51 / 87
○○の秋
番外編3:白薔薇の蕾と琥珀色の薔薇~アオイの妄想 DE 暴走 ~ ★
しおりを挟む
※ちょっとお色気BLっぽい話に抵抗ある方はブラウザバックを!(あくまでぽいだけです)
<妄…想像の秋>
******
―――パチッパチ……
ガサガサ……
朝晩の気温が下がり始め、毎日掃いているのにすぐに落ち葉が溜まるようになった秋の終わり。
ゴーちゃんのお母さん、モルガさんは輸入関係の仕事をしていて、先日ワノ国から“密芋”という芋を輸入してみたといい、持ち帰ってきてくれた。
それがどうみてもサツマイモだったので、子供の頃は当たり前にあった、落ち葉焚きDE焼き芋をしてみたくなり、朝から張り切って落ち葉を集めていた。
「わぁぁ~これなんて結構いい感じなんじゃない?落ち葉で焼き芋なんてどれくらいぶりかなぁ~。そもそも焚火ってロマンの塊だよね!」
「ロマン?う、うん…。それよりアオちゃん……見た感じすっごい黒いけど、これって本当に食べれるの?」
アルミホイルも濡れた新聞紙も使用していない。サツマイモ直入れだし、私も何十年か振りなので、若干表面は黒く焦げたところがあるけれど、なんら問題はない。
おそらく中は美味しくできていると私の嗅覚が言っているのでね。嗅覚は裏切らない!持論
「人も芋も見た目で判断しちゃ駄目だよゴーちゃん!中身はすっごく美味しいんだから!しかも密芋って聞いてるからね、絶対間違いないはず!!香りが『美味しいから食べて♡』って言ってるもん」
「そっか~、香りが言ってるなら間違いなさそうだね!」
「ちょっと……ゴーちゃん今、馬鹿にしたでしょ?」
頭の中がお花畑な子くらいに思われたのなら、とても悲しい。視線が5歳児を見守るお兄さんのそれである。諦めと言う名の悟りを開きだしたのだろうか
「違うよ~!アオちゃんは可愛いなって思っただけ」
「かっ…!!可愛いのは天使なゴーちゃんでしょ!!
もう、ゴーちゃんのそれ、ホントに誰かれ構わず言っちゃ駄目だからね?特にゴーちゃんファンには注意だよ!血の争いになるか、ゴーちゃんが拉致されるかすると思うから!」
「あはは!可愛いと思わなければ、言うことないんだし心配いらないよ。キラじゃないんだから」
「そうだよね、キラ君みたいに来る者拒まず、去る者追わずなスケコマシ野郎じゃないよね!」
キラ君の場合は相手の心配だけど、ゴーちゃんの場合は相手に襲われる心配をしなければならないから困りものだ。兄の貞操を私は守り切れるのだろうか……本気の女は怖いし。ガクブル……
「あ、いや……キラはそこまで見境ない男じゃないはずだよ?一応フォローしておくけど……アオちゃんから見てそんな印象だったの?キラって」
「え、違うの?ルティが『キラは性別が女と見れば、すぐに食い物にしようとする男の風上にもおけないクズ野郎だから気を付けるように』って言われたんだけど??私がキラ君と友人としては関わることをやめないって言った時に注意されたんだよね」
「えぇ……ルーティエ兄さんが?う~ん、まぁとりあえず、彼はそこまで悪い奴ではないからこれまで通り、友人として仲良くしてあげてね」
「うん、それはもちろん。あっそろそろルティも呼んでくるね!
あとこれ、さっき焼けた分なの。中はまだ熱いから気を付けて食べて。まだまだたくさん焼くから、いっぱい食べてね!」
「うん、ありがとう。食べながら火を見張っておくね」
「お願いしまーす」
******
「もーう!ルティってばどこに行っちゃたんだろう」
せっかく呼びに行ったのに、鍛錬していると言っていた場所に彼はいなかったので、再度戻ることにした。
早めに切り上げて、こちらに向かっていたところをすれ違ったのかもしれない。
「ゴーちゃ……」
ん?
ゴーちゃんに声を掛けようと思ったけど、他にも誰かいるらしく、話し声が聞こえる。
ルティじゃない声……キラ君?
(くふふ……どうせなら驚かせちゃおうかなぁ)
茂みに隠れながら声のする方へと向かい、会話が聞こえる距離まで近づいた
「おい、ゴーシェ、大丈夫か?」
「はぁ…もう無理、限界……僕には大きすぎて、苦しい……これ以上はもう入らないよ」
「おいおい、ひでぇな。俺の方が拷問じゃねーか。少し待ってやるから、もう少し頑張れよ」
「はぁ、ふぅ……でも僕だって今日が初めてだったし、こんなに苦しくなるものだなんて思わなくて……」
「でも、中は想像以上に熱くて……フッ、少し押してやるだけで…ほら、蜜が溢れてきやがる」
「あ、やめっ……強く押すなよっ!零れちゃうだろ」
「くくっ。じゃあ責任もって全部零さず受け取れよ……」
「あ、熱っ…君って嫌なやつだ……」
ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!
やばいやばいやばい!!今私の腐女子脳が全開なせいで、ただ焼き芋を押し付け合っているだけの会話が卑猥な会話にしか聞こえない!!キラ君はワザとじゃないよね?
ゴーちゃんごめんなさい。私は悪い妹です……キラ君×ゴーちゃんにしか思えない。
近い内に滝に打たれてくるので、この内容をちょーっと脚色してしまうことをお許しください……
腐女子人口を増やすための布教活動の一環なの。そう、決して自分の私欲の為じゃないの!!
私は必死に同志のブクマー氏に向けて、この一連の流れ…に若干の尾ひれと葉ひれとエイひれなんかも添えたくらいにして、お手紙という名のネタを書き綴った。
ちなみに時折文通している仲です。あ、たまに抜き打ちで監視の検閲ありきですが、純文学についてはおそらくバレてはいない……はず。
「アオイ、こんなところで何をしているのですか?こちらに来たのにいなかったので、また探しに戻っていたのですよ」
「ほわぁっ!ルティかぁ。
ごめんね……でもルティのお陰で私は今とても満たされているから幸せ。萌え&ピースだからね
はぁ…尊い……天使は羽をもがれようとも尊い!!美形同士ってのがもうムリ!ホント至高!」
「ふむ。半分くらい何を言っているのかわかりませんが、アオイが幸せを感じているのなら私も嬉しいので良かったです」
「うん。ルティがいて、優しいお兄ちゃんがいて、友達もいて……私幸せだぁ~」
「ふふ。私も幸せですよ。さ、一緒に焼き蜜芋というのを食べるのでしょう?行きましょう」
「まだ食べてないのに、口の中も脳内も甘いんだけどね。はぁ……もう少し話を聞いていたかった♡」
***
その後、合流して焼き芋を食べたけど、肉食のキラ君は、ゴーちゃんが食べきれなかった分も食べてあげたので「当面、野菜も甘味もいらねー」と言って帰って行った。
そもそも彼は何をしに来たのだろうか?
「ハッ!!もしかして……密会だったり……!?キャーーどうしようっ!」
「ふふ。アオちゃん、今日はテンション高いね~」
「よくわかりませんが、私とゴーシェがいて、とても幸せらしいですよ」
「え、僕の存在でも幸せになれるの?嬉しいなぁ。へへ」
「私も『幸せ』と言ってもらえて幸せです」
――――…その後
速達便で送ったブクマー氏への密書は、彼のインスピレーションを大いに掻き立て、禁断の恋愛物語『琥珀色の薔薇と白薔薇の蕾~秘密の花園で熱く、甘く蕩ける~』を出版
発売直後は多少の賛否はあったものの、その詩集のような表現の美しさから、じわじわと人気を集め、特に女性から絶大な支持を得ることとなる。
挿絵はあくまでイメージ画として作画してもらったものの、顔出しをしない、謎の人気挿絵師Sさんとのタッグはブクマー氏の作品イメージにピッタリだった。
舞台化しないかとの話もきているらしく、今や書店の仕事はできているのかすら怪しい。
読書が趣味だった店長は多忙を極めているが<執筆>という、新たな趣味ができて非常に充実しているようだ。
私も店長の【アドバイザー】として、一応長期の依頼を受けている体になっているので、作品が売れると、私にも謝礼金が商業ギルド経由で入ってくる。
むしろ私が課金すべきなのでは?と思うんだけど、アドバイザーを受けているお陰で他の依頼を受けずに学園にも悠々通えているので、ありがたく享受している。
今後も良い妄想ネタ提供ができるように励みたい所存です
今日も良い推し事に感謝を!
<妄…想像の秋>
******
―――パチッパチ……
ガサガサ……
朝晩の気温が下がり始め、毎日掃いているのにすぐに落ち葉が溜まるようになった秋の終わり。
ゴーちゃんのお母さん、モルガさんは輸入関係の仕事をしていて、先日ワノ国から“密芋”という芋を輸入してみたといい、持ち帰ってきてくれた。
それがどうみてもサツマイモだったので、子供の頃は当たり前にあった、落ち葉焚きDE焼き芋をしてみたくなり、朝から張り切って落ち葉を集めていた。
「わぁぁ~これなんて結構いい感じなんじゃない?落ち葉で焼き芋なんてどれくらいぶりかなぁ~。そもそも焚火ってロマンの塊だよね!」
「ロマン?う、うん…。それよりアオちゃん……見た感じすっごい黒いけど、これって本当に食べれるの?」
アルミホイルも濡れた新聞紙も使用していない。サツマイモ直入れだし、私も何十年か振りなので、若干表面は黒く焦げたところがあるけれど、なんら問題はない。
おそらく中は美味しくできていると私の嗅覚が言っているのでね。嗅覚は裏切らない!持論
「人も芋も見た目で判断しちゃ駄目だよゴーちゃん!中身はすっごく美味しいんだから!しかも密芋って聞いてるからね、絶対間違いないはず!!香りが『美味しいから食べて♡』って言ってるもん」
「そっか~、香りが言ってるなら間違いなさそうだね!」
「ちょっと……ゴーちゃん今、馬鹿にしたでしょ?」
頭の中がお花畑な子くらいに思われたのなら、とても悲しい。視線が5歳児を見守るお兄さんのそれである。諦めと言う名の悟りを開きだしたのだろうか
「違うよ~!アオちゃんは可愛いなって思っただけ」
「かっ…!!可愛いのは天使なゴーちゃんでしょ!!
もう、ゴーちゃんのそれ、ホントに誰かれ構わず言っちゃ駄目だからね?特にゴーちゃんファンには注意だよ!血の争いになるか、ゴーちゃんが拉致されるかすると思うから!」
「あはは!可愛いと思わなければ、言うことないんだし心配いらないよ。キラじゃないんだから」
「そうだよね、キラ君みたいに来る者拒まず、去る者追わずなスケコマシ野郎じゃないよね!」
キラ君の場合は相手の心配だけど、ゴーちゃんの場合は相手に襲われる心配をしなければならないから困りものだ。兄の貞操を私は守り切れるのだろうか……本気の女は怖いし。ガクブル……
「あ、いや……キラはそこまで見境ない男じゃないはずだよ?一応フォローしておくけど……アオちゃんから見てそんな印象だったの?キラって」
「え、違うの?ルティが『キラは性別が女と見れば、すぐに食い物にしようとする男の風上にもおけないクズ野郎だから気を付けるように』って言われたんだけど??私がキラ君と友人としては関わることをやめないって言った時に注意されたんだよね」
「えぇ……ルーティエ兄さんが?う~ん、まぁとりあえず、彼はそこまで悪い奴ではないからこれまで通り、友人として仲良くしてあげてね」
「うん、それはもちろん。あっそろそろルティも呼んでくるね!
あとこれ、さっき焼けた分なの。中はまだ熱いから気を付けて食べて。まだまだたくさん焼くから、いっぱい食べてね!」
「うん、ありがとう。食べながら火を見張っておくね」
「お願いしまーす」
******
「もーう!ルティってばどこに行っちゃたんだろう」
せっかく呼びに行ったのに、鍛錬していると言っていた場所に彼はいなかったので、再度戻ることにした。
早めに切り上げて、こちらに向かっていたところをすれ違ったのかもしれない。
「ゴーちゃ……」
ん?
ゴーちゃんに声を掛けようと思ったけど、他にも誰かいるらしく、話し声が聞こえる。
ルティじゃない声……キラ君?
(くふふ……どうせなら驚かせちゃおうかなぁ)
茂みに隠れながら声のする方へと向かい、会話が聞こえる距離まで近づいた
「おい、ゴーシェ、大丈夫か?」
「はぁ…もう無理、限界……僕には大きすぎて、苦しい……これ以上はもう入らないよ」
「おいおい、ひでぇな。俺の方が拷問じゃねーか。少し待ってやるから、もう少し頑張れよ」
「はぁ、ふぅ……でも僕だって今日が初めてだったし、こんなに苦しくなるものだなんて思わなくて……」
「でも、中は想像以上に熱くて……フッ、少し押してやるだけで…ほら、蜜が溢れてきやがる」
「あ、やめっ……強く押すなよっ!零れちゃうだろ」
「くくっ。じゃあ責任もって全部零さず受け取れよ……」
「あ、熱っ…君って嫌なやつだ……」
ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!
やばいやばいやばい!!今私の腐女子脳が全開なせいで、ただ焼き芋を押し付け合っているだけの会話が卑猥な会話にしか聞こえない!!キラ君はワザとじゃないよね?
ゴーちゃんごめんなさい。私は悪い妹です……キラ君×ゴーちゃんにしか思えない。
近い内に滝に打たれてくるので、この内容をちょーっと脚色してしまうことをお許しください……
腐女子人口を増やすための布教活動の一環なの。そう、決して自分の私欲の為じゃないの!!
私は必死に同志のブクマー氏に向けて、この一連の流れ…に若干の尾ひれと葉ひれとエイひれなんかも添えたくらいにして、お手紙という名のネタを書き綴った。
ちなみに時折文通している仲です。あ、たまに抜き打ちで監視の検閲ありきですが、純文学についてはおそらくバレてはいない……はず。
「アオイ、こんなところで何をしているのですか?こちらに来たのにいなかったので、また探しに戻っていたのですよ」
「ほわぁっ!ルティかぁ。
ごめんね……でもルティのお陰で私は今とても満たされているから幸せ。萌え&ピースだからね
はぁ…尊い……天使は羽をもがれようとも尊い!!美形同士ってのがもうムリ!ホント至高!」
「ふむ。半分くらい何を言っているのかわかりませんが、アオイが幸せを感じているのなら私も嬉しいので良かったです」
「うん。ルティがいて、優しいお兄ちゃんがいて、友達もいて……私幸せだぁ~」
「ふふ。私も幸せですよ。さ、一緒に焼き蜜芋というのを食べるのでしょう?行きましょう」
「まだ食べてないのに、口の中も脳内も甘いんだけどね。はぁ……もう少し話を聞いていたかった♡」
***
その後、合流して焼き芋を食べたけど、肉食のキラ君は、ゴーちゃんが食べきれなかった分も食べてあげたので「当面、野菜も甘味もいらねー」と言って帰って行った。
そもそも彼は何をしに来たのだろうか?
「ハッ!!もしかして……密会だったり……!?キャーーどうしようっ!」
「ふふ。アオちゃん、今日はテンション高いね~」
「よくわかりませんが、私とゴーシェがいて、とても幸せらしいですよ」
「え、僕の存在でも幸せになれるの?嬉しいなぁ。へへ」
「私も『幸せ』と言ってもらえて幸せです」
――――…その後
速達便で送ったブクマー氏への密書は、彼のインスピレーションを大いに掻き立て、禁断の恋愛物語『琥珀色の薔薇と白薔薇の蕾~秘密の花園で熱く、甘く蕩ける~』を出版
発売直後は多少の賛否はあったものの、その詩集のような表現の美しさから、じわじわと人気を集め、特に女性から絶大な支持を得ることとなる。
挿絵はあくまでイメージ画として作画してもらったものの、顔出しをしない、謎の人気挿絵師Sさんとのタッグはブクマー氏の作品イメージにピッタリだった。
舞台化しないかとの話もきているらしく、今や書店の仕事はできているのかすら怪しい。
読書が趣味だった店長は多忙を極めているが<執筆>という、新たな趣味ができて非常に充実しているようだ。
私も店長の【アドバイザー】として、一応長期の依頼を受けている体になっているので、作品が売れると、私にも謝礼金が商業ギルド経由で入ってくる。
むしろ私が課金すべきなのでは?と思うんだけど、アドバイザーを受けているお陰で他の依頼を受けずに学園にも悠々通えているので、ありがたく享受している。
今後も良い妄想ネタ提供ができるように励みたい所存です
今日も良い推し事に感謝を!
21
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
【完結】強制力なんて怖くない!
櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のエラリアは、十歳の時に唐突に前世の記憶を取り戻した。
どうやら自分は以前読んだ小説の、第三王子と結婚するも浮気され、妻の座を奪われた挙句、幽閉される「エラリア」に転生してしまったらしい。
そんな人生は真っ平だと、なんとか未来を変えようとするエラリアだが、物語の強制力が邪魔をして思うように行かず……?
強制力がエグい……と思っていたら、実は強制力では無かったお話。
短編です。
完結しました。
なんだか最後が長くなりましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
中将閣下は御下賜品となった令嬢を溺愛する
cyaru
恋愛
幼い頃から仲睦まじいと言われてきた侯爵令息クラウドと侯爵令嬢のセレティア。
18歳となりそろそろ婚約かと思われていたが、長引く隣国との戦争に少年兵士としてクラウドが徴兵されてしまった。
帰りを待ち続けるが、22歳になったある日クラウドの戦死が告げられた。
泣き崩れるセレティアだったが、ほどなくして戦争が終わる。敗戦したのである。
戦勝国の国王は好色王としても有名で王女を差し出せと通達があったが王女は逃げた所を衛兵に斬り殺されてしまう。仕方なく高位貴族の令嬢があてがわれる事になったが次々に純潔を婚約者や、急遽婚約者を立ててしまう他の貴族たち。選ばれてしまったセレティアは貢物として隣国へ送られた。
奴隷のような扱いを受けるのだろうと思っていたが、豪華な部屋に通され、好色王と言われた王には一途に愛する王妃がいた。
セレティアは武功を挙げた将兵に下賜されるために呼ばれたのだった。
そしてその将兵は‥‥。
※作品の都合上、うわぁと思うような残酷なシーンがございます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※頑張って更新します。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
猛禽令嬢は王太子の溺愛を知らない
高遠すばる
恋愛
幼い頃、婚約者を庇って負った怪我のせいで目つきの悪い猛禽令嬢こと侯爵令嬢アリアナ・カレンデュラは、ある日、この世界は前世の自分がプレイしていた乙女ゲーム「マジカル・愛ラブユー」の世界で、自分はそのゲームの悪役令嬢だと気が付いた。
王太子であり婚約者でもあるフリードリヒ・ヴァン・アレンドロを心から愛しているアリアナは、それが破滅を呼ぶと分かっていてもヒロインをいじめることをやめられなかった。
最近ではフリードリヒとの仲もギクシャクして、目すら合わせてもらえない。
あとは断罪を待つばかりのアリアナに、フリードリヒが告げた言葉とはーー……!
積み重なった誤解が織りなす、溺愛・激重感情ラブコメディ!
※王太子の愛が重いです。
【完結】なぜか悪役令嬢に転生していたので、推しの攻略対象を溺愛します
楠結衣
恋愛
魔獣に襲われたアリアは、前世の記憶を思い出す。 この世界は、前世でプレイした乙女ゲーム。しかも、私は攻略対象者にトラウマを与える悪役令嬢だと気づいてしまう。 攻略対象者で幼馴染のロベルトは、私の推し。 愛しい推しにひどいことをするなんて無理なので、シナリオを無視してロベルトを愛でまくることに。 その結果、ヒロインの好感度が上がると発生するイベントや、台詞が私に向けられていき── ルートを無視した二人の恋は大暴走! 天才魔術師でチートしまくりの幼馴染ロベルトと、推しに愛情を爆発させるアリアの、一途な恋のハッピーエンドストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる