モンスタートリマー雲雀丘花屋敷

旭ガ丘ひつじ

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十話 実習スライム編

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スライム。
見た目はソーダゼリーみたいなモンスター。
モンスターエコロジーの授業を担当するドワーフ先生が、今回も髭を撫で嬉しそうに説明してくれる。
モンスターの素晴らしさを生徒に説くことが喜ばしくて仕方ないのだ。

「スライムは主に春地方の森林で暮らす。ご存知の通り、この町の下に広がる樹海にも棲んでおる」

スライムの役割は自然環境の管理保全。
彼らは枯れ葉や枯れ木を体内に吸収して、栄養素の豊富な体液を体外へ排出する。
樹海の植物が変わらず緑なのは彼らによる恩恵だ。
しかし植物も老いはする。
彼らが老いて枯れ朽ちた植物を供養して次の命へ繋ぐのだ。
そして植物だけでない。
動物やモンスターの遺体も彼らが供養して次の命へ繋ぐ。

「スライムの寿命は科学的に調査しても未だに不明だ。体が元気な時に生きて、体が弱ればあっさり死んでしまう。儚いモンスターなんだ」

最後の言葉は吐息混じりに消えた。
ドワーフ先生は涙を流して唇を噛み締めた。
スライムの体は、やや透き通った青色をしている。
これが元気な時。
しかし弱ると徐々に色を変えて、体調不良になると青緑になる。
それが緑になって、いよいよ死を迎えるときには橙色から赤へと急速に変色する。
それから色褪せて透明に、ただの水となって死んでしまう。
ドワーフ先生が涙を拭った。
その目は涙ではなく希望で輝いている。

「スライムは病気になりやすい。そこで森の番人と呼ばれるスライムトリマーが彼らを助ける!」

森の番人は、町を支える切り株の根元周辺の決まった範囲で活動する。
自然になるだけ干渉せず、あくまで自分達の生活により強い影響を及ぼす範囲を守護する。
ドワーフ先生が鼻をかんで、話がスライムの生態に戻る。

「彼らは日があるうちは単独で行動して、日が沈むと健康な木のうろに群れて、そこで擬態して眠る」

小型の野性動物や鳥類と眠る姿もよく見られる。
なかには自ら赤子や雛を守る珍しい個体もいる。
スライムは人語を理解するために人とコミュニケーションは取るが、野性動物や鳥類とコミュニケーションを取る姿はあまり目撃されていない。
そもそも、コミュニケーションを取っているのか謎である。
彼らは受け身な性格で、向こうからアプローチすることはほとんどないのだ。

「こしかたくん。スライムの、一番の神秘は何か答えてみなさい」

こしかたゆくすえ。
彼のおじさんは髪七三分け顔眼鏡でサラリーマンみたいなのに言葉が昔の武士みたいな人だ。
前もってハッキリ言っておく。
のじゃ、という語尾は現代においては熟女にのみ許されるものである。

「スライム殿には性別があらず、繁殖行動も決して行わぬ。あいやしかし摩訶不思議。朝が来たれば二匹、また朝が来たれば三匹と増えることがあるのじゃ。これぞ、まさしく生命の神秘なりぞよ」

ここは宴会場じゃないぞ。
と思っている僕の横で逆瀬川ちゃんがクスクス笑っていた。
僕の視線に気付くと唇を内に引っ込めて、ついには顔を伏せて肩を震わせる。
逆瀬川ちゃんは彼の喋り癖が大のお気に入りなのである。

「ありがとう。よく理解してくれていて、とても嬉しい。試験問題として必ず出すので皆も覚えておいてくれ」

さて、ここからスライムの実習に話を移す。
マダム先生と会える、いや、モンスターと会える楽しい授業だ。
スライムの実習は特別校舎の二階にある一室で行われる。

「う……気持ち悪っ」

「えー可愛いと思うよ」

第一印象は、逆瀬川ちゃんの印象とは反対に気持ち悪いと思った。
百五十糎くらいのプリン型のソーダゼリーが先生の後を並んでついて教室に入って来たのを見たときは小さく悲鳴を上げそうになった。
何が気持ち悪いって、毛虫みたいに体を伸ばしてゆっくり這って移動するその挙動だ。

「そろりそろり……」

と、逆瀬川ちゃんがスライムの動きに合わせて面白く擬音を囁いてくれなければ耐えられなかっただろう。
僕は気持ちを落ち着かせるために、マダム先生がスライムに襲われて服をドロドロに溶かされてしまう危険を予想した。
次に紗綾香さんの危険も、スライムから守るために仕方なく予想する。
実に危ない。健康的な肌が露になってしまう。

「では、各自スライムとコミュニケーションを取って準備をなさってください」

マダム先生の指示を受けて現実に戻った僕はスライムに恐る恐る近付いた。
動きはない。ジッとしている。
目がないからどこを見ればいいか分からない。
モンスターらしいモンスターには相応の異質な空気がまとわりついていた。

「あまり怖がらないで。優しく声をかけてごらんなさい」

マダム先生がそう言って僕の肩に触れてくれた。
途端に勇気ビンビン元気万倍。

「こんにちは。はじめまして」

女性相手よりもスムーズに喋ることが出来た。
が、反応なく微動だにしない。
他のチームはスライムを連れて、それぞれのトリミングテーブルに着いている。
視線を戻す。
あらためて見るスライムの体はラメを散らしたみたいで綺麗だった。
ちょっとだけ落ち着いてきた。

「今日はよろしくな。おいで」

気を取り直して誘ってみると、本当に言語を理解しているのかスライムが体を動かしてくれた。
トリミングテーブルまで誘導すると、そのまま大人しくついて来てくれた。
スライムが低くしたトリミングテーブルへ乗ったら、それを逆瀬川ちゃんの腰の高さに調整して先生の教えを待つ。
それから始まったスライムの授業は楽しくも簡単で、調子に乗った言い方をするならラッキーだった。
昼には作業が終わるからだ。

「スライムには慣れてきた?」

「うん。もう何回目かだし慣れたよ」

何回目かのスライム実習で逆瀬川ちゃんに声を掛けられた時、僕はつい、いつもの癖でスライムによる危険を僅か一瞬だけ予想してしまった。
あろうことか、目の前に立つ美しい少女の服がスライムにドロドロと溶かされる。
実に危ない。特に危険だった。
予想するだけで倫理観が粉々になる。
僕は正気を取り戻すためにターゲットを百日紅へと素早く切り替えた。
なるほど可哀想に。
白いパンツを残して一瞬で骨になってしまった。
しかし、これで冷静に作業に徹することが出来る。
集中して勉学に励むことが出来る。

「よし。まずは体調チェックだ」

僕はスライムの体を注意深く観察する。
青緑色で体調は良くない。
ミントのような香りがする、やや湿った体。
その表面には細かな傷がいくつも付いている。
そこに汚れが蓄積すると傷の再生が出来ず、菌が繁殖して病気になってしまう。
僕達の実習を手伝ってくれるのは農業者を手伝う産業経済種のスライム達だ。
彼らは野生種と違って暮らしの中で社交性を持つようになる。
そして人と仲間と人間社会で共生する。
このスライムは、お仕事をたくさん頑張っているようだ。
気を付けていても汚れが溜まりやすいのが産業経済種スライムの特徴で、体表には、きな粉をまぶしたみたいに薄く砂が付着して、あちこちに乾燥した泥の塊が付いている。
傷を見逃すキッカケになりやすいので注意だ。

「体調チェックは終わり。ベイジングに移ろう」

「私がカートを持ってくるよ」

スライムはクラゲと同じく水分の塊だ。
なので、大人一人でも苦労するくらいに重さがある。
そこで安定性のある専用のカートに乗せてシャンプー台まで運ぶ。
逆瀬川ちゃんが持ってきたカートの高さにトリミングテーブルの高さを合わせてスライムに指示を出す。
彼らは超音波を発し反響定位することで目が見えなくとも周囲の状況を把握できる。
素直に、難なくスルスルとカートに乗ってくれた。
段々かわいく見えてきた。
スライムが底の深いシャンプー台へ入ったら、カートは一度戻しておく。

「くるくるー」

逆瀬川ちゃんがカートを戻している暇、僕が遊びで指示を出すと、スライムはシャンプー台の中でくるくると回った。
本当に人語を理解しているのだろうか。

「川大くん。真面目に」

マダム先生に叱られたので、しっかり反省して真面目にスライムと向き合う。
ムッとした顔がまた可愛らしいのだが、彼女に嫌われるのは不本意だ。
頑張る格好いい姿を見せて好印象を与えたい。
恋人や夫になれなくても、彼女にとって良き生徒でありたいと望む。

「温度は大丈夫だよ。素洗いを始めよう」

逆瀬川ちゃんがシャワーの温度チェックをきちんと行ってくれた。
スライムの体温は人肌程度。
シャワーの温度もそれに合わせる。
温度変化の多い手の平ではなく、温度変化の少ない手の甲でチェックする。
また、シャワーの勢いも激しくしてはならない。
逆瀬川ちゃんがシャワーのお湯をスライムの下部に当てた。
僕が主導して、スライムの体に付着した砂や泥の塊を両手でしっかり落としていく。
爪は立てず手の平と指の腹を使って優しく行う。
一方で逆瀬川ちゃんは、シャワーを当てながら、僕が洗い終えたところを触って再チェックする。
ここでしっかり汚れを落としておかないと、シャンプーをしても汚れが残ってしまうことがあるので注意しなければならない。
僕は女の子と密着しても決して惑わされることなく、スライムの幸福だけを一心に考えて、下から上へと順に丁寧に素洗いを終わらせた。
ここでシャワーを止めてシャンプーへ移る。
まず、低刺激シャンプーを四角いスポンジに染み込ませ、泡がきめ細かくなるまで泡立てる。
そして下部から上部へと、撫でるくらいの力で優しく汚れを落としていく。

「私は、このシャンプーの作業が好きなの」

「あわあわで楽しいから?」

「うん。それと、綺麗になっていく過程を見るのも好きで、綺麗になると私も嬉しいんだ」

逆瀬川ちゃんは本当に楽しそうに作業する。
その気持ちは分かる。
だから僕の志も以前より前向きになっていた。

「逆瀬川ちゃん。カートを持ってきて」

「はい!」

素洗いと同じく素手でシャンプーをしっかり洗い流したら、次はタウエリングを行う。
二人でスライムがシャンプー台からカートへ移る作業を手伝って、トリミングテーブルへ移動する。

「逆瀬川さん。タウエリングは押さえるようにね」

マダム先生が穏やかに注意する。
逆瀬川ちゃんだって僕や皆と同じで時にミスをする。
彼女は唯一の天才ではない。
年頃のどこにでもいる少女だ。

「タウエリングは全身を包んで、軽く押さえるようにして水気を取る」

逆瀬川ちゃんは真剣な顔でマダム先生の教えを復唱しながら丁寧に水気を拭き取ってゆく。
そうしてタウエリングを終えたら次はドライングだ。
スタンドドライヤーという、自立する大型のドライヤーで体表に残った水分を、最後の仕上げのため適度に飛ばす。
スライムは高温に弱いので必ず冷風で、上から風を当てる。
この時にスライムの体は青みが深まり、ラメのような輝きも増していた。

「最後の仕上げといこう」

「この作業も好きだな」

「それならもう、ぜんぶの作業が好きってことになるよ」

「そうだね」

逆瀬川ちゃんは可愛らしく微笑する。
彼女の存在があって、授業がより楽しいと感じるのかも知れないと思わないこともない。
楽しみながらも、気を緩めず最後の仕上げといこう。
それはアロマセラピーマッサージだ。
ストレスに関しては後述するが、今から行うアロマセラピーに関してはここで少し説明しておく。
アロマセラピーとは、芳香療法という自然療法だ。
ハーブなどの芳香植物から抽出した精油を心身に取り込むことによって、体調や精神の乱れを調える。
使うアロマオイルは異世界のハーブ、ラワトゥリー。
ラベンダーと石鹸の匂いを混ぜたような香りがするそれには三つの効果がある。
精神を穏やかにする。
殺菌消毒に免疫力の強化。
つまりは、グルーミングで蓄積したストレスを軽減し、傷の再生を助け感染症を予防する効能があるのだ。
それを水で希釈したら、スライムの体表に、ほんの僅かに塗布する。
このマッサージには、彼らとコミュニケーションを図る目的もある。
だからアロマセラピーマッサージは福祉であり、人がスライムと仲良くなるための大事なコミュニケーションツールでもあるのだ。
僕は手に力を込めず、いつもありがとうの気持ちを込める。
手の平で軽く押すように、円を描きながらマッサージして全身に塗り広げた。
スライムもリラックスしているのか、まるでとろけているようだ。

「お疲れ。一緒に昼食でもどうだい」

僕はスライムの実習を終えた後、熟女を誘う勇気もないのでいつも直帰しているのだが、こうして花屋敷さんが昼食に誘ってくれることがたまにある。
たまに、というのは彼がアルバイトをしているからだ。
貯金に余裕があってもアルバイトをするのには訳がある。
彼はそれでも、わざわざ僕を昼食に誘ってご馳走までしてくれる。
それが申し訳なくて何度か断ったこともあるのだが、その度に彼が遠慮するなと肩を組んで嬉しそうに連行するので、自宅への連絡手段に買ったデスクリリコンへ百日紅宛に一通メールを送ってから、有り難くお世話になっている。
実を言うと僕はアルバイトが出来ない。
異世界に来て、まず進学を選んだから許されないのだ。
ということで仕方ないのである。
今日もごちそうさまでした。
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