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ミルク「あれはブラウニーUNK07!」
ブラ「ぶりりんぶりりんぶぼぼぼ……」
ミルク「それに乗って現れたとなると、彼女はあのツンデレ刑事の明後日ココアさん!」
ココア「ここが事件現場ですの。まあ、まるで犬小屋ですわ」
ミルク「1TLの一軒家です」
ココア「つまり、トイレとリビングしかない家ね。やっぱし犬小屋じゃない」
ミルク「とんでもない。ここにお住まいなのは彼の黄金虫持ち、今日イチゴさんです」
ココア「それで、貴女は?」
ミルク「失礼、申し遅れました。私は玄米刑事の明日ミルクです」
ココア「ああ、朝は必ず玄米を食べるという新人ね。噂は警視庁でも有名よ」
ミルク「でも、最近は六十二穀米を食べています」
ココア「健康に気を遣っているのね。私は興味ないわ」
ミルク「すみません」
ココア「貴女にも興味がありません。所轄の刑事は私の仕事の邪魔をせず、ここで大人しく警備でもしていてください」
ミルク「ちょームカツク。警視庁のエリート刑事だからって生意気な娘」
ココア「はあ?何か言いました?」
ミルク「いーいーえ」
ココア「それでは失礼してお邪魔します」
イチゴ「おう。おまんが刑事さんけ」
ココア「何がありましたのか。もう一度お聞かせください」
イチゴ「煩悩の数だけ話したのにまたかいな」
ココア「仕事ですので」
イチゴ「あんの。朝飯食おうとしたら朝飯が盗まれとったんじゃ」
ココア「朝食には何を召し上がるおつもりで?」
イチゴ「あのカリカリしたやつじゃ」
ココア「ドッグフードですね。ここは犬小屋ですし」
イチゴ「バカにしよんけ!わしを誰じゃ思うてそんな口ききよんじゃい!」
ココア「バカイヌ」
イチゴ「犬はおまんら警察じゃろがい。お国のミニチュアシュナウザーがワンワン吠えおってからに」
ココア「気に食わないのであれば帰ります」
イチゴ「待て、思い出した。あれじゃ。確かマスコットキャラクターが箱に描いとったはずじゃ」
ココア「ツブツブ野菜の札幌ポテトですね。ジャガイモのマスコットキャラクターが描いてあります」
イチゴ「ちゃう!それ菓子やないけ!」
ココア「カリカリしてますよ」
イチゴ「ありゃサクサクじゃ!あーそうじゃ。ミルクに入れたぞ。そうしたらええて箱に書いとったけえのう」
ココア「じゃあ煮干しですね」
イチゴ「何でじゃバカ!」
ココア「バカはおまえだ!もっと分かるように言え!」
イチゴ「カリカリするな!これじゃ!」
ココア「それコーンフレークじゃないですか。初めから出してください」
イチゴ「昨日の夜にこれを牛乳に浸して冷蔵庫に入れといたんじゃ。で、朝起きたら消えとった」
ココア「分かりました。再現して一日待ってみましょう」
イチゴ「やってみ」
ココア「玄米刑事!」
ミルク「現在は雑穀米刑事です」
ココア「今から張り込みです。玉子蒸しパンとタピるミルクティー無糖と鮭るチーズ燻製を買って来なさい」
ミルク「刑事の基本は足を使うことだ!それ駆け足!」
ココア「はい!行ってきます!」
ブラ「翌朝」
ココア「眠いです」
ミルク「見てください!コーンフレークが消えています!」
イチゴ「またか!」
ココア「しまった。いつの間に盗られたのでしょう」
ミルク「家の中を調べてみます」
ココア「待ちなさい。これをよくご覧ください」
ミルク「これは……!」
ココア「ええ。コーンフレークがドロドロになってミルクと一体化しようとしています」
ミルク「つまり犯人は」
ココア「ミルク、になりましょうか」
ミルク「私……!?」
ブラ「牛乳ドロドロの容疑で現行犯逮捕する」
イチゴ「良かった。犯人を逮捕してくれてありがとうございます」
ココア「いいえ、こちらこそ。昨日の夜に観たスパイ映画はとても面白かったわ。また何かあったらいつでも呼んでちょうだい」
イチゴ「うん。またね」
ココア「こうして事件は無事に解決したのでした」
イチゴ「寝言まで賢い」
ミルク「今の賢いかな?」
イチゴ「起きろココア。ユーエフオーが到着するぞ」
ココア「……バカ」
イチゴ「誰がバカじゃこいつめ。ほっぺつねーってしちゃる」
ミルク「あーあーそんなことしたら」
ココア「痛い!何ですか!」
イチゴ「やっと起きたか」
ココア「普通に起こせバカ!」
イチゴ「起きんかったのはココアじゃバカ!」
ココア「だからって、ほっぺたつねることないでしょう!」
イチゴ「そうでもしないと起きんけ」
ココア「起きるって言ってるのがバカだから分からないの?あ、分からないんだ。分からないよね。だから同じ言葉を繰り返すんだ」
イチゴ「せっかく起こしてやったのに何じゃその言い方は!それに先にバカ言うたんはおまんじゃぞ!」
ミルク「うるさい!静かにしないと警察呼ぶよ!」
イチゴ「すまん」
ココア「ごめんなさい」
ブラ「ぶりりんぶりりんぶぼぼぼ……」
ミルク「それに乗って現れたとなると、彼女はあのツンデレ刑事の明後日ココアさん!」
ココア「ここが事件現場ですの。まあ、まるで犬小屋ですわ」
ミルク「1TLの一軒家です」
ココア「つまり、トイレとリビングしかない家ね。やっぱし犬小屋じゃない」
ミルク「とんでもない。ここにお住まいなのは彼の黄金虫持ち、今日イチゴさんです」
ココア「それで、貴女は?」
ミルク「失礼、申し遅れました。私は玄米刑事の明日ミルクです」
ココア「ああ、朝は必ず玄米を食べるという新人ね。噂は警視庁でも有名よ」
ミルク「でも、最近は六十二穀米を食べています」
ココア「健康に気を遣っているのね。私は興味ないわ」
ミルク「すみません」
ココア「貴女にも興味がありません。所轄の刑事は私の仕事の邪魔をせず、ここで大人しく警備でもしていてください」
ミルク「ちょームカツク。警視庁のエリート刑事だからって生意気な娘」
ココア「はあ?何か言いました?」
ミルク「いーいーえ」
ココア「それでは失礼してお邪魔します」
イチゴ「おう。おまんが刑事さんけ」
ココア「何がありましたのか。もう一度お聞かせください」
イチゴ「煩悩の数だけ話したのにまたかいな」
ココア「仕事ですので」
イチゴ「あんの。朝飯食おうとしたら朝飯が盗まれとったんじゃ」
ココア「朝食には何を召し上がるおつもりで?」
イチゴ「あのカリカリしたやつじゃ」
ココア「ドッグフードですね。ここは犬小屋ですし」
イチゴ「バカにしよんけ!わしを誰じゃ思うてそんな口ききよんじゃい!」
ココア「バカイヌ」
イチゴ「犬はおまんら警察じゃろがい。お国のミニチュアシュナウザーがワンワン吠えおってからに」
ココア「気に食わないのであれば帰ります」
イチゴ「待て、思い出した。あれじゃ。確かマスコットキャラクターが箱に描いとったはずじゃ」
ココア「ツブツブ野菜の札幌ポテトですね。ジャガイモのマスコットキャラクターが描いてあります」
イチゴ「ちゃう!それ菓子やないけ!」
ココア「カリカリしてますよ」
イチゴ「ありゃサクサクじゃ!あーそうじゃ。ミルクに入れたぞ。そうしたらええて箱に書いとったけえのう」
ココア「じゃあ煮干しですね」
イチゴ「何でじゃバカ!」
ココア「バカはおまえだ!もっと分かるように言え!」
イチゴ「カリカリするな!これじゃ!」
ココア「それコーンフレークじゃないですか。初めから出してください」
イチゴ「昨日の夜にこれを牛乳に浸して冷蔵庫に入れといたんじゃ。で、朝起きたら消えとった」
ココア「分かりました。再現して一日待ってみましょう」
イチゴ「やってみ」
ココア「玄米刑事!」
ミルク「現在は雑穀米刑事です」
ココア「今から張り込みです。玉子蒸しパンとタピるミルクティー無糖と鮭るチーズ燻製を買って来なさい」
ミルク「刑事の基本は足を使うことだ!それ駆け足!」
ココア「はい!行ってきます!」
ブラ「翌朝」
ココア「眠いです」
ミルク「見てください!コーンフレークが消えています!」
イチゴ「またか!」
ココア「しまった。いつの間に盗られたのでしょう」
ミルク「家の中を調べてみます」
ココア「待ちなさい。これをよくご覧ください」
ミルク「これは……!」
ココア「ええ。コーンフレークがドロドロになってミルクと一体化しようとしています」
ミルク「つまり犯人は」
ココア「ミルク、になりましょうか」
ミルク「私……!?」
ブラ「牛乳ドロドロの容疑で現行犯逮捕する」
イチゴ「良かった。犯人を逮捕してくれてありがとうございます」
ココア「いいえ、こちらこそ。昨日の夜に観たスパイ映画はとても面白かったわ。また何かあったらいつでも呼んでちょうだい」
イチゴ「うん。またね」
ココア「こうして事件は無事に解決したのでした」
イチゴ「寝言まで賢い」
ミルク「今の賢いかな?」
イチゴ「起きろココア。ユーエフオーが到着するぞ」
ココア「……バカ」
イチゴ「誰がバカじゃこいつめ。ほっぺつねーってしちゃる」
ミルク「あーあーそんなことしたら」
ココア「痛い!何ですか!」
イチゴ「やっと起きたか」
ココア「普通に起こせバカ!」
イチゴ「起きんかったのはココアじゃバカ!」
ココア「だからって、ほっぺたつねることないでしょう!」
イチゴ「そうでもしないと起きんけ」
ココア「起きるって言ってるのがバカだから分からないの?あ、分からないんだ。分からないよね。だから同じ言葉を繰り返すんだ」
イチゴ「せっかく起こしてやったのに何じゃその言い方は!それに先にバカ言うたんはおまんじゃぞ!」
ミルク「うるさい!静かにしないと警察呼ぶよ!」
イチゴ「すまん」
ココア「ごめんなさい」
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