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第42話
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それからはお約束の展開で、俺達は寝室に直行した。
ドアを閉めるなり、京一郎が寄って来て俺の着ているパーカーの裾を捲り上げ、ズボッと脱がせたので「おぉうい!」と叫ぶ。しかもインナーまで剥ぎ取られた。
「なんかムードが無い……」
「お前が言うな」
京一郎はそう応えながら、スウェットパンツと下着を同時に引き下ろした。一気にフル◯ンになる。すると、俺の裸の下腹にそっと手を当てたので「あっ」と声を上げた。
「大分ぽっこりして来たな……」
「うん。服の上からでも分かるよな、もう。さっき鱈腹食ったし、赤ちゃん入ってない方の腹もパンパンだけど」
「……」
相変わらずムードのない発言に京一郎は無言になったが、不意に恥部に触れたから「ひぁっ」と声を上げた。そのまま襞を指で撫でたので、立っていられなくなり慌ててベッドの上に逃げた。
けれどもすぐに後ろから京一郎が覆い被さって来て、ゴロンと仰向きにされた。彼の顔が近付いてきたと思ったら激しく口付けられ、頭がぼうっとなった。
「あずさ……好きだ」
京一郎はそう囁くと、俺の乳首を食んだ。チュウと吸われて「ああんっ」と喘ぐ。
「おっぱいはダメ……赤ちゃんびっくりしちゃう」
「そうだな……」
そう応えたのに、相変わらず乳首を舐めているから「ンンッ」と呻いて彼の頭を押さえた。そうすると胸に顔を押し付けるような格好になる。
「前より柔らかくなったな……クッション性がある」
「クッション性とか言うなし!」
京一郎の言い草に、俺は真っ赤になって叫んだ。すると、はあ、とため息を吐いて言う。
「挿れたい……胎内をめちゃくちゃに犯したい」
「はえっ!?」
いつになく過激な発言に目を見開いたら、彼は部屋着を素早く脱いで雄雄しく勃起しているソレを何度も扱いた。無表情で俺を見つめているから、身の危険を感じて「だ、ダメだぞ」と制止する。
「まあどうせ、月曜には十六週になる」
「へ? 十六週って何かあったっけ?」
言う意味が分からなくて首を傾げたら、京一郎はニヤッと笑って言った。
「十六週あたりから、挿入も出来るようになると前に言っただろう」
「あーっ! そう言えば!」
「だがお楽しみは週明けまで取っておこう。今夜はお前に合わせてちょっと過激なプレイでもするか」
「いやいや、普通でお願いしますって言ったじゃん!」
更に身の危険を感じ、俺はじたばたもがいて京一郎の下から逃げ出そうとしたが、ガッチリ押さえつけられていて敵わなかった……。
ドアを閉めるなり、京一郎が寄って来て俺の着ているパーカーの裾を捲り上げ、ズボッと脱がせたので「おぉうい!」と叫ぶ。しかもインナーまで剥ぎ取られた。
「なんかムードが無い……」
「お前が言うな」
京一郎はそう応えながら、スウェットパンツと下着を同時に引き下ろした。一気にフル◯ンになる。すると、俺の裸の下腹にそっと手を当てたので「あっ」と声を上げた。
「大分ぽっこりして来たな……」
「うん。服の上からでも分かるよな、もう。さっき鱈腹食ったし、赤ちゃん入ってない方の腹もパンパンだけど」
「……」
相変わらずムードのない発言に京一郎は無言になったが、不意に恥部に触れたから「ひぁっ」と声を上げた。そのまま襞を指で撫でたので、立っていられなくなり慌ててベッドの上に逃げた。
けれどもすぐに後ろから京一郎が覆い被さって来て、ゴロンと仰向きにされた。彼の顔が近付いてきたと思ったら激しく口付けられ、頭がぼうっとなった。
「あずさ……好きだ」
京一郎はそう囁くと、俺の乳首を食んだ。チュウと吸われて「ああんっ」と喘ぐ。
「おっぱいはダメ……赤ちゃんびっくりしちゃう」
「そうだな……」
そう応えたのに、相変わらず乳首を舐めているから「ンンッ」と呻いて彼の頭を押さえた。そうすると胸に顔を押し付けるような格好になる。
「前より柔らかくなったな……クッション性がある」
「クッション性とか言うなし!」
京一郎の言い草に、俺は真っ赤になって叫んだ。すると、はあ、とため息を吐いて言う。
「挿れたい……胎内をめちゃくちゃに犯したい」
「はえっ!?」
いつになく過激な発言に目を見開いたら、彼は部屋着を素早く脱いで雄雄しく勃起しているソレを何度も扱いた。無表情で俺を見つめているから、身の危険を感じて「だ、ダメだぞ」と制止する。
「まあどうせ、月曜には十六週になる」
「へ? 十六週って何かあったっけ?」
言う意味が分からなくて首を傾げたら、京一郎はニヤッと笑って言った。
「十六週あたりから、挿入も出来るようになると前に言っただろう」
「あーっ! そう言えば!」
「だがお楽しみは週明けまで取っておこう。今夜はお前に合わせてちょっと過激なプレイでもするか」
「いやいや、普通でお願いしますって言ったじゃん!」
更に身の危険を感じ、俺はじたばたもがいて京一郎の下から逃げ出そうとしたが、ガッチリ押さえつけられていて敵わなかった……。
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