わいの精神障害事業所戦争黙示録

精神蛙

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わい精神障害事業所に凸る!

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いつからだろう
そうか高卒からフリーターをしてそこから度重なる職場の嫌がらせやパワハラで社会の仕打ちにより俺は気が付かない内に鬱にニートの引きこもりになってもうた。

20年以上社会と断絶していて今や40代のド底辺エリートの負け組界隈ではガチ勢と言ったところか。

さてさてこのまま働くのもシンドイ鬱ではないがとりあえず精神科に行って障害者年金と手帳を受理して実家で温い生活をして一生を終えよう。

そんなチート夢物語を描いてたら、すんなり俺は精神科障害二級の年金暮らしを手に入れてしまったのだ。

なんや、わい精神障害っても重度やないで?

メシうま!

そして5年くらい年金で俺は悠々自適のエセ引きこもり精神障害ライフを満喫する!
マッチングアプリでは年収500万の経営者とプロフィールに嘘を書き込む!

すると金に飢えてる女共がこぞってメール連絡が来まくった!
やはりバイトでプロフィール登録するよりは勝ち組でプロフィール登録する方が圧倒的に違う!

そして会った女と年金であたかも稼いだ金だと自慢し飯代やらプレゼントをしてやった!

今まで見向きされなかった女共に俺はそれ以上の対応をされるようになる

やはり世の中は金!金!金!

金があれば大体なんでも手に入る!

金に綺麗も汚いもない!
世の中やったもん勝ちだ!例えそれが倫理観から外れていてもだ!

女共はパパ活で小遣い目的で近づく奴ばかりだったがそれは気にしないでいる

しかし5年も経てばだんだんこの生活にも飽きてきた!


と言うより人間独りでは生きていけない
猛烈に寂しさと愛おしいさが爆発した

友達が欲しい!

しかし俺にはそんなツテはない

そこで引きこもりや精神障害が集まるなるべく安い出会いの場はないか探したがどれも民営でやっている所ばかりで毎月五万とかふざけた値段のところばかりであり、俺にはそんなモノに金出す気もないし余裕もない!


ふと思い出した、毎年障害者手帳などの更新に市役所に行く、そこに精神障害の相談窓口もあったのだ

ここは思い切って市役所に行き無料で通える集いの場はないか相談してみる


結果は!!
あったのだ!
しかも無料で毎日通える精神障害事業所が!

市が精神障害を扱っている法人に委託してそこが運営してるらしい。

早速俺は連絡して体験入所してみることにした。

ここが福祉の理想と現実の負の迷宮への入り口とは知る由もなかったのだ。



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