アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ50歳。異世界でエンジョイしろと言われても…若くないので出来ません!~

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エルフの里~リイルーン~

19:嫉妬記念日 制定! ★

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****<ガレット帝国>****


 大きい国だったからその分長期滞在したなぁ、結局四ヶ月くらい?
 私がちょこちょこ調子が悪かったから、ルーが無理しないでと半分はほとんどベッドの上住人だった。思い出は色んな宿ばかり……。


「ハァ……転移テレポートって結構疲れるんだなぁ」


 今までは近場だったから平気だったのかな?でも単純に体力の低下も感じるから、魔力ばかりじゃないのかもしれない。
 
 とりあえず、海が見える宿に泊まったことがあったので、そこへ転移テレポートし、そこから徒歩でノロノロと港の方に来てみたものの……何をする気にもなれない。
 
 防波堤近くのベンチから、ただぼぉっと海と船を眺めていた。


「疲れたな色々と。やっぱり長く一緒に居過ぎたなぁ。ちょっと移動しただけなのにすでに寂しい……」


 そばにいる時は、自分の気持ちに気付いても、見て見ぬふりをして視線をそらした。相手の真っ直ぐな想いにも、言い訳で封をして、引き出しに閉まって鍵を掛ける。
 でも、夢を見たくなると、こっそり鍵を開けて、また封を開いてしまう。

 ――――馬鹿だな私

 あんなに一人の時間が欲しいと思っていたのに寂しいとか、我ながら自分勝手だと思う。
『泣いたら駄目、自分で決めたんでしょ!』そう思っても、すでに自分でも気持ちが制御できなくなっていて、目には今にも決壊寸前なほどの後悔の雫が溜まっていた。


「うっ……うぅ、くっ……一人は、孤独は、…寂し…い」


 ずっとずっとずっと……私は寂しかった、誰かに慰めて欲しかった。

『一人で急に異世界来て大変だったね』、『うまくできなくても仕方がないよ』、『一人じゃないよ』

 思い切り泣きたかった、『大丈夫だよ』って言って欲しかった。


 急に死んで、神様だの、魔法だのって第二の人生がスタートしたから、言われた通りとにかくこの世界に慣れなきゃって気持ちだけで今までやって来たのに。その気持ちも今では糸ほどの細さしかない。


「どうせなら前世の記憶も引き継がず、新たな生から始まっていた方が全然良かった!どうやってこの世界を受け入れればいいの?」


 なにが積み上げてきた徳なの?転生させてもらったことが幸運だったってこと?


「記憶を引き継ぐにしても、もう下り坂の年齢のまま、何をどう楽しめっていうの?前世も孤独に死んで、またこの世界でも孤独に終えるの?なにがエンジョイなのよ……」


 今はまだ身体が動くけど、あと10年、20年後も私は元気で自由に楽しく人生を謳歌できているって保障はどこにあるの?


 前世の自分のことは「ツイていない」とは思っていたし、最期が特にひどかったなとは思ったけど、私は私自身を嫌いではなかった。
 むしろそれでも、小さな幸せを喜べる前向きな自分を気に入っていたし、一人ではあったけど、ご近所さん達や優しい同僚もいて、少なくとも私らしく生きてはいたから。


 私を受け入れてくれる居場所があったから、私は私でいられたし、地に足を着けていられたんだなって、まさに死んでから気付くというか……失って初めて気付くというやつだ。

『今の自分のこと、好き?』って心に聞いてみても、返事はなかった。その時点で、自分が自分に満足していないんだなって決定づけてしまう。


「安全に飼われているだけの籠の鳥は、いつか飛び方を忘れてしまうっていうよね。私も自分の羽で自由に羽ばたきたい。
 守ってもらうことが嫌なんじゃない、でも私だって誰かの役に立ちたい。私という人間の存在を認めて欲しい」

 大切な人が泣いているときは、そばに寄り添ってその涙をぬぐってあげたいし、私がくじけそうになった時は、背中に寄りかからせて欲しい、『大丈夫だよ』って言って欲しい


 ずっと一人で自分を励まして生きてきた。
 本当の自分は人一倍寂しがりで、甘えただったのに、いつから見えないフリをしてきたのかな


「転生したなら、今度は少しくらい甘えても許されるかなって思ったのに……こんな見た目じゃ、甘えるよりも、甘えさせる立場じゃないの」


 こんなものはただ、私の思い描いた理想。
 
 若い頃はただがむしゃらに生活の為、必死に働いてきた。中間管理職のような年齢になったら、後輩をフォローし、クレームも残業も引き受けることになった。そんな日々に心が一度疲れて退職。
 小さな会社へ転職したけど、すでにいい年齢だ。やはりどこにも甘えることはなく、必死で仕事を覚え、少しずつ同僚との関係性も築いてきた。

 そんな中でようやく、ようやく手にした自分へのご褒美が福引の旅行だった。知らない国で目一杯、自分を甘やかそう!そう思っていた矢先の出来事だった


 こんなこと、ここで言っても仕方がないことくらいわかっている。
 けれど、今は誰もいない。港を選んで良かった、もう思い切り叫んで泣いてやろう。


「あぁぁぁぁぁぁ――…!!!!」


(本当ならまだ死にたくなかった、せめて旅行行った後にして欲しかった、一人ぼっちでまた死ぬのは嫌だ!私だって幸せになりたい!!)


「若かったらオシャレもしてみたかったし、恋も……ちゃんとしてみたかった。アオハルっていうやつを経験してみたかった……それに―…」
 


――――彼には直接会ってお別れを言いたかった。顔をもう一度見たかった
    あぁ、好きだったな……あの笑顔
 

 涙がまた一筋、頬をつたって胸元を滲ませた。


「うっ…ルーティエ……ごめん、うっ、ふ…ぅ…ごめんなさい、本当に、ありがとう。
 ルーの、お陰で私楽しかったよ。ルーと過ごす時間が一番楽しかった……。ルーならきっと…もっと素敵な人と出会って、幸せになれるから。
 私の貯めた徳の幸運が、少しでもルーの幸せの為に使ってもらえるよう祈るからね。元気でね……」



 このままここで泣き続けても、先には進めない。これからどこに行けばいいのか
 行く当ても、待っている人も、この世界のどこを探してもないのに。居場所はないんだ。


「もういっそ、今見えているあの船に乗ってみようか……どこに行こうと同じ。着いた先がきっと私の終の棲家になるんだ。どうせ一人ではたいして行動できないんだもんね。
 慎ましく生きて、静かに死ねたらそれで良しだ。ふふ。いっそ、ルーみたいに木の実、果物生活にしてみようか……」
 

(あぁ……もう、どうでもいいや)


 フッと重力がなくなっていくような不思議な感覚がする
 泣いているせいかな?また目の前が霞んでいく……―――


 気のせいだろうと、ふらふらと船着き場へ足を向けたと同時に、後ろから誰かに抱きしめられた。


(―――っっ!!?)


「アオイッ!!!!!行ってはダメだっっ!!!!」
「え………ルー?」



「ハァッハァッ……ハァ…ハァ、ハッ、やっと……捕まえ、ましたよ……中々遠くまで、散策に来たの、ですね。ハァ……迷子になって、泣いていたのですか?私が迎えに来たので、もう大丈夫ですよ」


 いつも涼しい顔しか見せたことがないルーが、肩で息をしている。言っている内容はいつものルーみたいだけど、その表情は無理矢理笑っていて、どこか泣いているように私には映った。


 それに抱き締めている手は……震えていた


 どうしてここがわかったの?心配して追い掛けて来てくれたの?どこから聞いていた?色々な想いが込み上げて、中々言葉が出ない代わりに、また涙が溢れた。


「アオイ、私はあなたから一方的な幸せを祈って欲しくありません!
 私はあなたの、あなたは私のそばで、幸せを紡いでいきたいのです」

 私と、一緒……?

「生涯の伴侶はアオイでなければなりませんし、アオイしか私を幸せにはできません。それに私もアオイしか幸せにする気はありませんので、今さら他を探せと言われても困ります!無理です!嫌です!絶対にお断りです!
 そもそも400年間探し続けて、ようやく見つけた私の初恋と言ったでしょう?愛の重さをその辺のものと一緒にしないで下さい」


 返事が出来ない私に構うことなく、ルーは更に強く抱き締めてくる
 

「アオイが叶えたかったこと、やりたかったこと、私にも手伝わせてくれませんか?あなたの苦しみも悲しみも、私にも半分分けて頂きたいのです。
 お願いですから、どうか……一人で泣かないで……。私の前から黙っていなく、、、ならないで下さい。消えないで……そばにいて……」


 彼はそう言い終えると正面に向き直って、また私をぎゅっと抱き締めた。
 一瞬見えた彼の顔は、涙でぐしゃぐしゃだった


 彼は全部聞いていたんだ……初めて男の人がぐしゃぐしゃに泣いているのを見て、ひどく胸が締め付けられた


「アオイは寂しくなってここに来たのですか?」


 あんまり言いたくはなかったんだけど、もう聞かれちゃってるんだよね……


「う、ん……ルーと家族を見て、勝手に壁を感じた…というか、住む世界がはっきりと違うな、私の居場所はここにはないなって……。
 それに里に入ってすぐにルーは美少女の子達に騒がれてたでしょ?いくら自分の今の容姿を気にしないって言われても、あんな美少女の隣になんて並んで立ちたくないし……」

「え……?」

「立場的にもルーは里でも上の方だよね?だから、ああいう美形の子の方がルーの隣には相応しいんじゃない、かな……とか思ったり……。
 そう思ったら、やっぱり私みたいなおばさんは邪魔だもの。このままルーに依存しちゃうと、長く一緒にいればいた分だけ、離れた時にもっと辛くなるって」


「…………」
「ルー?」


 彼は俯いていた顔を上げ、今度は片手で口を覆い何だか落ち着きがない。耳まで真っ赤になっていた。え?怒りで赤くなってる?やっぱり声を掛けなかったのが礼儀に欠けていたってことかな


「あっ、あのっ!そ、それは……ちょっとこの空気で言う発言ではないのかもしれませんが、もしやアオイは嫉妬、、、して下さったので?」

「え、嫉妬……?いやこれは、ちがっ…」
「嫉妬ですね。まごうことなき嫉妬です!ついにアオイに嫉妬される日が来ようとは……今日は嫉妬記念日に致しましょう!」


 なにそれ?そんな記念日嫌なんだけど……


「まず、住む世界って何ですか?私は別に里で今は暮らしておりませんし、後継も兄ですよ?里の族長なんて、せいぜい村の村長程度の認識で良いのですよ。
 面倒で誰もやりたがらなかったことと、そこそこ魔力が高かった、それだけのことです。里帰りなんて100年に一回でも十分ですし。
 美少女?おりましたか?そんなもの……ただのエルフの特徴と思えば良いのです。残念ながら眼中にもありませんし、心動くことなんてありませんので!」


 うそー。そんなもの?ただの特徴で片付くレベルではないと思うけど……


「それと私に依存ですか?大いにして下さって結構です。むしろ、どんどんして下さい!
 全然足りませんよ、どの辺が依存していたのですか?なんでしたら、私なしには生きられないレベルを希望しますけど?離れませんし、離しませんから、全く問題ないですよね?」

「いや、問題だらけ……」

「鳥は鳥でも、帰巣性のある鳥のように好きに羽ばたいて、私の元に必ず戻って来てくれるのならいいのですよ。でも、どうせなら一緒に羽ばたいて同じ景色を見ましょう、ね?」

「ルーなしには生きられないレベルは……ちょっと…」

「私の方は、アオイの魅力に気付く虫が湧いたらどうしようかと、本当は気が気じゃなかったんですよ?残念ながら美形が多いので。いくら私が美しくとも、アオイがどういった美形がお好きなのかはわかりませんし」

「そんなバイキングじゃないんだから、お好きな美形って…」

「だから実家に着くまでは誰にも見られないように威圧を掛けながら歩いていたのですから。早いところ『私のアオイに近づくな』と触れまわっておかないと安心できませんね」

「あのやたらと会わなかったのはそういう……ん?私のアオイって??」
 

 え、いつの間に私達付き合いましたかね?覚えはないんですが……。無言だったのも威圧を掛けてたせいなのか……通りでいつもより静かだと思った。


「は?まさか、本気で言っているのですか?私達口づけまでした仲だというのに……アオイは好きでもない男にも口づけするようなスケコマシだったのですか?!」


 え……何その衝撃受けた顔。あれ?私がおかしいの?それとスケコマシって男の方では?


「でもさ、言わせてもらうと、そもそもあの口づけはルーが一方的にしてきたものだと思うんだけど?」
「一方的!?ひ、ひどい!!私の純粋な心を弄んでいたんですかっ!」

「いや、どこに純粋が?不純の塊でしょ!」

「どうしてアオイはそんなに頑ななんですか?自らこんなこと言いたくはなかったですけど…アオイ、本当は私のこと嫌いじゃないですよね?」
「うっ……」

「むしろ好意を持っていますよね?先程は特に、間違いなく、グラっときていましたよね!?」


 なんか「そうです」と絶対言いたくないのはなぜだろう


「でもさ、客観的に見てよ。今の私とルーって親子もしくは甥っ子と親戚のおばさんくらいにしか見えないと思うんだよね。そもそも生きる寿命も人族とエルフじゃ大きく違うわけだし。今50歳で、あと残り3、40年くらい?
 それくらいしか一緒にいられないまま、ルーを置いて死んでしまうのも寂しいじゃない。残されるのも、残していくのもさ、もう嫌なんだよ……」


 ルーは気にしないとか言いそうだけど、正直この二つがどうしても受け入れられない、大きな理由にはなる
 

「では、もし……もしも仮にアオイが私と同じ年頃の若い見目で、寿命問題も特になかったなら……アオイは私を男として意識して見てくれましたか?それでも受け入れてはくれない?
 仮定の話でもいいから……アオイの本心を聞かせて下さい」


 そんなこと有り得ない……でももし、そうであれば私は―――


「……もしそうだったならルーのこと、意識した…と思う、かな。
 どう客観的に見てもルーは素敵な男性だもの、外見だけじゃなくね。意識しない方が無理だよ」

「えっっっ?!……ほ、本当に!?意識するんですか?トキメキますか?ドキドキしますか?」
「え、予想外だったの?う、うん。まぁでも仮に、の話だよ?」


 仮の話だけど彼が喜んでくれたなら、素直に伝えて良かったのかもしれない……とは思うんだけど異常にテンション高くない?
 
 え?仮の話だよ?IFね、IF!


「良かった!!そんなことで良かったのですね!そうとわかれば、申し訳ないのですが、荷物も置いたままですし、一旦里へ取りに戻りましょう!もう家族とは十分話も出来ましたし。
 嫉妬は嬉しい誤算でしたが、アオイに群がる虫が現れると心配なので、戻ったら帰り支度をしてすぐ出ても構いませんよ。気を遣うようでしたら、さっと挨拶だけを済ませて、私の家の方に戻るでも構いませんし」

「う?え、あ、うん、わかった……私何も言わずに出てきちゃって……良くないよね。心配掛けてるかな」
「そこは別に気にしなくても良いのですよ。私から伝えておりますから」


 ルーまだニッコニコだよ??
 何か……私どちらかと言えば、きちんとルーにお断りしたと思うんだけど??
 したよね?ちゃんとわかってるよねぇ?
 え?私このままルーと戻ってどうするんだ?あ、荷物引き取りか


「ねぇルー、さっきのは仮の話だよ?ホントにわかってるんだよね?」
「ふふふ。もちろん大丈夫です。仮でも何でもアオイから想いを聞けたことが嬉しいのですから」


 ここまで念を押して確認もしたんだし、わかっているみたいだから大丈夫か


「そっか……じゃあ荷物引き取ったら、もう一度きちんと話をしよう」


 お別れは辛いけど、ここは泣くのを我慢して、笑顔でさよならを言えるようにしなきゃ
 思いっきり泣いて、ルーにも話を聞いてもらえて、心配は掛けてしまったけど、里を飛び出して良かったのかもしれない。少しだけ気分が晴れた


「目とか腫れてないかなぁ……」



 なんて……
 のほほんと考えていた私は、この後人生を変える出来事が起こるなんて、露ほどにも思っていなかった





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