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暴れた数だけ強くなるのさ!
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手始めに、起きて警戒し見張る、数人の兵士を狙います。
カフェ「にゃーお」
兵士「!」テレン!
カフェの声に反応した兵士の背後へ、チトが音もなく、瞬時に接近します。
そして杖を力いっぱい握り締めると。
高く上げて背後まで引いたそれを、全身を使って稲妻のように降り下ろし、敵の頭を殴りました。
チト「まずは一人」
いくら鉄で頭を守っていても、この一撃は、意識を奪うほどに重く強烈です。
その証拠に、頭部を守っていた鉄の塊が凹んでいます。
凸ではないです、凹です。
カフェ「しめしめ」ぺろり
二人は闇に紛れ、それを繰り返します。
また一人、また一人と見張りは倒れていきました。
騎士「かっ!」
ここでようやく、焚き火の側にいた騎士が、この異変に気付きました。
人からすれば速い反応かも知れませんが、猫には遅く感じます。
それほどに、人間の意識から外れた動きで、チトは見張りを全て片付けました。
騎士「敵襲か!皆、起きて争うか!寝て死ぬか!」
兵士達は慌てて飛び起きると、焚き火を中心に、焚き火に背を向けて急いで集まりました。
そして、全包囲に向けて鉄砲を構えます。
騎士「…………」
闇と静寂。
風もなく、気配もありません。
タイガー「隊長の右腕である俺が、相手をしてやる」
パルド「いや。隊長の左腕である俺が、相手をしてやる」
タイガー「俺のサーベルには、どんな相手でも殺す、おまじないがかけられている」しゃきん!
パルド「俺の空気銃には、必ず命中する、おまじないがかけられている」ちゃきん!
チト「へえ」
焚き火の中心にチトが着地すると、燃え盛る炎はひれ伏すように消えました。
その瞬間。
辺りは漆黒に染められ、淡い月明かりが、森を優しくまだらに彩りました。
タイガー「!」
パルド「?」
突然。サーベルが砕け、空気銃は分解しました。
何が起こったか。それは誰にも分かりません。
カフェ「ほっほっほっほっ……」
その笑い声に、一人の兵士が魔女だと叫ぶやいなや、鉄砲は中心に向けられました。
チト「撃てばどうなるかしら」
わかるよ。うん、わかる。
そう、味方を撃つことになるね。
カフェ「それはまやかし。こっちが本物さ」
と、カフェがそそのかした隙に、チトが、猛獣が獲物を狩るが如く、兵士達を瞬く間に殴り倒していきます。
兵士達はうめき声を上げ、その場に転がっては、イモムシのように悶えました。
騎士「このままやられるか!それとも命を投げ捨て、敵を撃ち倒すか!」
騎士は、木の陰に隠れてそう叫びました。
チト「止せ!」
チトの静止も虚しく、兵士達は引き金を引きました。
弾は味方を撃ち倒し、数分もすると、森は落ち着きを取り戻しました。
チト「ばかっ!止せって言ったでしょう!」
チトが木から降りて、皆に向かって強く叫びます。
チト「私は殺し合いも、血を流すことも望んでない!」
それはチトの中にある、純粋な子供心による訴えでした。
肩を震わせて、初めて、本気で涙を流しました。
カフェ「チト……」とと
チト「クソったれ……!」ぐしぐし
涙は拭えど拭えど、どんどん溢れてきて止まりません。
カフェ「あんた達!恥ずかしくないのかい!ええ!」
騎士「何が恥ずかしいか」
カフェ「子供相手に撃つ奴があるか!それが大人のやることかい!」
騎士「その通りではないか。子供であろうと、その存在が危険であれば、王の命に従い危険は必ず排除する、その為に、だからこそ、大人である我々が選ばれたのではないか」
カフェ「このっ……!」
騎士「喋る猫とは貴様、もしや、魔女の使いか?」
カフェ「いいや!このあたしこそが!」
チト「カフェ、もういい」ぐすっ
カフェ「チト。あんたは先に、お家に帰りなさい」
チト「私はあのクソ野郎を、絶対に許さねえ」
チトは、ゆっくりと騎士に近付きます。
チト「殺す」
騎士は、おもむろに槍を構えます。
チト「お前を殺すっ!!」
チトは、殺意を込めた杖で、思いっきり殴りかかろうとしましたが。
チト「邪魔しないで」
カフェが杖にしがみついていた為、それはできませんでした。
カフェ「こんな奴殺して、何になるっていうの」すたっ
チト「…………」
カフェ「もういいから、ね?」ぽふ
チト「……ん」からん
騎士も二人の姿を見て、武器を下ろしました。
騎士「我は間違っていたか」
兵士達が起き上がり、騎士のもとに集まります。
チト「!?」
騎士「銃は全て空気銃で弾はゴムなのだが、皆平気か」
兵士達は、いっせいに笑いました。
騎士「皆!今日は何もなかったか!」
そして、一同に頷きました。
騎士「では帰るか!」
チト「待ちなさい!」
騎士「最後に、何か頼み事か?」
チト「馬を置いていきなさい」
騎士「それは……無理があるか」
チト「女の子泣かしといてそれ?」
沸き起こるブーイング。
騎士「仕方ないか」
カフェ「それと、あたしからも」
続けて、朝日が顔を覗かせるまで、カフェの説教が続きました。
チト「パンケーキね、ちゅきなの……」むにゃーご…
カフェ「はい、おしまい」
騎士「僕!騎士を辞めて、明日から教会で、パンやスープを皆に公平に配ります!」
兵士達も、それにワアッと賛同しました。
カフェ「あらそう。じゃ、あたし寝る時間だから」
騎士「お待ちください!最後に、あなた方に伝えねばならぬことがあります!」
カフェ「何よ」
騎士「町を急いで出てください。王は、すぐにでも強行手段に出ることでしょう。それが何を意味するか、おわかりですよね?」
カフェ「ええ」
騎士「僕達はあなた達を守ることができません。ですが、どうか無事を祈らせて下さい」
カフェ「それはどうも」
騎士「ハレルヤ!この者達に、幸せの限りがあらんことを!」
丁度良く騎士に後光が射し、兵士達は、膝を曲げて彼を崇めました。
そんな彼がカフェ教会を立ち上げ、それが後に、世界カフェ協会へと変わり、カフェの歴史に……。
チト「…………」すや…
さて。
チトが目を覚ましたのは、すっかり夜になってのことでした。
チト「あれ?誰もいない」
カフェ「あんた、一日中寝てたよ。それでまた夜が来たの」
チト「久しぶりに、ゆっくり寝たわ」のびー
カフェ「さ、帰りましょう」
チト「うん」
チトは馬にまたがり、カフェを前に乗せて森を抜けると。
真っ白な月灯りが心地良い、雲一つない美しい星空の下を、流れ星みたいに駆け抜けました。
カフェ「チト。帰ったら荷物をまとめて、急いで町を出なさい」
チト「どうして?」
カフェ「近い日、必ず家が襲撃されるわ。今度は親切な人じゃなくて、残忍な人達が来るわよ。そうなったら、あんた達二人は……」
チト「悲しいね」
カフェ「え?」
チト「この世界に。私達の居場所は、一つしかないのかな」
カフェ「そんなことないわよ」
チト「友達とか、大切な人達を巻き込みたくはないし……」
カフェ「あたしが名乗り出れば済む話よ。おまじないは人にかけるものだから、あんたはあたしに利用されていた。ということで」
チト「やだし」
カフェ「気にしないで。どうせ一回、あんたに焼かれて死んでるんだから」
チト「それでも。メルヘンみたいな、都合のいいハッピーエンドなんてごめんよ」
カフェ「都合がいい?」
チト「あなたを差し出して、はい終わり、なんて都合が良すぎるわ。私が頼んだ事なのに」
カフェ「それは少し違うわ。あたしが頼んだことから始まったじゃない」
チト「それも少し違うわ。私が、あなたを焼いたことが始まりじゃない」
カフェ「ふふっ」くすくす
チト「でしょう?」
カフェ「ええ。そう言われるとそうかもね」
チト「だから、差し出すんじゃなくて。私が責任を取って、あなたをかまどで焼いて処理する」
カフェ「そっち!?」
チト「ふふふ!」くすくす
チトは、町に帰ると馬を売り、そのお金で、大切な人達と楽しいパーティーを盛大に行いましたとさ。
チト「おばさん!あの日貰い忘れた、約束の賃金ちょうだいな!」
続け!
カフェ「にゃーお」
兵士「!」テレン!
カフェの声に反応した兵士の背後へ、チトが音もなく、瞬時に接近します。
そして杖を力いっぱい握り締めると。
高く上げて背後まで引いたそれを、全身を使って稲妻のように降り下ろし、敵の頭を殴りました。
チト「まずは一人」
いくら鉄で頭を守っていても、この一撃は、意識を奪うほどに重く強烈です。
その証拠に、頭部を守っていた鉄の塊が凹んでいます。
凸ではないです、凹です。
カフェ「しめしめ」ぺろり
二人は闇に紛れ、それを繰り返します。
また一人、また一人と見張りは倒れていきました。
騎士「かっ!」
ここでようやく、焚き火の側にいた騎士が、この異変に気付きました。
人からすれば速い反応かも知れませんが、猫には遅く感じます。
それほどに、人間の意識から外れた動きで、チトは見張りを全て片付けました。
騎士「敵襲か!皆、起きて争うか!寝て死ぬか!」
兵士達は慌てて飛び起きると、焚き火を中心に、焚き火に背を向けて急いで集まりました。
そして、全包囲に向けて鉄砲を構えます。
騎士「…………」
闇と静寂。
風もなく、気配もありません。
タイガー「隊長の右腕である俺が、相手をしてやる」
パルド「いや。隊長の左腕である俺が、相手をしてやる」
タイガー「俺のサーベルには、どんな相手でも殺す、おまじないがかけられている」しゃきん!
パルド「俺の空気銃には、必ず命中する、おまじないがかけられている」ちゃきん!
チト「へえ」
焚き火の中心にチトが着地すると、燃え盛る炎はひれ伏すように消えました。
その瞬間。
辺りは漆黒に染められ、淡い月明かりが、森を優しくまだらに彩りました。
タイガー「!」
パルド「?」
突然。サーベルが砕け、空気銃は分解しました。
何が起こったか。それは誰にも分かりません。
カフェ「ほっほっほっほっ……」
その笑い声に、一人の兵士が魔女だと叫ぶやいなや、鉄砲は中心に向けられました。
チト「撃てばどうなるかしら」
わかるよ。うん、わかる。
そう、味方を撃つことになるね。
カフェ「それはまやかし。こっちが本物さ」
と、カフェがそそのかした隙に、チトが、猛獣が獲物を狩るが如く、兵士達を瞬く間に殴り倒していきます。
兵士達はうめき声を上げ、その場に転がっては、イモムシのように悶えました。
騎士「このままやられるか!それとも命を投げ捨て、敵を撃ち倒すか!」
騎士は、木の陰に隠れてそう叫びました。
チト「止せ!」
チトの静止も虚しく、兵士達は引き金を引きました。
弾は味方を撃ち倒し、数分もすると、森は落ち着きを取り戻しました。
チト「ばかっ!止せって言ったでしょう!」
チトが木から降りて、皆に向かって強く叫びます。
チト「私は殺し合いも、血を流すことも望んでない!」
それはチトの中にある、純粋な子供心による訴えでした。
肩を震わせて、初めて、本気で涙を流しました。
カフェ「チト……」とと
チト「クソったれ……!」ぐしぐし
涙は拭えど拭えど、どんどん溢れてきて止まりません。
カフェ「あんた達!恥ずかしくないのかい!ええ!」
騎士「何が恥ずかしいか」
カフェ「子供相手に撃つ奴があるか!それが大人のやることかい!」
騎士「その通りではないか。子供であろうと、その存在が危険であれば、王の命に従い危険は必ず排除する、その為に、だからこそ、大人である我々が選ばれたのではないか」
カフェ「このっ……!」
騎士「喋る猫とは貴様、もしや、魔女の使いか?」
カフェ「いいや!このあたしこそが!」
チト「カフェ、もういい」ぐすっ
カフェ「チト。あんたは先に、お家に帰りなさい」
チト「私はあのクソ野郎を、絶対に許さねえ」
チトは、ゆっくりと騎士に近付きます。
チト「殺す」
騎士は、おもむろに槍を構えます。
チト「お前を殺すっ!!」
チトは、殺意を込めた杖で、思いっきり殴りかかろうとしましたが。
チト「邪魔しないで」
カフェが杖にしがみついていた為、それはできませんでした。
カフェ「こんな奴殺して、何になるっていうの」すたっ
チト「…………」
カフェ「もういいから、ね?」ぽふ
チト「……ん」からん
騎士も二人の姿を見て、武器を下ろしました。
騎士「我は間違っていたか」
兵士達が起き上がり、騎士のもとに集まります。
チト「!?」
騎士「銃は全て空気銃で弾はゴムなのだが、皆平気か」
兵士達は、いっせいに笑いました。
騎士「皆!今日は何もなかったか!」
そして、一同に頷きました。
騎士「では帰るか!」
チト「待ちなさい!」
騎士「最後に、何か頼み事か?」
チト「馬を置いていきなさい」
騎士「それは……無理があるか」
チト「女の子泣かしといてそれ?」
沸き起こるブーイング。
騎士「仕方ないか」
カフェ「それと、あたしからも」
続けて、朝日が顔を覗かせるまで、カフェの説教が続きました。
チト「パンケーキね、ちゅきなの……」むにゃーご…
カフェ「はい、おしまい」
騎士「僕!騎士を辞めて、明日から教会で、パンやスープを皆に公平に配ります!」
兵士達も、それにワアッと賛同しました。
カフェ「あらそう。じゃ、あたし寝る時間だから」
騎士「お待ちください!最後に、あなた方に伝えねばならぬことがあります!」
カフェ「何よ」
騎士「町を急いで出てください。王は、すぐにでも強行手段に出ることでしょう。それが何を意味するか、おわかりですよね?」
カフェ「ええ」
騎士「僕達はあなた達を守ることができません。ですが、どうか無事を祈らせて下さい」
カフェ「それはどうも」
騎士「ハレルヤ!この者達に、幸せの限りがあらんことを!」
丁度良く騎士に後光が射し、兵士達は、膝を曲げて彼を崇めました。
そんな彼がカフェ教会を立ち上げ、それが後に、世界カフェ協会へと変わり、カフェの歴史に……。
チト「…………」すや…
さて。
チトが目を覚ましたのは、すっかり夜になってのことでした。
チト「あれ?誰もいない」
カフェ「あんた、一日中寝てたよ。それでまた夜が来たの」
チト「久しぶりに、ゆっくり寝たわ」のびー
カフェ「さ、帰りましょう」
チト「うん」
チトは馬にまたがり、カフェを前に乗せて森を抜けると。
真っ白な月灯りが心地良い、雲一つない美しい星空の下を、流れ星みたいに駆け抜けました。
カフェ「チト。帰ったら荷物をまとめて、急いで町を出なさい」
チト「どうして?」
カフェ「近い日、必ず家が襲撃されるわ。今度は親切な人じゃなくて、残忍な人達が来るわよ。そうなったら、あんた達二人は……」
チト「悲しいね」
カフェ「え?」
チト「この世界に。私達の居場所は、一つしかないのかな」
カフェ「そんなことないわよ」
チト「友達とか、大切な人達を巻き込みたくはないし……」
カフェ「あたしが名乗り出れば済む話よ。おまじないは人にかけるものだから、あんたはあたしに利用されていた。ということで」
チト「やだし」
カフェ「気にしないで。どうせ一回、あんたに焼かれて死んでるんだから」
チト「それでも。メルヘンみたいな、都合のいいハッピーエンドなんてごめんよ」
カフェ「都合がいい?」
チト「あなたを差し出して、はい終わり、なんて都合が良すぎるわ。私が頼んだ事なのに」
カフェ「それは少し違うわ。あたしが頼んだことから始まったじゃない」
チト「それも少し違うわ。私が、あなたを焼いたことが始まりじゃない」
カフェ「ふふっ」くすくす
チト「でしょう?」
カフェ「ええ。そう言われるとそうかもね」
チト「だから、差し出すんじゃなくて。私が責任を取って、あなたをかまどで焼いて処理する」
カフェ「そっち!?」
チト「ふふふ!」くすくす
チトは、町に帰ると馬を売り、そのお金で、大切な人達と楽しいパーティーを盛大に行いましたとさ。
チト「おばさん!あの日貰い忘れた、約束の賃金ちょうだいな!」
続け!
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