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幕間 『暗躍』
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(※残酷描写が含まれます。ご注意ください)
「私に歯向かったわりには、この程度ですか」
アズバードは大きく足を振り上げ、ルカとルキの二人をまとめて蹴り飛ばした。
「ぁぐっ…!!ゴホッゴホ…ッ」
「い、ったい…、どっからそんな力が…っ、出て、くるんだ、よ……!」
「我々の肉体は、実験によって魔力の増強に加え、身体強化も成功しているんです。あなた方のようなただの魔人が、この私に勝てるとでも?
そもそもあなた方の心臓はこの私が握っているんです。いい加減、無駄な抵抗はやめたらどうですか。」
「ムダ、じゃ、ないよ…!もう、一度、言うけどさ…、アズバード様、あなたは間違って――ぐァッ!!」
「ルカッ!!」
アズバードが魔法で放った氷の刃が、ルカの腹を貫き、ルカに駆け寄ったルキの肩にも刺さる。
「く、そ…っ…!」
「痛いですか?そりゃ痛いですよね。ああ、可哀そうに。これもすべて、あのエルフのせいです。あなた方の慕うシーク・ユークディエイトを処刑したのも、元はと言えばアルフレイド・マグノリアが関わったからなのに…」
「なに、言ってる、の?シークさ、ん、を殺した、のは、アズバードさ、ま、じゃん…!」
「そう、だ、どうせ…、シークさんに関われ、と命じた、のも…、あんたで、しょ…!!」
「はて、なんのことでしょう?私はただ『貴方に大切な弟妹がいるのなら、私の言う事を聞いてくれないか』と、相談しただけです。あなた方に言ったように、命令をしたわけではございません」
「そんな、の、ただの…脅しじゃないか…!!」
「はは、まさかあんたが、ここ、まで、…性根が腐ってる、奴だなんて、思わなかったなぁ…」
「今の言葉、聞き捨てありませんねぇ。…そんなに死に急いで、やっぱりあなた方にこの任務を命じたのは失敗でしたか。
…今から残り香を追えば、見つけられるかもしれないですね。」
「っ、待て!」
「ぜった、いに、行かせないっっ!!」
「いい加減諦めるか死ぬかどっちかしてください。あなた方にずっとかまっていられるほど、私だって暇じゃないんですからね。」
「ねぇ、お願い…。アル、フレイ、ド君は…、悪い子じゃないんだ…!」
「善か悪かは問題ではありません。材料になるかどうかです。」
「でも、ダメ…っ!またね、って言ったんだもん……!!」
「あなた方に彼とまた会える機会などあるわけがないのに、はぁ、もう、…仕方ないですね。わかりました。」
「「!!アズ、バード様……!!」」
「本当、よくわかりましたよ。あなた方はゴミ以下の無価値な魔人だということが、ね。
………死になさい。」
「私に歯向かったわりには、この程度ですか」
アズバードは大きく足を振り上げ、ルカとルキの二人をまとめて蹴り飛ばした。
「ぁぐっ…!!ゴホッゴホ…ッ」
「い、ったい…、どっからそんな力が…っ、出て、くるんだ、よ……!」
「我々の肉体は、実験によって魔力の増強に加え、身体強化も成功しているんです。あなた方のようなただの魔人が、この私に勝てるとでも?
そもそもあなた方の心臓はこの私が握っているんです。いい加減、無駄な抵抗はやめたらどうですか。」
「ムダ、じゃ、ないよ…!もう、一度、言うけどさ…、アズバード様、あなたは間違って――ぐァッ!!」
「ルカッ!!」
アズバードが魔法で放った氷の刃が、ルカの腹を貫き、ルカに駆け寄ったルキの肩にも刺さる。
「く、そ…っ…!」
「痛いですか?そりゃ痛いですよね。ああ、可哀そうに。これもすべて、あのエルフのせいです。あなた方の慕うシーク・ユークディエイトを処刑したのも、元はと言えばアルフレイド・マグノリアが関わったからなのに…」
「なに、言ってる、の?シークさ、ん、を殺した、のは、アズバードさ、ま、じゃん…!」
「そう、だ、どうせ…、シークさんに関われ、と命じた、のも…、あんたで、しょ…!!」
「はて、なんのことでしょう?私はただ『貴方に大切な弟妹がいるのなら、私の言う事を聞いてくれないか』と、相談しただけです。あなた方に言ったように、命令をしたわけではございません」
「そんな、の、ただの…脅しじゃないか…!!」
「はは、まさかあんたが、ここ、まで、…性根が腐ってる、奴だなんて、思わなかったなぁ…」
「今の言葉、聞き捨てありませんねぇ。…そんなに死に急いで、やっぱりあなた方にこの任務を命じたのは失敗でしたか。
…今から残り香を追えば、見つけられるかもしれないですね。」
「っ、待て!」
「ぜった、いに、行かせないっっ!!」
「いい加減諦めるか死ぬかどっちかしてください。あなた方にずっとかまっていられるほど、私だって暇じゃないんですからね。」
「ねぇ、お願い…。アル、フレイ、ド君は…、悪い子じゃないんだ…!」
「善か悪かは問題ではありません。材料になるかどうかです。」
「でも、ダメ…っ!またね、って言ったんだもん……!!」
「あなた方に彼とまた会える機会などあるわけがないのに、はぁ、もう、…仕方ないですね。わかりました。」
「「!!アズ、バード様……!!」」
「本当、よくわかりましたよ。あなた方はゴミ以下の無価値な魔人だということが、ね。
………死になさい。」
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