アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ50歳。異世界でエンジョイしろと言われても…若くないので出来ません!~

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若くないのでエンジョイできません!

3:エルフにフレトーは、猫にマタタビみたいなものなのか?!

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******


『……っ貴様!!先ほどは助けてやったというのに、何と口の悪い!そんな態度なら…』

『いやいやいやいや……そっちに言われたくないでしょ!?
 私だって良識ある方になら、こんな態度とらないよ?私はきちんと挨拶もしたよねぇ?それにさっきの件もちゃんと感謝もしたし、お礼もって思ったのに、そっちは舌打ちで返しただけじゃない!そんな態度だから私もを見習って真似てみたんですが?
 こんな事で腹を立てるなんて……人族と同じ感性をお持ちなんですねっ!』


 ふんっ!!もう怒らせちゃったなら、とことん言ってやる!売られたケンカは買ってやるっての!
 前世の終わり方が凄すぎて、今は無性に当たりたい気分だったからかな?少々八つ当たり気味かもしれない。
 すまん、エルフ様。私の燃える思いを受け取りやがれ!!ワンブレスで言いきってやったぞ!!ノンブレスは無理、キツイ。


 しかし、ダーツさんがニヤニヤしながら見守ってるってことは、手を出されるとかはないと思っていいのかな?
 何かあったら、ダーツさんの後ろに隠れよう!


「……あぁくそっ!忌々しい依頼者だ!!だが、確かにお前の言うように依頼は受けた。半分の二週間で終わるように、今すぐ始める!ダーツ!!二週間、裏の訓練場と研修室の一部借りるからなっ!」


「アオイ、あんたエルフ語話せたんだな!いきなり流暢に話したかと思ったら、ケンカおっぱじめるしで驚いたぜ!それじゃあ、ルーティエ宜しく頼んだっ!二人とも仲良くなっ!!ガハハ」
「チッ」
「えぇっ!また舌打ち……」
 
 ホント態度悪いな!!



******



 この胸糞悪い態度のエルフ様は『エルフ様呼びはやめろ!正式名はルーティエライト=フェルスパー=ルべリウス=トパゾスだが、長いから、大抵ルーティエと呼ばれている。まぁ好きに呼べ』と言った
 
 なっがい正式名はもちろん覚えられるわけがない。しかもわざと早口で言ったでしょ?

『好きに呼べ』と言ったので、お言葉に甘えて『ルーさん』と超短縮呼びにしたら『更に縮めるだと……』と驚愕していた。自分で言った手前、諦めて受け入れたみたいだけど。
 でも、ちゃんと「さん」つけてるし、別にいいよね?


 初めは本当に教えるとかできるんだろうかと疑ったんだけど、ダーツさんがおススメしてくれただけあってすっごくわかりやすかった。


 とりあえず、今日は座学を中心にやるそうで、研修所の一角を借りてお勉強中です。
 講師としてのルーさんは、こちらのレベルをある程度把握すると、そのレベルに合わせて指導している感じで一切の無駄がない。スーパーカテキョだ!
 
 おそらく噛み砕きに噛み砕いた、小学一年生の子供に説明するレベルのわかりやすい指導をしてくれているに違いない。
 勉強なんて何十年前に置いてきたのかわからない、この私が理解できるくらいだからね。

 そういえば、視力が良くなっていることに気付いた。
 老眼じゃなくなってるし。きっとこれは特典だ、ありがたい!


 和気藹々って雰囲気ではもちろんなかったけど、概ね午前の計画は達成かな?と思ったところでランチタイムを少し過ぎた時間になっていた。気付いた途端にお腹も鳴るもんだ。


 一旦中断し、近くの市場へ連れて行ってもらい、お金の事なども学びつつ、急いで日用品や食べ物を購入。
 場所を教えてもらったあと、時間がある内にギルドから紹介された宿屋の確保も済ます。
 とりあえずはシングル部屋を二週間分、前金で払っておいた。一人一泊二食付きで2000ギルって安すぎない?!サービス料もいらないって素晴らしい
 
 この辺りは冒険者が多いので、それに伴い宿屋も多い。競争がある為、リーズナブルでサービスの良い宿が多いとか。
 食堂もまた然りで、頻繁に冒険者が討伐してくる魔獣を安く仕入れられるお陰で、コスパも盛りもいいお店が多い。冒険者も商売人もwin winな関係でこれまた素晴らしい。


 あっ、ルーさんはご自分の定宿を利用するそうです。どうぞどうぞ~


 ちなみにお金の単価はギルで、これはこの世界どこでも使える世界共通通貨。
 その国単位での通貨もまだ一部あるみたいだけど、やり取りする上で、共通通貨の方が利便性が高い為、今ではほとんど、このギルが使用されているらしい。

 単位は10~500までがギル硬貨、1000~10000がギル紙幣。
 1と5の単位はないけれど、他の覚え方は日本の感覚と同じなので、これもクリア。
 神様は地球がずいぶんとお気に入りだったんだね


***


 午後も座学の続き
 
 この世界には大きくわけて、七つの大陸があるらしい……
 人族が主に暮らしているのは、ここダーン国と、北側に位置する一番大きな大陸のガレット帝国、
小国コルド国、東のワノ国。

 ワノ国のさらに東に、魔人族が住む魔国グローリア、ガレット帝国の北側辺りにエルフの里リイルーン、西に獣人族の国シュナウザとなっている。
 
 こう聞くと圧倒的に人族の国の方が多いとわかる。これはズバリ、繁殖力の差だとか。
 
 魔人族やエルフ族、獣人族の方が遥かに力も魔力値も高いものの、その分、子供が授かりにくい。対して、獣人族は一回の出産で生まれる子供は平均二、三人くらいであっても、その分寿命が5、60年程と短い。ちなみに9歳で成人を迎えるとか……人族の約二倍速と考えればいいみたい。なるほど。


 午後もしっかりと学び、本日は終了。
 宿屋で夕飯をとった後、濃い目の一日だったので、この日はベッドに倒れた瞬間に寝落ちした。
 
 頭、疲れた……


******


 今日は実技の日。

 実技でのルーさんは結構 鬼教官で、感覚を掴む為に何度もやり直しをさせられたけど、限界の手前できちんと休憩をはさむという絶妙さ加減。なんなら泣く手前だった
 そして指摘もあるが、良かった部分はきちんと褒めてくれるっていう……昔流行ったエクササイズの隊長をちょっと思い出してしまった。


 魔力循環の為に行ったルーさんとの魔力交感は、優しさに包まれたような、ゆりかごに揺られる赤ん坊のような、なんとも言えない不思議な感覚があって、寝てしまいそうなほど心地良かった。
 魔力って湯たんぽみたいに温かいものなんだなぁ。これは冬にいいかもしれない。


 お陰様で終わる頃には魔力循環・操作もちゃんとできるようになったし、初歩中の初歩と言われる、生活魔法も何となくコツは覚えた。やればできる子!



******



 突然ですが、ルーさんに私が転生者だとバレてしまった。
 

 それも、今日の開始直後の時点で。早くない?さすが私だ……


 
 ステータス表記……そこを神様に配慮して欲しかった。
 きっと神界には個人情報保護法なんてものはないのだろう。そりゃないか……

 初回の実技訓練で魔力循環・操作を習っている時に、適性を見るとかなんとかで<鑑定>をかけてもらったら、見事にガッツリ大切な個人情報が飛び出てしまったわけですよ……


***


「では見るぞ?<鑑定>……」


  ~~~~~

 アオイ=タチバナ/50歳
 人族<異世界転生者>

 属性魔法:火、水、風
 その他:空間、結界、転移、身体強化、生活魔法
 ☆神の祝福 幸運度UP ※積立徳つみたてとくに利息あり
 ☆言語理解

 体力:50
 魔力:8000
 攻撃力:50
 防御力:200

  ~~~~~


「ど、どうですか?普通くらいには私、ありますか?」

「は?自分のステータスを見たことはないのか?<ステータスオープン>で見れるだろう?」


 え?嘘、知らなかった!自分で見てから鑑定してもらえば良かったかな。でもきっと普通だよね?神様が私の思考から配慮してくれたなら、モブ オブ モブ希望ですから


「あ~そう……最近見てなくってー」

「おかしな奴だ……」


 よし、私も見てみよっと<ステータスオープン>!!
 おお!見れた……何あの【積立金】みたいな【積立】って

 ……あー!!「転生」って書かれてるじゃん!!


「ヤバい……」
「………おい、これはどういう事だ?お前はこことは別の世界から来たのか?魔力がレベルに全く見合っていないし、無駄に高いじゃないか!【神の祝福】?【積立徳】とはなんなだ」


 質問多いって!私だってよくわからないのに!そこはそっと開いて、そっと閉じとくところでしょう?丸見えのトップシークレットっていかがなものだよ!


『……大陸共通語だけではなく、エルフ語を話せるのもこの為か?』

 あ、何か言葉が変わった……?

『あー……はい。実は……』


***


 で、こことは別の世界で事故にあったこと、神様がここに送ったこと、特典のこと……聞き上手っていうか、気付けば洗いざらい話すことになっちゃったといいますか。刑事に向いてるわ、ルーさんは。

 でも、もし悪い人にバレていたら奴隷商に売り飛ばされていたかもしれないと言われて、身が縮む思いをしたよ。
 
 表立ってはなくても、裏取引ではまだ奴隷売買があるのだそう。ちなみに引きずられていたモブ泥棒もそういった類のこともしている人物だったそう。
 ある意味転んで巾着外れて良かったんじゃない?注意が巾着に向かったんだもんね!やっぱり運気UPしておいて良かったぁー

 でもこんなのステータスに全く隠されることなく載っているのが悪いんだと思うんだよね。売られたらどうしよう、絶対鉱山行だよ、おばちゃんなんて……

 ビビる私に見かねて、ルーさんが隠匿魔法で転生部分と、その他の☆部分を隠してくれました。ルーさんよりも魔力が高い者か同等レベルの者しか見破れないので、まず安心だとか。


 情報について、実は登録した際に、メリさん→ダーツさん→ルーさんへと魔力が妙に高めのおばちゃんが来たと話が通っていて、それで普通ではあり得ないA級冒険者のルーさんが指導者に選ばれたみたい。
 いつの間に!知らぬは本人だけってね……。個人情報が駄々洩だだもれだった時代を思い出す


***


 隠すものがなくなって、楽になったからなのか?開き直ってからの方が、案外打ち解けてきたんじゃないかと思う。
 ルーさんも褒める時に軽く微笑み入ってたしね。イケメンスマイルは心臓には悪かったけど。

 秘密がバレて以降は『人攫いに遭いそうだから』と、ルーさんも食事を一緒に取るようになった。舌打ち野郎と同一人物とは思えないくらい、良い人だ。
 
 やはりあの時は歯に物が詰まってた説が有力だと思う。爪楊枝って偉大だよね。

 運が上がっても躓いたり、ぶつかる回数はあまり大きく変化はないけど、躓いても転ぶまでならなかったり、ぶつかる前に相手が気付いて避けてくれたり……ルーさんが誘導してくれているお陰とも言えなくもないけど、それも含めて幸運なんだと効果を実感しています。
 
 いいんだ、派手な幸せより、密かな幸せで。


 気付けば『お前』呼びだったはずが、いつの間にか物腰柔らかい敬語で『アオイ』呼びに変わっていてびっくりした。でも外国の人って名前呼びが主流だし普通なのか?と納得しておく。
 実際周りでも名前呼びが主流っぽいしね。


 ルーさんはほとんど外食しないのか、あまり食べる方のお店は知らないみたいで、ダーツさんやメリさんらギルド職員さんに教えてもらっていた。
 街と同名のミトパイが名物ということで、毎日一回は何らかのパイを二人で食べていたと思う。
 

「私って胃腸はこんなに丈夫だったかな?」


 案外、胃もたれを起こさないものなんだなと思ったけど……まさかこれが最後5つ目の特典じゃないよね?ないって言って!!

 こうして、二日目以降は午前中座学、昼は昼食ついでに周辺の店やら道案内、午後は実技……というのを二週間ほど過ごした頃、ふと、無性に甘いフレンチトーストが食べたくなった。


 一応断りを入れて、ギルドの小さなキッチンを貸して頂きました。ないなら自分で作るしかないもんね。
 定期的にくるんだよ、甘いフレトー食べたい病が。単に好物なだけともいうけど。


 多分これならルーさんでも、食べれるんじゃないかな?
 フレンチトーストの甘い系と甘くない食事系のものを、好みがわからなかったので両方用意した。
 
 私のお皿には甘いフレトーだけ。私の本能が甘味を求めていたからね。脳が疲れたのよ。あとはバニラアイスとか生クリームもあったら言うことなしだったんだけどなぁ。


 私は卵液にひたひたに浸す派ではなくて、スプーンで両面に塗り広げる感じを二回程、焼きながら行う派。柔らかくなり過ぎないのでお気に入りです。
 砂糖も卵液には入れず、砂糖(粉砂糖が理想)とハチミツで各自の好みの甘さに仕上げる。甘いものは好きだけど、甘すぎるのは苦手。。。


 ルーさんの普段の食事を聞いたら、その辺になっている木の実や果物、そして森などの空気中に漂う魔素を取り込んでいると言われ、食べることが好きな私は軽く絶望しかけた。
 特にベジタリアンとか種族的な事情があるいうわけではなく、【面倒】というのが主な理由とか。


『へぇ……』としか返せない。よく飽きないよね、お金も貯まるはずだわ……そして全く参考にならないっていう。まずいな、食に関心ない人と、食に関心ありまくりの人間がどうやって仲良くしたらいいのか。


 でも、この仙人のような生活をしていたルーさんが、まさかあんな風になるとは……
 

 まず結果としては、とっっっっても!お気に召して頂けたみたいです。二種類共おかわりしてました。


「美味しい……!?ものすごく美味しいです!アオイ、あなた何か料理に特殊なものでも入れたのですか?
 料理がキラキラしていて、「美味しそう、食べたい」という衝動に駆られますし、実際、本当に美味しいと感じるのです……これは、いくらでも食べられそうですっ!
 しかし、この最後の一口を甘いで終わるか、食事系で終わるか……究極の選択ですよね。」


「まぁ……好きなだけ悩んで食べて下さい」


『身体が軽くなる』とか、『天啓』がどうとかブツブツ言ってるけど、糖分不足だったとか??リスの主食のような生活をしていた仙人が、今は黄色のくまさんよろしく、ハチミツたっぷり追いがけしてうっとり食べてるし……
 下界の食事を初めて口にした人、みたいな衝撃なのかな?


 エルフにハチミツは酔っぱらうとかあったのかな?いや、猫のマタタビ反応みたいなやつ?
 まるでゴロゴロ喉を鳴らしてるような雰囲気なんだけど……こわっ!


 とりあえずダーツさんを呼んで様子を診てもらったけど、ルーさんには特にアレルギーもNG食材もないはずだと言われてしまった。ハチミツもただのハチミツらしい。
 ホッとはしたんだけど……じゃあコレ誰?だし、どうしたらいいのかな?

「う~ん。俺もこんなテンションのルーティエを見たのは初めてで、見ていて面白れぇくらいなんだが……ククッすまねぇ。だが、別に酔っているわけでも、魅了系にかかっているわけでもねぇみたいだし、放っておいていいんじゃねーか?それに実際この【ふれとー】ってやつ?うめぇしなガハハッ!!!」


 一応ダーツさんにも診てもらった後に、「味見」と言われたので、あげたら全部食べていった。お陰でパンはすっからかんだよ。私あまり食べてないのに……



 あっ!そういえば、ルーさんは二週間で終了させると言っていたけど……本人がまだ言い出さないし、まずは夕方の終了時間まで様子見かなぁ

 

 ルーさん、とりあえず元に戻っておくれー





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