32 / 65
第三十二話
しおりを挟む
◆◇◆◇◆◇
仕置部屋から出されて、あれよあれよという間にお風呂に入れられて、部屋に運ばれた。色んな所がズキズキする。特に首がズキズキする。これが痛いってことなんや……。やっとわかった痛み。あの人も感じる痛み。お揃いやの。嬉しいけど嬉しくない。痛い。ズキズキが広がって、熱い。
「うぅ、ううううう……」
「景一どうしなんした?」
「痛いの」
「ああ……。そりゃあ痛いだろうねぇ。つりつりにされちまったし、首も疼くだろうに」
昼見世の終わった錦姉様がウチの部屋に来てくれた。とても良い香りがする。ウチ、この香り好き……。どんな沈香を焚けばこんなに良い香りになるかわからへんけど好き。同じ香をウチが使っても、きっと同じ香りにはならへんと思うの。むぎゅっと抱きしめられて、頭をなでなでしてもろて……嬉しい。姉様の胸に埋もれて、しあわせやの。ズキズキも軽く感じるくらいふあふあで、しあわせ。
「夏樹先生が診てくれたんなら大丈夫でありんす」
「うん……」
「でも、小焼坊ちゃまと楽しんだ後にゃつらいかねえ」
「小焼様、ウチのこと嫌いになってへんかな……ウチ悪い子やのに……ウチ、小焼様の嫌いな血をいっぱい見せてしもたのに……」
「余計な心配をしていんす。坊ちゃまは一番に会いに来てくれたろ? ぼぼしたざんしょ?」
「うん。小焼様、一番した後に……ウチの前で……かいてたの……」
「ほう。あの坊ちゃまがかい? そりゃあ、景一の事を考えてしてくれたんだねぇ。吊られたままでもう一番させるのは酷だと思ったんざんしょ」
「それなら嬉しいの……。逸物を握りながら、さっさとせんずりをかけて……精汁が先からぽったりぽったり……」
ウチは両手で頬を押さえる。またあったかくなってるの。
小焼様はすごく興奮してたみたいやった。ウチがちゅうって吸ったら、すぐに気をやった。小焼様は甘露まらやからちょっと甘い味がする。そんで、とってもいやらしい味がするの。思い出したら気が悪くなってきてしもた。さっき失禁してまうくらいに責められたのに、ぼぼがむずむずする。
「景一。やりたくてやりたくて仕方ないって顔をしていんす」
「ふぇっ!」
「あっはっは。まるで盛りのついた猫のようでありんす。まあ、今夜はゆっくり休みな。あのタヌキジジイが明日から客を取らせるって言いんした」
「はい、やの……」
「だが……そのままじゃつらいさね。そうだねぇ……。わっちの部屋に良い物があったから、持ってきてやりんしょ。ちょいと待ちな」
錦姉様はそういうと部屋を出て、ちょっとしてから戻ってきた。手に何か持ってるの。
「ほいよ。これをやりんす」
「あ、あうぅ……」
五、六寸ぐらいある黒鼈甲の張形を目の前に置かれる。小焼様のまらにちょっと似てるの……。脚の間が湿っぽくなって、お腹がきゅうきゅうする。
「四目屋に寄った客がくれたんだが、わっちにゃ必要無いからねぇ。お前さんにやるよ。好きに使いな」
「ありがとうございます、やの」
「使い方はこうさ。縁を擦る時は雁首を斜めにし、上面を突く時は、鈴口を平らにする。畳に置いて、腰を下ろすか、足首に括りつけて楽しむかさ。どれにしろ、淫水か唾で滑りを良くしてからにしなんし。あと、湯で温めてやわらかくしな」
「はいやの」
持ってみる。思ったよりも軽くてつるつるしてた。ああ、あかんの。小焼様との房事を思い出して、ぼぼが疼いてる。ひくひくしてもうてるんが自分でもわかる。早く入れたい。お湯貰ってこな……。
錦姉様がにこにこしながら部屋を出てったのを見送って、ウチは廊下を歩く。吾介さんが驚いたような顔をして近付いてきた。
「嬢ちゃん! 寝てなくて大丈夫なんすか? つりつりにされたなら、横になっていた方が……」
「大丈夫やの」
「そんでも、いつもより顔が赤いっすよ。何か取って来て欲しいなら俺が行きやすから、部屋で寝ててくだせぇ」
「じゃあ、お湯を桶に貰ってきて欲しいの」
「あい。わかりやした。部屋に戻っててくだせぇ」
吾介さんに背中を押されて、部屋に戻された。仕方ないからウチは布団に座る。吾介さんに触られた背中さえ熱くなる。
――したい。
こんなんやとまた小焼様に「裾っ張り」って言われてまう。淫乱って思われてまう。小焼様は、淫乱な子嫌いなんかな……。
ちゅくっちゅくっ、ぼぼに触れたら水音が鳴るくらいに濡れてた。気持ち良くて、ビリビリする。
「ふーっ……ふーっ……」
「嬢ちゃん何してるんすか! お湯持ってきやしたよ」
「はぁ……ぁっ……吾介さん、ウチ、身体が熱くて……ぼぼがむずむずするの……」
「えええ! 中臣屋の若旦那をもう一度呼んで来やしょうか?」
「だめ! 小焼様に知られたら……『裾っ張り』って言われて嫌われてまうの……。小焼様はきっと淫乱な子は嫌いやの……」
「いや、あの若旦那って、淫乱な方が好きそうっすけどねぃ」
吾介さんは笑いながらお湯の入った桶を置く。粗雑に転がってた張形に気付いてお湯に浸けてくれた。
「嬢ちゃん。こんな張形いつ取ってきたんすか?」
「錦姉様にさっき貰ったやの」
「こりゃまたご立派な黒鼈甲で……値がかなり張りそうな物を……」
「吾介さん。早く入れて欲しいの……」
「うぇっ! 俺が入れるんすか」
「だって、吾介さんが持ってるからやの」
早く、欲しい。
ウチは脚を御開帳して指でさねを左右に開く。もうお尻にまで蜜が垂れてしもてる。早く欲しい。強い刺激に期待して、ぼぼがひくついてる。
「早く欲しいの。入れてぇ!」
「今近くに誰もいないから叫んでも良いっすけど、それだと誤解を招きやすよ! 俺まで折檻されたくねぇですもん!」
「早くっ、早く欲しいの。入れて」
「そんじゃ、失礼して」
「あぅうっ! アアッ! ……やっ、あ、焦らさんといてぇ!」
「きちんと滑りを良くしてからにしねぇと嬢ちゃんが痛いだけっすよ」
張形が空割を滑る。皮の剥けた実頭を擦ってビリビリする。気持ち良い。ウチは敷布を握り締めて下唇を噛む。甘い声を聞かれるのは恥ずかしい。吾介さんが聞き慣れてるとしても、恥ずかしい。
何度か滑らせて張形がウチの蜜でぬらぬらに照った頃合いに、玉門に添えられた。あ、入ってくるの。
「ひぃんっ、アアッ!」
「痛いっすか?」
「だいじょ……ぶやの……! アウゥンッ! アアッ あ、いい、そこ気持ち良いの!」
じゅぶっじゅぶっ、張形が出し入れされる度に蜜が溢れて、腰が揺れる。お尻の下が冷たくなってきた。敷布を交換してもらわなあかんくなってしもた。
吾介さんは顔を背けたまま張形を動かしてくれてる。
「吾介さん」
「何すか嬢ちゃっ、んんんっ」
「んっ……ふぅ……んっ、ちゅっ」
身体を起こして吾介さんにくちづける。堅く閉じた唇を割って舌を差し入れ、絡めとる。あったかくて、気持ち良い。もっとしてたい。吾介さんがウチの胸を押す。
「嬢ちゃん! いきなり何するんすかっ!」
「はふっ……したくなったの……。もっとしたいの」
「冗談言わねぇでくだせぇよ! 誰かにバレたら俺まで折檻されちまいやすし、下手したら二人して晒し首っすよ。もう俺は戻りやすからね! 後は一人でしてくだせぇ!」
「あうっ。ごめんなさいやの……ありがとぉ吾介さん」
「あいあい」
吾介さんはまるで大きな犬のような笑みを浮かべて部屋から出てった。
あかんの。見世の若い者に手を出したらあかんって知ってたのに……。下手したら晒し首にされてしまうのに。相手が吾介さんで良かったの。止めてくれて良かったの。やっぱり女相手やとあかんのかな……。
急に頭が冷えてウチはぼぼから張形を抜く。やっぱり小焼様のまらに似てる。……今度小焼様が来てくれたら、見せてみよかな。どんな反応してくれるやろ? いつもの仏頂面のまんまなんかな? それとも、ちょっと笑ってくれる? こういう話は嫌いなんかな? ……小焼様の好きな手って何なんやろ。後取り? 本手? 居茶臼? ……もしかしたら、茶臼? でも「上に乗ってして欲しい」って言われたことないの。他の客は「上に乗ってしてくれ」って言うのに。巾着ぼぼやから奥まで咥えたら吸い付くように締まるからすぐ気をやるって……。次来てくれたら、ウチが上でさせてもらお。
小焼様がよがってるところ見てみたいの。
仕置部屋から出されて、あれよあれよという間にお風呂に入れられて、部屋に運ばれた。色んな所がズキズキする。特に首がズキズキする。これが痛いってことなんや……。やっとわかった痛み。あの人も感じる痛み。お揃いやの。嬉しいけど嬉しくない。痛い。ズキズキが広がって、熱い。
「うぅ、ううううう……」
「景一どうしなんした?」
「痛いの」
「ああ……。そりゃあ痛いだろうねぇ。つりつりにされちまったし、首も疼くだろうに」
昼見世の終わった錦姉様がウチの部屋に来てくれた。とても良い香りがする。ウチ、この香り好き……。どんな沈香を焚けばこんなに良い香りになるかわからへんけど好き。同じ香をウチが使っても、きっと同じ香りにはならへんと思うの。むぎゅっと抱きしめられて、頭をなでなでしてもろて……嬉しい。姉様の胸に埋もれて、しあわせやの。ズキズキも軽く感じるくらいふあふあで、しあわせ。
「夏樹先生が診てくれたんなら大丈夫でありんす」
「うん……」
「でも、小焼坊ちゃまと楽しんだ後にゃつらいかねえ」
「小焼様、ウチのこと嫌いになってへんかな……ウチ悪い子やのに……ウチ、小焼様の嫌いな血をいっぱい見せてしもたのに……」
「余計な心配をしていんす。坊ちゃまは一番に会いに来てくれたろ? ぼぼしたざんしょ?」
「うん。小焼様、一番した後に……ウチの前で……かいてたの……」
「ほう。あの坊ちゃまがかい? そりゃあ、景一の事を考えてしてくれたんだねぇ。吊られたままでもう一番させるのは酷だと思ったんざんしょ」
「それなら嬉しいの……。逸物を握りながら、さっさとせんずりをかけて……精汁が先からぽったりぽったり……」
ウチは両手で頬を押さえる。またあったかくなってるの。
小焼様はすごく興奮してたみたいやった。ウチがちゅうって吸ったら、すぐに気をやった。小焼様は甘露まらやからちょっと甘い味がする。そんで、とってもいやらしい味がするの。思い出したら気が悪くなってきてしもた。さっき失禁してまうくらいに責められたのに、ぼぼがむずむずする。
「景一。やりたくてやりたくて仕方ないって顔をしていんす」
「ふぇっ!」
「あっはっは。まるで盛りのついた猫のようでありんす。まあ、今夜はゆっくり休みな。あのタヌキジジイが明日から客を取らせるって言いんした」
「はい、やの……」
「だが……そのままじゃつらいさね。そうだねぇ……。わっちの部屋に良い物があったから、持ってきてやりんしょ。ちょいと待ちな」
錦姉様はそういうと部屋を出て、ちょっとしてから戻ってきた。手に何か持ってるの。
「ほいよ。これをやりんす」
「あ、あうぅ……」
五、六寸ぐらいある黒鼈甲の張形を目の前に置かれる。小焼様のまらにちょっと似てるの……。脚の間が湿っぽくなって、お腹がきゅうきゅうする。
「四目屋に寄った客がくれたんだが、わっちにゃ必要無いからねぇ。お前さんにやるよ。好きに使いな」
「ありがとうございます、やの」
「使い方はこうさ。縁を擦る時は雁首を斜めにし、上面を突く時は、鈴口を平らにする。畳に置いて、腰を下ろすか、足首に括りつけて楽しむかさ。どれにしろ、淫水か唾で滑りを良くしてからにしなんし。あと、湯で温めてやわらかくしな」
「はいやの」
持ってみる。思ったよりも軽くてつるつるしてた。ああ、あかんの。小焼様との房事を思い出して、ぼぼが疼いてる。ひくひくしてもうてるんが自分でもわかる。早く入れたい。お湯貰ってこな……。
錦姉様がにこにこしながら部屋を出てったのを見送って、ウチは廊下を歩く。吾介さんが驚いたような顔をして近付いてきた。
「嬢ちゃん! 寝てなくて大丈夫なんすか? つりつりにされたなら、横になっていた方が……」
「大丈夫やの」
「そんでも、いつもより顔が赤いっすよ。何か取って来て欲しいなら俺が行きやすから、部屋で寝ててくだせぇ」
「じゃあ、お湯を桶に貰ってきて欲しいの」
「あい。わかりやした。部屋に戻っててくだせぇ」
吾介さんに背中を押されて、部屋に戻された。仕方ないからウチは布団に座る。吾介さんに触られた背中さえ熱くなる。
――したい。
こんなんやとまた小焼様に「裾っ張り」って言われてまう。淫乱って思われてまう。小焼様は、淫乱な子嫌いなんかな……。
ちゅくっちゅくっ、ぼぼに触れたら水音が鳴るくらいに濡れてた。気持ち良くて、ビリビリする。
「ふーっ……ふーっ……」
「嬢ちゃん何してるんすか! お湯持ってきやしたよ」
「はぁ……ぁっ……吾介さん、ウチ、身体が熱くて……ぼぼがむずむずするの……」
「えええ! 中臣屋の若旦那をもう一度呼んで来やしょうか?」
「だめ! 小焼様に知られたら……『裾っ張り』って言われて嫌われてまうの……。小焼様はきっと淫乱な子は嫌いやの……」
「いや、あの若旦那って、淫乱な方が好きそうっすけどねぃ」
吾介さんは笑いながらお湯の入った桶を置く。粗雑に転がってた張形に気付いてお湯に浸けてくれた。
「嬢ちゃん。こんな張形いつ取ってきたんすか?」
「錦姉様にさっき貰ったやの」
「こりゃまたご立派な黒鼈甲で……値がかなり張りそうな物を……」
「吾介さん。早く入れて欲しいの……」
「うぇっ! 俺が入れるんすか」
「だって、吾介さんが持ってるからやの」
早く、欲しい。
ウチは脚を御開帳して指でさねを左右に開く。もうお尻にまで蜜が垂れてしもてる。早く欲しい。強い刺激に期待して、ぼぼがひくついてる。
「早く欲しいの。入れてぇ!」
「今近くに誰もいないから叫んでも良いっすけど、それだと誤解を招きやすよ! 俺まで折檻されたくねぇですもん!」
「早くっ、早く欲しいの。入れて」
「そんじゃ、失礼して」
「あぅうっ! アアッ! ……やっ、あ、焦らさんといてぇ!」
「きちんと滑りを良くしてからにしねぇと嬢ちゃんが痛いだけっすよ」
張形が空割を滑る。皮の剥けた実頭を擦ってビリビリする。気持ち良い。ウチは敷布を握り締めて下唇を噛む。甘い声を聞かれるのは恥ずかしい。吾介さんが聞き慣れてるとしても、恥ずかしい。
何度か滑らせて張形がウチの蜜でぬらぬらに照った頃合いに、玉門に添えられた。あ、入ってくるの。
「ひぃんっ、アアッ!」
「痛いっすか?」
「だいじょ……ぶやの……! アウゥンッ! アアッ あ、いい、そこ気持ち良いの!」
じゅぶっじゅぶっ、張形が出し入れされる度に蜜が溢れて、腰が揺れる。お尻の下が冷たくなってきた。敷布を交換してもらわなあかんくなってしもた。
吾介さんは顔を背けたまま張形を動かしてくれてる。
「吾介さん」
「何すか嬢ちゃっ、んんんっ」
「んっ……ふぅ……んっ、ちゅっ」
身体を起こして吾介さんにくちづける。堅く閉じた唇を割って舌を差し入れ、絡めとる。あったかくて、気持ち良い。もっとしてたい。吾介さんがウチの胸を押す。
「嬢ちゃん! いきなり何するんすかっ!」
「はふっ……したくなったの……。もっとしたいの」
「冗談言わねぇでくだせぇよ! 誰かにバレたら俺まで折檻されちまいやすし、下手したら二人して晒し首っすよ。もう俺は戻りやすからね! 後は一人でしてくだせぇ!」
「あうっ。ごめんなさいやの……ありがとぉ吾介さん」
「あいあい」
吾介さんはまるで大きな犬のような笑みを浮かべて部屋から出てった。
あかんの。見世の若い者に手を出したらあかんって知ってたのに……。下手したら晒し首にされてしまうのに。相手が吾介さんで良かったの。止めてくれて良かったの。やっぱり女相手やとあかんのかな……。
急に頭が冷えてウチはぼぼから張形を抜く。やっぱり小焼様のまらに似てる。……今度小焼様が来てくれたら、見せてみよかな。どんな反応してくれるやろ? いつもの仏頂面のまんまなんかな? それとも、ちょっと笑ってくれる? こういう話は嫌いなんかな? ……小焼様の好きな手って何なんやろ。後取り? 本手? 居茶臼? ……もしかしたら、茶臼? でも「上に乗ってして欲しい」って言われたことないの。他の客は「上に乗ってしてくれ」って言うのに。巾着ぼぼやから奥まで咥えたら吸い付くように締まるからすぐ気をやるって……。次来てくれたら、ウチが上でさせてもらお。
小焼様がよがってるところ見てみたいの。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
三賢人の日本史
高鉢 健太
歴史・時代
とある世界線の日本の歴史。
その日本は首都は京都、政庁は江戸。幕末を迎えた日本は幕府が勝利し、中央集権化に成功する。薩摩?長州?負け組ですね。
なぜそうなったのだろうか。
※小説家になろうで掲載した作品です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
武蔵要塞1945 ~ 戦艦武蔵あらため第34特別根拠地隊、沖縄の地で斯く戦えり
もろこし
歴史・時代
史実ではレイテ湾に向かう途上で沈んだ戦艦武蔵ですが、本作ではからくも生き残り、最終的に沖縄の海岸に座礁します。
海軍からは見捨てられた武蔵でしたが、戦力不足に悩む現地陸軍と手を握り沖縄防衛の中核となります。
無敵の要塞と化した武蔵は沖縄に来襲する連合軍を次々と撃破。その活躍は連合国の戦争計画を徐々に狂わせていきます。
【完結】月よりきれい
悠井すみれ
歴史・時代
職人の若者・清吾は、吉原に売られた幼馴染を探している。登楼もせずに見世の内情を探ったことで袋叩きにあった彼は、美貌に加えて慈悲深いと評判の花魁・唐織に助けられる。
清吾の事情を聞いた唐織は、彼女の情人の振りをして吉原に入り込めば良い、と提案する。客の嫉妬を煽って通わせるため、形ばかりの恋人を置くのは唐織にとっても好都合なのだという。
純心な清吾にとっては、唐織の計算高さは遠い世界のもの──その、はずだった。
嘘を重ねる花魁と、幼馴染を探す一途な若者の交流と愛憎。愛よりも真実よりも美しいものとは。
第9回歴史・時代小説大賞参加作品です。楽しんでいただけましたら投票お願いいたします。
表紙画像はぱくたそ(www.pakutaso.com)より。かんたん表紙メーカー(https://sscard.monokakitools.net/covermaker.html)で作成しました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる