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40話 メスガキわからせフレンチトースト
しおりを挟む『キミの手首もきるるんるーん☆ 手首きるるだよー♪』
『にゅにゅっと登場☆ ぎんにゅうです!』
『みんなの遊び場はどこー? 海斗そらに決まってる!』
『有名人の闇とか夜の事情を暴くばい! 闇々よるっちゃ!』
ついに暴露系VTuberヤミヤミによる、話題の3人組【にじらいぶ】の断罪配信は始まった。
しかし、まず最初に注目されたのは【にじらいぶ】ではなく、そのカメラマンのナナシちゃんであった。普段、【にじらいぶ】はナナシちゃんの視界からライバーたちを配信しているため彼女の姿は見れない。
それが今日、ヤミたんの視界を通じて彼女の美しい容姿がお披露目されてしまったからだ。
銀箔を散らしたかのような美しい両翼、そして物凄く羞恥心にまみれた彼女の表情がリスナーたちの心を鷲掴みにしてしまう。
:ナナシちゃんまじで天使やんw
:そそる
:絶対に穢しちゃいけないような天使が恥じらってる
:やるしかないよなあこりゃ
:きるるんたちの気持ちもわかるぜ
:そうか、百合か(納得)
:錬金姫も相当な天使って聞くけど……親戚かな?
:タロ殿とはまた違った魅力があるでござるな
:つーかあの服からこぼれ落ちそうな超乳よ
:今までさらしでも巻いてたんか?
:男装女子の鏡やな
:ちゃっかりきるるんがメイド服一式を押し付けてるのじわじわくるんだけどww
:めっちゃ嫌そうな顔するやんナナシちゃん
:それでも今日は着ちゃうんだろうなあ
:手取り足取り
:くんずほぐれつ
:着せられるの間違いじゃね?
ナナシちゃんの着替えが無事? に終われば今度は【にじらいぶ】が暴露するターンだ。なぜならナナシちゃんの視界でヤミたんのリアル容姿が映し出されたからである。
そこにはまだ未発達ながら将来を有望視される美少女が、ふんすと大きめの態度で腕を組んでいた。
ロングツインテールが特徴的で、某ボーカロイドを幼くしたかのよう容貌にリスナーたちはこれまた盛り上がる。
:おいおいおい皮を凌駕してね?
:皮に寄せてはいる。いや、皮を寄せたのか?
:どちらにせよ皮と同じくメスガキ感が半端ないな
:言動が過激で少し幼いと思ってたけど……
:マジで中学生ぐらいじゃんwww
:ロリJC最高
:ヤミたんかわよ
暴露系VTuberのヤミヤミご本人が、リアル顔バレ暴露されるという前代未聞のコラボ配信は瞬く間に話題となる。
『今日は【海斗そら】が、どげんして【にじらいぶ】に移籍したっちゃか。その理由と闇を暴いてくけん!』
『口で説明するより、ヤミヤミには実際に体験してもらうわ』
『ようこそー! これが僕たちの配信です!』
『いやいや、よるあたしたちの事務所に入ってないからね?』
『どうせ入るわよ』
『入っちゃうです!』
『えっ、入っちゃうの!? それこそ闇じゃない!? なに、あたしの時みたいに裏でコソコソ契約のお話進めてるの!?』
:おいおいそういうことかよww
:それでヤミたんもリアルお披露目ってやつか?
:VTuberとして終わったなw
:いや、逆に新しいのか?
:もうわからんわw
:とりあえず眼福だからおk
『あの赤いおばはん、何勝手なこと言っとるん。うちはなーんも聞いてなかとですー』
『おばっ……!? これだからメスガキは嫌なのよね』
『はいっ! とにかくこれから異世界をヤミたんと散策してゆきます!』
『まあ、あたしが【にじらいぶ】に移籍した理由がわかりやすいのはこれが一番かな』
こうしてヤミたんは【にじらいぶ】と一緒に様々な地を巡ってゆく。
巨大な試験管の中にあるツリータウン。
異様な青い砂漠の海。
山のごとき亀の上にある城。
アクアリウム宮殿。
どれも心躍る風景に、いつも生意気な発言ばかりするヤミたんも圧倒されていた。
それでもどうにか皮肉混じりの言葉を紡ぐ。
『異世界って聞くからもっと覚悟してたのに、案外よゆーけん。危険なんてなかとね』
『それはナナシちゃんのおかげなの。彼女の両翼がLv15以下のモンスターを寄せ付けない輝きを散布してくれてるのよ。ありがたく思いなさい、メスガキ』
:相変わらずナナシちゃん有能ww
:Lv15ってほとんどのモンスターが近寄ってこれないじゃんw
:【にじらいぶ】ってコラボ相手のために安全マージンしっかりとってんのな
:事務所として信頼できるな
:その分、つまらなくね?
:いやいや先の防衛戦はまじでやばかったぞ
:きるるん死にかけたし
『でもそうね。ヤミヤミがそこまで言うのなら、今日は【竜骨の都ドラグニル】まで行きましょう』
『僕たちも初めて行きます!』
『最近見つかった黄金領域なんだよ。しかも冒険者が解放したわけじゃないんだって』
ワクワクとした表情で異世界を語る3人は、心底楽しそうにしている。
そしてヤミヤミも————
「ど、どうせ大したことないけん……!」
そわそわとした様子でまだ見ぬ黄金領域を夢想していた。
◇
『ここが【竜骨の都ドラグニル】……壮観ね……』
きるるんの息を呑む様子に、配信を見ているリスナーも同意しかない。
『おっきい竜の骨です』
『あばら骨の下に街があるね。上にはお城かな? 頭蓋骨の部分にもたくさんの建物が生えてるね』
『しゅ、しゅげえぇぇ……』
さすがのヤミヤミもメスガキモードが折れてしまっている。
いや、わからされたのかもしれない。
:最新の黄金領域を配信してるっていうから見に来た
:うお、ここが【竜骨の都ドラグニル】か
:けっこう危険なんじゃなかったか?
:竜の骨を都市の基盤にするって異色だよなあ
:これぞ異世界って感じじゃん
:ロマンやばくね?
どうやらきるるんの戦略は功を成していた。
新発見の黄金領域を配信するといった話題性も抜群で、【にじらいぶ】の暴露関係なく見に来てくれるリスナーも増大している。
これは【にじらいぶ】をより多くの人々に知ってもらうチャンスでもあった。
『この黄金領域に神はいないし王もいないの。元々、異世界人がずっと人類の生存圏を守っていたらしいのよ』
『神様のご加護なしですか』
『その代わり、えっと何だっけ? なんかすごい強い人たちがいるんだよね?』
『竜殺し……【竜喰いの騎士】たちがいるわ。今は滅びゆく一族と懸念されているみたいだけれど』
『つ、つよそうです』
『竜喰いってことは、竜って食べれるのかなあ』
『【竜骨の都ドラグニル】に入る前に、ちょっとした素敵スポットを見つけたから今日はそちらに行くわよ』
『どちらです!?』
『きるるんさすがだよ!』
『都を取り囲むように、小型の竜骨が……といっても小山ぐらいのサイズだけれど、散らばっているでしょう?』
『はい。なんだか都より色鮮やかに見えます』
『んんー……あれって植物、えーっと骨を蔦って絡まってるのは……お花かな?』
『そうよ。【花と骨の街カサブランカ】、あそこでナナシちゃん特製のランチとしゃれこみましょう』
『んん~やったーです!』
『これはこれは、またまたすっごいシチュエーションだね!?』
『……こ、こんなところで、ラ、ランチ……どうせゲテモノしか出てこんけん!』
一瞬だけ圧倒されたヤミヤミだが、すぐに自分の配信スタイルを思い出すようにふるまう。
:ヤミたん。無理しなくてええんやで
:中学生には刺激が強すぎるやろ
:どうにか自分のスタイルを貫き通そうとしてる模様www
:推され気味、押され気味だよなあ
:【花と骨の街カサブランカ】を見る眼がキラッキラッだったぜ?
:わからされちゃってんだよなあ
:メスガキわからせ配信になってね?
こうして竜骨と色とりどりの花が演出する異色のコラボレーションが、少女たちを包み込む。暖色系のドライフラワーなどが吊るされており、視界の至るところに素敵な草花が咲き誇る。そしてナナシちゃんが先ほどからそそくさと砂漠に咲いた宝石、もとい花々を摘み取っているのもヤミヤミの関心を引いた。
『ちょ、ちょっと。そこの執事は呑気にお花摘みとか、何考えとーと?』
『はいヤミヤミさま。どうやらこちらのお花は食用として使用できるようなので、せっかくなら特産品をお口にしていただけたらと』
『は、花を食べるとかっ、よかぁ……ばってん、野蛮ばい!』
態度と口が真逆なのはもはや御愛嬌だろうか。
すでにリスナーたちはにこやかな目でヤミヤミの憎まれ口を静観していた。
どちらが素を暴露されているのかわからない状態である。
それからナナシちゃんが調理の準備を始めると、ヤミたんは待ったをかけた。
『ちょ、ちょっと。こん、よるさまに得体の知れんもんば食べさせるつもり? しっかり説明してくれん?』
『承知いたしました。まずは、こちら食パンを半分に切ります』
もっちりふわふわの食パンを4枚ほど取り出したナナシちゃん。
それらを半分にさっくり切り分けてゆく。
『しょ、食パン……異世界まで来て食パンなんて凡庸やなあ。しけとーばい』
『こちらのボウルに【世界樹の試験管リュンクス】でとれたての【金冠鳥の卵】と【金砂糖】、【夢の雪国ドリームスノウ】でしぼりたての【雪羊のお乳】、【雪羊バター】を混ぜます————【嵐神の暴風】!』
卵と砂糖、そしてお乳とバターがナナシちゃんの手の上で渦を巻き、それらがボウルへと吸い込まれてゆく。そこから鬼神のごとき勢いで一心不乱にシェイクしてゆく。
一瞬で黄昏色に艶めく卵液が完成した。
できるメイドさんの姿がそこにはあった。
その本気度にはさすがのヤミたんも水を差せなかった。
『次にほんのり甘い卵液へ、食パンをひたします』
すると先ほどまで何の変哲もない食パンが、鮮やかな金色をまとう。
『さて、十分に食パンへ風味がしみこむまで……こちら【砂漠の青薔薇】、【砂漠の橙百合】、【砂漠の白竜草】へ香りを消さない程度に粉砂糖をまぶします』
青、オレンジ、そして白い花弁を丁寧に扱いながら粉雪を少しだけ振りかけるナナシちゃん。
『さて、次にフライパンでカリっと【砂くじら】のベーコンを焼き上げます』
薄切りにされたバラ肉が塩と胡椒を振られ、フライパンは瞬く間に脂と旨味したたるベーコンが踊る。
それらを別のお皿にあけ、いよいよボウルにしみ込ませておいた食パンがフライパンへと乗せられる。
ジュゥゥゥウウゥゥゥッと香ばしいバターが色めき立ち、焼き上げられてゆく。
:フレンチトーストだよな……?
:めっちゃうまそうなんだが
:こんがり焼き目がやばいな
:どうせあれなんだろおおおおカリッカリのもっちもちなんだろおおおお!?
『【雪羊バター】を溶かし、肉の旨味が残ったフライパンで焼き上げるのがコツです。焼き色がついたらフタをしますが、その前に【雪羊のチーズ】とさきほどのベーコンを入れます』
とろとろに溶けてゆくチーズ、そしてベーコンが絡みゆく姿を見せされるのは……もはや拷問と言ってもよい。
『んん……ゴクリッ』
ヤミヤミの視線はもはやフレンチトーストに突き刺さっていた。
さらにもう一つのフライパンを取り出し、同じようにオーソドックスにフレンチトーストを焼き上げてゆく。そちらにはチーズやベーコンは置いてないようだ。
それから約2分ほど、この世で最も長い2分が流れた。
それぞれのフレンチトーストをお皿に盛りつけてゆくナナシちゃん。
一枚はベーコンチーズあり、一枚はたっぷりと蜂蜜をかけてから色彩豊かな花を上に置いてゆく。
『完成です。【とろ~り雪チーズのフレンチトースト】と【花咲く蜂蜜フレンチトースト】です』
『今すぐにでも食べたいのだけれど、ここはゲストを立ててあげるわ。お先にどうぞ?』
きるるんの促しに一も二もなくヤミたんはフレンチトーストへとかぶりつく。
『んぐっ…………ふんわりした食感……甘しょっぱくて……ばりよかと……』
ベーコンフレンチトーストをほうばるヤミたんは、いつもの生意気な口調とは違いただの女の子になっていた。
『はむ、はぐっ、あむあむあむ…………甘いのに花の香りが透き通って、甘いのにオレンジの風味が絶妙すぎるばい』
数多の有名YouTuberを転落させた暴露の姫君は……今や、ただただ甘いものに夢中な、溶け堕とされた少女だった。
それはもちろんリスナーたちも同じだ。
:とろとろチーズとベーコンフレンチトーストとか美味いに決まってんだろおおおおおお
:ちきしょおおおおおおお
:ガッツリなのにオシャレなフレンチトースト……
:うっまそう
:食用の花って味はあんまりしないって聞くけど、どんな味なんだろう
:やんわりとした風味が優雅な気分にさせてくれるんだろうなぁ……
きるるん、ぎんにゅう、そらちーの3人もヤミたんに続いて、ナナシちゃん特製のフレンチトーストを堪能してゆく。
もはやこの空間にダメ出しなど出せる存在はいなかった。
これが、これこそが【にじらいぶ】の日常であり、ヤミヤミが多くのリスナーに暴露した風景であった。
先ほどまでピリついていたヤミヤミも、今では【にじらいぶ】と一緒になって美味しいフレンチトーストの虜である。
『くきゅっ?』
さらにナナシちゃんのポケットから飛び出たもふもふのきゅーが、ヤミヤミのフレンチトーストをはむっと横取りしてしまう。
そんなハプニングにヤミヤミも一瞬だけ激怒しそうになるも————
『えっ、なによ、このっ子狐っ……!? か、かわっ、あいらしかねぇ……なに、これが食べたかと? あげとーよ?』
きゅーが登場するとヤミたんは頬をゆるめながらフレンチトーストをちびちび与え始める。
そんな愛らしい姿は、もはや暴露の姫君と恐れられた【闇々よる】のイメージを消し飛ばしてしまう。
すっかり【にじらいぶ】の日常に溶け込んでしまったヤミたんに、改めてそらちーが彼女へと向き直る。
『よる? これが、あたしが【にじらいぶ】に移籍した理由だよ?』
両手を広げて、【海斗そら】は元同事務所の【闇々よる】に……ワクワクと美味しいと可愛いと、そして幸せを示す。
するとほんの少しだけ、ヤミたんのツインテールが寂し気に揺れた。
『どうかしら、ヤミヤミ。そらちーが【にじらいぶ】に来た理由、これでわかったかしら?』
『ふぁい』
どうやら完全に【にじらいぶ】による『わからせ』は成功したようだ。
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