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私の婚約者を寝取る親友を、オークションに出品しようと思います。<後>
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「あなたが以前から、私の婚約者に目を付けていた事は気づいてたわ。よくも私の婚約者を騙して、ホテルに連れ込んでくれたわね。彼を寝取るつもりだろうけど、そうはさせないわよ。…今夜このホテルではね、あるオークションが開催かれていたの。そこには商品を求めて、たくさんの客が訪れる事になっていた。だから私、あなたを商品としてこのオークションに出品してあげたのよ。」
「私を出品!?何であんたに、そんなことができるのよ!」
「ここは、私の父が経営してるホテルよ。そんなことも知らず彼をこのホテルに連れ込むなんて、あなた本当に間抜けね。今回は少しばかりオーナーの娘で、次期オーナーとしての権力を使わせてもらったの。今夜開かれていたオークションは、表向きは芸術品を取り扱うオークションよ。でも本当の目的は犯罪者の女を集め、売り買いするという闇のオークションなの。それが開かれてるのを黙認する代わりに、あなたを出品させてもらったのよ。…ふしだらな泥棒猫のあなたに、ふさわしい飼い主を見つけてあげたくてね。」
「そろそろ、いいかね?」
「ええ、お入りください。」
「いい買い物をした…これから、存分に楽しめそうだ。」
「ちょっと待って…嫌よ私、こんな見ず知らずの男と何て!お願い…謝るから、助けて!」
「今更遅いわ、あなたはもうこの方に落札されたのだから。では、私は失礼するわ。」
お客様、どうぞ可愛がってあげて下さいね。
そして、楽しい夜をお過ごしになって─。
※※※
私の婚約者を騙しホテルに連れ込んだ親友は、オークションに出品され無事落札されました。
後に聞いた話では、彼女はある男のペットとして、今も毎夜可愛がられているそうです。
ふしだらな泥棒猫に、お似合いの末路だわ─。
「私を出品!?何であんたに、そんなことができるのよ!」
「ここは、私の父が経営してるホテルよ。そんなことも知らず彼をこのホテルに連れ込むなんて、あなた本当に間抜けね。今回は少しばかりオーナーの娘で、次期オーナーとしての権力を使わせてもらったの。今夜開かれていたオークションは、表向きは芸術品を取り扱うオークションよ。でも本当の目的は犯罪者の女を集め、売り買いするという闇のオークションなの。それが開かれてるのを黙認する代わりに、あなたを出品させてもらったのよ。…ふしだらな泥棒猫のあなたに、ふさわしい飼い主を見つけてあげたくてね。」
「そろそろ、いいかね?」
「ええ、お入りください。」
「いい買い物をした…これから、存分に楽しめそうだ。」
「ちょっと待って…嫌よ私、こんな見ず知らずの男と何て!お願い…謝るから、助けて!」
「今更遅いわ、あなたはもうこの方に落札されたのだから。では、私は失礼するわ。」
お客様、どうぞ可愛がってあげて下さいね。
そして、楽しい夜をお過ごしになって─。
※※※
私の婚約者を騙しホテルに連れ込んだ親友は、オークションに出品され無事落札されました。
後に聞いた話では、彼女はある男のペットとして、今も毎夜可愛がられているそうです。
ふしだらな泥棒猫に、お似合いの末路だわ─。
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感想ありがとうございます、とても嬉しいです。
ショートショートなので次回で完結となりますが、続きも楽しんで頂けたら幸いです。