成海くん、俺の手でイッてよ」
「あっ、あぁっ、でるっ、イクっ」
「そう、そのまま……ほら、ね?」
「んんーっ、あ、あぁっ」
近づいてくる限界に、ふるふると首を振る。そんな俺を間近で眺めながら、明も熱い息を吐き出した。
明に見られている。あんなに素直で俺の後ばかり着いてきた明が俺を乱して、興奮している。
そう思った瞬間、明が握るソレから、びゅっと熱が飛び出た。
「はぁっ、っ、ん、……」
「うん、上手にイけたね。俺も見てるだけでイっちゃうかと思った」
体全体を使って息をする俺に向けられる、甘ったるい視線。ぼんやりとする俺の髪に指が差し込まれ、優しく梳いた。
「成海くん、大丈夫? 体勢変えられそう?」
「ん……、どうすればいい?」
「じゃあうつ伏せになろっか」
頭を痺れさせたまま、明の手に促されうつ伏せになる。次にどんなことをされるかなんて想像もせず、ただ明の言う通りにした。
しかしすぐに俺はまた、恥ずかしさと戦うことになる。
「ここ、持ち上げるね」
「え……?」
だらりと横になっていた俺の腰に手が添えられ、持ち上げられる。咄嗟に膝で体を支えると尻を突き出す格好になり、羞恥と困惑で頭を真っ白にした。
「さすがに、これは恥ずかしすぎる……」
「ごめんね。でも成海くんの恥ずかしがってる姿を見られて、俺は嬉しいな。成海くんの恥ずかしいとこ、いっぱい知りたい。俺だけに見せて?」
「っ」
明の顔は見えないのにこんな格好の俺を愛おしそうに見ているんだろうなと思うと、背中がゾワゾワとした。
癖になりそうな感覚に戸惑っていると、尻に何かを塗り付けられる。
「ん、なに?」
「ローションだよ。体に負担が少ないやつにしてみたんだけど……どうかな? 何か変じゃない?」
「んー、よくわかんないけど、そんなに嫌じゃない……」
「よかった……じゃあ続けるね」
続けると言った明は、ローションでぬるぬるする割れ目を数回指でなぞった。自分でもそんなふうに触ったことがないのに、明の指が動いているのだと思うと、また体に熱が宿る。
動きを止めた指は、ある一点をとんとんと軽く叩き出した。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
俺とあいつの、近くて遠い距離
ちとせ。
BL
「俺、お前が好きだ」――― 高三の夏のあの告白さえなければ、俺とあいつは今でも親友だったはずだ。どんなに悔やんでも、時間はもう巻き戻らない。どんなに願っても、俺とあいつの間にできてしまった距離はもう埋められない。だって俺も男であいつも男。俺はゲイだけど、あいつはそうじゃないのだから。フェロモンだだ漏れで女にモテまくりなイケメンノンケ大学生×一途で意地っ張りで本人自覚なしのノンケキラーなゲイ大学生。受け視点のお話。※本編、本編の裏話(攻め視点)とも完結しました。続編も予定していますが、一旦完結表示にさせていただきます。※ムーンライトノベルズ様にも掲載しています。
【R18/BL】激情コンプレックス
姫嶋ヤシコ
BL
小さな頃から仲良しだった悠と伊織。
お互いに成長し、伊織の華々しいモデルデビューを複雑な心境で見守る悠だったが、今までと関係は変わらないと言ってくれる伊織に安心していた。
けれど、とある出来事を切っ掛けに二人の距離は離れ、絶交状態に。
その後、縁あって悠も伊織と同じ業界へ入り、今では一、二を争うモデルとして活躍をしていた。
そんな時、悠の元に伊織の所属する事務所からしつこい程にオファーが届き始める。
自分から手を離したくせに今更何をと取り合わない悠だったが、自分の知らない所で次第に周囲を巻き込んでしまい……。
※エブリスタ、ムーンライトノベルにも掲載中
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
平凡腐男子なのに美形幼馴染に告白された
うた
BL
平凡受けが地雷な平凡腐男子が美形幼馴染に告白され、地雷と解釈違いに苦悩する話。
※作中で平凡受けが地雷だと散々書いていますが、作者本人は美形×平凡をこよなく愛しています。ご安心ください。
※pixivにも投稿しています
【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】
彩華
BL
とある平和な国。「ある日」を境に、この国を守る騎士団へ入団することを夢見ていたトーマは、無事にその夢を叶えた。それもこれも、あの日の初恋。騎士団長・アランに一目惚れしたため。年若いトーマの恋心は、日々募っていくばかり。自身の気持ちを、アランに伝えるべきか? そんな悶々とする騎士団員の話。
「好きだって言えるなら、言いたい。いや、でもやっぱ、言わなくても良いな……。ああ゛―!でも、アラン様が好きだって言いてぇよー!!」
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる