上 下
1 / 87
若返ったので、学園ライフをエンジョイしたい!<前編>

<第一部のざっくりあらすじ>※前作読んでいない方用

しおりを挟む
↓↓以下、続編から読まれる方向けです↓↓


【前作完結済】アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ50歳。異世界でエンジョイしろと言われても…若くないので出来ません!~

<第一部からの登場人物>

●主人公:アオイ=タチバナ
 異世界転生してきた元50歳の地味についていなかった女性(現在は18歳)ようやく転移ではなく転生したのだと自覚。かつてイマイチだった青春を今一度経験してみたいと思っている。基本は長いものには巻かれる主義。とても食いしん坊。ルティは好きだが怒らせると怖い、軍服が似合うだろうなと思っている。前世はBL本を少々嗜んでいた(※作品の中に勘違いニュアンスはあってもBLストーリーは出ません)

●主人公の恋人:ルーティエライト=フェルスパー=ルベリウス=トパゾス(アオイは『ルティ』呼び、その他はルーティエと呼んでいる)
 エルフ族族長の次男で400歳だが見た目は20~25歳。190cm弱ほどの高身長で銀髪、ラズベリー色の瞳。ようやく見つけた伴侶(まだ恋人)に尽くしたくて仕方がないほどの溺愛っぷりだが、嫉妬深いので、彼独自の浮気認定したものにはお仕置きを受けるかフォローが必須。

●アイオライト&コーディエ:ルーティエの母で通称:アイ&父
●ラトナラジュ:ルーティエの兄で次期族長。弟とは150歳差の550歳。少々チャラい。通称:ラト

●シルバー:アイオライトの親友。オシャレ番長で有名人。『Kawaii』と『TO萌えともえ投げ』など、少々オネェっぽい。アオイは性別がイマイチわかっていないが一応女性。アイオライトは『シル』、その他はシルバー又はシルバーさん

●ブクマ―:ユーロピアの書店ブクマ―の店長(従業員一人)アオイが定期的にネタ提供をしている。本を愛する男でBL本も純文学として嗜んでいるがノンケである。500歳、嫁募集中。

●ファパイ:リイルーンで占い師をしている。世界中から占いに使えるものを仕入れるが、あまり正規品を使わない。変身魔法の第一人者で、ある時は老婆、ある時は若い男性とその時々で姿が違うらしい。

●ミノモン&ジグミン:アトリエ ハイドアウトで生地や洋服を作っている、クモ系のハーフ。会話は念話のみなのでアオイは話せない。水着を作ったのもここ。


●ダーツさん:ダーン国ギルドのミトパイ支部、ギルドマスター(人族と魔人族のドワーフとのハーフ)
●パンチ・サト:鳥獣人の三兄弟冒険者。ルーティエに頭をチリチリパーマにされて、このパーティ名に改名した


【続編の登場人物補足】※紹介が載っていた話はアルファポリスでは投稿を見合わせています

●カーモス(本名:ラズリ=オブシディアン):ルーティエの伯父の屋敷で自己流で執事をしている。妻モルガの弟でもあるダークエルフ。
元S級冒険者で潜在能力を引き上げる特殊能力を持つ「心眼のラズリ」と讃えられている一方、冷たく、陰湿なことをする一面もあり、「黒炎のオブシディアン」とも呼ばれていた。基本は宝石言葉通り、摩訶不思議な人物。ルーティエは「陰湿な変態執事」と嫌っている。
見た目は30後半~40歳。瞳は青、髪色は黒で短く切られている。執事の時は前髪は半分を後ろに軽く撫でつけている。

 大きな屋敷ではあるが、メイドを雇う程の規模でもないのでいない。通いで勤めている、広い敷地管理の庭師さんと料理人さんが二組ほどいるが、その他は全てカーモスが取り仕切っている、らしい。


<世界説明>
 人族が一番人口が多いが寿命は100歳前後。獣人族は子も多く持つが寿命が50~60歳前後と短い(9歳で成人)、エルフ族と魔人族(ダークエルフ・ドワーフ・竜人族)は寿命が800~1000年以上あるが、子供がかなり出来にくい為、人口は少ないが魔力は圧倒的に高い

 大きく分けて、ダーン国、ガレット帝国(首都ユーロピア)、ワノ国、小国コルド(雪に覆われている国)が人族が主に暮らしている国で獣人の国はシュナウザ、魔人族は魔国グローリアに主に暮らしている。


<第一部のあらすじ>

 主人公の【アオイ】は50歳 独身、職なし、家なし、運もなし。
昔から地味にツイてないことばかりで、自分なりには徳を積んできたつもりの人生。
 ようやくご近所さんや職場の同僚にも恵まれ、遅咲きながらも運気が上がったのでは?とガラポンまわしたら特賞の海外旅行が当たった!!

 しかし、出発直前にアパートの火事、職場の倒産の知らせが。落ち込みつつも開き直り旅行に向かうも飛行機事故に遭う。
 絶命したはずのアオイが目覚めると真っ白な世界で神様との邂逅。
ファンタジーだけど、地球とも似たところがあるもう一つの世界へ転生させてもらえることに。
「とりあえず時間ないから積み立ててきた徳に利息つけてあげるわね!新しい人生をエンジョイしなさい♪」とほとんど選べなかった特典を与えられ転生。なぜか年齢はそのままで転生させられた。
 
 飛行機の「座席」ごと降り立った地、ダーン国ミトパイで出会った美を愛するエルフ族の【ルーティエ】とケンカから始まるも、その後なぜか興味を持たれ、色々すっ飛ばして求婚される。
 彼は400歳と言うが、どう見ても見た目は20代前半、350歳年下でも50歳で年齢通りの容姿の私が釣り合うわけないでしょ!?
 
 魔法を使えるようになったけど、それを生業に生きて行く気がないアオイは、老後の定住先を探そうとするが、しれっと尤もらしいことを言いながらついてくるルーティエ。
 
 一緒に行動し、グルメ観光なんかもして行くにつれ、少しずつ彼に惹かれていくが、やはり引っかかるのは年齢通りの見た目と寿命の差で…アオイはこの気持ちに蓋をする。
 
「結局、転生したからってこんなんじゃ全然エンジョイなんてしようがないじゃない!」自暴自棄になり、この世界で馴染めなかった魂が離れかけたところ、ギリギリのところで繋ぎとめたルーティエに【薬用 ちょうめい酒】を若干だまし討ちのように飲まされアオイは若返る。
 
 ルーティエの寿命がわけられ、アオイは18歳に!そして寿命は最低でも300年は延びたという。美を愛するエルフの里リイルーンでピッカピカに磨き上げられたアオイは自分に自信をつけ、ルーティエとめでたく恋人同士になった。

「アオイが叶えたかった夢は私と一緒に叶えましょうね」ということで「学校に通って青春ってやつをしてみたい!」アオイの夢を叶えてあげる続編アフターストーリーとなります。
 舞台は主に「魔国」の学園になります。


☆ 第一部から読んで頂くのが理想ですが、【プロローグ】と【エルフの里リイルーンの章】以降から読んで頂いても多分わかるかと。
 第一部はおばさんアオイが色々葛藤したり、想いを受け入れてもらえないルーティエのしんみり真面目なお話がちょこちょこ入ってます。

※ この続編は、ようやく若返って転生したと自覚したアオイのその後のアフターストーリーのような感じで、学生気分ではっちゃけてます。(なので舞台もテイストも第一部とは変わります)コメディ度は増しますが、しっとり系もあります(各章のラストの方に多いです)
 地味にツイてない人生から、幸せを掴み、何だかんだ関わった人達も「ほんのり」と幸せにしていく物語



※ コメディなR15も、しっとりなR15も出ますが、キス部分以外では過度な表現はしていないつもりです(あくまで感じ方は個人の感覚なので保証はできませんが、R15を超える表現がないことだけは保証できます)

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

【完結】失いかけた君にもう一度

暮田呉子
恋愛
偶然、振り払った手が婚約者の頬に当たってしまった。 叩くつもりはなかった。 しかし、謝ろうとした矢先、彼女は全てを捨てていなくなってしまった──。

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ? 王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。 国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから! 12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。

新しい人生を貴方と

緑谷めい
恋愛
 私は公爵家令嬢ジェンマ・アマート。17歳。  突然、マリウス王太子殿下との婚約が白紙になった。あちらから婚約解消の申し入れをされたのだ。理由は王太子殿下にリリアという想い人ができたこと。  2ヵ月後、父は私に縁談を持って来た。お相手は有能なイケメン財務大臣コルトー侯爵。ただし、私より13歳年上で婚姻歴があり8歳の息子もいるという。 * 主人公は寛容です。王太子殿下に仕返しを考えたりはしません。

傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。

石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。 そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。 新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。 初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。 ハッピーエンドです。 この作品は、別サイトにも投稿しております。 表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

その眼差しは凍てつく刃*冷たい婚約者にウンザリしてます*

音爽(ネソウ)
恋愛
義妹に優しく、婚約者の令嬢には極寒対応。 塩対応より下があるなんて……。 この婚約は間違っている? *2021年7月完結

悪役令嬢に転生したので、やりたい放題やって派手に散るつもりでしたが、なぜか溺愛されています

平山和人
恋愛
伯爵令嬢であるオフィーリアは、ある日、前世の記憶を思い出す、前世の自分は平凡なOLでトラックに轢かれて死んだことを。 自分が転生したのは散財が趣味の悪役令嬢で、王太子と婚約破棄の上、断罪される運命にある。オフィーリアは運命を受け入れ、どうせ断罪されるなら好きに生きようとするが、なぜか周囲から溺愛されてしまう。

処理中です...