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第1章 異世界生活、開始!!!!
深刻な水問題!!
しおりを挟むどうしよう…森中見て回ったけど川どころか水溜りも無かった…森の外に出てみれば断崖絶壁だし、下はまた森が広がってるだけだし…しかもなんか禍々しいし…というかまだ
飛べないから降りられないし…
龍新は森の中を散歩していた
生きる事に必要不可欠な水が無いという深刻な問題に気付いて頭を悩ませながら…
どうするかなぁ…雨でも降ってくれれば~…いや、
いつになることやら分からないしそもそもそれだけじゃ足らなくなる…すぐに水が確保できる場所があると良かったんだけど…
…ん?“すぐに”?
そこで自分の言葉に何かが引っかかった
そしてその疑問はすぐさま答えとなって出てきた。
…思考速度まで早くなった事は今は気にしない!
そうか!この世界には魔法があるって天照さまもついさっき言ってたじゃん!…いや忘れてた訳じゃないよ!本当だよ!
…俺こんなに独り言多かったっけ…
まぁ良いや、そんな事より水だよ水!
えーっと、初めて魔法を使うんだし安全な場所に移動しようかな?確かここより開けてて岩肌で足場がしっかりしていた場所があったはず!
暴発とかしたら森が大変な事になる…
そう考えた龍新は、先程の探索で小さな山を登った時に見つけた岩肌がむき出しになっていた場所に向かう
着いたー!!……うん?改めて観るともしかして大きめの池の跡地なのかな?あ、川の跡地のようなものもある…何を見ていたんだ俺…
まぁどうせ水なんか枯れ果ててるし良いか!
よし!早速魔法を~…
本当に危機を感じていたのか疑わしいが…
龍新が今いる場所の広さは数メートルほどの広さで、水があれば龍新の身体が成長しても
泳げるほど広さと深さがあり、大小様々な岩や石で埋め尽くされた地面と、岩と岩の間にある土はひび割れている。相当昔に水が干上がったことが一目でわかった。
そして周りの植物たちは今にも枯れ果てそうになっており、龍新に水を求めるようにカサカサという枯れた葉同士が当たり周囲にその音が響き渡り、期待するかのように龍新を見守る
…そういえば、魔法ってどう使うんだ…?( ^∀^)
周囲の木々などの植物たちは一瞬静かになり
、何処からか大きな笑い声が聞こえてきたのだった。それはもう、心底愉快だと笑っている
暖かく、優しい声だった。
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