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第1章 新人冒険者編
銅ランクになりました
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結果から言うとこの世界に来て一ヶ月も経たない内に銅ランクになりました。受付さんが言うには無い話ではないそうで特に珍しくもないそうです、最初からある程度レベルが高い人が登録する場合や若くて才能がある人も居るので最速で当日という記録もあるそうだ。一般的にギルドで早いと言われる人で一週間程度らしく、昇格速度はあまり気にされていないらしい。
「これで一人前の冒険者さんですね、これからも頑張って下さい!」
と可愛い受付さんに応援されるとやる気が出るというものだ。
銅ランクと言えば一人前の冒険者と見られパーティーやクランを組んで活動してくる者も出てくる。但し冒険者の割合で言えばここが一番多い、ここまでスムーズに上がったとしても鉄ランクの壁に阻まれる事も多いらしい。その一つがレベルの壁、一般的に鉄ランクへの昇格試験で合格するにはレベル30が必要だと言われている。
初心者の修練場に集中的に潜ればレベル30までは上げる事が出来る、しかしそれでは得る物がない。生活の為には依頼を達成しなければならないが銅ランクでは経験値を多く稼げるような敵と戦う場面も少なく、危険を冒してまでレベルを上げる冒険者は少ない。つまり殆どの冒険者が経験値を稼げず長い時間を銅ランクで過ごす事になってしまうのだ。
その分鉄ランクになれば腕のいい冒険者と見られるので街から街への移動も護衛依頼が選び放題だしギルドからもある程度の信頼と依頼の優遇が受けられるようになる。多くの冒険者が金ランクを目指してこの世界に飛び込み、現実を知って鉄ランクに目標を切り替える。銀以上になれるのは本当に一握りと言ってもいいだろう。
そう考えると師匠のレベル45というのは本当に凄いと思う、あの頃はまだこの世界の現状が理解出来ていなかったのでFWOと比べて考えていたがこの一月で大まかな現実を知った今では本当に一握りの凄い人物なのだというのが分かる。
俺には大きなアドバンテージがある、多くの知識とジョブにスキル、拠点に装備、更にポンや相棒達。FWOと比べるとかなり遅いが一月経たない内にレベルも合計20まで上がり、生きる上での自信も得られた。まだまだスタートラインに経ったばかり、もっと頑張らないとな。
「早速なんですけど銅ランクで良さそうな依頼をお願いします」
「そう仰ると思いましてご用意しております。こちらの『銅の谷』に住み着いたコボルトとオークの駆除がオススメになります。ここは銅の産地なのですが近年オークキングが発生したらしくオークと手下のコボルトが増加傾向にあります、高ランクの冒険者様がいらっしゃるまで増えすぎて氾濫しないように間引くのが目的となっております」
「では、それを受けますね。頑張ってバリバリ倒して来ます!」
FWOの時に似たようなイベントがあったのを薄っすら覚えている。たしかあれは実装後初めての大規模イベントだったか、銅の谷に発生したオークキングを倒す為に他のプレイヤーと強力して谷のオークとコボルトの数を一定数以上狩るとキングと戦闘可能になるヤツだったな。しかもパーティーで進んでも最後はソロでの戦闘になるのでジョブ縛りがきつくてクソイベントと評判だったっけな。俺も当時は普通の戦士だったからポーションがぶ飲みで何回もチャレンジしたなぁ、懐かしい。あの時はレベル20でクリアするにはレベル25は必要だって事で必死にレベル上げて挑戦したけどそれでもクリアまでに10回以上は通ったっけな。
ってことは今がレベル20だからクリア?するまでにはもう少しレベルを上げる必要があるのかな。だけど当時と違ってポンも居るしレオン達もいるし装備もスキルも整ってるから問題ないのか?回りに他の冒険者の姿が無ければ本気モードでオークキングに挑戦するのも面白いかもしれないな。
銅の谷の近くには鍛冶で栄えたドワーフの街がある。そこまではリーフの街から乗り合い馬車が通っているのでそれに乗って移動時間を短縮出来た。同じ馬車に冒険者の姿があったので目的は同じく谷での駆除依頼だろう。
ドワーフの街から谷までは徒歩で片道1時間という距離にあり、万が一モンスターの氾濫が起きれば非常に危険な為急ピッチで高い壁が作られている。それと同時に国からの依頼という形で冒険者ギルドが動いているので谷へと向う冒険者や冒険者相手の商売人などで街は危険とは裏腹に非常に賑わっていた。
「おう、兄ちゃん冒険者か?オークの串焼き食わねぇか?1本50ゴールドだぜ!オーク肉を持って来てくれりゃあ10本タダにするから宜しくな!」
「コボルトの鼻を潰す臭い袋はいらねぇか?これがあれば雑魚のコボルトは近寄ってこれねぇぞ。1つ500ゴールド、今だけだぜ」
「坊や、おねえさん今日はなんだか寂しい気分なの、どうかしら?」
取り合えずギルドの支部まで向う途中でも露店やら娼婦やらにやたら声を掛けられる。モンスターの目撃情報等を売る情報屋の姿も見て取れた。
「すいません、リーフの街からオークの駆除依頼で来ました。受付はこちらで良かったですか?」
「はい、カードを確認致します。討伐数の報告期限はありませんがキング討伐の翌日までに確実にこちらの支部でお手続きをお願いしますね、この依頼に関しての決まりはこれだけです」
一応討伐部位はオークとコボルトのピアスになっていて今回は肉の納品等の指定は無いそうだ。但し肉は多く出回っているのでいつもより引取額が低いらしい、武器やその他手に入れた物は各自好きにしていいそうだ。
「それでは頑張って下さいね、いってらっしゃいませ」
冒険者ギルドも忙しいのか確認だけで素っ気無く会話が終了してしまった、ちょっと寂しい。そう言えば最近アイテムバックを購入した、今まではメニューで誤魔化して居たのだが銅ランクになればアイテムバックを持つのが一般的だそうで色々と考えた結果一番安いヤツを使っている。流石に大きい死体とかはもっと高級なアイテムバックじゃないと入らないが銅ランクで討伐部位だけしか入れないのならこれで十分という事で殆どメニューで済ませられるのだが世間体の為に必要だったのだ。
後は外套の下の装備も見た目をミラージュする為だけに購入した位だろうか。謎補正によって布装備でも鉄装備と同じ位の防御力があったり昔のRPGに出て来たようなビキニアーマーも売っていたが、極一般的な冒険者の服にしておいた。やはりランク相応の物を身に着けないと良くも悪くも目立ってしまうかと思ったからで、旅芸人としてはもう少しお洒落な装備でもいいかとは思っているのでシーンによって使い分けている。
「折角だから街角で一曲歌って行くか」
いい機会だし旅芸人の修行の一環として即興で一曲演る事にした。建物の影で見た目をいつもの詩人装備に戻して良さそうな場所に立つ。今日は猿飛佐助の赤いベンチにしよう。
一曲歌い終えるとまばらだが足を止めて聴いて貰えた。次は最近ポンに練習させたジャグリングにしようか。
「すいません、そこのあなた。今からうちのパペットがりんごを回します、好きなタイミングで投げ入れて下さい。上手くキャッチして回す事が出来たら拍手をお願いします」
と、近くに居た男性にりんごを一つ渡しポンが3つのりんごでジャグリングを始める。パペットは結構簡単にやるのだが教える俺がめちゃくちゃ練習した、ジャグリング自体が思ったよりも難しくて何回も落とすのでポンも落とすのが芸の内だと思ってしまったらしく最初は同じように落としてばかりで中々上手くいかなかったのだ。
まず最初に渡した男性がポンに向ってりんごを投げ入れる。上手くキャッチ出来たので拍手が起こる、更に近くのおばちゃんにも1つりんごを渡し同じように投げて貰う。これも無事キャッチして先ほどよりも大きな拍手が起こる。最後にアレンジとしてりんごを高く放り投げ1つを4等分に切り分けて観衆へと投げ渡す、全てのりんごを切り飛ばしてお辞儀をすると今日一番の拍手とおひねりが乱れ飛んだ。
「有難う御座います、有難う御座います。夜は酒場にて曲を披露させて頂く予定ですので宜しければ是非お聞き下さい」
師匠との修行で人前である程度芸は披露していたのだがいざ1人で知らない街でやるというのは中々に緊張した、だけどとてもいい緊張感で凄く楽しかった。今後も時間を作って色んな芸を練習しよう。
後はついついリーフの街の癖で酒場の宣伝をしてしまったので今から歌わせてくれる店を探しに行かなきゃだな、今日はゆっくりしようと思ってたのに失敗してしまった。
「これで一人前の冒険者さんですね、これからも頑張って下さい!」
と可愛い受付さんに応援されるとやる気が出るというものだ。
銅ランクと言えば一人前の冒険者と見られパーティーやクランを組んで活動してくる者も出てくる。但し冒険者の割合で言えばここが一番多い、ここまでスムーズに上がったとしても鉄ランクの壁に阻まれる事も多いらしい。その一つがレベルの壁、一般的に鉄ランクへの昇格試験で合格するにはレベル30が必要だと言われている。
初心者の修練場に集中的に潜ればレベル30までは上げる事が出来る、しかしそれでは得る物がない。生活の為には依頼を達成しなければならないが銅ランクでは経験値を多く稼げるような敵と戦う場面も少なく、危険を冒してまでレベルを上げる冒険者は少ない。つまり殆どの冒険者が経験値を稼げず長い時間を銅ランクで過ごす事になってしまうのだ。
その分鉄ランクになれば腕のいい冒険者と見られるので街から街への移動も護衛依頼が選び放題だしギルドからもある程度の信頼と依頼の優遇が受けられるようになる。多くの冒険者が金ランクを目指してこの世界に飛び込み、現実を知って鉄ランクに目標を切り替える。銀以上になれるのは本当に一握りと言ってもいいだろう。
そう考えると師匠のレベル45というのは本当に凄いと思う、あの頃はまだこの世界の現状が理解出来ていなかったのでFWOと比べて考えていたがこの一月で大まかな現実を知った今では本当に一握りの凄い人物なのだというのが分かる。
俺には大きなアドバンテージがある、多くの知識とジョブにスキル、拠点に装備、更にポンや相棒達。FWOと比べるとかなり遅いが一月経たない内にレベルも合計20まで上がり、生きる上での自信も得られた。まだまだスタートラインに経ったばかり、もっと頑張らないとな。
「早速なんですけど銅ランクで良さそうな依頼をお願いします」
「そう仰ると思いましてご用意しております。こちらの『銅の谷』に住み着いたコボルトとオークの駆除がオススメになります。ここは銅の産地なのですが近年オークキングが発生したらしくオークと手下のコボルトが増加傾向にあります、高ランクの冒険者様がいらっしゃるまで増えすぎて氾濫しないように間引くのが目的となっております」
「では、それを受けますね。頑張ってバリバリ倒して来ます!」
FWOの時に似たようなイベントがあったのを薄っすら覚えている。たしかあれは実装後初めての大規模イベントだったか、銅の谷に発生したオークキングを倒す為に他のプレイヤーと強力して谷のオークとコボルトの数を一定数以上狩るとキングと戦闘可能になるヤツだったな。しかもパーティーで進んでも最後はソロでの戦闘になるのでジョブ縛りがきつくてクソイベントと評判だったっけな。俺も当時は普通の戦士だったからポーションがぶ飲みで何回もチャレンジしたなぁ、懐かしい。あの時はレベル20でクリアするにはレベル25は必要だって事で必死にレベル上げて挑戦したけどそれでもクリアまでに10回以上は通ったっけな。
ってことは今がレベル20だからクリア?するまでにはもう少しレベルを上げる必要があるのかな。だけど当時と違ってポンも居るしレオン達もいるし装備もスキルも整ってるから問題ないのか?回りに他の冒険者の姿が無ければ本気モードでオークキングに挑戦するのも面白いかもしれないな。
銅の谷の近くには鍛冶で栄えたドワーフの街がある。そこまではリーフの街から乗り合い馬車が通っているのでそれに乗って移動時間を短縮出来た。同じ馬車に冒険者の姿があったので目的は同じく谷での駆除依頼だろう。
ドワーフの街から谷までは徒歩で片道1時間という距離にあり、万が一モンスターの氾濫が起きれば非常に危険な為急ピッチで高い壁が作られている。それと同時に国からの依頼という形で冒険者ギルドが動いているので谷へと向う冒険者や冒険者相手の商売人などで街は危険とは裏腹に非常に賑わっていた。
「おう、兄ちゃん冒険者か?オークの串焼き食わねぇか?1本50ゴールドだぜ!オーク肉を持って来てくれりゃあ10本タダにするから宜しくな!」
「コボルトの鼻を潰す臭い袋はいらねぇか?これがあれば雑魚のコボルトは近寄ってこれねぇぞ。1つ500ゴールド、今だけだぜ」
「坊や、おねえさん今日はなんだか寂しい気分なの、どうかしら?」
取り合えずギルドの支部まで向う途中でも露店やら娼婦やらにやたら声を掛けられる。モンスターの目撃情報等を売る情報屋の姿も見て取れた。
「すいません、リーフの街からオークの駆除依頼で来ました。受付はこちらで良かったですか?」
「はい、カードを確認致します。討伐数の報告期限はありませんがキング討伐の翌日までに確実にこちらの支部でお手続きをお願いしますね、この依頼に関しての決まりはこれだけです」
一応討伐部位はオークとコボルトのピアスになっていて今回は肉の納品等の指定は無いそうだ。但し肉は多く出回っているのでいつもより引取額が低いらしい、武器やその他手に入れた物は各自好きにしていいそうだ。
「それでは頑張って下さいね、いってらっしゃいませ」
冒険者ギルドも忙しいのか確認だけで素っ気無く会話が終了してしまった、ちょっと寂しい。そう言えば最近アイテムバックを購入した、今まではメニューで誤魔化して居たのだが銅ランクになればアイテムバックを持つのが一般的だそうで色々と考えた結果一番安いヤツを使っている。流石に大きい死体とかはもっと高級なアイテムバックじゃないと入らないが銅ランクで討伐部位だけしか入れないのならこれで十分という事で殆どメニューで済ませられるのだが世間体の為に必要だったのだ。
後は外套の下の装備も見た目をミラージュする為だけに購入した位だろうか。謎補正によって布装備でも鉄装備と同じ位の防御力があったり昔のRPGに出て来たようなビキニアーマーも売っていたが、極一般的な冒険者の服にしておいた。やはりランク相応の物を身に着けないと良くも悪くも目立ってしまうかと思ったからで、旅芸人としてはもう少しお洒落な装備でもいいかとは思っているのでシーンによって使い分けている。
「折角だから街角で一曲歌って行くか」
いい機会だし旅芸人の修行の一環として即興で一曲演る事にした。建物の影で見た目をいつもの詩人装備に戻して良さそうな場所に立つ。今日は猿飛佐助の赤いベンチにしよう。
一曲歌い終えるとまばらだが足を止めて聴いて貰えた。次は最近ポンに練習させたジャグリングにしようか。
「すいません、そこのあなた。今からうちのパペットがりんごを回します、好きなタイミングで投げ入れて下さい。上手くキャッチして回す事が出来たら拍手をお願いします」
と、近くに居た男性にりんごを一つ渡しポンが3つのりんごでジャグリングを始める。パペットは結構簡単にやるのだが教える俺がめちゃくちゃ練習した、ジャグリング自体が思ったよりも難しくて何回も落とすのでポンも落とすのが芸の内だと思ってしまったらしく最初は同じように落としてばかりで中々上手くいかなかったのだ。
まず最初に渡した男性がポンに向ってりんごを投げ入れる。上手くキャッチ出来たので拍手が起こる、更に近くのおばちゃんにも1つりんごを渡し同じように投げて貰う。これも無事キャッチして先ほどよりも大きな拍手が起こる。最後にアレンジとしてりんごを高く放り投げ1つを4等分に切り分けて観衆へと投げ渡す、全てのりんごを切り飛ばしてお辞儀をすると今日一番の拍手とおひねりが乱れ飛んだ。
「有難う御座います、有難う御座います。夜は酒場にて曲を披露させて頂く予定ですので宜しければ是非お聞き下さい」
師匠との修行で人前である程度芸は披露していたのだがいざ1人で知らない街でやるというのは中々に緊張した、だけどとてもいい緊張感で凄く楽しかった。今後も時間を作って色んな芸を練習しよう。
後はついついリーフの街の癖で酒場の宣伝をしてしまったので今から歌わせてくれる店を探しに行かなきゃだな、今日はゆっくりしようと思ってたのに失敗してしまった。
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