13 / 104
13話 ボス攻略配信とは……?
しおりを挟む『君の手首もきるるーんるーん☆ 魔法少女VTuberの手首きるるだよー♪』
今話題になりつつある魔法少女VTuberのダンジョン配信が始まると、同時視聴率は10万人を超えた。破竹の勢いである。
何せ登録者数100万人超えの人気VTuberであっても、リアタイで10万人超えの達成は難しい。
彼女はつい最近まで登録者数10万人だったのだ。今は、先日の命を賭けたダンジョン配信が注目を集めて30万人を超えたあたりだが、それでも生配信の視聴率が記録的であるのは間違いない。
どうして彼女が一気にバズり始めたのか、その背景には閉鎖的な冒険者社会に起因する。まず冒険者は文字通り、異世界を冒険しながら命を賭けてモンスターを討伐し、ダンジョン攻略に挑む。もちろんその活動範囲は国内で発生した問題にも対処する。
そう、命を賭けるコンテンツであるからこそ、自身の得た情報を外部に配信するといった者は滅多にいない。もちろん冒険者の配信者はいるものの、すでに発見された手法や魔物の攻略法を紹介するのがほとんどである。つまり、真新しい発見があってもその利権を確保するために公表しない者がほとんどなのだ。
そんな中、【手首きるる】の配信は新アイテムのレビューから始まり、新モンスターの発見を余すことなく配信したので、一般層からも冒険者層からも注目されているのだ。
また、魔法少女といった大きなリスクを抱えての冒険が、視聴者が手汗握る一体感を覚えているのかもしれない。
ゆえに、一般層からはまた未知を発見してくれる、何かやらかしてくれそうだと期待が込められる。
そして冒険者層からは冒険の役に立つ貴重な情報源として……もしくは価値のわからないバカがまた情報を垂れ流してくれるぞ、と『美味しい所いただきます!』を狙っている。
そんな自分の立ち位置を正確に把握しながら、彼女は配信を続ける。
『さーって、今日は二度目のダンジョン配信! って言いたいけれど、実はもう執事のナナシちゃんと【地下砂宮ブルーオーシャン】にもぐって帰って来たところなの』
:まじかああああああ
:ダンジョン攻略見たかったああああ
『ごめんね! でもすでに【地下砂宮ブルーオーシャン】を攻略配信した冒険者さんもいるでしょ? そういうのを見てるリスナーさんにとって長引くのは退屈かなって』
:心遣いができすぎてる件
:それはマジで助かる(1000円)
:メンヘラで病みやすいからこそ、他人の気持ちにも敏感になれるきるるん最高
:実は俺、【剣王】さんの安全攻略動画で見てたんよ
『でもボス戦はきる民のみんなも見たいでしょ? だからボス前までは攻略済みなのよ。その辺まではサクサク進むのを見るるーん☆』
:配慮の女神、ここに降臨 (5000円)
:俺はきるるんのために攻略動画や配信をたくさん見漁った! アドバイスできるぞ!
:きるるんは絶対に死なせない!(2万円)
:うおおおおおおおおおおおおがんばれきるるーん!
:何もかも切り刻んでやれえええええ!
『もしそれでも二回目のダンジョン攻略が気になるって人は、あとでナナシちゃんが編集した切り抜き動画をアップするから、そっちをチェックするるんるーん☆』
:絶対に見ます!
:ナナシちゃんが編集するとか胸熱すぎる
:きっとご主人様であるきるるんが好き好きすぎて、尊いシーンを厳選と吟味を重ねた最高傑作に違いない
:見なくともわかる。ばかかわいい動画になってる
『そんなわけで、まずはボス戦前の準備をするるーん☆ 休憩よ! ナナシちゃん!』
木漏れ日が降り注ぐウッドデッキの片隅で、きるるんは木製のテーブルを正面に椅子へと腰かける。白いレースが机に敷かれていたりと、どことなくメルヘンチックでありながらもカントリーな雰囲気がこれまたいい感じだ。
『かしこまりました、きるる様。こちら【世界樹の紅茶】と【黄金樹のバウムクーヘン】にございます』
繊細なカットが施されたガラス瓶からトクトクとティーカップに注がれたのは、前回も紹介された1杯100万円の紅茶だ。そしてお茶請けは黄金色に輝くバウムクーヘン。
「相変わらずいい香りね。【黄金樹のバウムクーヘン】……いただくわ」
きるるんは上品にフォークで小さく切り分けてから口へと運ぶ。
「……え、ちょっと……美味すぎるわよ……もふっとした食感なのに口に入れた瞬間からしっとり溶け消えちゃうぅぅぅ……しかもお口に広がるレモンの風味のおかげで、甘すぎないわ! 紅茶との相性もバッチリ……殺人的な美味しさね……!」
配信を見ている全リスナーが自然と生唾を飲み込んでしまう。
それほどまでにきるるんのバウムクーヘンを食す表情は朗らかなものだった。
美少女が美味しそうに何かを食べる。それだけで素敵領域は展開され、食欲を刺激される。甘いものを嫌煙しがちな者ですら、その黄金色に輝くバウムクーヘンを口にしてみたいと思うほどだった。
『えっ、待って……何か力がみなぎると思ったら……30分間、ステータス命値+4と力+2……? う、嘘でしょ!? ええ、信仰も即座に2回復とかすごすぎるるーん☆』
:まじかよ
:ステータスの6ポイント分の強化って、実質6レベル分の上昇だよな?
:やばすぎぃ!
:信仰をすぐに2回復できるのもえぐいって
:またぶっ壊れなものが出てきたなwwww
『……これで100万円はお得すぎるんるーん☆ でも、まって……じゃああの噂は本当なのかしら?』
『きるる様、お噂とは?』
妙に棒読みな合いの手がナナシちゃんから入る。
『最高クオリティの★3は、朝に限るけれど食べてから1時間は死んでも復活するらしいのよ』
『それが真実であれば、喉から手がでるほど欲しくなりますね』
『でもさすがに手が出せないわ。なにせ1000万円だったもの』
:うおおおおおお、またきるるんが俺たちへの配信のために身銭を切ってるるーん(3000円)
:どうか配信の足しにしてくれえええ(1万円)
:きるるんは俺が死なせない(70万円)
:いや、それは俺の役目だ(120万円)
:一千万円まで届けええええこの想い(5万円)
『みんなありがと! じゃあ英気も養ったところで、ボスを切り刻みに行ってくるるーん☆』
それから手首きるるは【地下砂宮ブルーオーシャン】を着実に進み、ボスのミノタウルスに挑戦していった。
:ミノタウロス……いかつ……
:でかすぎだろ
:きるるんの2倍以上はあるよな?
:3メートル超えはさすがに怖い
:画角もずっと上向きがちだしな
:ここまでついて来れるナナシちゃんってマジできるるんを信じてるんだな
:愛だな
:きるるんも絶対にナナシちゃんを死なせない覚悟で来てるんだろうな
:……バカ熱くね?
:が、がんばれきるるん!
:うわっ、痛そう……
:あんなんに殴られたらきるるんじゃなくても吹っ飛ぶよ
:変な音しなかったか?
:ゴキッって鈍い感じのな
:あれ確実にあばらいってるでしょ……
:やばい、見るのが辛い
:立て、立つんだきるるん!
:おいおいおいミノタウロスこっち来てるぞ!?
:ナナシちゃん逃げろ!
:いけえええ、にげろおおお
:あれ? きるるんの方に向かってね?
:っていうかきるるん、まだ立ち上がれてない?
:おわっ、きるるんのどアップ
:うわ……口から血吐いてるじゃん……
:ナナシちゃんまさかのお姫さま抱っこ
:ご主人様を置き去りにしないのな
:ちょっとまて、ナナシちゃん異様に足早くないか?
:それだけ必死さが伝わってくるぞ……
:主人のピンチにかけつける執事ちゃんとか胸熱展開
:よしいけ! そのまま逃げろ! 戦略的撤退だ!
:逃げろおおおおおお!
ボスエリアを脱した2人は、どうにかダンジョン内の安全な場所へとたどり着く。こうしてボス攻略は失敗に終わってしまう。
だが、誰もがきるるんとナナシちゃんの無事に安堵していた。
『きるる様、こちらを飲んでください』
『ケホッ……予備の……【世界樹の紅茶】……こんなに激しい冒険にも……耐えられる特殊な瓶、しかもお洒落で軽くて、持ち運びがしやすい……さすがだわ……』
さすがのきるるんも今回は優雅にティーカップでいただくことはできなかった。
だが妙に説明口調で、お洒落な瓶の口から紅茶を飲み干す。
すると青ざめた顔は一気に血色がよくなった。
『はあはあ……まだミノタウロス攻略は……私には早かった、わ……』
悔しそうに顔を歪めるきるるんに、リスナーたちは励ましの言葉を投げかけようとする。諦めなければ絶望はないと、まだまだ頑張れると、応援するよと、そんな暖かいコメントで溢れさせようとしていた。
だが、そんなリスナーの思惑を裏切るように絶望が鎌首をもたげた。
「クキュウウウウウウウウウウン!」
それは巨大な妖狐の姿だ。
荘厳にして壮麗、金色に煌めく体毛は神秘的とすら思える偉大さを誇っていた。
その圧倒的すぎる佇まいは、見た者全てに畏敬の念を植え付ける。それほどまでの迫力があった。
:やばい、やばいぞ!
:なんだよあれ……
:妖狐だ……でもどうして妖狐が初期街近くのダンジョンに!?
:いやいや妖狐にしてはでかすぎるだろ? 一軒家ぐらいのサイズはあるぞ!?
:尾が一、二、三……九……
:オワタ
:九尾じゃねえええか!
:は? え、たった一匹で国を滅ぼしたって伝承のある、あの九尾?
:生きる災厄って言われてる伝説上のモンスターだぞ!
:逃げてえええええ!
:マジで逃げろおおおおおおおおおおおおおお!
:やばい、やばい、やばいいいいいい
:これはマジで死ぬやつうううううううう
リスナーやきるるんが騒然となる中、なぜかカメラワークが巨大すぎる妖狐にどんどん近づいてゆく。
『ちょっと、ナナシちゃん! 何してるの!? に、逃げましょう!?』
『わあー、きゅーかあ。大きくなったなあ……ん、これが今の最大サイズなのかあ、立派だなあ』
全リスナーがキョトン顔。
きるるんにいたってはポカーンと顎がずり下がってお口パッカーンだ。絶対にアイドルがしてはいけない驚愕の顔。が、今はカメラワーク外なので問題はなかった。
『ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとナナシちゃん!? ふ、普通に受け入れないで!? その魔物は一体なんなの!?』
『くきゅっ?』
『あ、この間の空色きつねです。今は、えーっと【九尾の金狐ヴァッセル】? って種族に進化しました』
『どうしてそうなったの!? わ、訳がわからないわ!? もう目が回るんるーん!?』
:見てるこっちが心臓止まるかと思ったわ
:もうナナシちゃんへのツッコミが止まらないwww
:主人より好き勝手やっていく執事ちゃんwww
:速報『またもや新種を見つけてしまう執事ちゃん』
:いや、生きる災害を手懐けてるのはさすがにやばくね?
2
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
チートなタブレットを持って快適異世界生活
ちびすけ
ファンタジー
勇者として召喚されたわけでもなく、神様のお告げがあったわけでもなく、トラックに轢かれたわけでもないのに、山崎健斗は突然十代半ばの少し幼い見た目の少年に転生していた。
この世界は魔法があるみたいだが、魔法を使うことが出来ないみたいだった。
しかし、手に持っていたタブレットの中に入っている『アプリ』のレベルを上げることによって、魔法を使う以上のことが出来るのに気付く。
ポイントを使ってアプリのレベルを上げ続ければ――ある意味チート。
しかし、そんなに簡単にレベルは上げられるはずもなく。
レベルを上げる毎に高くなるポイント(金額)にガクブルしつつ、地道に力を付けてお金を溜める努力をする。
そして――
掃除洗濯家事自炊が壊滅的な『暁』と言うパーティへ入り、美人エルフや綺麗なお姉さんの行動にドキドキしつつ、冒険者としてランクを上げたり魔法薬師と言う資格を取ったり、ハーネと言う可愛らしい魔獣を使役しながら、山崎健斗は快適生活を目指していく。
2024年1月4日まで毎日投稿。
(12月14日~31日まで深夜0時10分と朝8時10分、1日2回投稿となります。1月は1回投稿)
2019年第12回ファンタジー小説大賞「特別賞」受賞しました。
2020年1月に書籍化!
12月3巻発売
2021年6月4巻発売
7月コミカライズ1巻発売
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
辺境薬術師のポーションは至高 騎士団を追放されても、魔法薬がすべてを解決する
鶴井こう
ファンタジー
【書籍化しました】
余分にポーションを作らせ、横流しして金を稼いでいた王国騎士団第15番隊は、俺を追放した。
いきなり仕事を首にされ、隊を後にする俺。ひょんなことから、辺境伯の娘の怪我を助けたことから、辺境の村に招待されることに。
一方、モンスターたちのスタンピードを抑え込もうとしていた第15番隊。
しかしポーションの数が圧倒的に足りず、品質が低いポーションで回復もままならず、第15番隊の守備していた拠点から陥落し、王都は徐々にモンスターに侵略されていく。
俺はもふもふを拾ったり農地改革したり辺境の村でのんびりと過ごしていたが、徐々にその腕を買われて頼りにされることに。功績もステータスに表示されてしまい隠せないので、褒賞は甘んじて受けることにしようと思う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる