28 / 37
人は諦めを重ねてようやく死ねるのさ!
しおりを挟む
目を覚ましたマーゴという女性は、暖炉の前にある椅子に座っていました。
どうやら、暖炉の炎で暖まりながら、そのまま眠ってしまったようです。
チト「雪……」
見つめる窓の向こうでは、雪がひらひらと舞い、その雪でおめかしした森が広がっていました。
コロ「姉さん、おはよう」
チト「あらおはよう。今日も、時計屋さんに行くの?」
コロ「もちろんさ。今日こそ、きっと完成させるよ」
チト「時計を作っているの?」
コロ「そうだよ。前々から話していたじゃないか」
チト「そうだっけ?それはごめんね」
コロ「いいよ。じゃ、行ってくるね!」
チト「行ってらっしゃい、気を付けてね」
弟のコロを見送った後、姉のマーゴも身支度を終えると。
鼻歌交じりに陽気に歩いて、やがて行き着いた町の、特に立派な教会へ行きました。
牧師「今日もよろしくお願いするよ」
チト「はい!牧師様!」
そこでマーゴは、いつものように、おまじないをかけて、たくさんの人々に幸せを与えました。
牧師「わしにも、おまじないが使えるといいんだがね」
チト「きっといつか、そうなりますよ」
牧師「だといいねえ」
それから夜遅くになります。
マーゴが家で料理をしていると、ようやくコロが帰って来ました。
コロ「ただいま!姉さん、これ見てよ!」
コロがそう言って見せたのは、栗色の懐中時計でした。
チト「微妙……」じとー
コロ「あーあ。姉さんの為に、一生懸命に作ったのに!」
チト「え!それはごめんなさい!」
コロ「もう……!はい、どうぞ!」
マーゴは、それをさっそく首にかけて、笑顔いっぱいにとても喜びました。
コロ「その中にはね、僕の星の銀貨が入っているんだ。だからそれを僕だと思って、大切にしてね!」
チト「うん、必ず大切にするわ!」
さて、そんなある日のことでした。
二人の耳に、魔女狩りの噂が届きました。
コロ「大きな争いも始まったと、師匠から聞いたんだよ」
チト「それ本当?」
コロ「姉さん。どこか遠くへ、安全なところへ逃げよう」
チト「でも、どこへ行くというの?」
コロ「それは……」
チト「あくまで噂よ。気にしないの」
コロ「メルヘンみたいに、ひどい目に遭うかもしれないよ。メルヘンの魔女は、いつもひどい目に遭うんだから」
チト「大丈夫よ。ここは森の中で、町からも離れているから」
しかし、コロの不安は的中し、噂は現実となりました。
ある日のこと。
マーゴが教会へ向かうと、牧師が兵士達を連れて、マーゴを待ち受けていました。
チト「牧師様……どうして?」
牧師「それは外で話そう」
牧師に裏切られたマーゴは、あっという間に捕らえられてしまいました。
そして、マーゴが町の中央に連れていかれると、そこには杭に縛られた魔女が何人もおりました。
彼らの足下には乱雑に積まれた薪があります。
チト「そんな……!あんまりだわ!」
松明を手にした兵士達だけでなく、町の人たちまで彼らを取り囲み大きな声で笑っています。
それはマーゴの心臓へと、痛いほど深く突き刺さりました。
牧師「さあ、裁判を行うぞ」
広い空の下、裁判が行われます。
牧師「初めに。お前達、魔女や魔男は悪魔の誘惑を受け、進んで奴隷となった」
チト「え……?」
牧師「そして授かったおまじない、いや、悪魔の力を使って、人々に呪いをかけ、強欲にも自分達だけが幸せになろうとした」
チト「牧師様!一体、何を仰いますか!」
牧師「その行いは、愛する神への冒涜であり、尊い祖国への反乱である」
チト「牧師様っ!」
牧師「よって。神の命を受け、国の裁きに従い、お前を死罪とする!」
結果、マーゴには死罪という判決が下されました。
神に仕える者による広い空の下での審判は、何者であろうと、必ず守らねばいけません。
チト「やめて下さい!どうしてこんなことを!」
兵士「やかましい魔女め!」
そう言って兵士は、落ちていた杖を拾い、マーゴに対して一方的に暴力を振るいました。
兵士「お前達は畑に嵐を起こし、村や町には疫病を広めた!また、人々の心を惑わして大きな争いを起こしたことに、王は大変お怒りだ!」
チト「あたし達は、誓って、一度もそのようなことをしていません!」
兵士「この嘘つきめ!まだ我々をそそのかすつもりか!」
再び暴力を振るおうとする兵士を、コロが突き飛ばしました。
コロ「姉さん!逃げるよ!」
それから、二人は幾日も当てもなく逃げ続けました。
傷だらけになりながらも必死に逃げて逃げて、気付けば、深く暗い森の中におりました。
コロ「昨日の町でさ、仲間達が話していたよ。多くの仲間の命を代償に、飢饉を救う異国の食物を、この国の人々にとっては毒物にするって」
チト「それはどういうこと?」
コロ「そうすれば国はやがて、魔女狩りよりも、飢饉への対策により力を入れることになる。そうして、なるべく早く魔女狩りを終わらせようってことだよ。ついでに、大きな争いも鎮めることができるしね」
チト「なるほどね。でも」
コロ「うん。その代わり、長い間、この国の人達は飢饉に苦しみ続けることになる」
チト「それって呪いじゃない」
コロ「そうだよ。皮肉なもんさ、奴らの言う通りになるんだよ」
チト「おまじないは、人を幸せにする為にあるのに……」
コロ「他人なんてどうだっていいよ」
チト「コロ!何てこと言うの!」
コロ「姉さんは優しすぎる!それじゃ駄目だ!」
チト「そんなことない!人を想う気持ちは、どんな時も、いつだって大切よ!」
コロ「とにかく、僕は決めたんだ。姉さんだけは生きてもらう」
チト「え?」
コロ「僕の命をその時計に移すんだ。僕の命が宿ったその時計に願うことで、おまじないは、どんな不可能だって可能にしてくれるはずだ」
チト「あたしに、あんたの命を移すことを願えと言うんだね」
コロ「そうさ。姉さんが願うことで、僕は命をその時計に移すことができる。そして僕の願いは、もし姉さんが命を落としたとしても、僕の命を使って、一度だけ生き返ることができるということだ」
チト「生き返るなんてそんなこと……」
コロ「奴らに見つからない為に、月の光の下でだけね。でもいつか、誰かを上手くそそのかせば、夜の間は自由になれるさ」
チト「……ともかく。あたしが、それを願うと思う?」
コロ「頼むよ。僕の代わりに、生きて復讐してくれ!」
チト「くだらないワガママも、いい加減にしなさい!」
コロ「姉さん!」
チト「あたしはそんなの嫌よ!復讐なんてのもやらないわ!」
コロ「つべこべ言うな!!」
チト「!」びくっ
コロ「国を挙げた魔女狩りは、すぐには終わらない。いいかい姉さん。生きる為に、たった一つだけ諦めるんだ」
チト「嫌だ!」
コロ「僕は全てを諦めて死ぬ。この命を、大切な姉さんに託す」
チト「コロ!」
コロ「生きるんだ!僕と一緒に!!」
チト「コロと、一緒に……?」
コロ「そう、ずっと一緒さ。その時計に命を移すんだもの」
チト「でも、話すことも触れることもできないじゃない!」
コロが、マーゴが首にかけている時計を裏返すと、そこには、二人の名前が刻まれていました。
マーゴフェレーナ。
コロレナント。
コロ「姉さん、時計は月日を刻まない。ただ、ぐるぐると時間を繰り返すだけだ。そう、僕達の過ごした時間は、その時計の中でいつまでも繰り返されるんだ」
チト「……」
コロ「思い出の中なら、僕達はいつだって会える。それも、おまじないがきっと叶えてくれるさ!」
ふと、マーゴが空を見上げると、そこには目を奪うような、綺麗な満月がありました。
チト「…………」
コロ「さあ、一緒におまじないを唱えよう」
チト「ええ。わかったわ」
こうして、マーゴは一つ諦めてしまいました。
この時。マーゴも気疲れしていたのかも知れません。
けれど、コロと並んで明日へ歩み進むことをマーゴが諦めてしまったことは、紛れもなく、変えることもできない事実です。
チト「さて、これで後は。欲深い人間が来るのを待つだけだね」
お菓子の家の中にある地下室に、大切な宝物を押し込めて、マーゴは言いました。
チト「復讐してやる」
夢が覚めます。
チト「!」
ココ「チト、うなされてたよ」
チト「んー……何か、気持ち悪い夢を見た」
懐中時計を手に取って裏返すと、そこにはたくさんの傷が付いていました。
ココ「平気?」
チト「お前か!お前の仕業だろ!」
ココ「どうしたの!」
チトは、悪夢を見せられた。
そう不機嫌に答えましたとさ。
続け!
どうやら、暖炉の炎で暖まりながら、そのまま眠ってしまったようです。
チト「雪……」
見つめる窓の向こうでは、雪がひらひらと舞い、その雪でおめかしした森が広がっていました。
コロ「姉さん、おはよう」
チト「あらおはよう。今日も、時計屋さんに行くの?」
コロ「もちろんさ。今日こそ、きっと完成させるよ」
チト「時計を作っているの?」
コロ「そうだよ。前々から話していたじゃないか」
チト「そうだっけ?それはごめんね」
コロ「いいよ。じゃ、行ってくるね!」
チト「行ってらっしゃい、気を付けてね」
弟のコロを見送った後、姉のマーゴも身支度を終えると。
鼻歌交じりに陽気に歩いて、やがて行き着いた町の、特に立派な教会へ行きました。
牧師「今日もよろしくお願いするよ」
チト「はい!牧師様!」
そこでマーゴは、いつものように、おまじないをかけて、たくさんの人々に幸せを与えました。
牧師「わしにも、おまじないが使えるといいんだがね」
チト「きっといつか、そうなりますよ」
牧師「だといいねえ」
それから夜遅くになります。
マーゴが家で料理をしていると、ようやくコロが帰って来ました。
コロ「ただいま!姉さん、これ見てよ!」
コロがそう言って見せたのは、栗色の懐中時計でした。
チト「微妙……」じとー
コロ「あーあ。姉さんの為に、一生懸命に作ったのに!」
チト「え!それはごめんなさい!」
コロ「もう……!はい、どうぞ!」
マーゴは、それをさっそく首にかけて、笑顔いっぱいにとても喜びました。
コロ「その中にはね、僕の星の銀貨が入っているんだ。だからそれを僕だと思って、大切にしてね!」
チト「うん、必ず大切にするわ!」
さて、そんなある日のことでした。
二人の耳に、魔女狩りの噂が届きました。
コロ「大きな争いも始まったと、師匠から聞いたんだよ」
チト「それ本当?」
コロ「姉さん。どこか遠くへ、安全なところへ逃げよう」
チト「でも、どこへ行くというの?」
コロ「それは……」
チト「あくまで噂よ。気にしないの」
コロ「メルヘンみたいに、ひどい目に遭うかもしれないよ。メルヘンの魔女は、いつもひどい目に遭うんだから」
チト「大丈夫よ。ここは森の中で、町からも離れているから」
しかし、コロの不安は的中し、噂は現実となりました。
ある日のこと。
マーゴが教会へ向かうと、牧師が兵士達を連れて、マーゴを待ち受けていました。
チト「牧師様……どうして?」
牧師「それは外で話そう」
牧師に裏切られたマーゴは、あっという間に捕らえられてしまいました。
そして、マーゴが町の中央に連れていかれると、そこには杭に縛られた魔女が何人もおりました。
彼らの足下には乱雑に積まれた薪があります。
チト「そんな……!あんまりだわ!」
松明を手にした兵士達だけでなく、町の人たちまで彼らを取り囲み大きな声で笑っています。
それはマーゴの心臓へと、痛いほど深く突き刺さりました。
牧師「さあ、裁判を行うぞ」
広い空の下、裁判が行われます。
牧師「初めに。お前達、魔女や魔男は悪魔の誘惑を受け、進んで奴隷となった」
チト「え……?」
牧師「そして授かったおまじない、いや、悪魔の力を使って、人々に呪いをかけ、強欲にも自分達だけが幸せになろうとした」
チト「牧師様!一体、何を仰いますか!」
牧師「その行いは、愛する神への冒涜であり、尊い祖国への反乱である」
チト「牧師様っ!」
牧師「よって。神の命を受け、国の裁きに従い、お前を死罪とする!」
結果、マーゴには死罪という判決が下されました。
神に仕える者による広い空の下での審判は、何者であろうと、必ず守らねばいけません。
チト「やめて下さい!どうしてこんなことを!」
兵士「やかましい魔女め!」
そう言って兵士は、落ちていた杖を拾い、マーゴに対して一方的に暴力を振るいました。
兵士「お前達は畑に嵐を起こし、村や町には疫病を広めた!また、人々の心を惑わして大きな争いを起こしたことに、王は大変お怒りだ!」
チト「あたし達は、誓って、一度もそのようなことをしていません!」
兵士「この嘘つきめ!まだ我々をそそのかすつもりか!」
再び暴力を振るおうとする兵士を、コロが突き飛ばしました。
コロ「姉さん!逃げるよ!」
それから、二人は幾日も当てもなく逃げ続けました。
傷だらけになりながらも必死に逃げて逃げて、気付けば、深く暗い森の中におりました。
コロ「昨日の町でさ、仲間達が話していたよ。多くの仲間の命を代償に、飢饉を救う異国の食物を、この国の人々にとっては毒物にするって」
チト「それはどういうこと?」
コロ「そうすれば国はやがて、魔女狩りよりも、飢饉への対策により力を入れることになる。そうして、なるべく早く魔女狩りを終わらせようってことだよ。ついでに、大きな争いも鎮めることができるしね」
チト「なるほどね。でも」
コロ「うん。その代わり、長い間、この国の人達は飢饉に苦しみ続けることになる」
チト「それって呪いじゃない」
コロ「そうだよ。皮肉なもんさ、奴らの言う通りになるんだよ」
チト「おまじないは、人を幸せにする為にあるのに……」
コロ「他人なんてどうだっていいよ」
チト「コロ!何てこと言うの!」
コロ「姉さんは優しすぎる!それじゃ駄目だ!」
チト「そんなことない!人を想う気持ちは、どんな時も、いつだって大切よ!」
コロ「とにかく、僕は決めたんだ。姉さんだけは生きてもらう」
チト「え?」
コロ「僕の命をその時計に移すんだ。僕の命が宿ったその時計に願うことで、おまじないは、どんな不可能だって可能にしてくれるはずだ」
チト「あたしに、あんたの命を移すことを願えと言うんだね」
コロ「そうさ。姉さんが願うことで、僕は命をその時計に移すことができる。そして僕の願いは、もし姉さんが命を落としたとしても、僕の命を使って、一度だけ生き返ることができるということだ」
チト「生き返るなんてそんなこと……」
コロ「奴らに見つからない為に、月の光の下でだけね。でもいつか、誰かを上手くそそのかせば、夜の間は自由になれるさ」
チト「……ともかく。あたしが、それを願うと思う?」
コロ「頼むよ。僕の代わりに、生きて復讐してくれ!」
チト「くだらないワガママも、いい加減にしなさい!」
コロ「姉さん!」
チト「あたしはそんなの嫌よ!復讐なんてのもやらないわ!」
コロ「つべこべ言うな!!」
チト「!」びくっ
コロ「国を挙げた魔女狩りは、すぐには終わらない。いいかい姉さん。生きる為に、たった一つだけ諦めるんだ」
チト「嫌だ!」
コロ「僕は全てを諦めて死ぬ。この命を、大切な姉さんに託す」
チト「コロ!」
コロ「生きるんだ!僕と一緒に!!」
チト「コロと、一緒に……?」
コロ「そう、ずっと一緒さ。その時計に命を移すんだもの」
チト「でも、話すことも触れることもできないじゃない!」
コロが、マーゴが首にかけている時計を裏返すと、そこには、二人の名前が刻まれていました。
マーゴフェレーナ。
コロレナント。
コロ「姉さん、時計は月日を刻まない。ただ、ぐるぐると時間を繰り返すだけだ。そう、僕達の過ごした時間は、その時計の中でいつまでも繰り返されるんだ」
チト「……」
コロ「思い出の中なら、僕達はいつだって会える。それも、おまじないがきっと叶えてくれるさ!」
ふと、マーゴが空を見上げると、そこには目を奪うような、綺麗な満月がありました。
チト「…………」
コロ「さあ、一緒におまじないを唱えよう」
チト「ええ。わかったわ」
こうして、マーゴは一つ諦めてしまいました。
この時。マーゴも気疲れしていたのかも知れません。
けれど、コロと並んで明日へ歩み進むことをマーゴが諦めてしまったことは、紛れもなく、変えることもできない事実です。
チト「さて、これで後は。欲深い人間が来るのを待つだけだね」
お菓子の家の中にある地下室に、大切な宝物を押し込めて、マーゴは言いました。
チト「復讐してやる」
夢が覚めます。
チト「!」
ココ「チト、うなされてたよ」
チト「んー……何か、気持ち悪い夢を見た」
懐中時計を手に取って裏返すと、そこにはたくさんの傷が付いていました。
ココ「平気?」
チト「お前か!お前の仕業だろ!」
ココ「どうしたの!」
チトは、悪夢を見せられた。
そう不機嫌に答えましたとさ。
続け!
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪
naturalsoft
ファンタジー
シオン・アクエリアス公爵令嬢は転生者であった。そして、同じく転生者であるヒロインに負けて、北方にある辺境の国内で1番厳しいと呼ばれる修道院へ送られる事となった。
「きぃーーーー!!!!!私は負けておりませんわ!イベントの強制力に負けたのですわ!覚えてらっしゃいーーーー!!!!!」
そして、目的地まで運ばれて着いてみると………
「はて?修道院がありませんわ?」
why!?
えっ、領主が修道院や孤児院が無いのにあると言って、不正に補助金を着服しているって?
どこの現代社会でもある不正をしてんのよーーーーー!!!!!!
※ジャンルをファンタジーに変更しました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
置き去りにされた聖女様
青の雀
恋愛
置き去り作品第5弾
孤児のミカエルは、教会に下男として雇われているうちに、子供のいない公爵夫妻に引き取られてしまう
公爵がミカエルの美しい姿に心を奪われ、ミカエルなら良き婿殿を迎えることができるかもしれないという一縷の望みを託したからだ
ある日、お屋敷見物をしているとき、公爵夫人と庭師が乳くりあっているところに偶然、通りがかってしまう
ミカエルは、二人に気づかなかったが、二人は違う!見られたと勘違いしてしまい、ミカエルを連れ去り、どこかの廃屋に置き去りにする
最近、体調が悪くて、インフルの予防注射もまだ予約だけで……
それで昔、書いた作品を手直しして、短編を書いています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる